人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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 戻るなら、お前さんも一緒だ。
 ――フィリップ。


【人】 道案内 ノックス

―ブルー/それから―

[灰色の瞳の少年と、琥珀の瞳の少年と。寒さにかじんでいたノックスの両の足を擦っていた彼等を制し、手招きをする。おやすみのキスを交互に。]

『『ノックス、おやすみなさーい!』』

[扉が閉まり、ぱたぱたと足音が遠ざかっていった。

 旅を止めて工房を構えても、同族の少年たちが弟子入りをして、大人を迎えていく。作品は生まれ、愛されていく。]

(100) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

[眠りに就く前に、ノックスはオルゴール箱を鳴らした。

 ひとつめ。黒漆で装丁し、小さな黒曜石を幾つか散らしたもの。流れる曲は、ドナウ。

 彼を、トレイルの代わりに喰らうことを躊躇わなかった。体を繋げ、愛を囁き、口を赤に染まらせることを厭わなかった。

 ただ、安らぎを願う。]

(101) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

[ふたつめ。灰色の空に、星のような細かな金色。
 山小屋から持ち帰れたのは、ほんの一部でしかなかったけれど。

 彼は、生き延びた今のノックスを見てなんと言うだろうかと思う。愛し子の1人。可哀想だと笑うのだろうか。

 ふっと小さく笑い、頭を枕に乗せた。]

(102) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

[そして最後に。]


 ……トレイル。

[栗色に染めた皮膚と、シノワズリの瞳を持つ小鳥。
 箱の表層を撫でて、口付けた。


 存在を喪ってもなお、彼は居続ける。悲しむ気持ちはもう消えた。

 ただ、慈しみだけが残る。*]

(104) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

[歌声が聞こえるほど 先よりも近い]


 フラ ンシスも凍…………えちゃうっ から
 俺は いいから…………

[もがくルーツの羽に 落ちる雫の
 途切れる言葉で思う
 けれど ドナルドが折れないことは
 理解はしていて……ああ どうすればいいのか]


 ――…は。
 条件は同じ、だろ。
 凍える前に、見つけだす。

 フィリップ、一緒に、帰る場所を、さがそう。

[互いに折れぬまま。
意識傾け、フィリップへと呼び掛け]


【人】 道案内 ノックス

―アンティークブルー―

[時折、傍らに誰かの気配を感じた。1人で居るというのに、独りではないような。]

 ……トレイル。

[そんな折りは、決まって彼の名を呼んだ。チャンスをあげると、枷を残した愛し子。

 自分1人だけを選んでと、渾身の叫び。

 そんな愛しい最期の願いを、どうしてむげに出来ようか。喜んで枷を首に嵌めよう。

 君の名以外を、音にしないように。]

(114) k_karura 2014/11/27(Thu) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

『おはよーございますー。ノックスー? あれ?』

[―――耳元で叫ぶその声は、ノックスにはもう届かなかった。**]

(116) k_karura 2014/11/27(Thu) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

―    ―

[喉に違和感を感じ、ノックスは首に手をやった。

 真っ暗の中に響く鎖の音。
 あぁ、これは枷なのだ。

 鐘なのだ。

 君が、君だけが一番だよと、告げるための。]


 トレイル……

[ほぅら。4文字しか、紡げない。]

 とれいる。

[囁きはノクターンのように。*]

(130) k_karura 2014/11/27(Thu) 18時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

k_karura 2014/11/27(Thu) 18時半頃


 ーーーないもん
 ーーーーーー…………



[ぐすっ と小さく鼻を鳴らす 結局子供のように
 駄々をこねまるまるしか出来なくなった]


【人】 道案内 ノックス

[ぺたり。
 足跡を残すように、歩く。

 大事なものを全て受け渡した。
 あとは、言い付けを破らないようにするだけ。]

 ……トレイル。

[そうすれば。あぁ、昔聴いたような……。>>183

 トレイル。

(185) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[近寄る程に形は色がはっきりと見えてくる。

 ふわと柔らかな栗色と。シノワズリ。
 淡い桃色の唇から零れた音は――…天上の。]

 ………っ

[背中が震えた。ノックスは、駆け寄り、腕を伸ばす。
 あぁ、かみさま。彼に声を、歌を戻してくれたのですね!]

(190) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[そうとも、ずっと呼んでいた。君の名前だけを。
 もう枯れてしまったはずの涙で目頭が熱くなる。]

 ……

[歌は聞きたいけれど。平等な導きはどうだろうと、少し困った表情を浮かべる。]

(192) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……!?

[確かに、抱き止めたと思った……のに。
 指差された天を仰ぎ、目前のトレイルを見遣る。

 どっちか、だなんて。


 天を向いて]

 トレイル。

[目前の彼に]

 トレイル。

[どちらも君だから。両方。ぜんぶ。]

(196) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[歌が、変わった。あんなに退屈な歌なのにと、遠い昔に感じたのに。

 今は心を満たしてくれる。

 階段の下に落ちた君を見て。
 冷たくなった君を抱いて。

 瞼の裏に焼き付いた姿を想い、名を紡いできた。

 そう、欲張りなんだ。君と再び逢うために。
 生きて天寿を全うしたのだから。

 白羽に目を細め、ノックスは微笑む。
 叶えてくれると、君が言うから。]

(200) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 トレイル! ……トレイルっ。

[愛おしさが募る。
 飛び込んできた体を抱き締める。
 腕の中に在る温もりに、すりと頬を寄せた。


 一番。一番特別。
 鼓膜を震わす最愛の、声。

 もっと言って。もっと、僕の名前を歌って。
 ねだるように唇を指でなぞり、慈しみのキスを、一番の君に。*]

(201) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[全人の為の、天界にあるべき声は。
 いま、一人の男の名を歌っている。

 声に含む幸せは傍にいれば移るもの。
 名を呼ばれる度に、うんうんと頷いた。

 指先に痛みが走るも眉を寄せただけ。]

 ……トレイル。トレイ、ル

[返事の代わりに、何度でも名を呼ぶ。
 可愛いおねだりは、許してあげないと。
 あぁ、君の全てが愛おしい。**]

(205) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

―バーミリオン/山小屋―

[プリシラは泣いていた。>>207
 バーナバスに纏う死を感じて。

 幼馴染みに射られた矢が粛清の矢だとしても。フィリップに、誰を裁く権利があるというのか。

 唯一の保護者を奪われた自分と姿を重ね、ノックスは息を吐き、決意する。

 ――生きよう。
 ――生き続けよう、と。]

(216) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[プリシラの反応は薄かった。>>209
 彼の世界には、バーナバスしか居ないのだ。そう思うと、尚更必死になる。命の漏れ出す穴を縫い合わせ、命を繋ぐために。>>134

 何度も何度もバーナバスを呼ぶ声。>>210
 衝動を抑える為だろう唇を噛む様。>>211

(217) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[プリシラを待つ間、手を染めたバーナバスの血を舐め取った。
 さっぱりとした甘みがあるのを確かめる。>>213

 ‘良い大人’から、少年時代の表情に戻る。バーナバスから貰った黒曜石のペンダントをポケットの上から抑えた。爪の代わりにしたものだ。石には罅が入ってしまった。

 それでも夜は焔光を浴びて、美しい。]

『馬鹿バーニィ。
 置いていかれる方の気持ちを、いい加減分かれって。

 僕は……プリシラの分も渡したんだ。まだ仔狼の彼に教えなければならないことが、山程あるだろう?

 だから、だから――…』

(218) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[布を引き裂き、身体を支えるための紐を作りながら。>>132>>135
 ノックスはバーナバスの生きる意志を、願う。彼は今でも、ノックスの明かりなのだから。

 胃を満たしている愛し子たちの愛は、きっと彼等を、ノックスを生かすために在る。**]

(219) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

―琥珀/工房―

 ―――?

[注文書の中から彼の名前を見付けた時、ノックスはふわと微笑んだ。

 今度は長かったなと思いながら、その1枚を引き抜く。残りは『詳細お願いします』『この納期ではお受けできません』など返信内容を簡単に書き込んで、弟子達に任せる。
 小さな工房で細々と暮らしたい気持ちもあったが、自分の手掛けたいものにじっくりと時間を裂けるのは利点である。

 ちょうど質の良い木材が手に入ったところだ。少し丸みの強いデザインにしよう。
 弟子達の申し出を全て断り、1人で作業を受け持つ。
 これは幸せを掬いあう為のものだから、彼と彼の同行者の為だから。]

(286) k_karura 2014/11/29(Sat) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……。

『こうすると、艶が出やすい。
 よく御覧、ラルフ。』

[ノックスの首に回る両腕。肩と背中に乗る重みは心地好いもの。音に鳴らない言葉を伝えるために、指を素肌の上に滑らせる。

 磨き布でゆっくりと、仕上げの艶を。箱を開けた時、綺麗だと喜んで貰うために。**]

(287) k_karura 2014/11/29(Sat) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

――     ――

[天国から堕とした天使はどうなるのか。
 それは、自分だけが知っている。

 目覚めて、腕の中にトレイルが居る幸せを噛み締める。背中を撫でて、羽根のないことを確かめた。

 もう一度、天に昇ってしまわぬように。
 もう一度、すり抜けてしまわないように。
 温もりに、音に触れる。]

 トレイル、トレイル……。

[何度でも名を呼んで、何度でも求めて。]

(305) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[目を閉じて、歌の終わりを迎える。胴に回される腕。抱き止め、見下ろすとシノワズリがきららと瞬いていた。

 上手だったと栗色を指に絡ませながら髪を撫でた。いいこいいこと褒める様は昔と変わらず。
 次のリクエストは、そぅ、何が良いだろうか。

 どんな歌でも、彼が歌を紡げば神の息吹となる。絶えず、祝福は傍に在る。]


 トレイル……。

[ノックスの唇からは愛しい子の名ばかり。]

(311) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[浮かぶ恍惚に、愛おしさに胸を焦がす。
 こんなに喜んでくれるのだから。

 悲しみも、寂しさも要らない。

 この表情も、吐息も、自分だけに向けられたもの。
 ノックスだけのもの。]

 ……トレイル。トレイル、トレイル。

[好きだと、呼んでと請われるままに。
 口付けては名を口にし、愛を告げる。]

(312) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[じっと見詰めるフロスティブルーには、トレイルしか映さない。

 いつまでも傍に居よう。
 君だけを見て。
 君だけを呼んで。
 君だけに触れて。

 ―――永久に、トレイルだけのために。]

(313) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[例えこれが呪いだろうとも。

 喜んで、愛を捧げよう。

 この身も存在も、君だけのために。]

 トレイル、トレイ……ル

(322) k_karura 2014/11/29(Sat) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

『大好きだよ』トレイル……

『愛している』トレイル……


[だから、愛して。
 永遠に、永遠の幸せに包まれよう。**]

(323) k_karura 2014/11/29(Sat) 03時半頃

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