人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点:


【人】 紐 ジェレミー

[上半身と左手を梯子に押し付ける形で登っているから、上から伸びてきた手が誰のものかを見る余裕もなければ視界も効かない。
 トレイは素直に明け渡された>>334
 ただし右手が空けば登るのは早まるから、争奪戦が始まるなら2対1になるのは必須だ。
 ちなみに肉は希望されなかったのでない。代わりに少しでも足しになればと芋が増えていた。

 囁き声>>329には、声をひそめ。]

……善処します。

[と。常のように即答で「はい」が返らないのは、夕時の不甲斐なさが重々身に沁みているからだった。]

(0) 2014/12/11(Thu) 01時頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 01時頃


『ああ……美味しい』
 ああ……不味い。

[重なる聲と血を啜る音。
蕩ける血の味に、爪の先まで満たされて。
今本当に人では無くなったのだと。

泣いていた赤子が笑う代わりに……何故か泣きたくなった。]


 血腥い……。

[翌朝。ベッドの中にいる私を覚醒させたのは鮮やかに漂ってくる血の芳香であった。**]


【人】 紐 ジェレミー

――船尾楼――

[フランクと一悶着あったか、肉のない食事を何とか守りきれば舵に手を触れる。
 代わろう、という意思表示ではあるが、数時間で何が出来るようになった訳でもなく、動かすならば指示と指導が要った。
 居ない間に何かあったか、特に無風状態についてどうなったか、問う。
 答えが芳しくなければ、そうか、と少し苦く零した。
 月が紅い。]

――無理はするなよ。確かに悪い結果になったかもしれんが、なってしまったものはもう覆らない。悔やんで根を詰められても困る。
この船唯一の航海士なのだからな。

[それが一部船長の言葉であることは伏せた。
 今晩は己がここにいて見ていればいい。それで済む話だと思った。]

(13) 2014/12/11(Thu) 02時頃

【人】 紐 ジェレミー

[そのうちにホレーショーが猫を連れてくれば>>1、ふんと鼻を鳴らして。]

ここには鼠はいないぞ。

[と。舵番を変わるのかそうでないのか、詳しく呼び立てた理由は知らないが、どちらにせよ船尾楼を離れるつもりは今はなく、舵から手も離さない**]

(14) 2014/12/11(Thu) 02時頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 02時半頃


[どこからか血の匂いがする。

 淑女とのダンスでこびりついた臭いではない。
 新鮮な、食欲をそそる血肉の匂い。


 一体、誰の仕業か。
 考える必要は、あまりなさそうではあったが。



 絶望の芳香に、ひそかに、喉を鳴らす。*]


[この血生臭さに、どうしても咥内が涎で満たされる。**]


 大方あの仔犬の仕業か…。


【人】 紐 ジェレミー

――船尾楼:夜>>15――

いらん。
鼠捕りなぞ首に巻いていたら痒くなりそうだ。

[想像の通りに一言で切り捨てて、余計なおまけをつけて返す。
 セシルがホレーショーを呼び付けた用が済むまで、その場で紅い月を見ていた。
 船はよく凪いだ海にぽつんと浮かんで、動きそうになく。
 マストの隙間、ギリアンが投げる木片が真黒な影になってちらと見えた。]

(32) 2014/12/11(Thu) 18時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[ホレーショーが戻ると言い出せば、それを見送りつつ僅かの間舵を離した。
 真っ直ぐに下に向かって、布切れと毛布と部屋に一本だけ忍ばせてあるワインの瓶を持って戻る。]

冷やすなよ。

[毛布は独り航路と戦う航海士へ投げ渡した。酒もその助けの心算で。
 己はと言えば月明かりとランプ頼りにサーベルを磨き、動かすことがあるなら言われるままに舵を取る。
 晩は剣を抱えたまま、浅く短くだけ眠った。
 悲しいことに、夜風海風が身体を冷やすことはなかった。]

(33) 2014/12/11(Thu) 18時半頃

【人】 紐 ジェレミー

――朝――

[瞼の裏を灼くような朝陽に目を覚ました。
 まだ、静謐を切り裂くような怒号はここまで届かない。]

(34) 2014/12/11(Thu) 18時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 19時頃


[部屋に戻る前、芳香に誘われるよう、船底の牢へ足を向けた。

 引き裂かれた骸は、誰の手に依るものか。
 大方の予想はつくが、無論、責めるつもりなどない。
 かといって賞賛するでもない。


 この捕虜が、人狼がいると騒いだとか、そんなことはどうでもいい。
 身の危険など、今更なこと。



 ただ、絶望の波紋が広がるさまを、この目で見に来たまでのこと。]


 ……いい貌だ。


[絶望の中、息絶えたであろうサイモンの顔を見て、無機質な声を零す。


 絶望は畏れを産み、畏れは絶望を喰らい、成長する。
 産声あげた畏れの行く末を、愉しむかのように。

 ほんの微かに、唇の端が持ち上がった。*]


【人】 紐 ジェレミー

[夜中のともかく扱いは不服だったが、実際あまり舵の扱いは巧くはなかった。ホレーショーにつつかれつつ、風のない夜の航海は続いた。
 二人になったあと、セシルが眠りに落ちるのに、こちらもまどろみながら。
 迎えた朝はまずは静か、しかし直ぐにも騒がしくなる。
 ものを打ち付ける音。リーが聞けば発狂しそうだ。]

――何だろうな。

[セシル>>46と見合わせてから、下を覗く。
 船底の出来事は、上の舵にはすぐに伝わらず。
 甲板に降りてようやく、口々に狼だのなんの言うのを聞こえた。
 ゆるりと、事態を把握しはじめる。]

(51) 2014/12/11(Thu) 20時半頃

ジェレミーは、セシルに、毛布だのは置いておいていいと、早く降りるよう急かした。

2014/12/11(Thu) 20時半頃


紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 21時頃


紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 21時半頃


【人】 紐 ジェレミー

――甲板――

ああ……そうか、

[狼、という単語を今初めて聞いたように隣のセシル>>71が問いかけてきた。
 昨日あれだけ骨身削って船尾楼に詰めていれば、耳に届かなくてもおかしくはない。
 無闇に噂するものでもないかと己も舵では口にしなかった。]

昨日の戦闘の後、船長が鼠を一匹捕まえてきてな。
何でも未来を見ることが出来るとかいう触れ込みで、取り入ったらしい。
そいつが口を開くに「この船には、人狼がいる」と。

[そして同じく噂の届かない船尾楼にいた為に、己が知るのもここまで。
 ただ、周りのざわめきに耳を傾ければ、やれその捕虜が死んだだの、狼に食われていただの、そんな話ばかり。]

(76) 2014/12/11(Thu) 22時頃

 そうだ……俺は……ヒトじゃ無くなったんだった。

[舌に食い殺した血の味が蘇る。
同時に胸を締め付けるこの感情は………。]

 は、はははははっ。
 もう人間じゃないのに、何、人間みたいな事思ってるんだか。

[渇いた笑いを絞り出して、最後に1つ自嘲を重ねた。]


 ミナカ、二人きりで話をしようか。

[私は甲板に集まった面々から嗅ぎ分けて仔犬の正体を的確に見抜いていた。なるべく穏やかに聞こえるように聲を風に乗せた。]


【人】 紐 ジェレミー

[道化が口を開くと>>72、その瞬間大勢がいるのに今の海原のようにすうと音が消えた。
 淡々と、然し低く深淵の闇纏い語られる死。凪いでいた人波は俄にどよめいた。]

……ルイスか。

[船員名簿から消す名前が増えた。
 脳裏に刻むよう繰り返して、道化の紡ぐ言葉を聞いていた。
 ざわめきの波が大きくなっても、一睨みで静まるのに流石だとどこか的はずれなことを思いながら。]

(83) 2014/12/11(Thu) 22時頃

【人】 紐 ジェレミー

[仲間殺しは重罪である。
 誰もが知るこの船の戒律で、無論破れば死あるのみと皆が理解しているが故に、起こりうるはずのないことが起きていた。
 戒律を破った者を殺せ、と言う響きの中に、"仲間"の音は入らなかった。
 仲間殺しは罪で、罪犯しは仲間ですらない。仲間は船の一員だが、そうでなければ――新たな標的になり、待つのは、死。
 それこそ狼も人も下らない差異だ。正解を引き当てたものだけが生きる、殺し合いが始まろうとしている。

 気付いたものは何人いるのか、ざわめきはあまり大きくはならなかった。
 サーベルに手をかける。それでも、護ると自身の裡に誓う為に。]

(90) 2014/12/11(Thu) 22時頃

 殺ス 殺ス カ ?
 仔犬 仔犬 を

[断続的に拾っていた獣の“聲”は、
船長が云う重罪人に繋がる手掛かりとなり。

皆のざわめきに混ぜて落とした唸りに、
我知らぬまま、薄く困惑の想いが乗った。]


ジェレミーは、置壱の言葉に片眉を上げ、耳を傾ける。船長の反応を待った。

2014/12/11(Thu) 22時頃


 そうだな、俺は仲間じゃない。

[船長の聲に静かに目を閉じる。
ヒトを、仲間を棄てたのは自分の方。
徐々にヒトで無くなっていたかも知れないが、仲間を棄てたのは
自分の意志だと自嘲を浮かべ。

やっと産声を上げ、紅いミルクを呑む事を許された赤子は死を拒む。
当然死にたくないと思う反面、殺されても仕方ないと、
むしろ死を望んだ方が良いかもしれないと思う片割れである己と。

混ざり合い、自分でも袋小路になった思考を、聲が突然
現実に引き戻した。]


 ……ああ。

[船長が同じ聲を持つ驚きよりも、
犯人を捜し出して殺せと命じた直後の呼び掛けられた事に驚いた。
彼には全てお見通しで、殺されるのだと怯える様に
顔を歪ませ掛けた赤子の感情を殺して、短く返す。
凪いだ波間の様に笑えていれば良いと思いながら。]


 ミナカ、いつ誰がお前を仲間でないなどと言った。

[返ってきた聲にイライラと返す。]

 ギリー……仔犬のことは殺さない。
 私が、殺させないようにする。


[思い出した顔は、当然、血に塗れ、恐怖を張り付かせた惨たらしいものだったが。]


【人】 紐 ジェレミー

その言い草は私の目を疑うことと捉えるぞ。

[フランクの細い鳴き真似と言葉>>100に、きろりと睨みを効かせる。
 先だっての海戦以外にも、己は常のように門番をしている。
 中に鼠を一匹逃がす失態はあったが、その鼠もこの手で殺った。
 赤い服着た目立つのも、反対に船から出ていくのを見ていた。
 対応しきれずとも目で追いきる。中の鼠など、それこそ猫が捕るようなハツカネズミ程度しかいないはずだ。]

(105) 2014/12/11(Thu) 22時半頃

 ……船長……ど、して?

[イラついた感情が届いたのか、一瞬身を固くしかけたが。
言葉の意味を理解すると恐る恐る船長を見つめる。

思ってもいなかった言葉に、多少動揺したのか、
赤子の不安を映した瞳の色は隠せないままだったが。]


【人】 紐 ジェレミー

……「真夜中」に、「船底」で、「誰にも気付かれず」殺しが出来る奴は、そのうち何人だ?

[ミナカの言葉>>109に、己と、セシルと、船長を計算から抜き。
 ハンフリーとギリアンは真夜中の船底に一人赴くのは先ず有り得ないと考える。
 それから同室の多い雑魚寝衆の単独行動はかなり難しいだろう。
 ――消去法は厄介だ。哀れな羊を作りやすい。]

(114) 2014/12/11(Thu) 23時頃

 ……別に。
 その、お前には死んで欲しくないと思ってるだけだ。

[ミナカの視線を直視出来なくて私は顔を逸らした。]



 …… あの仔、生きル

[殺しはしない、させはしない、との言葉に、
赤子の泣き声を思い出し
珍しく、感情を滲ませた。
それは殆ど独り言のようなか細い聲で。

その後のふたつの聲による会話は
実際の周囲の声や音に紛れて聞こえなくなった。*]


 …………。

[船長の聲も、ギリ―の聲も聴こえたが、
どんな言葉を口にすれば良いのか。
どんな表情をすれば良いのか、胸に沸くものを形にするものは
探しても見つからない。

ほんの少しだけ泣きそうな嬉しそうな、
困惑を混在させた表情のまま階下へと消える。]


【人】 紐 ジェレミー

どうだろうな。

[言いつつ、正直なところこの料理人>>122にも難しいのではないか、と思うところはある。今朝は鳴りを潜めているが、昨夜は騒々しかった。それが夜中だからといって静まるものでないことは知っている。
 ただ、船底は食料庫も兼ねている。料理長ならいつ何時立ち入ってもおかしくないところだ。
 代わりに、グレッグの言葉>>124に小さく息をつく。]

わかった。

["外せる"人間がいるのは、あまり好ましいことではなかった。
 その分外せない人間を殺す道が深まっていく。]

(130) 2014/12/11(Thu) 23時半頃

 私が気づいたときにはもう二人の死を揉み消すことは
 叶わないくらいには人が集まっていた。

[船底についた私はミナカに話し始める。]

 だからその、なんだ……泣き聲まで聞こえていたのに
 事が起こるまで気付いてやれなかった私の落ち度だ。

 済まなかった。

[それからおもむろに見張りをやっていた元仲間の死体の上に屈み込むと、]


[その死体を食い千切った。]


 ……船長……あんたが…謝る必要なんて。

[紅い聲が何を語るのか、殺さないと言われても
まだ何処か不安が残っていた。

だが……初めて聞いた彼の謝罪に絶句し、
屈むその背を見つめた。]


[食い千切った肉を咀嚼し、飲み込む。]

 なるほど……これは美味い。
 これでは思わず粗相してしまうのも分かる。

[本当に、舌に染み渡る味に笑みが漏れたほどだ。]

 …ミナカ。私達は仲間だろう?

[それは同じ船に乗っているというだけの意味ではない。
ミナカを、死神の死出の旅路に同行させてやると受け入れた時と同じ微笑みを浮かべた。]


 !? ……駄目だ、あんたまで……ヒトでは無くなる。

[船の仲間であるはずの、肉塊を食い千切る姿に
慌てて駆け寄り止めようとした。
そこに恐怖も怯えも無く、ただ純粋に、彼が船を、仲間を
ヒトを裏切る事になる行為を止めたかった。]


【人】 紐 ジェレミー

……そうだろうな。

[敢えて口にしていなかったと言うのに、本人の口から申告された>>131
 あまりに短絡すぎるが、この男を疑うのは簡単だった。
 その分、この男がやったとも考えにくい。だから消去法は厄介だ。
 簡単に狭めていけるところに逃げ込む奴など、頭の足りない鼠くらいだろう。]

だが、お前がやったと決めたわけじゃない。

[それは思考を止めない為にも、はっきりと口にした。]

(137) 2014/12/11(Thu) 23時半頃

 ……船長……あんた……馬鹿だろ……。

[肉を食い千切り、咀嚼する音を間近で聞いた。
間に合わなかったと悲しむより早く、
浮かんだ笑みと掛けられた言葉に泣きそうになった。

ギリ―に頭を撫でられた時と同じように
受け入れられ、赦された事を喜ぶ赤子の感情と。
ヒトを止めたのに、仲間を殺したのに。
仲間と言ってくれた事への感謝と、喜びに。]

 ……連れて行ってくれ……死神の元まで一緒に。

[泣きそうな笑みを浮かべたまま、最初に受け入れてくれた時と
同じ笑みに近寄ると、血で汚れた唇を舌で舐め取った。
まるで仔犬が親に甘える様に。]


【人】 紐 ジェレミー

リー。
どうするつもりだ?

[仕事中の船大工に不意に話を振る。
 この男だけ、「誰を殺すか」「殺したらどうなるか」ではなく、「殺し方をどうするか」を尋ねた>>120から。
 特にないと言われたら、それまで。それでも何か尻尾を持っていないかと、思考回路を切り替える為にも問いかけた。]

(142) 2014/12/11(Thu) 23時半頃

[船底の牢へ向かった道化とミナカの聲は、ここまでも届いていた。


 ───ただ、男には到底理解できなかった。

 仲間だとか。
 落ち度だとか。
 人でなくなってしまうだとか。

 その身に、より強い力を、恐怖を、畏れを得ながら、何を嘆き、思い悩むのか。


 生粋の獣には、理解できるはずもなかった。]


 誰が馬鹿だ。

[照れ隠しにムッとした表情を浮かべてみせるが、今にも泣き出しそうなミナカの声の震えに表情が崩れそうになる。]

 って、待て。近い近い。

[急に唇を舐められ思わず仰け反る。

本当に彼は仔犬のようだ。
ミナカは大の男のように見えるが、匂いが、本能がこれは庇護すべき仔だと教える。
だから拒絶するのもどうかと思い、唇は舐めさせないように避けつつミナカの頭をぎこちない手つきで撫でた。

そういえば狼は雄も子育てに参加すると聞いたな、と遠い昔のことを思い出す。]


[現在、優先すべき“命令”は、船長の聲と定めて。
仔犬が見つからぬよう、
仔犬が殺されぬよう、
あの仔が行きられるよう、
男は足りない頭を動かし、知恵を絞った。

そして。
真実に近付きそうな者を殺そうと思い付いた。
真実に近付きそうな者を探す頭が自分に無いなら、
可能性を感じる者の傍に在ろうと決めた。

例えば、利口な航海士の傍に在ろうと決めた。

その時が来たら、殺すために。]


[あの瞳……暖かな海のような碧色の瞳、が
“その時”は光を失くしてしまうのかと思うと。

鈍い痛みが身体の何処かを蝕んだ。]

 ゥ゛ゥ゛ ア゛

[深層から湧き出し漏れるものは
言葉にならぬ、泣き声のような鈍い響き。

常々、名と顔を知る者がいくら死んでも
男が表立って感情ひとつ見せぬのは、
この痛みの正体を知らないからでしかない。

知らぬものは、無だ。
この無知な頭は、そう決め込んでいる。**]


[普段ならこんな事を口にするどころか、
思う事すら無いと言うのに。

絶望と呼ばれた道化師の思わぬ姿に、
緊張が緩んだ様に破顔する。

結局唇は舐める事は出来なかったが、
近くで嗅いだ道化の化粧の匂いに少しだけ顔を顰めた。]

 仲間と言ってくれて……ありがとう。


[それでも頭を撫でる手の優しさに目を細め、
それを暫し堪能する。

まだヒトを越えた孤高の命として、誇り高く生きる術を
知らぬ仔犬にとなった今なら判る。

ヴェラと出会った時に呼び覚まされようとした感覚。

彼は目の前の男とはまた別の、
誇り高きいつか目指すべき頂きを前にした本能だったのだろう。]


【人】 紐 ジェレミー

聞き直そう。誰をやるつもりなんだ。
それで疑いも信じもしないが、心づもりを聞こうと思ってな。
決めていないだの言いたくないなら別にいい。

[抽象が過ぎた問いは望む答え>>152を持っては来なかった。
 改めて問うも、答えはもらえるかどうか。
 答えがあれば記憶に残し、思考の足しにさせてもらう。]

(164) 2014/12/12(Fri) 00時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[何人かが――ニコラスを筆頭に――下へ降りていく。
 腹ごしらえだろうかと思えば、己も頭を回すのをひとまずやめた。
 推理は軍人になどと言われたが、その頼られ方は正直を言えば困る。
 こんな小説のような頭の使い方などしたことがない。
 大きく息ついてぐるりと甲板を見渡したところで、ふと仕事を思い出した。

 ルイスの名前を消さねばならない。ゆっくりと、大勢の後を追うように下へ向かった*]

(165) 2014/12/12(Fri) 01時頃

 ……ギリ―……泣いている? 俺のせい?

[唸り聲が聴こえた気がして顔を上げた。
昨日ぎこちなく頭を撫でてくれた主が悲しんでいる。
そんな気がして問い掛けた。

船長と言い、ギリ―と言い。
普段の彼らとは違う姿。
自分のせいかと船の天井を突き抜けて
甲板にいるだろう彼を思う。]

 ……ギリ―。

[想像通り、自分が原因だとしたら。
名を呼ぶ以外出来なかった。]


[そうして思う。

ヴェラもまた違う姿を見せるのだろうか。

それとも、もっと孤高の本当に美しい狼の姿なのだろうかと**]


紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/12(Fri) 01時頃


【人】 紐 ジェレミー

――第二甲板――

[隅に吊るされた船員名簿を手に取り、人数を数え、Lを探す。
 とはいえそれほど多くはない船員だ。すぐに目的の名を見つけると、線を引いた。
 丁度その時か。小競り合い、言い合いが斬り合いに発展したのは。]

……――、

[立ち上がったホレーショーとは異なり、己はその場を動くことはせず。
 今しがた倒れた二人の名前も合わせて消した。顔と名前が一致する二人で、助かった。
 間違えば次の死者は加害者になるところだったが、二人共同時に逝ったのなら手間が省けてよかったと、どこか冷たい思考が巡っていた。]

(174) 2014/12/12(Fri) 02時頃

【人】 紐 ジェレミー

[習慣づいて、名前を探す。
 ジェレミーの名があることが、当たり前でなくなる現実が目の前に迫っていた。
 死ぬつもりも、殺されるつもりも、殺させるつもりもないが、もしも己の名を消す時が来るならば誰が消すのだろうと、頭の隅で考えつつ名簿をかけ直した**]

(175) 2014/12/12(Fri) 02時頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/12(Fri) 02時頃


 む……

[ミナカの礼にどう答えていいか分からず視線をうろうろとさせる。

私は誰をも信用したことはなかった。
強いて言えばギリーだけが心の許せる相手だった。

恐怖で結びつけられた船員たちとの関係は、いつか捨てられるのではないかいつか裏切られるのではないかと疑い合う関係で。
互いに隙を見せないことで保たれる関係だ。

だから……可哀想な仔犬の泣き聲を聴いた時、
むしろ仲間になりたいと思ったのは私の方だった。
いや、それともミナカをこの船に乗せた瞬間からか……?]


 ……。

[自分に撫でられて目を細めるミナカをじっと見つめる。
今までよほど寂しい思いをしてきた仔犬なのだろう。
私はミナカを抱き寄せるとその背中を優しくぽんぽんと撫でた。]

 私は、母も父も私が幼い頃に死んでしまったから
 父性だとか母性だとかいうものはよく分からないが…

[不器用ながらもミナカのことを慰めたかった。
狼なのだし先程のように唇を舐めるようなスキンシップが妥当なのだろうかと真面目に検討する。

牢の血生臭さに満たされた鼻先には、まだ人が人を殺す上層の惨劇は伝わって来なかった。]


 Quand le vin tiré, il faut le boire.

[無意識にマザータングを頭の中で紡いだ。]

 ワインを抜いたら、飲まなければならない。
 そういうことなのか……?

[仔犬を護りたければ犠牲にしなければならないものは多いのかもしれないということを私は予感し始めていた。]


 こいつの名前はドジスンだったか…美味しそうだ。

[先ほど覚えた肉の味を思い出し密かに唾を呑む。*]


【人】 紐 ジェレミー

[血を目にした海の破落戸共>>172は、一斉に火がついたよう第二甲板をも騒がせる。
 喧々諤々言い合うのに、また一人長身のナイフを抜いたのが見えた。
 息を深く吸い、深く吐く。]

……お前ら。
その汚い血を無駄遣いする元気があるなら、凪の海で鱶と泳いでこい。

[低く言い放つそれが、どれほども効果を持たないだろうことを知ってはいる。
 知ってはいるが、ほんのひと時鎮まった諍いにもう一度深く嘆息して上へ上がった。
 遅れて道化も上がってきた>>186のが、ひとつの抑止力でもあったかもしれない。]

(190) 2014/12/12(Fri) 13時頃

【人】 紐 ジェレミー

[上は上で、臭いを流す風もなく赤黒い生臭さが漂っていた。
 未だ息のあるそれぞれ>>179>>183が助けを請うように見上げるのを、一瞥し名を聞いた。
 口を利いたことで希望を見たのか、応える声は明瞭で、聞き取りやすかった。助かる。]

決めるのは私じゃない。

[言い残し、船尾楼へ向かう。荷物を幾つか残したままだった。
 決断は一分ほど後に下された>>187。名を聞いたことはやはり無駄ではなかった。]

(191) 2014/12/12(Fri) 13時頃

【人】 紐 ジェレミー

[船尾へと向かうさなか、背にはいくつも疑いの怒号が投げられる。
 「そもそも軍人のくせに俺たちの船に乗ってる時点でおかしいんだ」「裏切り者は裏切る」「いい気になりやがって」「いけすかねえんだ」
 途中から単なる私怨でしかなくなったそれらを振り向きひと睨みしたところで、無謀な一人がダガー片手に飛び込んでくる。それを追って更に一人、二人と続いた。]

仲間殺しは重罪だったな。

[サーベルを鞘ごと外し、刃持たぬ一本の棒としてダガーを受け流す。かかってきた一絡げの一つ一つへ、腹に蹴りと鞘一閃くれてやった。]

(192) 2014/12/12(Fri) 13時頃

【人】 紐 ジェレミー

仲間として見ている分、感謝しろ。

[次の無謀者はいなかった。
 船尾の梯子を、一人登る**]

(193) 2014/12/12(Fri) 13時頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/12(Fri) 13時頃


[近寄ってきた道化の「美味しそうだ」という呟きに、一瞬だけ、瞳が紅く揺らいだか。]


 殺した理由は聞かなくていいのか。


[短く問う。
 尤も、脚色ない事実のみを伝えるだけなのだが**]


 理由?

[胡乱げな視線をヴェラに向ける。]

 お前があえてこいつらを攻撃したのか?
 違うだろう。

[混乱に乗じて人を切り刻むのを楽しむような性格とも思えない。大方突っかかってきたのに反撃したというところか。]

 それに……少し思うんだ。

 適当な下っ端に罪を押し付けて
 人狼騒動を終わらせるのもいいが、
 仲間じゃない者を一掃して
 仲間だけになるのもいいじゃないかとね。

[それは欲望か防衛反応か。
もう疲れたのかもしれない。恐怖し恐怖させる関係に。]


[血染めの甲板に失意が胸の内を満たしていく。

私は密かに船員たちのことを大切に思っていた。
それは確かだ。

だが本性はこんなものか。
皆恐ろしいと思うものは排除せずにはいられないのか。
それならこれまで通りの航海を続けたところで、
いつか私のことを裏切ろうという者は現れるだろう。

それだったら、仲間以外などいらない。]


 大丈夫か、ギリー…!

[ギリーが刺されたのを見て思わず聲を出してしまった。表情には出てなかったと思いたい。]



 泣くナイ おれ、泣くナイ

[無秩序な乱暴の中で幾人かを殺している間、赤い聲()の残響が頭の中に満ちていた。唸るたび「泣いたりしない」と繰り返したのは、あの聲に向けてか自身に向けてか。*]



―…… 痛いデモ
 おれ、死なナイ

[ナイフを捨てながら()、応える。
血は滴り落ちるが、戦闘で負う刀傷に比べれば拙い傷。到底、この命には届かない。] 


 そうか、死んでくれるなよ。

[返ってきた答えに、ギリーの傷をいちいち心配するなど過保護か、と内心自嘲した。]


[男の目は、いつも彼には従順である。

経年の中で変わることは無く、
この船で過ごした年月ずっと同じ。]

 生きル
 使えるうち、死ぬナイ

[主人に従順に従う、犬の目。道具の目。
そう在れる事が、男にとっての何よりの幸いだった。]


[正直食欲をそそる芳香を放つそれらを海に遺棄するのはどうにも勿体なく思われた。
だからといってこの数の船員を完食する前に腐り出すだろうからいくらかは捨てなければならないのだろうが。]

ああ、いけない。
料理長殿が生きているのなら
早く彼の食事を摂ることにしよう。
そうでないとこの死体たちをつまみ食いしてしまいそうだ。
 


[それは、ヒトに聞こえぬ聲で交わされた、甲板での道化との会話。]


 違うな。

[短く返す。
 だが道化から思うところを告げられれば、意味が分からないとでも言いたげに、僅かに眉が寄った。]

 ……仲間?

 おまえの言う、仲間の基準は、何だ?
 この周章した船で、冷静さを失わぬ智慧者か。
 疑わしきを躊躇わずに屠る残虐者か。

 それとも、おまえに忠実な”犬”か?

[それとも他に彼の基準があるのだろうかと、紅帯びた瞳で道化を見据える。
 畏怖の仮面の裏側を、覗きこもうとするかのように。]


 仲間の基準か。

[紅い月のような瞳を見つめ返しながら、
その瞳の冷たさに私は…少し同情した。
この者には家族がいたことはないのだろうか。

私の場合は、家族さえ未だいてくれれば海賊の船長になることはなかったろう……]

 仲間だと感じた者が仲間だ。
 理屈ではない。

 君は群れを知らないのかな?狼の癖に。

[だとすれば彼は狼よりも豹に近いのだろう。]


紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/12(Fri) 22時頃


[視線を彷徨わせる船長の姿など初めて見た
今まで恐怖と絶望の象徴であった彼は、何1つ躊躇わなかった。
迷わなかった。

今だとて切り捨てられる覚悟もあったのに。
残酷なサーベルを握る手はこの身体を優しく抱き寄せた。]

 ……あんたも一人ぼっちなんだな。
 ずっと……誤解してた。

[初めて聞いた彼の過去の一端に、細めていた目を開けて
道化の下の感情を読み取ろうとする。
彼の手は、こんなにも優しい。]


紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/12(Fri) 22時半頃


 俺の母は、物心付いた時には狂っていた。
 色々お恵みでたらい回しにされて。
 何とか頭だけは良かったから命拾いしたけどな。

[眠っていたとは言え、2人分の能力が助けてくれた事は確かだろう。
学者や貴族付きの医者になるには、金も家柄も足りずに
行きついたのが絶望の船。
だが、今は感謝すらしている。]

 あんたの船に乗れた事、感謝している。


[爪と言えば、ヴェラを想像してしまう。
ほとんど無意識に、それを避けようとしていた。]


[名を呟きながら、味を想う姿に釣られる様に喉を鳴らす。]


【人】 紐 ジェレミー

[行くすがらセシルとギリアンに目線を向ける。航海士の身守りはギリアンがいれば充分かと、そのまま後方梯子を登った。
 毛布を投げ捨て、それをクッションに酒瓶を落とし。
 まだ二人が絡まれているのに、小さく舌を打つ。]

ギリアンもセシルもこの私が夜通し甲板で見ていた。
動いてはいない。

[セシルの気配は常に隣に、ギリアンは眼前に。
 それでも反論のあるものは斬る、とサーベルに手をかける。
 この沸き上がる甲板で言葉がどれほどの意味を持つかは知らない。
 ただ、抜き去ったサーベルを目にして血の気の引くような奴は、その程度だという事だ。]

(293) 2014/12/12(Fri) 23時頃

【人】 紐 ジェレミー

[それからセシルもダガーを抜いて、及ばずながら応戦したらしい。いつの間にか姿はなかったが、死体もなかった。
 道化の持つカトラスが陽の元に閃く。
 死に損ないは役立たずと同義だと、数多の首が飛んだ。]

生き残りに申告してもらうほうが早いか。

[殺す度道化の口元が動くのを、この目は捉えられなかった。
 故に、仕事が面倒になると嘆息し。
 ちり、と胸の奥に点った疑惑の灯を躙り消すのに頭を振った。]

(294) 2014/12/12(Fri) 23時頃

【人】 紐 ジェレミー

――ミナカと?

[朗々と言い放つミナカとの一夜。下世話な輩が淫夜を想像したらしいが、己の脳裏には別の思考が燻り、燻っては、消えた。
 自ずから消そうとしているせいだ。そんな有り得ないことは、有り得ない。
 兎に角、ミナカの線が一番薄くなった。かの道化がこんなくだらない事でわかりやすい嘘をつくとも思わなかったからだ。
 厄介なことになったと、誰も見知らぬ胸中に対して目を伏せた。]

(295) 2014/12/12(Fri) 23時頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/12(Fri) 23時頃


[道化が、その仮面の奥で何を想っているのかは、まだ分からない。
 まさか、己の境遇を思われ、憐れまれていようなど。

 ただ、彼の推察通り、家族というものの記憶はない。
 しかしそれに孤独を感じたこともない。]


 理屈ではない、か。

[つまり、己の認めたものを”仲間”と呼ぶという意味か。
 成程それなら一理ある。納得もいく。]

 ───群れ?

 いや知っている。
 たとえばこの群れの長は、おまえだろう。

[ただ群れの解釈に、若干の差異が合ったかもしれないが。]


[思わず突っ込んだのは、色々噂が立つ様な内容だったと言うよりも。]

 何故嘘を吐いた?
 ばれたら、あんたも巻き込まれる。

[船長が人狼だと知れば、恐怖に怯えている連中も、
それこそ死に物狂いで命を奪いに来るだろう。
そんな危険な真似を、何故、と視線は咎めるものに。]


 そういう意味ではない。

[ヴェラの答えに苦笑する。
知識としてではなく経験として知っているかと問いたかったのだが。
いや、そもそも群れの概念が違うのだろう。]

 君は私のことは仲間とは認めてないだろうに。

[彼がどんな生を歩んできたのかはまるで想像もつかない。
孤独などものともしないその姿は同族でありながらまた別の違った生き物のように見えた。]


 ギリ―、後でその傷見せろよ。

[泣いていないと言ったギリ―と、彼の怪我に聲を上げた船長。
ヴェラとの会話も耳に入れながら、この聲が繋ぐ者達だけは
助けたいと言葉にしないまま、ギリ―の傷を気遣った。]


 巻き込まれたかったからだよ。

[ミナカの問いへの返しに、聲の調子に愉しむような色が乗る。]

 La faim chasse le loup hors du bois.
 飢えは狼を森から追い出す。

[私は歌うように唱える。]

 覚悟を決めるためだ。
 仔を護る為に…船員たちを裏切る覚悟を。

[「仲間たちを裏切る覚悟を」と言いかけたが、そもそも最初から仲間ではなかったなと言い換えた。]


【人】 紐 ジェレミー

[もしも。
 もしも今誰かを一人殺せというなら――]

下らない。

[浮かんだ思考回路をまた振り払う。
 けれど消えないしこりが、どこかに引っかかった。
 下手人は真夜中に船底で誰にも気付かれず人を殺せる、これだけの騒ぎの中でのうのうと生きられるつもりでいる、頭の切れる男。
 嫌な考え方だ、と思う。当てはまる人間が、少なすぎて。

 部屋に荷物を置くために、階段を降りる。]

(318) 2014/12/12(Fri) 23時半頃

 ……あんた、何でそんな優しいのに、無理するんだろうな。

[唄う様な返答に、また泣きそうになる。
泣きたいのは赤子なのか、自分なのか、もう判らないほど
彼を仲間と慕う想いは強く。]

 俺はあんたを尊敬するよ、ヴェラ。

[2人の会話を聞きながら、その孤高の強さを羨んだ。]


【人】 紐 ジェレミー

[一つ下に降りれば、鼻につく鉄錆と食事の匂いに、オルガンの音。
 混ざりに混ざった雑多さに頭を抱えそうになる。片手が塞がっていてよかった。
 抱えた毛布に酒瓶を隠して、オルガン弾きに歩み寄る。]

セシル。
必要なら、また呼べ。

[その一言で、荷物を片付けてしまうことも、希望されればまた操舵を受けることも伝わると信じて。]

(329) 2014/12/12(Fri) 23時半頃

[甲板に一つだけ残っていた死体を抱えるとその死体を海に落とした。
もちろん、一口二口味見をしてからだ。

唇と指についた血をぺろりと舐めとる。
それからはあと吐息を吐き一言。]

 嗚呼……美味。



 ミナカ、

[グレッグが動く刹那、ガリリと左耳を掻いて叫んだ。
現実的な声は間に合わなかったが、
咄嗟に彼を呼ぼうとした思考は、伝う。]


 優しくなんかないし無理もしてない。

[ぴしゃりと言った。
デジャヴを感じると思ったら昨日グレッグにも同じ事を言われたのだったか。
そんなつもりは、断じてない。決して。]


【人】 紐 ジェレミー

[ニコラスとセシルが何がしか話しているようだったから、彼にかける言葉はそれだけ。
 ただ、聞こえきた他の男たちの言葉に片眉を跳ねさせた。
 船長が狼だったら、おっかない。絶望って話じゃあない。]

可能性のない可能性は捨て置け。

[可能性、とは、己の生きる可能性だ。
 あの道化がもしも億が一にも狼であるなら、思考など無駄だ。
 簡単に手のひらの上で転がされて、誰一人として生き残らない。
 それを考えるのは、思考停止と同じだった。]

(332) 2014/12/13(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[目の前で敬愛す道化が貶められ疑われている現状に、然し軍役男は常のごとく烈火の怒りは見せなかった。

 ――己の中に先から幾度も点っては躙り消している疑と、同じものだったから]

(336) 2014/12/13(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[それを肯定してしまうと、一晩を共にしたというミナカの潔白は一転する。
 消去法から仮定法に移れれば、真実にはより近くなるのだろうが。
 ピースが嵌まれば、それだけ怖い。
 思考の沼に落ちかけていれば、セシルが裾を引くのにすぐには気付けず。
 声を聞いて初めてそちらに顔を向けた。]

知りたい?
まあ、構わんが。

[それこそ一晩を共にした者の、何を知りたがるのか。
 引っ掛からないでもなかったが、呼ばれてその場で話せばいいだけかと、特別突っかかりはしなかった。]

(340) 2014/12/13(Sat) 00時頃

 俺は大丈夫だけど、大丈夫じゃないな。

[ギリ―の呼び掛けに反応はしたが、不可解な言葉の説明をする
理由は今は無かった。]


【人】 紐 ジェレミー

一度部屋に戻る。
用が出来たら、呼びに来い。

[毛布と酒瓶を持った手の、もう片方にパンを掴み。
 そのまま、第三甲板へと降りていく。手は塞がっていたし、こんな血臭の充満した中で食事をする気にはなれなかった。]

(344) 2014/12/13(Sat) 00時頃


 ミナカ 死ぬ困ル
 あの仔 生きル

[それが優先すべき何よりの“命令”であり、
男の中に芽生えた細やかな望みだった。]


【人】 紐 ジェレミー

――第三甲板――

……グレッグ?

[階段を降りた、その先で。若造がナイフを構えている。
 あのナイフが傷を侵食する毒に冒されていることは船員の誰もが知ることだ。
 それが向いている先、その横で目を剥くギリアンに、思わず声を上げてしまった。

 ――しまった、と思うのは、遅い。]

(346) 2014/12/13(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

ギリアン、ミナカを押さえろ。

[この"命令"がどう響くのか。
 確信という確信があったわけではない。
 が、第二甲板で、たった今交わした会話。"船長が人狼なら、おっかない"。
 そうなった場合、一晩を共にして今尚生きるこの男は、信用ならない。
 たとえ狼でなくとも、何かを知っている。そうした思考が、噛み合った結果だった。]

(352) 2014/12/13(Sat) 00時頃

 俺はいい。彼を黙らせないと船長が死ぬぞ。

[ギリ―の想いを嬉しいと思う余裕もなく、
口にしたのは船長に疑惑が向くと言う不安。]


 待った…一体何が起きている。
 何処にいるんだ。

[囁き交わされるギリーとミナカの聲を聞き、
何かが起こったのだと気づく。
私は第三甲板へと降りる足を急がせた。]


 仲間?

 おまえは、おれを仲間だと思っていたのか。

[少しだけ驚いたように問う。
 この船に乗る事になった時から、ずっと変わっていない。]

 ───俺としては、極端な話、おまえが人狼であろうがなかろうが、どうでもいい。

 おまえが、他者を畏怖させる存在であるのなら、それに従う。
 そうでないなら、おれはおまえに牙を剥く。

 それだけだ。

[もし、公に、人狼であることが知れたとしても、それを曲げるつもりはない。

 だから、やがて食事の席でニコラスに問われた時も、そのままに答えたのだった。*]


紐 ジェレミーは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 00時半頃


[あの時。
あやしてくれたその手が落ちるのは。
その命が、落ちるのは。
この聲を交わせる者が死ぬのは。
嫌だった。]


 ───あの煩い声、止めても構わないか。


[静かな男にしては珍しく、幽かに、感情の乗った聲を、どこかへと響かせる。]


 なんでもいい。好きにしろ。

[煩い声とはどれのことかは分からないが、今はそんな場合ではない。]


【人】 紐 ジェレミー

[毛布も、その裏に酒瓶も抱えているような、ただ居合わせただけの男に、道化は刃を向ける。]

私も、説明してほしいところなのですが。
ギリアンについては、グレッグがミナカを狙った刃が掠ったようです。

[この目にした事実を淡々と告げる。
 鋭い切っ先と殺意が向くのに、心のうちが震える。
 ぞくりと背が冷える感覚に、どこか歓喜を覚えていた。]

(371) 2014/12/13(Sat) 00時半頃

 おれ、狼なれナイ
 カシラ 本当の仲間 なれナイ、おれじゃ

 あの仔、大事

[漏れ聞こえていた聲の遣り取りを聞き、
男は漠然とそう思っていた。
所詮、聞こえる“人間”でしかない自分では
彼が求める存在には成れないのだろうと。]


[どれだけ血を絞っても、手当もしても助からないのかもしれない。
焦る自分が何を理解しているのか、理解したくなくて。]

 セシルを守る前に、自分を守れ。

[初めて、祈った気がした。]


 ギリー…お前は唯一、私が最初から仲間だと思ってた者だ。
 孤独な船の旅の中で。

[刃を振り下ろしながらグレッグを睨みつける瞳に力が入る。

――けれども、グレッグは自分に恐怖を抱かない貴重な存在だ。
些かの躊躇いも私の中に存在して。*]


 違う。違う。違う。同じじゃなくても。

[ギリ―の言葉を必死で否定する。
泣いているのは誰なのか。
震えそうな聲を必死で抑えた。]


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