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……有難う。
[自らの代わりに少年に手を掛けてくれた彼女へ
簡素で、真っ直ぐな礼を、告げた。]
今宵、死病で誰が旅立ったのかしら――…。
[未だ、ラドルフが死病に倒れた事を知らず、死病の手がアイリスの足を掴んだ事もしらずして]
その人と親しい人は――…。
共に行く事を望む、かしら?
[ 有難うと、言葉を紡ぐのを感じれば。
その真っ直ぐな礼に、いいの、と言うように微笑んで]
[誰かの問い掛け]
[其れは誰に向けられたものだっただろう]
[けれど女は夢を見た]
[面は見えねど銀髪の女だという事を、知る]
[女は柔らかく笑い]
[只、一度]
[頷いた]
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[ヴェスパタインの工房から離れた後]
ギリアンだっていつまでも元気な訳じゃねーんだ、ろ…し………?
[考え事に思わず口元を覆った手が、微妙に痺れ細かく震えているのを、ふと知って]
……あ?
[明らかに自らの意思ではない。 残された時間を示す自らの魂の蝋燭が、安定を失い始めた証だと知って呆然と]
マジ、かよ?
(46) 2010/07/08(Thu) 05時半頃
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イヤ。 お願い、母さん今は、今はまだダメ…
[泣きそうな顔で震える手を見つめて、頭を小さく左右に振った]
何もまだ、出来てねぇんだ 兄さんにまだ、謝ってない、伝えてない、恩返しも、罪滅ぼしも出来てないの!
[必死の形相で墓地へ向けて走り出した]
(47) 2010/07/08(Thu) 05時半頃
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ー 墓地 ー [全力疾走してきた先にギリアンはいただろうか。 いなければ手近な場所にある塒にも顔を出し、切羽詰まった声で尋ねる]
ヴェスパタイン知らねーか、 探してんだ!
[手の届く場所にギリアンもいなければ、墓を掘りにきた人間をふん捕まえて]
ギリアンかヴェスパタイン知らねー!? 探してんだ、知ってたら教えてくれ頼む!
[何の情報を得られなくとも、ヴェスパタインの死を知っても、打ちひしがれた顔で嵐の様に去って行く*]
(48) 2010/07/08(Thu) 05時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 06時頃
[白昼夢――…]
[柔らかく、笑む女が居た。]
[問いかけた人とは違う顔だったけれど――
その問いに、ただ、頷くのを感じた。]
[その願いを叶えてあげたかったけれども。]
――…
[欠けた魂に響く、もう一つの存在の願い――。]
[その役目を負えるのは、私でなくその人だけで――。
悲しそうに、すまなそうに首を左右に振った]
[頷きは何を肯定したのだろう]
[或いは否定だったのかもしれない]
[どちらにせよ女に取っては既に詮無き事]
[幾度も現実と夢の狭間をクロールするうちに]
[境界線はおぼろげになっていき]
[やがて溶け、消えていく]
[最後]
[女は悲しそうな貌を見た]
[貌は左右に揺れた気がする]
[風が優しかった]
[蒼空は澄んで何処までも高い夢想]
[いいの、と柔らかく微笑んだ]
[いいの、との柔らかな微笑みを。
消え行く時に感じて]
[女の白昼夢も、泡となり霧散してゆく――**]
/*
最低限の連絡ということで
中発言で失礼します。
最悪、のケースなのですが、
バファリン襲撃をお願いすることになるかも、しれません。
善処はします。
どうしても拙そうな場合はまた連絡します。
/*
リア大事に、無理しないでね。
万が一の場合には、対処するから。
/*
準備しながら覗いて吃驚。
お大事になさってください。
その場合コリーン独りでは負担でしょうから
此方のロール方向転換させてカバーします
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― 広場 ― [ベンチに座って両手を開閉してみる。 まだ何かを軽く握りしめる程度には力が残っているようで]
もうちょっと待って。 せめて謝る時間と…言う時間と、最期に顔見る時間まで待ってよ…母さん
[もう兄の幸せを叶える一助にはなれないのだから。 ならば悔恨と謝罪と愛を伝えるだけのチャンスはほしい*]
しのごの言わずにちゃんとついてくからさ…
(56) 2010/07/08(Thu) 14時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 14時頃
受付 アイリスは、ベンチの上にごろりと横になって空を見つめている
2010/07/08(Thu) 23時頃
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[宙に向かって伸ばした手をわきわきと握ったり広げたり]
……やっぱ鈍くなってくるな。 まあ、当たり前か。
[少しずつ、握る力も押し広げる力も弱くなってきていた]
ここで動けなくなったら、鳥に食われたりとかすんのかな。
(94) 2010/07/08(Thu) 23時半頃
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受付 アイリスは、薬屋 サイラスの声に気づいて上半身を起こした。よっこらせ。
2010/07/08(Thu) 23時半頃
貴方の愛する家族が死病で逝くのならば――。
貴方が選ぶのは、一緒に刻を止めること?
それとも、短くとも、その死を悼み弔うこと?
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何って、ヴェス探しにきたんだよ。 …ひと足遅かったっぽいけどさ
[あらよっと、と勢いをつけてベンチから離れる。 とっとっ、とよろめいたような、サイラスの胸に倒れ込んだような。 よりかかり、彼の上着を掴んで背に腕を回した]
いい天気だからさ、空も見てたんだよ アイツもいるのかと思って。
(101) 2010/07/08(Thu) 23時半頃
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ははッ、そーかもな。 またフラれてウチに来るぜ、きっと。
………そっか。あいつらも、逝っちまったかぁ……
[小さくため息をついた。 衣服を掴んでいた手と背中に回した腕を、彼の項へゆっくり移動させる。 目と鼻の先に兄の顔を捉えて、小首を傾げ艶かしく問う]
なあ、昨日の夜、あたしが「そういう意味だからあたしを抱け」って言ったら、抱いてくれたのか?
(108) 2010/07/09(Fri) 00時頃
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/*
取り急ぎ
私襲撃はしなくて、大丈夫です。
なんとか頑張ります。
ご心配お掛けして申し訳ありません。
/*
ソフィア、なでなで。
気にしないで大丈夫、よ。でも、リア大事にね?
今は、サイラスかグロリアで迷い中。
アイリスが兄と共に逝きたいのなら、同時に見送る予定です。そうでないのなら、グロリアさん。
/*
ありがとうです!(ふかぶか
ログ読み込めてないですが
サイラス・アイリス次第、ですね。
私たちのベクトルから言うとサイラスなのでしょうけど
中的にはアイリスを失ったサイラスも見てみたい……
|
[思わずぷっと吹き出した]
馬鹿だな。 嘘でもいいから、「当たり前だ」とかくらい言えよなぁ。
[頬に手を添えて、顔を動かさないように固定して。 ゆっくりと兄の唇に自分の唇を重ねようと。 抵抗されれば自分の態勢を咄嗟に整えられる程の力はもう残っておらず、たたらを踏んで地面に伏し倒れる。 抵抗されなければそのまま、唇で唇を塞いだ]
唐変木。
(114) 2010/07/09(Fri) 00時頃
|
/*
むぎゅむぎゅ。
ええ、流れ次第――。それも見てみたい気分もあるけど……
何か、あったらまた知らせてくださいね――**
|
[やれやれ、と首を小さく振って]
馬ー鹿。 …………ちゃんと味わっとけよ
[フフと笑って離れ、家の方へ向かって軽く駆け出した。 が、さほども走りきらないで、足をもつれさせて地面に倒れた]
ぅあっ…
[起き上がろうにも腕に力が入らず、もがく]
(120) 2010/07/09(Fri) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 00時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 00時半頃
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…おーい。 馬鹿兄貴、どう見てもあたし困ってんだろ。 助けろよ。
[自力で起き上がることを諦めて地面に伏したまま言った。 心なしか、呼吸も辛い]
……はぁ…… 母さんが呼んでるみたい。 父さん迎えに来たついでに、あたしも、ってさ。
(128) 2010/07/09(Fri) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 00時半頃
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兄さんの幸せ、少しでも手伝えればって思ったけど、ムリだった。 散々迷惑かけて、世話になってさー… 恩返しも何も出来ずに逝くのは、まあ日頃の行い悪い妹のことだからって諦めてよ。
[えへら、と力ない微笑を]
心臓、一緒に止めらんなかった。 …嘘ついちまったなぁ… 父さん母さんと一緒に、待ってるよ。 一人だけ残すことになって……ほんと…ごめん……
……愛してる……サイラス。 兄としても、…おとこのひととしても。
(132) 2010/07/09(Fri) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 01時頃
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[遠のく感覚に、何が見えるか何が聞こえるか、触れる感覚は伝わってきているか。 自分ですらわからない]
…… …
[目を開ける力も失い、呼吸をする力も失い、静かに鼓動が止まる*]
(136) 2010/07/09(Fri) 01時頃
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