人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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視点:


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時頃


【人】 店番 ソフィア

――雑貨屋・テレプシコーラ――

[扉を開けると、ティモシー爺はカウンターに居た。]

 お祖父ちゃ、……

[眠っているようにも見えた。
 ぎ、と機械じかけのように爺の身体が動く。]

 ……

[カウンター内に入ると、そっと爺の手を握る。
 ゆぅくりと眸を開いたティモシー爺は
 弱々しく、わらった。]

(11) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


 厭……死んじゃ厭―――

[既に麻痺の症状が、身体中を蝕んでいる様だった。
 爺は、上手く動けない、と、困った様子で言う。]

 …

[しわくちゃで、細い爺の身体を抱き寄せる。
 ぽつ、ぽつ、とソフィアの瞳から零れた雫が
 爺の手の甲を濡らした]

 『ソフィア……泣いたらいかん』

[いつも甘くて、優しくて、ちょっと間抜けな爺が
 厳しい口調で、告げた]

(12) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

 そんなこと言ったって……お祖父ちゃん――

[家族が苦しんでいるのに泣かないなんで出来ない、と
 爺のつぶらな目を見て訴える。
 爺は、その眸を細め、
 震える手をソフィアの頭に乗せた。]

 『ソフィアの泣き顔を、見とぅない』

[そう、厳しいのか優しいのか分からない、声。
 もう、声色にすら、影響が出始めていた。
 爺は震える。うとうとと船を漕ぐ様に時折目を瞑る。]

(13) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ……あ、ぁ…

     お祖父ちゃ、ん―――

[言葉が、上手く紡げない。
 最期をこの村で迎えることを選んだ爺の。
 その、さいごを、見ているのが、つらかった。

 爺は、僅かに目を開き、ソフィアに何かを伝えようとするけれど
 声にはならず、視線だけで訴えるものが何なのか
 ソフィアには上手く分からない。]

(14) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ―――…お祖父ちゃん、
 育てて、くれて、ありが、とう。

[せめて感謝を。
 囁くように告げては、
 爺を抱きしめ、肩に顔を埋める。

 すぅ、と爺が呼吸する音がして

 音が、して
 
 やがて、音が、消えて

 ―――――…。]

(15) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

 伝えたいことは 何ですか?



 あなたが本当に伝えたいことは何ですか?
 


 後悔をしない内に、

 どうか、伝えてください。


 「こんにちは。さようなら」

 そんな些細なことでも構いません。


 明日会えない「さようなら」を
 伝えられるのはつらいから

 だから何も、

 伝えないことが最期の言葉ならば



 ――――それでも、構いません。
 


【人】 店番 ソフィア



[呼吸音の聞こえなくなったティモシー爺を抱き、
 どれほど、そうしていたか。

 次第に、失われていく体温に、唇を噛んで
 動かない爺を、おんぶするように、背に抱える。

 思っていたより重かった。
 人は死んだら魂の数グラムだけ軽くなるというが
 それでも完全に力を入れることがなくなった爺の身体は
 重かった。

 ずる、ずる、と引き摺るようにして、
 爺が愛し、テレプシコーラという名を付けた雑貨屋を
 後にする。]

(35) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

―― 大通り ――

[爺を引き摺る様に、歩く。
 目指す場所は墓地。
 他にもこの病で死んだ人がいるかもしれない。
 埋葬を断られるかもしれない。

 だけど一抹の願いを抱いて、
 ずる、ずる、ずる――と。
 爺が生きていたら、地に着いて引き摺られる足が痛いだろうと思う。]

 ごめんね……私、背が低いから……
 

(39) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[大通りで、ギリアンの姿を見て、はっとしたように]

 ギリアンさん!

[そう呼び止めた。
 細長い爺を抱えるソフィアは滑稽に見るだろうか。]

 お願いが、ッ、あるの――

(42) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 02時半頃


【人】 店番 ソフィア

 そう。

 お祖父ちゃん、死んじゃったの……。

[ギリアンに告げる瞳は潤んでいたか、
 だけどそれを見せないように俯きがちに]

 病は、もう、私たちを蝕んでいるの、ね。
 次の犠牲者がいつ生まれるかも分からない。
 
 ……それとももう。

[誰か死んでしまっただろうか、とギリアンに言外に問い]

 …お葬式、なんて、しなくていい。
 ただ――お祖父ちゃんを、パパやママが眠る墓地に
 眠らせて欲しいの。

(51) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

 有難う……。

[自分が引き摺るのは爺に対して申し訳なかったから
 ティモシー爺の遺体をギリアンに委ねた。]

 本当に、ありがとう。

[世話になったとギリアンは言うが
 きっとそれは此方も同じで。
 ティモシー爺だってギリアンに感謝しているに違いない。]

 ……すんっ。

[偉かった、と、優しい言葉に鼻を啜って
 笑みを作りたかったけど上手く出来なくて、
 こく、と僅かに頷くのみ。]

(55) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

 ペラジー…。

[いつかの恩を感じている人物。
 その恩の、先は、上手くは、いかなかったけれど]

 私、ペラジーと会う度に、
 情けない顔ばかりしているわね。

[くしゃ、と微苦笑を浮かべた]

(56) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[たん、と鞍から降りるペラジーは何処かの白馬の王子様の様だ]

 ……

[そんなことを思って、ほんの僅かに笑う]

 人の体温は――

[握られる手。包まれる手。]

 …優しいわね。
 残酷な程に、優しい。

(60) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

 ―――うん。

[触れる額。少しくすぐったかった。]

 ペラジーには助けられている、から
 貴女が辛いときには、助けて、あげたいと思う。

(61) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[見つめる視線には不思議そうに瞬くが
 猫のようにすり合わせる頬に、僅かに目尻を下げて。]

 そう、一人に…。
 いいわよ。

 私も一人、だしね。

[少し寂しげに笑み
 >>63 ギリアンによって背負われて行く爺の姿を
 見えなくなるまで見送った後で、
 ペラジーに向き直り]

 うちの雑貨屋でいい?それとも他の所がいい?

(65) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

 ん。

 じゃあ行きましょうか。

[す、とペラジーに手を差し出した後で]

 ……あぁ、馬も連れて行く?

[逡巡するように手を宙に浮かべたまま
 どちらにせよ、一人になった雑貨屋にペラジーと共に行く心算]

(70) 2010/07/05(Mon) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

 …偉い子ね。

[ペラジーの一言と所作で、牧場へ駆けて行く馬を眺めて
 彼女と手を繋いで歩き出した折、
 不意に出た名前にどきりとした]

 ……
 さぁ、ね。

 如何しているかしら。

[何も知らない。墓に居るだろうか、とは思ったが。
 大嫌い、と拒絶された彼女の元へ
 干渉しに行けるほど、神経は太くない。]

 笑っていて、呉れると、いいわ…――

[私には彼女を笑わせるだけの力が無いから。
 せめてそう希うだけ。]

(73) 2010/07/05(Mon) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

 意味のない生なんて、無いわ。

[ペラジーの意思とは反する言葉を紡ぐ]

 どうにもならないなんて諦めたくなんか、ないの。
 どんなに嫌われても、どんなに拒絶されても
 私はピッパさんを、誰よりも大切に想っているわ。

 忘れるなんて出来るわけ、ない。

[はっきりと、告げた。
 ペラジーの願いは、聞き届けられそうに無い。]

 それで私がどんなに苦しんでも、いいの。

[凛とした声で言った後に、繋いだ手から、ペラジーの顔に視線を移し]

 ペラジーは誰かに恋をしたことは、ある?

(77) 2010/07/05(Mon) 04時頃

 『生命とは 喪われるもの――』

 生まれた時から人は死に向かって歩いていく。
 
 『冥闇は世界を侵し、人々を連れて行く』

 それでも闇の中で人は必死に足掻くもの。

 『死以外の約束など交わせはしない』

 識っていても、認めない、そんな生き方をしてはいけないのですか?


【人】 店番 ソフィア

 いいのよ。

[ペラジーの問いに、少し寂しげに微笑んで肯定する。]

 死者は、ずるいわ。
 綺麗な思い出だけ残していくんだもの。
 だけど。生きている者にしか出来ないことがある。

 私は生き続ける限り、其れが拷問だとしても
 思いを変える気は無いの。

[自信なさ気ではあるが、頷くペラジーに]

 そうなら、この気持ちが
 分かって貰えるかと、思ったんだけど、ね?

 ……。

 貴女はこんな拷問の様な恋をしている私を
 不毛な行為だと笑うかしら。

(81) 2010/07/05(Mon) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

 死者に囚われた事と同じ?
 それは違うわ。ピッパさんが生きていて私が生きている。
 リンダという存在は確かに大きいかもしれない。
 だけど、それは……もう過去なのよ。

[彼女が過去に縋っている部分は否めない。
 それでも彼女は自身の足で立ち始めているように思えていたから。]

 咲かない花も奇跡が起これば咲くことだってあるわ。

[全ては自分次第かもしれない。
 唯、ペラジーの言葉には絶対的な間違いがあった。
 ピッパは芽吹かぬ、咲かない花なんかじゃない。
 咲くことを拒んでいるだけだ。]

 ええ。

[雑貨屋の扉を開け、奥の自宅へとペラジーを促す。
 ソフィアの自室には仄かな甘い香り。
 座っていて、と言い残して、茶を淹れに行った。]

(87) 2010/07/05(Mon) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ペラジー。
 いい加減にしないと怒るわよ。

[キッチンからそんな声を投げ掛けた]

 既に終わったような言い方をしないで。
 時間が無いのは分かっている。だから私も焦ってる。

 それでも、妥協して別の人に恋を出来るほど
 ……軽い女じゃなくなったみたいね。

[ふ、と語尾に混じる微苦笑。
 やがて温かい紅茶のポットとマグカップを二つ持って
 ペラジーが待つ自室へ戻り]

 お茶を飲んだら、もう寝る?
 それとも他愛ないお喋り、する?

[他愛ない、とさり気無く言ったのは
 これ以上ピッパとのことに触れて欲しくなかったから。]

(93) 2010/07/05(Mon) 05時頃

【人】 店番 ソフィア

 ――ううん。

[ペラジーなりに考えてくれているのは分かるのだ。
 その結論が食い違うだけであって。
 考えて呉れることに対しては感謝はする。]

 他の人を、見て、欲しい?
 ……もしそうだとしても私に相応しい人なんて居ないわ。

[結局今までソフィアがしてきたのは全部遊びの恋。
 相手だって、そんな心算で乗ってきた。
 最終的に、此方に惚れ込む人物も居たけれど。]

(100) 2010/07/05(Mon) 05時頃

【人】 店番 ソフィア

 ……。

[うとうととしているペラジーを眺めながら注いだ紅茶を啜り
 暫しゆっくりとした時間を過ごす。
 やがて、マグカップから紅茶が無くなれば]

 ……一緒に寝てもいい?

[ティモシー爺のベッドは空いているけれど、其処に案内するのも気が引けて。ペラジーは躯体も小さい方だから、身を寄せ合えば、一緒に眠れるだろう。]

(101) 2010/07/05(Mon) 05時頃

【人】 店番 ソフィア

[ペラジーが了承するなら、一つのベッドに二人で眠る。
 
 いつかのソフィアなら、
 おやすみのキス、なんて戯れにしていただろうけれど、
 そんな気にすらなれなくて。]

 おやすみ…――

[囁くように眠りの挨拶。
 そうして静かに*目を閉じた*]

(103) 2010/07/05(Mon) 05時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 05時頃



 風化風葬。
 


 失ったものは一体何だったのでしょうか。
 手に入れたものは一体何だったのでしょうか。


 沢山の悲しみを生むこの病。
 それでもほんの少しの喜びが在ればどんなに良いかと思う。


 この手は悲しみだけを生んでしまうのでしょうか。
 この手は喜びを生むには余りにも未熟でしょうか。


 
 ――…。
 


 サイモンさんは、いつも可笑しな人です。
 橋で彼と出会いました。


 嗤っていました。
 狂気に呑まれてわらっていました。


 彼の未来に、
 希望が見出せなかった。


 待ち受けるのは死、のみ。
 全身が麻痺しても、微かに唇が動くことは知っていますが
 彼には、その唇で伝えるものがないと、
 私はそう判断しました。


 身体が動かず、孤独に死すことは、
 とても悲しいことです。


 苦しんで、逝くくらいならば いっそ。


 だから私は彼を橋から川に突き落としました。
 それだけです。


 彼が幸せであったかどうかは分からない。
 けれど死を予告されて不幸せな狂気に生きるよりは
 まだ、良いのではないかと、そう思いました。
 
 ―――だから、私は。


 ―――…。

 大好きな空 大好きな村
 このまま、同じように明日へ続いてゆくと信じていた。

 乾いた口笛 空を渡る調べ。
 その日風に乗るのは口笛だけじゃないと知った。


 緋い空を見上げていた。
 沈まぬ夕陽を見上げてた。
 幾千の影が森を駈けてゆく。


 私とか、あなたとか、恋とか、愛とか、
 好きとか、嫌いとか
 
 「また話すね」

 叶えられない口約束。


 拒絶も、肯定も、仲良しも、喧嘩も、何もかも

 生きているから、出来ること。

 ――あなたが死んだら意味がない。

 ――私が死んだら意味がない。


 気付いてください。

 生きているから出来ること。

 生きているから尊いこと。

 どうか、気付いてください――**


 あなたが――。
 彼に、死という安らぎを与えてあげた、のね。


 
 私は、彼の狂気を感じて――。


 死病が齎す恐怖に耐え切れないのなら――。
 死病が齎す恐怖に染まり、村をこれ以上破壊するのなら――。



 其の前に――、永遠の眠りをと思ったわ。





 彼に安らぎを与えてくれて、ありがと――…う、


.


――彼女に、嘘は付けない。


――敵わないな。

――かなわない。


―…だから。

好きになったんでしょう?


[ヴェスの中の恐怖も見抜いた上で。
ヴェスに好かれていることを、結局は受け入れていた彼女を。

それは、単純にしかモノをみれない自分だからこそそう思ったのかもしれないけれど。]


ああ―― ああ。

[頷く]

――はじめは、確かに一目惚れだった。

あの子がくれた花。
あの子がくれた笑顔。
あの子の細い身体。
あの子の儚い笑み。

あの子の――





…うん。

[ヴェスの言葉に、頷きを返すだけで。
こちらからは、続きを促すことはせず。]


一緒に――!


─…ヴェス…。


[頭に響くヴェスの声に、目を伏せた。

言いたくて言えない言葉は、自分の胸にもあるから。]


[ヴェスパタインに向けて。
謳うように儚い会話を続けるメアリー――]

 メアリー、あなたは旅立つの?
 この死病に冒された村から、ヴェスパタインを置いて。

[彼女から死の気配を僅かに感じ、始めていた。
この村には死が蔓延し始めていたけど、それよりも僅かに濃い死の気配。

女が幼い時に流行り病で逝った、母。そして、幼いまま同じように流行り病で逝ってしまった弟。
身近な人から感じた――死病による死の気配。

そして、街に住んでいれば、村と違う意味で、死は常に隣りあわせだった。
街特有の鼠などを媒介にした疫病、裏路地での金目当ての強盗による死、ただ享楽のためだけの殺害。死は至るところに溢れていて。

女は、そういう死を見つめ続けていた、だけに。]


[踵を返し、ヴェスパタインの元から去る少女の姿――。

そこに感じた悲しい気配に、眉を顰めた。]




 別れは、……
 辛い?


 あなたは、慈悲を望む――?

[ヴェスパタインにも、傍のセシルにも届かぬ声で囁いた――**]


ねぇ、ヴェス。

私さ、やっぱり。
バカだから、こうするしか、出来ないや。

セシ兄に、甘えてきた分。
ちゃんと、一人で大丈夫だよって。

だから、セシ兄はセシ兄のしたいこと、してって。

そう言うことしか、出来ないんだ。


─…ヴェス、やっぱり私、バカなのかな。

でも。
セシ兄のこと、困らせたく、ないんだ。


――兄貴のしたいこと、ね。

兄貴は、何がしたいんだろうな。

村を出ていって
オルガンで地位を掴むのを諦めて
この村に篭って
時折お前の顔を見て

――それから?


─…わかんない。


わかんない、わかんない、わかんない。

でも、私が、セシ兄のしたいことの、邪魔になるのは、ヤなの。

私が心配かけてばっかりじゃ、きっとセシ兄は、我慢、しちゃうから。


最後だから、最期だから。
セシ兄が、傍にいたい人のところに、行かせてあげたい。


兄貴の行きたいところ。
兄貴の傍にいたい人。

――どこに?
誰と。

――聞くことも出来ない?

だから―― 送り出すフリをするのか?


───……っ


だ、って。

私は、ずっと。甘えてきたんだよ?
セシ兄が優しいから、それに胡坐かいて、ずっと、ずっと。


そんな私が、どうして、どうやって。

聞けるっていうの。


困らせるって解ってて、どうして、聞けるの。


ごめん。

─…ちがう。



私、きっと、まだ。

あのひとのこと、忘れてないって。

セシ兄から、聞くのが。


こわい。

それだけ、なんだ。


――。

二年。

長いようで、短い。

兄貴があのひとのことを忘れるってことは

ないだろうな。


忘れるなんて ありえない。

――そんなことは分かり切ってる。

でも――

だからといって 何を選ぶかは別の話だ。


─…うん。

私、それを聞いたら、きっと。

あのひとのこと、恨んじゃう、から。

ずるいって、思っちゃうから。


あのひとは、優しかったのに。

私にも、セシ兄にも。


それを、憎んでしまいそうで、こわい。


ヴェス、は。
私に、言わせたいの?


セシ兄のこと、好きだって。
ずっと一緒に、傍に居て欲しいって。


そんな我が儘を、セシ兄に。
言った方がいいって、思ってる…?


――ふ。くく。

背中を 押して欲しいのか?


別にそれ自体には興味がないんだ。
お前が、兄貴とどうしたって。

でも―― 兄貴は

願わなきゃ 動かなきゃ――叶わない

そう言ってたぜ?


誰しも――怖がってる。

僕も お前も

――兄貴も。


背中…?

─…わかんないや。
押して欲しい気もするし、押さないで欲しい気もする。


だって、結局。
決めるのは、私だもん。


願うのも、動くのも…決めるのは、私。


…セシ兄、も?


誰だって一緒だ。

――分からないか?


─…ううん。

わかると、思う。



ごめんね、ヴェス。

愚痴っちゃって。


 祈りは

 どんなに祈っても
 
 届かず

 呟く声は

 微かな喧騒に

 消える


 開幕の合図が響き

 繰り返しを踊る

 この世界をつづる物語

  終末はあなただけのために

  ちいさくいのりつづける

    「ただ、ただ、しあわせに」


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 00時半頃


【人】 店番 ソフィア

―― 大通り ――

[ペラジーを起こさぬよう、静かに雑貨屋を抜け出してきた。
 雑貨屋の店番を代わってくれる人はもういない。
 だけど――最後の世界まで退屈な店番で終わるのは真っ平だ]

 ――…

[蒼穹は莫迦みたいに綺麗に澄み渡っていて
 自分がちっぽけに思う。
 嗚呼、そう言えばセシルとそんな話をしたんだっけ。]

 ……て  ……い ……

[空を見上げ何事かを呟いた。
 誰にも伝えられない心の軋み。]

(306) 2010/07/06(Tue) 00時半頃

今は、もう少し。

このままで、居たいんだよ。
ヴェス。


…私、頑張る、から。
我が儘でも、なんでも。

─…だから、もう少しだけ。

妹で、いたいんだ。


【人】 店番 ソフィア

[風が浚う髪をそっと押さえ、耳に掛ける。
 吹き抜けた風は何処へ往くのか。

 嗚呼、一人なんだな、と。

 そう感じた瞬間だった。
 家族もいない。
 遊んで呉れる男も居ない。]

 ……〜っ

[流石に、堪えた]

(319) 2010/07/06(Tue) 01時頃

[何処からか聞こえる囁き]

 ただ、幸せに――…。

 この村を覆う死病の果てに苦しみ、絶える前に。
 あなたは、慈悲を齎すの?


 現世の苦しみから解放された世界へ
 そこで、幸せに、苦しまないで、との祈りを乗せて。


 ―――分からない。

[死んだサイモンが幸福だったかどうかは知らない]

 慈悲なんて偽善かもしれない。

[生きることに価値があると、説いた]

 此の手は今は未だ、誰にも伸ばせない――

[されど彼女が、苦しみから解き放つ事をするのなら]

 ……委ねるわ。


 そう、偽善、かもしれないわね――…。
 生きる事は素晴らしい、もの。


 たとえ、時間が限られていたと、しても。

[生きる事に価値があると説く彼女に]
 
 でも、愛する村が悲しみに包まれるのはみたく、ないわ。



 今は、誰にも伸ばせない、のね。

 私は、メアリーが死病に伏すなら――…。
 残された人に共に逝ってもらう心算。


 彼女が苦しんでいるのか、否か――…。
 私は出会った事がないから分らない、けど……。


[彼女の声を聞きに向かう心算では、いるけど。
委ねるの言葉に――…]

 私で、いいの?
 あなたの手でなくて――…。


 あなたにその力が無いのなら、それをしてもいいけど。

 私はあなたが死病に冒されるまで――
 それをする心算は、微塵もなくて、よ?

 あなたの想いの強さを感じていた、から。


 メアリー

[ぽつ、とその名を復唱し、
 彼女に執心だった人物を、想う]

 彼女を想った彼は――…

[後を追うことを望むか否か。分からない。分からないけれど。]
 
 異議は無い。


 ――−"彼女"の終わりだけは

 委ねません。

[ただ、今はその時ではない、とだけ]


 委ねてもらえるようなら、私が――…

 メアリーさんにご執心だったあの人に旅立ってもらう事にする、わね。

[そう、ヴェスパタインがそれを望むのか否かは分らないけど。
別れ、残される側は辛いものとの、妄執も女にはあって。]

 ラドルフさんも――…
 妹のメアリーさんが死病に逝くの知れば、
 苦しみそう、ね。

 でも、ラドルフさんは誰かをまだ選びきれて、いないわ。
 それを見届けてから、とも想っているの。


 そう、わかったわ。

[ 其の囁きには、短く]


 ……はい。

 それで、構いません。

[手を汚さないことも卑怯かもしれない。
 だけど誰を選べば誰が笑ってくれるかなんて
 わからなくて。]


【人】 店番 ソフィア

[水痕をなぞる、その指が怖い。
 堕ちたのは夢か、或いは現か。
 恋をした愚かな魔女は夢を見せられていた。
 堕ちていく身体は重く誰も救えはしない。]

 罪に焦がれ、罪に溺れ――何も覚えていない、か。

(338) 2010/07/06(Tue) 02時頃

 ――…。

[ そう、誰に死を齎せば――…。
誰かが笑ってくれるかなんて、女にも分らない。

でも、今この人を選べないという人はいて――**]


【人】 店番 ソフィア




[人気の無い大通りを歩きながら、呟く様に唄う]

 Now I lig... the candl...
 and cl... my eyes agai...
 That's al...I can do ...
 no-one to blame now ....
 You k... you can't h... ...


[今、ろうそくに火をともして
 また目を閉じる
 できることはそれだけ
 もう誰のせいでもなくて
 あなたには
 聞こえない]

(341) 2010/07/06(Tue) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[悲しい唄は嫌いだった。
 明るい唄が好きだった。

 それなのに今、何故此れを口ずさむのだろう。

 ぽっかりと空いた穴を埋めるには
 偽物の喜びよりも、誠の悲しみの方が相応しい]

(343) 2010/07/06(Tue) 02時半頃

 生まれて来る朝 死んで行く夜

 生まれて来る意味 死んで行く意味

 あなたが生きている現在《いま》。


 泣きながら生まれ

 笑いながら歩み

 どんな顔をして死ぬのでしょう。


 「こんにちは、はじめまして!《Ich freue mich, Sie kennen zu lernen!》」

 「わたしの 可愛いお姫様」

 「握り返す手が愛しかった」

 「あなたがどうか、幸せな道を歩みますように――」




 それが母の、願い。

 


 「ご機嫌はいかがかな?《Wie geht es Ihnen?》」

 「僕の 可愛いお姫様」

 「笑う顔を見るだけで嬉しかった」

 「お前がどうか、素晴らしい人生を送りますように」




 それが父の、願い。

 


 嗚呼 Mutter, Vater...
 
 私はあなたたちの願いに副うことは出来るのでしょうか。

 ただ、産んでくれた事実は、"今此処に居る私"。



 毎日、しあわせを、さがしています――**
 


【人】 店番 ソフィア

[ふわふわとした足取りで、
 村の外側を一周した後、
 雑貨屋の前まで戻ってくると首を傾いだ。]

 本当に人がいない、のね。
 
[外側しか見ていないから、何処かには居ると思うのだけど]

 不思議。

[独りぼっちになったような世界だ。
 寂しくないといえば嘘になるけれど
 一人、この村を占有している貴族の様な気分にもなって
 一寸だけ笑みが浮かんだ]

(346) 2010/07/06(Tue) 03時頃

【人】 店番 ソフィア


 ――此処に居る事は軌跡であり、奇跡なんだわ。

[ゆぅらりと、テレプシコーラを見上げ、微笑む]

 お祖父ちゃん、
 パパ、ママ。

 私は最後まで。

 "      "

[唇だけで言葉を象り、静かに雑貨屋から視線を逸らすと、
 何処か、遠く、遠くを見る様に、緩く眸を眇めた。

 この村で生まれたこと。この村で出会えたこと。この村で終わること。
 ―――大丈夫、私は今日も、*生きているわ*]

(348) 2010/07/06(Tue) 03時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 03時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 03時頃


【人】 店番 ソフィア

―― 墓地 ――

[ティモシー爺の棺が埋められた、その墓標に花を捧げ。
 次いで両親の墓に花を捧げ。
 最後に、リンダの墓標の前に訪れた。]

 ……リンダ。

[ほんの僅か、苦く、笑う]

 やっぱり、貴女は、ずるい。

(392) 2010/07/06(Tue) 10時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 10時頃


【人】 店番 ソフィア

 でも、ね。

[リンダに語りかける。其処に彼女が居なくても]

 お祖父ちゃんを喪って、思ったの。
 思い出にするには、余りにも、大きすぎる。

 ……大きすぎるの、存在が、心の居場所が。

[祖父が居て当たり前だった日常に、急に穴が空いて。
 其処に、祖父を埋めた。死んだ祖父を埋めて、蓋をした。]

 ―――…もう、

    ピッパさんを離して、なんて、言わない。

[自分の心から祖父が去らないように
 リンダは――…]

(393) 2010/07/06(Tue) 10時半頃

【人】 店番 ソフィア


 叶うことならば。

 生きている内に恋敵になりたかったわ。

 平等に生き、平等に息をして、平等に笑って、平等に泣いて。

[だから謂うのだ。ずるい、と。]

 あのね。
 私の中でもリンダは死んでいないの。

 リンダはいつも笑顔で、幸せそうな、姿があるの。
 思う度に悔しいくらいに、綺麗なの。

 …死者に手向ける言葉ではないけどね。

(394) 2010/07/06(Tue) 10時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ―――…リンダのばか。だいきらいよ。

[呟くように謂った時、瞳から雫が零れ落ちる]

 私は貴女を忘れることなんて出来ない。
 貴女という存在が在るから、あの人がいる。
 
 幸せに思いなさいよ?

 あんなに愛されて、こんなにうらまれて。
 ほんと、に、生きてるのと同じくらい、価値があるんだから。

(395) 2010/07/06(Tue) 10時半頃

【人】 店番 ソフィア

 リンダはこんなこと謂われても
 やっぱり笑ってるんでしょうね。

 ……ほんと、あなたって子は……

[服の袖で涙を拭いて、呆れ笑いを微かに浮かべ]

 だけど妬むのも、終わりにしようかしら、ね。
 ずるいなんてもう謂わない。
 きらいなんてもう謂わない。

 どうか貴女が、幸せに在ります様に――。

[静かに花を供え、捧げる祈り。
 幼いあの笑い顔が浮かんで、またじわりと目尻に涙が浮かぶ]

(396) 2010/07/06(Tue) 10時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ねえ、

 貴女は彼女に何を望む?

[返答は無いけれど]

 "忘れないで"
 "笑っていて"

 ……そう謂うと思う。
 
 全ての人の願いを叶えるなんて度し難いこと。
 だけど――それでも、
 叶えたいと希うのは偽善かしら?

(397) 2010/07/06(Tue) 11時頃

【人】 店番 ソフィア

 けれど、何より、も、私は

[すぅ、と細めた瞼のライン]

 自分の願いを叶えたいもの。

[エゴイストだ、と、微苦笑し]

 ――どうか私のことを信じてください。
 
[リンダの墓標に深いお辞儀をして、
 静かに墓地を後にする**]

(398) 2010/07/06(Tue) 11時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 11時頃


 あなたは、呪うの?

 誰かを――…。



 村の人々が噂するように、本当に。


 あなたは、死ぬのが、怖いの?


 一人で逝くのが、残されて逝くのが怖い、の?


 あなたの傍には――…。

 あなたを想う人がいたのに、……
 あなたも、その人を想っていたのでしょ?


 選んだ道は正しかったの?


[何処から聞こえた、
の哄笑に、漏れる呟き。

目の前には、永遠の眠りにつこうとするゴドウィンがいて――。
せめて、静かに、との思いが沸いて。]


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