人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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視点:


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時半頃


 伝えたいことは 何ですか?



 あなたが本当に伝えたいことは何ですか?
 


 後悔をしない内に、

 どうか、伝えてください。


 「こんにちは。さようなら」

 そんな些細なことでも構いません。


 明日会えない「さようなら」を
 伝えられるのはつらいから

 だから何も、

 伝えないことが最期の言葉ならば



 ――――それでも、構いません。
 


【人】 漂白工 ピッパ

― 回想・自宅 ―

[狂ったような笑い声は暫く続いた。
 随分と人気がなくなってはいても、
 時折、通りすがる人も居て、
 そんな人たちは一様に、例外無い色の眸を向けた。]


[だから、ただ、ただ、女は笑った。
 現実を遮るのは、何時も夢。

 例外無く襲い来るものだから、目一杯抵抗した。
 ふらふらと視界が揺れても立ち続けた。
 太股を叩き、時には頬を張って。

 けれど、意識は途切れてしまう。]

― 回想・了 ―

(20) 2010/07/05(Mon) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 翌朝・作業場 ―

[次に女が意識を取り戻すのは作業場だった。
 薄汚れた手、ぼさぼさの髪、使い古した作業着。

 何故こんな格好で此処にいるのか。
 女には当然、一切の記憶が無い。

 怖くなる。手がかたかた、と震えた。
 自身を信じられなくなる要素がまた一つ増える。
 
 所謂、自動症。
 しかし、そんな名前も症状も、知る由は無い。]

(22) 2010/07/05(Mon) 02時頃

漂白工 ピッパは、とにかく自身を落ち着かせようと何度も深呼吸した。

2010/07/05(Mon) 02時頃


【人】 漂白工 ピッパ


 だいじょうぶ。
 ……だいじょうぶ、だいじょうぶ。

[地を見つめながら繰り返す、願い事。
 それは呪文を唱えるかのように。
 "呪い"だと言い張っても、怖い事に変わりは無い。

 す、と立ち上がり一度浴室へ消える。
 汚れを落とし、着替えを済ませれば]

 ……行こう。
 お供え、しにいかなきゃ。

[現実から逃れるように、外へ。]

― 自宅→ ―

(26) 2010/07/05(Mon) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

― →酒屋 ―

[自宅を出れば、一直線に向かうのは
 目的の品を願う為の、場所。

 道中、此方を見てひそひそと声を立てる者。
 明らかな距離を取る者。
 奇異な視線を寄越す者、が居たが。

 意識の内に入れる事無く、辿り着く。]


 ゴドウィンさん。

[店先に彼の姿を見れば、小さく呼びかける。]

(28) 2010/07/05(Mon) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[女は彼の抱える物を知る由も無い。
 よしんば知ったとして今、何を言えるだろう。

 右手が微か、震えているのを見た。
 されど、年齢か。
 もしくは職業柄、なのかと思ってしまう。]

 お久しぶりです。
 先日は、お茶とサンドイッチ。
 ……頂きました、ごちそうさまでした。

[この言葉で何処まで伝わるのかは解らない。
 けれど、感謝を伝えたのだから、ある程度の覚悟は持っている。]

(33) 2010/07/05(Mon) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 うん、とても。

[女は微笑して頷いた。
 彼が醸す雰囲気が女を幾らか落ち着かせたから。
 ふ、と柔い吐息を吐いて]

 お陰様で、一緒に……時間を過ごせたの。
 ―――、有難う、御座いました。

[ひとつの言葉に、極力の思いを篭めた。]

(48) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

 『生命とは 喪われるもの――』

 生まれた時から人は死に向かって歩いていく。
 
 『冥闇は世界を侵し、人々を連れて行く』

 それでも闇の中で人は必死に足掻くもの。

 『死以外の約束など交わせはしない』

 識っていても、認めない、そんな生き方をしてはいけないのですか?


【人】 漂白工 ピッパ

 そんな事、無いよ。 お茶も、美味しくて。
 流石だね、って二人で笑ってた。

[敵わない、などと零しあった事も。
 ふわりと女の表情が綻ぶ、過去。]

(83) 2010/07/05(Mon) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[礼を返されると笑みのまま、俯いた。暫しの沈黙を経て]

 うん。

[最後まで。微笑のまま頷いて、"彼女"の話を終える。
 緩やかに顔を上げると]

 ゴドウィンさん、御願いがあるの。
 同じお茶を、頂けますか?

[首を傾ぐ。
 もらえたのなら、其れを手に礼を言い。
 "また"、と再会を願い手を振って、場を辞するだろう。]

(84) 2010/07/05(Mon) 04時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 04時半頃


【人】 漂白工 ピッパ


 やだ。
 ……辞めてよ、子供じゃないんだから。

[頭を撫ぜられれば、口ではそう言うものの。
 表情はそのまま寄りかかってしまいそうな
 弱い笑みを一瞬だけ、見せた。]

 ん。

[彼が奥へと入っていけば、
 この後、アイリスが座したであろう席に、座り待つ。]

 あ、……ありがとう、御座います。
 また。
 …………また、貰いに来るね。

[だから、元気で。言外に強く、願いを篭めて。
 優しい彼に祈りを篭めて、手を振り場を辞する。]

(91) 2010/07/05(Mon) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 墓場 ―

 …

[そして足は一直線に墓場へ。
 道中、今度は自警団と出会った。
 しかも前よりも多い人数で。
 呪ってやろうか、と脅したら結局は逃げて行ったが。]

 見て?
 ……おじさんから貰ったよ。
 一緒に、飲もう?

[す、と屈みこんでは、
 水筒から少量、"リンダ"に掛けて遣り
 少量を、供えた。]

(96) 2010/07/05(Mon) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 おじさんが、子供、だって。

[苦笑する。
 彼から見れば、女も、リンダも。
 大切な、"子供"なのかもしれない。
 其れは女が愛した、"村"の形。]

 リンダ。
 ……あの、ね。

[けれど、気付いてしまった事がある。
 彼の優しさが。祖父と、不思議と、重なった。]

 ………おじさんが。

[それ以上は言葉にならなかった。
 何を、願えと言うのか。
 どれもこれも、それは遠い空の星のようで、届かない。]

(98) 2010/07/05(Mon) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ


[煌く星は今、何処に在るだろう。
 明るい陽が知る事を遮った。

 どちらも嫌いになれないで居る。
 どちらも、好きだから。

 愛してしまったから。

 だから届かない星も。
 星を隠す朝も。]

 
 ―――、理不尽、だよね。

[ただ、笑う事しか*出来なかった*]

(104) 2010/07/05(Mon) 05時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 05時頃



 風化風葬。
 


 失ったものは一体何だったのでしょうか。
 手に入れたものは一体何だったのでしょうか。


 沢山の悲しみを生むこの病。
 それでもほんの少しの喜びが在ればどんなに良いかと思う。


 この手は悲しみだけを生んでしまうのでしょうか。
 この手は喜びを生むには余りにも未熟でしょうか。


 
 ――…。
 


 サイモンさんは、いつも可笑しな人です。
 橋で彼と出会いました。


 嗤っていました。
 狂気に呑まれてわらっていました。


 彼の未来に、
 希望が見出せなかった。


 待ち受けるのは死、のみ。
 全身が麻痺しても、微かに唇が動くことは知っていますが
 彼には、その唇で伝えるものがないと、
 私はそう判断しました。


 身体が動かず、孤独に死すことは、
 とても悲しいことです。


 苦しんで、逝くくらいならば いっそ。


 だから私は彼を橋から川に突き落としました。
 それだけです。


 彼が幸せであったかどうかは分からない。
 けれど死を予告されて不幸せな狂気に生きるよりは
 まだ、良いのではないかと、そう思いました。
 
 ―――だから、私は。


 ―――…。

 大好きな空 大好きな村
 このまま、同じように明日へ続いてゆくと信じていた。

 乾いた口笛 空を渡る調べ。
 その日風に乗るのは口笛だけじゃないと知った。


 緋い空を見上げていた。
 沈まぬ夕陽を見上げてた。
 幾千の影が森を駈けてゆく。


 私とか、あなたとか、恋とか、愛とか、
 好きとか、嫌いとか
 
 「また話すね」

 叶えられない口約束。


 拒絶も、肯定も、仲良しも、喧嘩も、何もかも

 生きているから、出来ること。

 ――あなたが死んだら意味がない。

 ――私が死んだら意味がない。


 気付いてください。

 生きているから出来ること。

 生きているから尊いこと。

 どうか、気付いてください――**


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 12時頃


【人】 漂白工 ピッパ

― 村はずれの丘 ―

 …

[墓地を離れ一路、丘へ。
 折角だから華を摘んで来ようと足を伸ばしたのだが]

 気持ちいい。

[そよぐ風の心地よさに眸を閉じた。
 薄桃を撫ぜていく優しさを小瓶に摘めてしまいたい。]

 ん――。
 

(114) 2010/07/05(Mon) 12時頃

 あなたが――。
 彼に、死という安らぎを与えてあげた、のね。


 
 私は、彼の狂気を感じて――。


 死病が齎す恐怖に耐え切れないのなら――。
 死病が齎す恐怖に染まり、村をこれ以上破壊するのなら――。



 其の前に――、永遠の眠りをと思ったわ。





 彼に安らぎを与えてくれて、ありがと――…う、


.


――彼女に、嘘は付けない。


――敵わないな。

――かなわない。


―…だから。

好きになったんでしょう?


[ヴェスの中の恐怖も見抜いた上で。
ヴェスに好かれていることを、結局は受け入れていた彼女を。

それは、単純にしかモノをみれない自分だからこそそう思ったのかもしれないけれど。]


ああ―― ああ。

[頷く]

――はじめは、確かに一目惚れだった。

あの子がくれた花。
あの子がくれた笑顔。
あの子の細い身体。
あの子の儚い笑み。

あの子の――


【人】 漂白工 ピッパ

― 村はずれの丘 ―

[見上げる空は蒼い。]



[高く遠い場所で数羽の鳥が旋回している。]



[さぁさぁと風は優しく薄桃を撫ぜ続けている。
 滑らかに進む時が、胸中の小瓶から記憶を漏らす。]

(130) 2010/07/05(Mon) 14時頃




…うん。

[ヴェスの言葉に、頷きを返すだけで。
こちらからは、続きを促すことはせず。]


一緒に――!


─…ヴェス…。


[頭に響くヴェスの声に、目を伏せた。

言いたくて言えない言葉は、自分の胸にもあるから。]


[ヴェスパタインに向けて。
謳うように儚い会話を続けるメアリー――]

 メアリー、あなたは旅立つの?
 この死病に冒された村から、ヴェスパタインを置いて。

[彼女から死の気配を僅かに感じ、始めていた。
この村には死が蔓延し始めていたけど、それよりも僅かに濃い死の気配。

女が幼い時に流行り病で逝った、母。そして、幼いまま同じように流行り病で逝ってしまった弟。
身近な人から感じた――死病による死の気配。

そして、街に住んでいれば、村と違う意味で、死は常に隣りあわせだった。
街特有の鼠などを媒介にした疫病、裏路地での金目当ての強盗による死、ただ享楽のためだけの殺害。死は至るところに溢れていて。

女は、そういう死を見つめ続けていた、だけに。]


[踵を返し、ヴェスパタインの元から去る少女の姿――。

そこに感じた悲しい気配に、眉を顰めた。]


【人】 漂白工 ピッパ

― 村はずれの丘 ―

[漏れ出る記憶はやがて凪いで行く。
 此れ以上はときつく栓をした。

 ―――、そっと双眸を閉じて。]


 此れかな

[しゃがみ込み、眸を開く。
 幾つか摘んだのは、ローズマリー。
 "記憶"をそっと、添える為に。
 静か、後にすれば向かうは静寂の地。]

― →墓地 ―

(141) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 墓地 ―

[屈み込み]


[添えた華]


[ふうわり微笑して]

(151) 2010/07/05(Mon) 15時頃

漂白工 ピッパは、ふと横に視線を遣ると新しく増えた墓標に気付く。

2010/07/05(Mon) 15時頃


【人】 漂白工 ピッパ

[新しく増えた墓標]


[刻まれた名]


[傾く水筒]


[滴る茶に乗せた小さな祈り]

(152) 2010/07/05(Mon) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 安心して
 酒場のおじさんが
 ……淹れて呉れたものだから

[漏らす声は穏やかだった]

 ――、それも可笑しな話か

[安心、などと。
 緩く首を振って、瞑目した。]

(155) 2010/07/05(Mon) 15時頃



 別れは、……
 辛い?


 あなたは、慈悲を望む――?

[ヴェスパタインにも、傍のセシルにも届かぬ声で囁いた――**]


【人】 漂白工 ピッパ



[陽光と馨。
 一時は、燦燦と――*]
 
 

(165) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 15時半頃


ねぇ、ヴェス。

私さ、やっぱり。
バカだから、こうするしか、出来ないや。

セシ兄に、甘えてきた分。
ちゃんと、一人で大丈夫だよって。

だから、セシ兄はセシ兄のしたいこと、してって。

そう言うことしか、出来ないんだ。


─…ヴェス、やっぱり私、バカなのかな。

でも。
セシ兄のこと、困らせたく、ないんだ。


――兄貴のしたいこと、ね。

兄貴は、何がしたいんだろうな。

村を出ていって
オルガンで地位を掴むのを諦めて
この村に篭って
時折お前の顔を見て

――それから?


─…わかんない。


わかんない、わかんない、わかんない。

でも、私が、セシ兄のしたいことの、邪魔になるのは、ヤなの。

私が心配かけてばっかりじゃ、きっとセシ兄は、我慢、しちゃうから。


最後だから、最期だから。
セシ兄が、傍にいたい人のところに、行かせてあげたい。


兄貴の行きたいところ。
兄貴の傍にいたい人。

――どこに?
誰と。

――聞くことも出来ない?

だから―― 送り出すフリをするのか?


───……っ


だ、って。

私は、ずっと。甘えてきたんだよ?
セシ兄が優しいから、それに胡坐かいて、ずっと、ずっと。


そんな私が、どうして、どうやって。

聞けるっていうの。


困らせるって解ってて、どうして、聞けるの。


ごめん。

─…ちがう。



私、きっと、まだ。

あのひとのこと、忘れてないって。

セシ兄から、聞くのが。


こわい。

それだけ、なんだ。


――。

二年。

長いようで、短い。

兄貴があのひとのことを忘れるってことは

ないだろうな。


忘れるなんて ありえない。

――そんなことは分かり切ってる。

でも――

だからといって 何を選ぶかは別の話だ。


─…うん。

私、それを聞いたら、きっと。

あのひとのこと、恨んじゃう、から。

ずるいって、思っちゃうから。


あのひとは、優しかったのに。

私にも、セシ兄にも。


それを、憎んでしまいそうで、こわい。


ヴェス、は。
私に、言わせたいの?


セシ兄のこと、好きだって。
ずっと一緒に、傍に居て欲しいって。


そんな我が儘を、セシ兄に。
言った方がいいって、思ってる…?


――ふ。くく。

背中を 押して欲しいのか?


別にそれ自体には興味がないんだ。
お前が、兄貴とどうしたって。

でも―― 兄貴は

願わなきゃ 動かなきゃ――叶わない

そう言ってたぜ?


誰しも――怖がってる。

僕も お前も

――兄貴も。


背中…?

─…わかんないや。
押して欲しい気もするし、押さないで欲しい気もする。


だって、結局。
決めるのは、私だもん。


願うのも、動くのも…決めるのは、私。


…セシ兄、も?


誰だって一緒だ。

――分からないか?


─…ううん。

わかると、思う。



ごめんね、ヴェス。

愚痴っちゃって。


 祈りは

 どんなに祈っても
 
 届かず

 呟く声は

 微かな喧騒に

 消える


 開幕の合図が響き

 繰り返しを踊る

 この世界をつづる物語

  終末はあなただけのために

  ちいさくいのりつづける

    「ただ、ただ、しあわせに」


今は、もう少し。

このままで、居たいんだよ。
ヴェス。


…私、頑張る、から。
我が儘でも、なんでも。

─…だから、もう少しだけ。

妹で、いたいんだ。


[何処からか聞こえる囁き]

 ただ、幸せに――…。

 この村を覆う死病の果てに苦しみ、絶える前に。
 あなたは、慈悲を齎すの?


 現世の苦しみから解放された世界へ
 そこで、幸せに、苦しまないで、との祈りを乗せて。


 ―――分からない。

[死んだサイモンが幸福だったかどうかは知らない]

 慈悲なんて偽善かもしれない。

[生きることに価値があると、説いた]

 此の手は今は未だ、誰にも伸ばせない――

[されど彼女が、苦しみから解き放つ事をするのなら]

 ……委ねるわ。


 そう、偽善、かもしれないわね――…。
 生きる事は素晴らしい、もの。


 たとえ、時間が限られていたと、しても。

[生きる事に価値があると説く彼女に]
 
 でも、愛する村が悲しみに包まれるのはみたく、ないわ。



 今は、誰にも伸ばせない、のね。

 私は、メアリーが死病に伏すなら――…。
 残された人に共に逝ってもらう心算。


 彼女が苦しんでいるのか、否か――…。
 私は出会った事がないから分らない、けど……。


[彼女の声を聞きに向かう心算では、いるけど。
委ねるの言葉に――…]

 私で、いいの?
 あなたの手でなくて――…。


 あなたにその力が無いのなら、それをしてもいいけど。

 私はあなたが死病に冒されるまで――
 それをする心算は、微塵もなくて、よ?

 あなたの想いの強さを感じていた、から。


 メアリー

[ぽつ、とその名を復唱し、
 彼女に執心だった人物を、想う]

 彼女を想った彼は――…

[後を追うことを望むか否か。分からない。分からないけれど。]
 
 異議は無い。


 ――−"彼女"の終わりだけは

 委ねません。

[ただ、今はその時ではない、とだけ]


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 01時半頃


 委ねてもらえるようなら、私が――…

 メアリーさんにご執心だったあの人に旅立ってもらう事にする、わね。

[そう、ヴェスパタインがそれを望むのか否かは分らないけど。
別れ、残される側は辛いものとの、妄執も女にはあって。]

 ラドルフさんも――…
 妹のメアリーさんが死病に逝くの知れば、
 苦しみそう、ね。

 でも、ラドルフさんは誰かをまだ選びきれて、いないわ。
 それを見届けてから、とも想っているの。


 そう、わかったわ。

[ 其の囁きには、短く]


 ……はい。

 それで、構いません。

[手を汚さないことも卑怯かもしれない。
 だけど誰を選べば誰が笑ってくれるかなんて
 わからなくて。]


【人】 漂白工 ピッパ

― 墓場 ―

 ぁ

[背中に走る鈍い痛み。
 開かれた眸が捉えるのは変わらぬ空。
 意識は夢と現実を幾度かクロールした。]

 ……っ

[ゆっくり、リンダの墓標からカラダを離す。
 深く、息を吐いた。]

 ごめん。

[苦笑と共に小さな、謝罪を向ける。]

(336) 2010/07/06(Tue) 02時頃

漂白工 ピッパは、立ち上がり、辺りを見回した。

2010/07/06(Tue) 02時頃


【人】 漂白工 ピッパ

[緩やかに辺りを一望する。
 けれど人の気配を感じる事は無かった。]

 何か、あるかな

[呟きながらギリアンを探し小屋へ。
 小さく呼びかけてから入るのは、
 女なりの気遣いの、心算。]

 はいるね。

[更にもう一つ、断って静々と。]

(337) 2010/07/06(Tue) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 墓場の小屋 ―

 …

[小屋の中を見ても、其処にギリアンの姿は無かった。
 何か手伝える事があるなら、聴きたかったが。

 さて、どうしようかと考えながら見回すと
 襤褸なテーブルの上に置かれた食べ物と、袋(>>201)。]


 …

[現金な物で、
 くぅ、と小さく御腹が鳴った。]

(339) 2010/07/06(Tue) 02時頃

 ――…。

[ そう、誰に死を齎せば――…。
誰かが笑ってくれるかなんて、女にも分らない。

でも、今この人を選べないという人はいて――**]


【人】 漂白工 ピッパ

[テーブルの上を何度も何度も視線が滑る。
 しかし食べ物と袋以外、何も見つからない。

 そ、と袋に触れた。]

 ……?

[ちら、と袋の中身を覗き込む。
 ビスケットが遠慮がちに潜んでいる。]

 ギリアンの?

[彼の物であるに違いは無いが。
 誰も答えることのない問いは、小屋に寂しく響いた。]

(342) 2010/07/06(Tue) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[食事の用意をしたまま、出ているのだろうか。
 ならばすぐに戻るかもしれない。

 女は椅子に座して、暫く待った。
 袋を見る事、5秒。

 周囲を見回すこと、2秒。
 袋に視線を戻して、6秒。

 薄桃を弄る事、十数秒。
 袋を見つめながら、8秒。

 溜息を、漏らす。]

(344) 2010/07/06(Tue) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ごめん――。

[眸をきつく閉じて
 そ――っと袋に手を伸ばし、一枚取り出した。]

 一枚。
 ………一枚だけ、だから。

[其れをそのまま、口に銜え
 前歯で齧りながら、そそくさと椅子を立ち
 小屋を、一度後にする。]

(345) 2010/07/06(Tue) 02時半頃

 生まれて来る朝 死んで行く夜

 生まれて来る意味 死んで行く意味

 あなたが生きている現在《いま》。


 泣きながら生まれ

 笑いながら歩み

 どんな顔をして死ぬのでしょう。


 「こんにちは、はじめまして!《Ich freue mich, Sie kennen zu lernen!》」

 「わたしの 可愛いお姫様」

 「握り返す手が愛しかった」

 「あなたがどうか、幸せな道を歩みますように――」




 それが母の、願い。

 


 「ご機嫌はいかがかな?《Wie geht es Ihnen?》」

 「僕の 可愛いお姫様」

 「笑う顔を見るだけで嬉しかった」

 「お前がどうか、素晴らしい人生を送りますように」




 それが父の、願い。

 


 嗚呼 Mutter, Vater...
 
 私はあなたたちの願いに副うことは出来るのでしょうか。

 ただ、産んでくれた事実は、"今此処に居る私"。



 毎日、しあわせを、さがしています――**
 


【人】 漂白工 ピッパ

― 酒場付近 ―

 …

[墓標へ供えた水筒を返そうと、
 酒場へやって来たとき、だった。

 少し手前で、声(>>349>>350)だけが耳に届く。]

 ……ッ

[きゅ、と強く水筒を掴み、
 隣の建物の陰に身を隠し、聞き耳を立てている。]

(351) 2010/07/06(Tue) 05時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 05時頃


【人】 漂白工 ピッパ




[壁に凭れ、その場にそっと腰を降ろす。
 水筒を抱いたまま空を見上げた。

 傾き始めた陽を眺め、俯いて。
 二人の会話を聞き続けている。]

(357) 2010/07/06(Tue) 05時半頃

【人】 漂白工 ピッパ




[気付けば涙が滲んで居た。
 拭うことも忘れそっと立ち上がる。

 "呪い"という言葉が内から溢れ、
 握った水筒にひたひたと零れ落ちた。

 ごめんなさい。
 音の無い唇が紡いで静かにその場を後にする。]

― →大通り ―

(359) 2010/07/06(Tue) 05時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 大通り ―

[暫く歩いたろうか。
 人気の無い通りは周囲を気にしないで済む分
 今の状態では有り難かった。]

 …

[建物の壁に凭れかかる。
 水筒の紐が筒に辺り、小さな音が鳴った。]

(363) 2010/07/06(Tue) 06時頃

【人】 漂白工 ピッパ


[酒場の主と会話をしていた彼女は
 主の言葉に何を思ったのだろうか。

 思案するけれど女には届ききらず。
 両手に握った水筒に視線を落とす。]
 

(365) 2010/07/06(Tue) 06時頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 大通り ―

 ペラジー。

[声に顔を上げ、ぎこちなく笑った。
 若干の距離。ぱち、と瞬いて見つめる。
 されどその距離は今、女にとっても助かるものだった。]

 もうすぐ、みたい……だね。

[何がとは言わなかった。
 ふら、ふら、と水筒の紐が揺れている。]

(368) 2010/07/06(Tue) 06時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ……うん。

[女は微笑のまま、嘘を付いた。
 その権利が自分にはもう、無いと思っている。
 "また"と発した言葉のまま、
 彼と交わる事は無いかもしれない。]

 ピリ?
 ……何の事?

[呟きが耳に届けば、首を傾ぐ。
 縮まる距離には後ろめたさを覚えたが、
 離れ、傷つけてしまう事も怖かった。]

(370) 2010/07/06(Tue) 06時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ん――。

[微笑は柔らかな物へ変質した。
 彼女が零す言の葉に同じものを思っていたから。
 ただ、一つ違うとすれば]

 次は私の―――、

[『傍に居る貴女かもしれない』
 自然とそんな風に紡ごうとした自身に気付き
 強引に、ねじ伏せては、]

 ……番かもしれないしね。

[緩やかに頷いた。]

(373) 2010/07/06(Tue) 07時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ……そう。
 幸せ、……。

[そんな風に言われるなんて思っても見なかったから。
 "呪い"を恐れ距離を取られるのも仕方無いと思ったから。

 何処か冷静さよりも、興味が沸いたのかも知れず]

 ……どう、なるのかな

[そんな言葉と共に、微か震える指が
  す、と彼女の頬へ伸びる。]

(374) 2010/07/06(Tue) 07時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 大丈夫。
 その前に私の所においで。
 ……絶対に独りには、させないから。

[吐き出した言葉は綺麗事だったけれど。
 "呪い"が結果的に彼女の孤独を、
 他者の孤独を除けるのなら本望かもしれなかった。
 ただ、言葉通り間に合う保証なんて何処にも無い。]

 ん―――。
 貴女にとって幸せなら。
 ……其れが一番いいとおもうから。

[ピッパ"も"、と零した事には言及しなかった。
 愉しげに笑う様子に、自身が少しでも支えになれるのなら
 苦しまずに済むのなら、それだけでも、良い。]

(377) 2010/07/06(Tue) 07時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ばぁか。
 何、言ってんの。

[守護天使などと大袈裟な事を言う頭を
 緩く抱きながらそっと撫ぜた。
 『ごめんね――』と意志を篭めて、優しく、優しく。
 彼女には見えぬ位置にある表情からは笑みが消え]

 ……じゃあ。
 お返し、は、さ。

 私の御願い一つ、聞いて呉れる?

[ね?と、声色は何処までも、優しい。]

(381) 2010/07/06(Tue) 07時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[彼女が覗き見た女の顔はどう映るだろう。
 ただ、女の面からはすっかり笑みは消えていて。
 なのに声だけは、優しいまま。]

 気付いたら、でいいの。
 ………私は、大切な人を傷つけた。

 だから。
 その人を、大事にしてあげて欲しい。

[御願い、と耳元で囁いて。]

(387) 2010/07/06(Tue) 08時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[謝罪に微か、見せたのは寂しそうな表情。
 近いからこそ。大切には出来なくて。
 先に逝った"あの子"を独りに出来ないから、大切には。
 けれど、言葉は、押し込められる。
 すぐに繕った微笑を浮かべ]

 ううん。
 私こそ、ごめんね。

[首を振る。
 今度はやや、強く、抱き寄せて]

 ……ありがと。
 ペラジー?  ……私にとっても、天使様、だね

[おかしそうに、くす、と一つ笑った。]

(389) 2010/07/06(Tue) 08時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[言葉に詰る。
 今、正に抱きしめるペラジーの事ですら、
 間際の時、抱き締められる保証なんて無くて。
 一人すらも、女には叶わないかもしれない。]

 うん、だから。
 ……辛いときは、辛いって言ってね。
 傍に居るから。独りにさせないから。

[それは何処か、願いもあったのかもしれない。
 先程の願いにしろ。
 酷い願いを向けた女にすら理解を示して呉れる、
 そんな彼女の温もりに、今は一時、*甘えている*]

(391) 2010/07/06(Tue) 08時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 08時半頃


 あなたは、呪うの?

 誰かを――…。



 村の人々が噂するように、本当に。


 あなたは、死ぬのが、怖いの?


 一人で逝くのが、残されて逝くのが怖い、の?


 あなたの傍には――…。

 あなたを想う人がいたのに、……
 あなたも、その人を想っていたのでしょ?


 選んだ道は正しかったの?


[何処から聞こえた、
の哄笑に、漏れる呟き。

目の前には、永遠の眠りにつこうとするゴドウィンがいて――。
せめて、静かに、との思いが沸いて。]


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