人狼議事


199 Halloween † rose

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【人】 徒弟 グレッグ


 リー!
 
 ―…また会えるのを、楽しみに出来るんだな。
 俺もまた会いに来るよ。
 ここの時計はなんせ年寄りだ。きっとまた壊れる。

[彼がどんなハロウィンを過ごしたのかは、
次に会えた時に晩餐を囲んで聞くとして。

住所や電話番号、住まいも兼ねた時計店の屋号を教え。
今は、握手を交わし、
出来たばかりの友達との再会の約束を結ぶ。*]

(154) onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―部屋―

[部屋へ戻ると、ベッドの上にはカボチャのバケツ。
ハロウィンに置き去られたような鮮やかなオレンジ色は
ずっとクシャミが携えていた色だ。

戻っていたのかと室内に視線を巡らせたが、
求める姿はどこにもない。]

 ……ミー?

[呼ぶ声は、キミに届くのだろうか――?]

(157) onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

onecat69 2014/11/02(Sun) 03時半頃


【人】 徒弟 グレッグ

[猫の鳴き声と、涼やかな鈴の音が聞こえた。

そぞろ巡っていた眼差しは再びベッドの上に戻り、
そこでバケツから顔を覗かせる小さな黒猫を見つける。]

(185) onecat69 2014/11/02(Sun) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ……おかえり。ミー。

[抱き上げると、温かかった。とても温かかった。
胸に抱いて、とくとく弾む心音を重ねる。

無垢な金瞳はどこまでも澄んでいて
まるで初めて世界に触れる仔のように濡れて光っている。
だから、か。

ふたりで駆けた街の明かりを 菓子にはしゃぐキミを
不器用に踊ったタンゴのリズムを 重ねた手の熱さを
何度も名を呼んでくれた声を 月夜に交わした約束を
思い出して。

声を殺して、少しだけ泣いた。*]

(186) onecat69 2014/11/02(Sun) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ

―海の見える街―

[潮風に抱かれた海沿いの小さな街に
時計塔の鐘が響く朝。
越冬のため旅立つ海鳥が朝靄を切った。

パンが焼きあがる匂いが立ち込める路地を、青年は駆ける。
深まる秋の朝に白く蕩ける息を弾ませて。]

 ただいま!ミー、ミーさん!

[時計店の裏口から台所に飛び込んだ青年は
年寄りの黒猫と若い黒猫のためのミルクをパンで火にかけ、
港で拾った魚を餌皿に放り込む。

先月から任された時計塔の深夜整備の仕事明けだが
鼻の頭を赤くして笑う青年の顔付きは明るい。]

(190) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 親方。行ってきたよ、時計塔は今日も健康だ。
 あの分だと来月の点検までは何の心配もない。

[先に朝食を囲んでいた時計屋の一家に混じって卓に着くと
今日もまた穏やかな一日が始まる。


――…あの小さな街で過ごした
不思議なハロウィン祭から、先月で三年が経った。

朝から賑やかで華々しかった祭の情景や
広場のマジックショー、ダンスパーティの夜の明るさ、
経つ日に交わした友達・リーとの再会の約束は
良い思い出として今もはっきりと覚えている。

しかし、それだけだ。

それでも時々夢を見る。
知らない丘の知らない屋敷の屋根上で月を見る夢を見る。]

(191) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[夢のせいでほんの少し感傷的な気分で目覚める朝は、
決まって、傍らで眠るミーを抱き寄せて瞳を見つめた。
不明瞭な夢に見る月を思わせる金色の瞳。]

 ミー、好きだよ。
 俺達はずっと一緒だ。
 ミーは、俺の猫だもんな。

[そして、ぴんと尖った耳にそう囁くと
寂寥めいた靄は晴れて明るく笑えた。

この子の傍は常に温かくて楽しくて。
一緒なら、きっとずっと笑っていられる。*]

(192) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

onecat69 2014/11/02(Sun) 20時頃


【人】 徒弟 グレッグ

―1,November 2014 ホテルのロビー―

 海が一等広く見える場所を教えるよ。
 ……生きてりゃ、何度だって会える。

[握手を交わし、一度だけリーの肩を抱いた。
いつかの再会に期待し、今の別れを惜しんで。

囁かれた秘密には薄く笑みを浮かべて、]

 ふ…っ は、魔女まで本物なのか。

[楽しげに笑った。
そしてグレッグも大切な秘密をひとつ打ち明けた。
「俺は、悪魔の黒猫に、恋したよ」と。*]

(196) onecat69 2014/11/02(Sun) 20時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―あれから二十年―

[時を経るにつれて時計店は随分と静かになった。

新参の仔猫に「ミー」という呼び名を奪われて
たまに不貞腐れたように背を丸めていた黒猫は、
十年程前、それでも最後は穏やか目を細め息を引き取り。

店を切り盛りしていた夫妻は
弟子に時計店の看板を託して家を出た。
娘夫妻の傍で余生を過ごすという彼らを、
皺の増えた笑い顔で見送ったのは5年前の夏。

重ねた別れはどれも寂しさを呼んだが、
いつも抱いて過ごした黒猫が隙間を埋めてくれた。

訪れたひとりと一匹の毎日も
ずっと変わらず温かな日々だった。]

(216) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[仕事中はカボチャのバケツを傍に据え
時折、年のせいで昔よりずっと乾いた手で黒猫を撫で。

寒い日には身を寄せ合って眠り、
春先の午後は日溜りで昼寝をして。
ハロウィンに合わせて翼の飾りを背負わせたりもした。

なんでもない事が幸せだった。
本物の家族を持つ事は無かったが、寂しくは無かった。

いつも隣にミーが居てくれたから。]

(217) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―いつかの春の日―

[最近めっきり年を取った黒猫を抱く。
この頃のキミは眠ってばかりで少し寂しいよ。

それでも抱き上げると甘く鳴いて見つめてくれる。
俺はそれが堪らなく嬉しいんだ。
愛しくて堪らないんだ。
だから、







逝かないでくれ。
俺を置いて、逝かないでくれ。]

(218) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[閉じた瞼は最愛の金色を隠したまま。
何度呼んでも、眠りから彼を呼び戻せはしない。

彼の最期の際。
どこか懐かしい声と錆びたはずの鈴音が聞こえた
                 …気がした。
澄んだ鈴音は誰かに彼が昇る事を伝え遠くへ響く。


命が喪われゆく小さな身体に雨が降る。
温かな涙の雨。いつまでも。いつまでも。


ミーが居てくれて。ミーに会えて。
俺は幸せだったよ。ありがとう。
……ありがとう。*]

(219) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―最期の日―

[くたびれたリボンに結わえた錆びた鈴と
陽に焼けた古いカボチャの形のバケツを置いた机で
老人は最期の日まで仕事を続けた。

年寄りがひとりで営む小さな店を頼ってくれる
街の人々に支えられて。



その日は、春の風が花の香を運ぶ晴れた日だった。]

(222) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[老いた指先で鈴に触れ、少し揺すってみると、
いつかのように澄んだ音が鳴った気がして。
懐かしむように細めた目は、そのまま閉ざされる。]


『やっと、会いにいけるよ。随分長く待たせたね。』


[正午を知らせる時計塔が打つ鐘の音を聞きながら
眠るように、キミの傍へ。**]

(223) onecat69 2014/11/02(Sun) 23時半頃

 悪魔とヤんのはすげぇイイらしいぜ?

[舌なめずり一つ、彼に言い訳を与えて−−−深く深く、ベッドに沈み込む。
運命を共にする影二つ*]


[ 悪魔の気の済むまで 一つの影のまま* ]


【人】 徒弟 グレッグ

―天の三叉路―

[――……光が見える。

現から持ちだした錆びた鈴ひとつを握り締めて
暗闇を貫く長い階段を登った先の光に目が眩んだ。

本当の天と地上の丁度真ん中、
三方に開かれた路の起点となる光の世界。

そこで待つキミに会えたら。
きっと真っ直ぐに駆けて行って抱き締める。]

(237) onecat69 2014/11/03(Mon) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[光の中。

安寧と温もりを約束された天国への扉は開かれている。
かつて魔に触れた魂の一点の染みは
昏い夜の住人たちの世への切符にもなろう。]

 ミー。一緒に行かないかい?
 また出会って、また恋したい。ミーに。

[ミーの手を取りグレッグが見つめるのは、
心臓の音で刻む日々が待つ現世へ続くスロープだった。]

(238) onecat69 2014/11/03(Mon) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[“あの頃”と同じように強く手を繋いで、
ふたり揃って光の中へと歩み出す。

次の世、如何なる姿形で出会おうとも、
高鳴る鼓動が教えてくれるに違いない。
魂に打たれた楔で繋がる唯一の存在を。]

 探すよ。必ず、探しだす。
 約束だ。

[新たな約束を刻んだ魂は行く。

  いつしか 辺りは闇に 呑まれ
     繋いでいた手は解けた粒子となり 輪郭を失う
 温もりの記憶だけを 遺して

こうして、ふたちの命の物語には幕が引かれ…――

     ――…新たな生命が はじまる       *]

(254) onecat69 2014/11/03(Mon) 02時頃

 いっしょだ……グレッグ。

   ”ずっと”一緒にいよう、な……。


[向けた笑みには、小悪魔の片鱗が*]


 いいのかよ?
 そうそう真名なんて呼べねぇんだぞ。

[そろそろ聴こえるだろう、と囁く甘言。
胸に刻んだそれを、契約完了の証として求めた]

 なぁ、 和希 ?


[慰めと、希望の意味を持つその花が。
 春を連れてきてくれたのだ

 ―――其処に肌寒さは、もう、ない。]


 逸れンじゃねぇぞ、和希。

[それでも、隣に”彼”が在る。
唯一の心安らげる場所。永い生も何もかも預けられる存在。

相手を思う時、悪魔の心に芽生える想いは愛に等しいのだろう
 いつか口にした砂糖菓子のように甘く優しい  *それこそが*]


 ……私は、変わらず君の友人だよ。
 何が変わろうと、変わらなろうと。
 
 ねぇジェレミー。
 だから、――…いつか店に遊びにおいで
 虹の架かる橋の下で、待っているよ。

[虹を冠る店は、あの街にはもう無い。
 あるのはただの、空き地のみ。

 店に訪れた住人は首を傾げる
 此処には雑貨屋があったはずなのに、と。]


【人】 徒弟 グレッグ

―遠い未来―

 Trick or Treat!
 キャンディ、クッキー、チョコレート!

[黒いマントを翻して、少年は高らかに声を上げた。

今夜は街中が甘い匂いに包まれるハロウィンの日。
やっと友達との巡回を認められて意気揚々はしゃぐ
6歳になったばかりの子供たちの一軍も街を行進する。]

(320) onecat69 2014/11/03(Mon) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[中でもひときわ元気良く菓子を集めていくのは
黒猫のぬいぐるみを抱いた悪魔の少年。

その手には、陽に焼けて古ぼけたカボチャのバケツ。
これは、生前の祖父がかわいがった弟子が、
最期まで大切にしていた形見の品だと聞いている。

幼い少年にその意味こそ半分も解らなかったが、
結わえられたリボンと鈴の錆具合が格好良くて
毎年使わせてもらっている。]

 Trick or Treat!
 ジェリービーンズ、キャラメル、パイ…
 さもなくば、悪戯だ!

[成果は上々。
今年も、バケツの中は甘いお菓子でいっぱいになる。]

(321) onecat69 2014/11/03(Mon) 22時頃

 ……───餌を、くれよ。


[巣くった闇が、もっと深くに根を張って、いつか深紅の魔華を咲かせるまで。

 グレッグの魂が、闇の眷属に相応しい、罪の色に染まるまで………*]


徒弟 グレッグは、メモを貼った。

onecat69 2014/11/03(Mon) 23時半頃




  一曲踊ろうか。
  君が生まれた、お祝いに


[もう、時計の針は動かないから。
 時間が私達を邪魔することはない]


【人】 徒弟 グレッグ

 Happy Halloween!チビ猫!

[駆け寄ってきた年下の少年に両腕を広げて見せる。
どうだい、悪魔だ!怖いだろ?
ってな感じに。

獲得した菓子はあとで仲間内で分ける事になっているが、
空っぽのバケツを哀れんで少年は自分のバケツを探る。
クッキーとチョコレートは自分で食べるために避け、
掲げられたバケツに放り込んでやったのは
蜥蜴の形のグミひとつ。]

 ―……おまえ、一緒にいくか?
 一緒のほうが、絶対楽しい!

[満面の笑みには満面の笑みを返して。
少年は、小さな黒猫の小さな手を握る。]

(342) onecat69 2014/11/04(Tue) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[握った手は、はじまりのしるし。

繋いだ手から感じた温もりが小さな胸に染み入り
一緒に街を駆ける始終ずっと心が踊っていたんだと、
あれは初恋だったんだと、
恋を打ち明ける言葉としてキミに伝えるのは
もっとずっと未来の話。

ふたり並んで駆け出したハロウィンの街に
どうしてか懐かしい鐘の音が、響いた。**]

(343) onecat69 2014/11/04(Tue) 00時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

onecat69 2014/11/04(Tue) 01時頃


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