295 突然キャラソンを歌い出す村3
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[――――ところで、
この場に居る人間のほとんどが知らなかった事だが 今、この時、とある条件が"揃ってしまった"。
キャラソニアからの来訪者、 世界間の壁の緩み、
死に瀕した誰か、 "吸血鬼"、 バタフライエフェクト、
そうして更に誰もが知らない事だが、 こちらではなく、"向こう側"に それを呼ぶ"何か"の存在があったのかもしれない。]
(553) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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うん。……そういうのできたかったよな。
………。 なんか、あらためて、観覧車、でかいな。
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そ〜いうとおもった。
[>>551だけど、素直に伝えてやった。 最悪な気分をそのまま持ってくのも嫌だった。 でも殺しにかかって来なければ殺す事はあんまり、たぶん、いや、そんなに、…まあそんな感じだ。 結局は人殺しに躊躇いがない怪異なのは間違いはない。]
やりのこした ことォ? そんなの 生きてたら ふえるじゃん、…
(555) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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……天気いいから。
こういう日がいいよな。
[相変わらず、大きな金の月が出ていた。]
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――――…
[血の匂いに少し目を開け、]
怪我、なおせないじゃん、 [宇津木は人間だから。 それと、オレはそれを飲んでもきっと意味は無いから、でも、]
ありがと にゃ
(556) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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わかる〜、
オレも来た時観覧車の上ではしゃいじゃった。
※マジである。
…明日も 晴れるといいな。
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[ ―――…「逆」は、有り得る?>>1:484 ]
[ 或いは神隠しのように この世界から、>>2:222 ]
(557) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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[以前にもあったのだ、 八家本八丸十が消息を絶つ少し前に、 キャラソニアからの来訪者が。
その来訪者は無事にキャラソニアへと帰還したのだが、 それは九生屋が眷属を欲した最大の理由であり、 最も親しくしたであろう友人の一人だった。
八家本八丸十は追い詰められ、 この世界での消息を絶った。
似ているのだ、あの時の状況と、 今のこの状況は――――… ]
(558) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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( しにたくないな、… )
[再度目を伏せて、思う、 時間切れが迫っている。
視界が白く染まる ]
(559) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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♪♪
黄金色の導きが見えた 命の危機 死を覚悟した その瞬間に
何かに誘われるような感覚 焦燥感 藁をもつかむような それ
夢なのか 幻なのか そう思うと怖くもなるけれど 今この状況 死ぬより怖いものなどなくて
── 本当に? そう囁く声は 胸の内確かにあるけど
誰かと離れる事になっても もう二度と会えなくなっても オレは オレは 死にたくなくて…
(560) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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ただ生きていたい それだけで他者を害するとしても ただ生きていたい そう望む権利は誰にでもあるだろ?
誰の為でもなく自分のために生きている 誰の為でもなく自分のために生きていく
今 この瞬間 改めて 決めたのだ──…
♪♪
(561) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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マニャプィ酒飲んでルニィク炒め食ってくるわ。
[それが発した最後の言葉だ。
因みにルニィクッ炒めはきちんと発音できなかった。*]
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♪――…
[ 浮遊感、]
[ 招かれるような―――… ]
♪ …♪
(562) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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[ 光がおさまった瞬間、 瀕死のはずだった九生屋の姿も、気配も、 "この世界"から一瞬で、消えてしまっていた。 ]
(563) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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[こうして九生屋シュウは異世界であるキャラソニアへと転移していったのだが、その後の事は解らない。 帰還方法、世界の行き来は出来るようだし、九生屋はその方法を向こうで探そうとするだろう。
だから或いは。そのうち。もしかしたら。 など結局は解らない。 全ては 黄金色の導きのままになのだ。*]
(564) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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え?
[初めてわかるようになった気配が
その瞬間、フッと消えていた。**]
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[ ナァオ、
至る各所で猫が鳴く。 それは少し寂しそうな鳴き声だ。]
[ミケ6号は>>568に振り返って、尻尾をぱたんと揺らす。 ゴロゴロと喉を鳴らした。
前足を揃えて、少し頭を下げる。 たくさんお世話になったのだとお礼を言うように。
そうして、タッと夜の闇へと消えていくのだ。*]
(569) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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[食ってくる、という事は。
食って、帰ってくる。という意味でもあり。
それが通じたかは解らないが、
まあミタシュに怒られても仕方はないと思っている。]*
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[因みに神森学園の猫カフェはというと、 ――― まあ、猫の数は当たり前だが激減する。
それでも部長に懐いている猫や、 宇津木に懐いた白猫など、 何食わぬ顔でまたそちらへ寄っていくかもしれない。 机の下のデジカメには猫は写れど 九生屋の写真はもともと一枚もなく。 他の誰かの写真にもその姿は残っていない。
意識しなかった、いや、"できなかった"のだろうが、 九生屋は連絡手段、 つまり携帯電話の類を一切持っていなかった。
蝙蝠の数も少し減った、かもしれないが、 まあこれは全てが九生屋のせいではないため、居なくなるわけでもないだろう。
… 元々この世界に存在しなかった九生屋シュウが居た痕跡は、今度こそ、もうどこにもなくなった。]*
(579) 2019/05/02(Thu) 06時半頃
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[さてこの度キャラソニアに行くことになったのだが、
基本的なスペックはブルー族と同じで、
外見は限りなく人に近い種族はもしかして―――…
異世界チートできてしまうヤツなのでは…?
※この世界でもチート気味です ]
[惜しむらくはもっとミタシュから、
彼女についての話を聞いておけばよかったという事だ。
オススメの飲食物がきけたことは、
それなりの収穫だったといえよう。
あと酒場での乱闘はOKらしいのでそこも参考に。
血みどろバトルが繰り広げられれば血を貰うのも難しくない。]
[冒険者だのなんだのは聞いてないが、
きっと転移先で出会った誰かが押してくれるだろう。
口汚いスラングも聞けたし、
"異世界の言葉を話す方法"も、知っている。
実践されたのは随分と昔だが、
ミタシュがいった"吸った"という言葉をきいて、
イメージは湧いたので多分使えるだろう。
向こうの世界に行っても何ら問題ない気しかしていない。
転移先初めての出会いガチャでSSRをひければこちらに帰ってくるまで可能だろうが、果たしてどのレベルのキャラクターに会えるのだろうか。
全ては不明であり未定であり、
… どんなに九生屋がこちらの世界に帰って来たいと思って、恐らくすぐには無理なのだろう。
それはこちらにいるミタシュも同様に。]
[戻れたらいいな、と思うと同時に、
オレが戻るまでいればいいのに、とも思う。
結局どうなるかなんて、本当に誰も知らない事なのだった。]*
[お腹空いたって言ってるでしょ食べ物の話すんな ――…なんて文句を言う間も無く。]
……え? 死んだ? いや……、
[九生屋の気配が、フッ と "消えた"。]
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