人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[意に染むものも、意に染まぬものも、同じ皿の上。

 刃を向けるまでの過程。
 人の身から落ちて、血を流してここにあるまでを
 愉悦の一言で済ませる月影に、
 引き寄せられて盾となした身は真紅の眼を見上げ]

 ……僕は愉しくはありませんでした。
 ここに至るまでの道は。

 零瑠君はどこですか? 無事でいますか?

[血統の繋がらない相手の気配はおぼろげだ。]


[何が……と問われても、明確な言葉は見つからない。

 真弓に2度も確かめられた、
 『愛されたいから』とも違う気がして。]



あぁ、桜が――。



[瞬く。
 瞼の裏には、今も夜桜が舞う。**]


僕には、貴方の言っていることがよく、分かりません。

飼い犬に手を噛まれたみたいな目に遭うのが、愉しい、…だなんて。


【人】 営利政府 トレイル

[腕を、伸ばす。
 指先が人参色に触れる。乾いた血の張り付いた、髪。

 彼の手に在る苦無を一瞥し、
 抱き寄せた肩に顔を寄せて、耳許で囁く。]

……助けに、きたよ。キャロライナ。
俺を、覚えている?


  君の『家族』の零瑠、を。

(74) 2014/02/22(Sat) 00時半頃

[柊にもリカルドにも沸き上がる愉悦は理解出来まい。
この身が2人の言葉を理解出来ない様に]

理解出来ない、思いもよらぬからこそ愉しいのだ。

[近くにある柊に嗤い掛ける。
彼らの迅さと戦士の鬼を断つ力。

合わされば。

もしかしたら……この身は落ちるのだろうか。

初めて浮かんだ可能性に、三日月は更に端を上げた。
考えた事も無い現実が起こるかもしれない。
それは………何と愉しい事だろうか]


零瑠なら、ジャニスと遊んでいたが。
私の元へ駆け付けようとしているのだと思うが。

会いたいなら呼んでやろうか?


 そうですか。

[きっと、月の隣に添うて見える夜の色も、
 光を朧にさせる雨雲も、近くに見えるだけで
 ――余りにも遠すぎたのだろう。

 理解を得る、ということの幸いを、
 あなたは知らないんでしょうね。

[笑みの意図も、きっと柊には察せぬもの。]

 会いたい訳では……ううん。

 会いたいけれど、いいです。

[ただ、願うなら。
 彼が傍にと願った周を守ってほしいと思う。]


【人】 営利政府 トレイル

そ、だよ。零瑠だ。
……覚えて、くれてた、だなん

あぁ、キャロライナ……。
俺も会いたかった…ずっと、ずっと…

[右の腕は上がらない。
 だから、左の腕だけで抱き締めた。

 彼が出来ない分、余計に。

 腕を落とされた女鬼が、叫ぶ。言葉にならぬ悲鳴を。
 キャロライナと零瑠に振り下ろされる爪。]

っ! あぶな!

[それを零瑠は避けなかった。
 寧ろ、彼に当たるようにすら――…]

(81) 2014/02/22(Sat) 01時頃

[祝福の日。

『柊』は鬼を刺す事は無かった。

徐々に『柊』の名を忌む鬼が増えていても変わらなかった。

だが、今。

『柊』は邪を祓う棘を鬼へと刺す]


【人】 営利政府 トレイル

……少しの顔段を上がると扉があって、
それを開くと、台所から良い香りがして……

皆が、出迎えて、くれるんだ。


 あぁ、帰ろう? 一緒に……。

[『殺す』と殺気を向けないキャロライナだから、
 最後まで彼の望む『家族』で居たかった。
 服に皺が寄る。

 構わず、預けてくれる身ごと動く。
 
 彼が鬼の爪が引き裂いても、人参色の髪が散っても。
 踊るかのように。]

キャロライナ、きゃろ……らいな。

(88) 2014/02/22(Sat) 01時半頃

[その終に、血に染む愉悦ではなく、泥に倦む退屈でもなく

 安寧のあるように。]


【人】 営利政府 トレイル

[彼のトレードマークともいえる緑色は見当たらない。
 ざんばらと束で切られていく人参色に、良く映えていたのに。>>91

人参は、甘く煮詰めて花の形にしよう。
それとも細かく刻んで混ぜてしまう?

……風呂は薪を焚いたものが一番だ、ね。
湯が軟らかくて……。

(98) 2014/02/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

眠ると本当に天使みたいで、ね。
眠る君たちを、見てると疲れなんて、吹っ飛ぶんだ……

[彼の目が閉じる。瞼の裏に何が映るかだなんて。孤児院での事しか思い至らない。]


………渡す?  なに?

[唇が動いているのに、声が――聞こえない。]

(99) 2014/02/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

………もう、行けよ。
行けったら!

[紅の眸で睨み付けると、女鬼は罵倒を残して他へと向かった。残っている守護隊を、殺す為に。]

きゃろ?

[前髪をかき揚げてやるには手が足りない。
 額を合わせて覗き込む。

 笑みを浮かべたその顔を間近で見て。]

(100) 2014/02/22(Sat) 02時頃

なぁ、零瑠。

[傍に、と言っていた零瑠へ掛ける聲は酷く穏やかで、
傍らにいない事を咎めるものでは無く。
ただ改めて知ったと、零瑠に告げる]

人間とは、面白いな。

退屈しない。

[退屈しないと口にした時は笑ったが、
零瑠は何処で聞く事となっただろうか]


【人】 営利政府 トレイル

[唇が声なく紡ぐに、泣きそうな笑みを見せて。>>91

 彼を抱き締めたままその場に座り込む。

 首に爪を当てて頸動脈を掻き切ると共に]


  ……祝ってくれて、ありがとう。


[牙を突き立て、
 『家族』の終の血を――**]

(103) 2014/02/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

―聴こえぬ初音の―

……これは。

[キャロライナの身体をその場に横たえて身を探る。
 緑のスカーフがあればと思っての事だが、ポケットの内には小瓶。手の内に収めて口許を拭った。]

……遠回りになってしまった。

っ、早く…

[骨が見えていたままの足に筋肉が纏う。
 主の元へ。これなら疾く行けるだろうと。]

……?

(108) 2014/02/22(Sat) 02時半頃

あぁ、すみません、今―――…


はい? 何でしょ、う。

[名を呼ぶ聲の、方を見遣り、応える。]


何を、おっしゃいます…

まだまだ、面白いものは幾らでも。


あなたの退屈を潰すものは、幾らでも。

……あります、から。


【人】 営利政府 トレイル

[邪魔にならぬようにと右腕を抑え、
 両脚に力を入れる。

 鬱金の主と、風が運ぶ強い血の香に
 焦燥を隠せない。

 何を踏もうとも、何を蹴飛ばそうとも。
 速く、疾く。


 共に在ると言ったのだから。誓ったのだから。]

(110) 2014/02/22(Sat) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

トルドヴィン、さまっ

[貴い名を呼ぶのを躊躇わなかった。
 主の周囲に居る者の数は4であっても。

 傍にと、駆けるのを止めはしない。]

(112) 2014/02/22(Sat) 02時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 03時頃


[――あなたの居ない世界なんて、在りやしない。]


[孤児院に来たばかりの頃は違和感しかなかった。
 『Trail』の懐剣を握り締め、
 濡れた窓の外を見上げる。


 こんな空を、知らない。

 こんな色を、知らない。

 こんな涙を、知らない。

 こんな雨を、知らない。]


[こんな花を、知らない。

 にこにこと、訳もなく笑顔であろうとする、
 こんな自分を、知らない。]


[目を瞑ればすぐそこに、桜花が散っていた。
 懐かしいあの日の様に。

 あの夜のように。]


 ………おかあ、さま?



[あの方は、覚えて居なかった。
 ほんの一時の邂逅。]


[新しい母と似た気配。
 けれど、もっと強く眩い気配。

 緩やかな金糸が夜風に揺れて。]


 ……ほぅ


[吐息混じりの幼い一声が耳に届いたのか。
 鬱金敷いた紅が常磐を見て。微笑みを向ける。]


[爪の伸びた指先は、まるで手招くように。]


『エメリッヒ殿? 如何されました?』


[衣擦れの音と、あの方を呼ぶ母の声がなければ。
 常磐は直ぐ様駆け寄っていただろう。

 踏み出した一歩はその場に留まったまま。]


[風で散る桜吹雪。

 何度瞬いても、鬱金重なるのは瞼の裏でだけ。


 冀い、鳥籠の屋敷を出ても。
 冀い、現実を忘れても。
 冀い、夢幻の記憶を擦り替えても。]


[『零』を『永久』に変えるのは、





              *唯、一色だけ*]


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