人狼議事


199 Halloween † rose

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【人】 徒弟 グレッグ

―三度目のハロウィン 逢魔が時から深夜―

[街角の黒衣ピエロが弾くアコーディオンは
宵に似合いのコンチネンタル・タンゴの名曲。
この旋律が流れた古い映画を懐かしんでか
ピエロの周りで老夫婦が笑って踊っている。

ダンスパーティに行く人の流れに逆らって歩く途中、
鋭いスタカートに合わせて4度手を叩き拍を打った。

同時に、拍子に合わせて靴音鳴らしたのを切欠に、
軽く駆けてホテルへ戻る頃には
空は青黒く色を変えていた。]

 ……ん? ああ。

[駆けながら、来客を部屋に泊めるには
少し宿主との交渉が要るかもしれないと伝えたせいか、
ホテルの前でクシャミの方へ向き直るとそこには
正真正銘の黒猫が居た。]

(0) 2014/10/26(Sun) 09時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 いいかい? 静かに隠れて着いておいで。

[エントランスへ続く石段の下にしゃがみ、
黒猫の小さな頭に掌を置いてこそりと話しかける。

―…パーティを経た深夜にホテルに帰った時にも
同じように忍び込むよう頼むつもりだ。
悪魔の猫なら3階の窓からの侵入も容易なんだろうが、
隠れて何かを遂行するのは、やけに楽しいものだし。

さて、ホテルの部屋に荷物を置き、
顔を合わせた主人にいくつか質問をして。
再び街に戻り、酒場へ出向いた後は連日と同じ。
酒を飲み、踊り、合う人と少し話をして、
更けゆく夜、三度目のパーティを楽しんだ。
露蝶の店で店番をしていた娘が踊っているのを見たから
おそらくは露蝶もハロウィンの反復から外れているのだと
赤ワインのグラスを傾けながら思った。

さて。ミケとは再びそこで会えたのだろうか――。*]

(1) 2014/10/26(Sun) 09時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―31,October 朝・ホテル客室―

[夜半に帰った部屋のベッドで、黒猫を抱き眠った。
クシャミが人の形であれ獣の形であれ。

目覚めは通りに面した窓から射す明るい光と
応接室から微かに聞こえる時計の声と共に。
ポーンポーンと毎朝と同じ時告げる音が聞こえるが…―]

 終わらないか。

[―…窓の外、蝙蝠型の風船が飛んでいく。
早朝からはしゃぐ子供の「Trick or Treat」が聞こえる。

今日も、ハロウィンは続いていた。

どこか複雑な面持ちで息を吐いた。
手ずから直してやったはずの古い柱時計は、
正常に時を刻んではいない。**]

(2) 2014/10/26(Sun) 09時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 10時頃


【人】 徒弟 グレッグ

[ベッドに入ってすぐに眠った黒猫は、
ようやく目覚めて人の形を取り戻した様子。

昨夜は悪戯な猫の自由さに肝を冷やした…りはせず、
笑いを堪えるが大変だった。
宿の主人の堅苦しい顔の向こうで猫が跳ねた時なんて
ちょっとばかり噴き出してしまったものだ。

そんな昨晩を思い出し緩めた頬に、
柔らかな唇の感触を受けて笑む。>>22]

 おはよう。よく眠れたかい?
 今日も、まだ一緒に遊べるな。

[つい今し方まで猫そのものだったクシャミだから、
キスを返す先に唇を選んでしまった。
故郷で仲が良い猫はよく口を舐めてくるから。]

(27) 2014/10/26(Sun) 19時半頃

【人】 徒弟 グレッグ


 今日は、ナタリア婆さんの菓子を買って…―
 シーシャを探さなくちゃな。

 「約束の鐘」ってのを、ミーは知ってるかい?

[件のシーシャが同じ建物で朝を迎えているとは知らず、
緩慢に体を起こしながらクシャミに問い掛ける。

ちなみにクシャミが言った「悪魔」が
シーシャであるとは思ってもいない。
グレッグの中のシーシャはあくまで悪魔的な手品師だ。

百年を刻む時計を有するこの古いホテルの主人なら、
「鐘」を知っているかと思ったが、
得られた情報は「街で一番の年寄りなら知ってるかもな」
くらいのものだった。

ならば情報源のシーシャに直接訊こうかと、
まあ、そういった雑把な予定だ。]

(28) 2014/10/26(Sun) 20時頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 20時半頃


 あ?
 みーみーへの預けもの?
 なんで、自分で行かなかったんだろう?

[ニコラが透明な吸血鬼になっていることは知らない。
 ただ、預けものがこちらにきていることに頭を傾げる。]

 おい、みーみー。
 なんかニコラから預かってるぞ。

[そして、同封されていた手紙を開けつつ]




[なにやら、嘘なんて、まるっとお見通しだ、みたいな内容に、
 頭を掻く。

 友人にはやはり相談するべきか、と]

 ニコラ……。
 ちょと相談が……。

[そう声をかけてみるけれど、
 ちっとも返事はかえってこない。

 おかしいな、と思う。]


【人】 徒弟 グレッグ

[驚いたのはどちらかと言えばキスを解いた後。
猫と戯れるような気分で触れ合わせた唇だったが
改めて見下ろしたクシャミの丸い目と赤い頬は
人の表情そのものだった。

途端に、つられて照れた。
普段の騒がしさからは一転して黙りこむと
やや赤く染まる目元を掻いて視線を泳がせる。

本日の予定を話す口振りが
ほんの少しばかり早口になったのはそのせいだ。]

 ミー?

[そわそわ落ち着きが無い瞳がふと目に入ると、
どうしたのかとクシャミの前髪を指先で払って
じぃと目を合わせる。
シーシャの名前への反応だとは思い至らないが、
なにか気掛かりが在る事は漠然と見えた。]

(53) 2014/10/26(Sun) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ


 観光名所なら、見ておかなきゃだろ?
 見つけたら、そこで何か約束しよう。

[それが何なのかよくは解らないまま、
約束をする約束を提案しながら出掛ける支度を。
朝の身支度をしていつもの鞄を肩に掛け、
ものの十分で外出準備は完了だ。]

 ……何処に居るかな、あの悪魔は。

[さて、探しに行こうか、と。
クシャミに手を差し伸べ、ホテルを出てまずは通りへ。*]

(54) 2014/10/26(Sun) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

―街中―

[ホテルから出て歩くのは、今日も賑やかな大通り。
そろそろ行き交う人の顔ぶれで時刻が解る四日目だ。
新鮮さは感じられないにしても
楽しげな雰囲気に触れれば心は弾む。

菓子を集める「Trick or Treat!」も欠かさない。
貰った菓子は、クシャミのバケツに。]

 ふたりがかりなら、最高記録更新出来るな!
 
[そんな調子で、道なりに行くと、
露蝶の店の傍に至る。]

(60) 2014/10/26(Sun) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[部屋を出る前、
なんでもないない!誤魔化していたクシャミに
「シーシャ見つけた!」と嬉々と声をかけて
饅頭食べてるシーシャたちの方へと駆ける。]

 おはよう!今日はショーはしないのかい?

[とかなんとか、声をかけつつ。]

(61) 2014/10/26(Sun) 22時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 22時半頃


【人】 徒弟 グレッグ

 ところで「鐘」って何処にあるんだい?
 あ、それ半分くれ。Trick or Treat。

[露骨に気乗りしていないシーシャの返事より、
割られた桃饅頭に意識を向けて片手を差し出す。
雑なTrick or Treatを後付しつつ。]

 露蝶も、おはよう。Happy Halloween?
 ―…今日“も”、賑やかだね。この街は。

[何故かシーシャに脇腹あたりを突かれながら
露蝶にも挨拶をした。]

 “昨日”はパーティで顔を見なかったから、
 体調でも悪いのかって心配したよ。
 ニコラエみたいにさ。

[露蝶もまた繰り返しの外に居ると推測していたから
昨日の話も躊躇いなく。]

(65) 2014/10/26(Sun) 23時頃

 あっ、ボス。

 ゆうべは、その………

[怒ってないか、どうかと。
 ちょっとしどろもどろに様子を窺う。]


 ゆうべ?

 何だ、要件はハッキリ言えっていつも言ってんだろクソネコ。

[饅頭もぐもぐ]


【人】 徒弟 グレッグ

[緊張したようにピンと伸びたクシャミの尻尾を
ひっそりとこっそりと緩く握って毛並みを撫でた。

シーシャに貰った饅頭半分に早速かじりつき、
話を聞く間にぺろりと平らげてしまう。
この繰り返しが始まってから食べたものの味は
翌朝にはぼやけてしまうのに
露蝶がふるまう菓子や料理の味は鮮明に覚えている。
きっと特別美味いからなのだろう。]

 悪魔への今日の制裁は…―

[それっぽい場所を教えてくれないつもりか!
という思いを込めて、菓子の催促に、
頬へのキスで応えた。
寛大な心の悪魔は
この些細な悪戯も許してくれるに違いない。]

(70) 2014/10/26(Sun) 23時半頃

 びゃっ……!

[ぶわっと毛が逆立った。]

 えと、あの!
 ゆうべは、何も言わないで、戻んないで、ゴメンなさいッ!

[おどおど様子を窺ったまんま。]


【人】 徒弟 グレッグ

 露蝶は毎日が祭支度で、大変そうだ。
 俺は食える機会が増えて嬉しいけど。

[年に一度なはずの祭の繁忙日が連日というのは
想像しただけでぞっとするものがある。
それでも菓子を振る舞ってくれる露蝶の籠から
遠慮なく饅頭を追加でひとついただきますが。

シーシャに貰った半分に次いで、
新たなひとつも早速囓る。]

 …‥…どうしたんだい?
 ミーが迷子にでもなってるみたいだな。

[朝から見え隠れするそわそわ具合に
先に尻尾握った手を握ったり開いたりしながら
店内をうろつくクシャミに首を傾げた。]

(75) 2014/10/26(Sun) 23時半頃

 はぁ?
 んなモンいつもじゃねぇか。

 ンな事気にしてビビってんのか?それでも魔物かよ。

[自分の使い魔は教育をしてもあまり身に付いていなかったのか、それとも何か――
そういえば少しばかり様子が違う気がする。

思い出せば出す程、記憶の中のグレッグという男と一緒に見かけた回数が多い。]

 クビだのなんだのはまだ保留にしてるけどよ、
 ただの黒猫としてそいつに飼って貰えばいいいんじゃねぇか?

[非難の色一切なしに、思うままをなんとなく。]


【人】 徒弟 グレッグ

 ふっ はははッ 悪ぃ悪ぃ

[悪戯、やはり許されなかった。
怒りながらも何か注意喚起をしてくれる悪魔に
謝る前に笑いが込み上げてしまった。]

 幽霊モドキって何なんだい…―

[繰り返すハロウィンと誰も知らない鐘に続いて
新たな謎・幽霊モドキ…というのが出現した。
シーシャに手を伸ばし引きとめようとしたが、
リーチが足りずに手は宙を切った。]

 …何か見つけたら知らせるよ。
 シーシャも…その、幽霊モドキに気をつけろ。

[少し悩んだが、
届かなかった手で彼の背を軽く叩くために
あと一歩だけシーシャに近付くに止め、見送ろうと。]

(77) 2014/10/26(Sun) 23時半頃

 い、いや、びびってるわけじゃ……!

[いや少しビビっているかもしれない。
 契約がなくなってしまえば、今までのように自由にあちらとこちらの世界を行き来できなくなってしまう。
 他にも、色々と魔力が弱まったり、なにより使い魔でなくなってしまったら、ただの妖魔として力の無さすぎる自分に、一体何が出来るのか。]

 だから……
     ……えっ?

[契約を破棄しないでくれ、そう伝えかけるが、思いがけずグレッグのことを言われてしまい、思考が止まる。]

 ………でも……

[ただの黒猫な自分に、どれほどの意味があるものなのか。]


[ただシーシャの声に、非難の意は見えなかった。
 何故そうなのかは、分からない。

 多分、シーシャからも離れがたい。
 何だかんだで、ずっと、ここまで傍に置いてもらっていた。
 けれど……]

 ……ボス……

 おれ、すこし考えてみても……いいかな………いい、ですか?

[すぐに結論は出せそうになかったけど。
 揺れる想いは、一層強くなった気がした。]


 いい返事だ。
 やれば出来ンじゃねぇか。

[でも、と聞けばまた文句が思い浮かんだ
が、次いだのは上がりかけたボルテージを下げるに十分なそれ。]

 いいもクソもねぇ、テメェのことはテメェで考えろってのも、いつも言ってるだろ。
 そいつともちゃんと相談しろ。

[グレッグがどういう男なのかは恐らく黒猫の方がよく知っているのだろう。
自分に言えるだけの事を告げて、角を曲がった*]


 ……わかった。

 ありがと、ボス。

[それだけ、小さく伝えた。]


【人】 徒弟 グレッグ

 ―……幽霊モドキって、何の事だい?

[出て行くシーシャの背に「達者でな」と声を掛け、
くるりと露蝶に向き直ると早速訊いてみる次第。

追加で貰った饅頭を食べ終えての
「ごちそうさま」を挟んで。
何か知っているのならと期待に満ちた眼差しを送る。]

 ここ何日か、
 想像さえしなかった事が目白押しで
 赤ん坊気分で楽しいなんて、言ってられないや。

[肩を竦ませ言ってみるけれど、
露蝶の言葉を待つ間の表情は明るく
言うほどの困惑は有りはしない。]

(82) 2014/10/27(Mon) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[クシャミの挙動不審ぶりは増しているようで、
何かを誤魔化すような笑みに、ふむ、と考え込む。

出会ってからの四日間で初めて見る焦り具合、
事情が解らないからこそ心配にもなる。
珍しく少し深刻な顔付きで押し黙ること数秒。]

 ミー…オマエ、

[思い返してみれば様子がおかしくなったのは
シーシャの話題を出してからであり
ここに着いてからずっとそわそわしている。]

 シーシャの事が――

[その先、なにをどう問い掛けるのか、
推測は追い付かず言語化も叶わずに。
中途半端な言葉をかけて、また少し黙った。**]

(83) 2014/10/27(Mon) 00時半頃

グレッグは、クシャミは一体どうしたんだろうね、と

2014/10/27(Mon) 00時半頃


グレッグは、露蝶の話を聞きながら少し思案。

2014/10/27(Mon) 00時半頃


徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2014/10/27(Mon) 00時半頃


【人】 徒弟 グレッグ

 俺たちには見えない けど 死んでるわけじゃない
 シーシャに見えない けど 華月には見える
 ……どういうことだ?

[謎は深まるばかり。
見えざる存在といえば亡靈だが、明之進は生者。
悪魔的魔術師には見えないが、東洋の魔術師には見える。
クシャミの様子もおかしい。
時計が刻む時を無視してハロウィンも続いている。
明之進が見えなくなっている。約束の鐘は何処に。

ごく自然に受け入れてしまっているが、
クシャミは翼を持った「悪魔の猫」。
悪魔?そう言えば華月がシーシャを悪魔と呼んでいた。

…不思議で非日常的な事が多すぎて、
グレッグは暫く思考停止状態にてその場に留まる。
おそらく、クシャミや露蝶がこの場を離れる事になっても
黙って見送る事になるのだろう。
難しい事を考えるのは、苦手だ。**]

(88) 2014/10/27(Mon) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[謎は点のまま、繋がりを見つけられない。
クシャミとシーシャの間に仮定の線は引いてみたが、
クシャミ自身からの控えめな否定に打ち消される。

考え事の間の似合わない険しい表情は、
露蝶の言葉を聞いてはっと失せた。>>92]

 ……ミー、泣くのかい?

 それは良くないな。
 いいよ。大事な秘密は、秘密のままで。

[良くない涙は目を焼いて腫らしてしまう。
どうせ泣くなら笑い転がって零す涙の方が良い。
露蝶に言われたからというわけでもないが、
クシャミの頭に手を置いて、イイコイイコ。

笑って言ってはみたものの。
晴れきらない笑みは、どこか頼りなかった。]

(100) 2014/10/27(Mon) 20時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[それから暫くは、露蝶が場を離れたのにも気付かず、
店先でクシャミを撫でていた。]

 ―……ん。
 鐘を見つけたら、一番に鳴らそうな!
 ぐずぐずしてるとハロウィンが終わっちまう。

[短い間とはいえ立ち話で邪魔をした詫びもかねて
店で菓子を二つ買って、クシャミの手を取り歩き出す。

気掛かりな事は一先ず頭の奥にしまって
まだ行ったことの無い場所を選んで祭を楽しもう。
街に慣れているクシャミが行きたい所があるなら、
そこへ着いて行くつもりだ。

終わりが見えているわけじゃないからこそ、
いつ、突然終わってしまうか解らないこの非日常。
“幽霊モドキ”になると、互いの姿を見失うかもしれない。

だから、今は一緒に行きたい。何処へでも。]

(101) 2014/10/27(Mon) 20時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2014/10/27(Mon) 20時半頃



[そういえば、ニコラから返事がない。
 少し、不思議に思いながらも、ともかく、預かったものはみーみーに渡さなくては。]

 みーみー。
 ニコラから預かり物してる。

 うちにいるから。

[sて、みーみーはどこにいるのだろう?]


【人】 徒弟 グレッグ

―街中―

[人の往来や広場の滞留を縫って駆ける街中。
はぐれないように固く繋いだ手はそのまま、
前を行くクシャミの揺れる黒髪と尻尾を追う。

クシャミから聞く場所はどれもこれもが知らない場所で、
そのどれもに「へぇ!」と楽しげな声を返した。]

 ミーは、何処が一番好きなんだい?
 この街で一番好きな場所。
 ……ミーの一番が、見たいな。

[指を絡ませ強く握る手を揺すり、
鐘探しはどうしたんだってツッコミ必至なリクエスト。]

(116) 2014/10/27(Mon) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ははっ さすが猫だな。
 俺も好きだよ。高いところ……
 あっちの街じゃ、よく時計塔から空と海を見てる。

 ミーは海ってのを見たことあるかい?

[西へと向かう足はそのまま走らせて、
「あっち」と顔を向けて示すのは遥か々々南。

空はきっとひとつながりの同じ空を見ていた。
これまでもずっと。
ならば海はと軽く問い掛けながら速度を上げて隣へ。]

 なら、行こう。その屋敷の屋根の上!
 ミーが好きな場所なら、きっと俺も好きになる。

[そして並んで駆けてゆく。魔女の屋敷を目指して。
月がのぼり星がきらめきだす前に。]

(128) 2014/10/27(Mon) 23時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 外国から来る船はでかいよ。
 都会じゃないけど、いい街なんだ。

 中国茶屋が無いのは、良くないとこだけどな。
 あと、ミーも居ない。

[夕焼けと宵が混じる空にぽつりと輝く一番星。
今日もまたダンスパーティに出掛ける人の流れに逆らい、
街の混雑を抜け、
最後は競争みたいにほとんど全速力で走っていた。

手を離さなかったのは奇跡と言えよう。]

 ―……っ は、ッ。

[魔女の屋敷に着く頃には、汗を垂らし息を切らしている。
屋根上りの前に露呈する身体能力の差。
駆けっこで猫に叶うはずが無い!]

(132) 2014/10/27(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[丘で休む獣の姿は見えなかった。
見たら間違いなく面白がって近付いただろうが、
猫の足と並んで走るのに必死な状態では
それも叶わず。]

 ……、なんとか なる。

[登れるのかと問われれば、そうとしか答えられない。
生身かつ普通の人間にはなかなか困難な道だろうが
諦めるのも口惜しい。

本人の意志はよそに、
こっそり侵入しての屋根上りは
案の定クシャミに頼りきりになるのだろう。]

(133) 2014/10/27(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―魔女の屋敷 屋根の上へ―

 勝てるわけがねぇ……!!
 
[ぜいぜいと肩で息をして、滴る汗を拭った。
汗を滲ませて負けを噛みしめるのは、
木登りで開く距離に能力差を実感する間も続く。]
 
 絶………っ対に、離すなよ?
 ちょ  ……っ わ

[ベランダへと伸びる頼りない枝は盛大に撓ったし、
壁をよじ登るための足場は狭くて心許ない。
クシャミの手や尻尾を頼りに何とか屋根の上へ。

やっと屋根の上に到着する頃には満身創痍。]

(136) 2014/10/28(Tue) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ミーは……本当に、猫なんだな…

[今更。
ひょいひょい軽やかに暗い屋根上を歩く姿に、
笑い混じりの感嘆零しながら
慎重な足取りで煙突の傍まで行く。

腰掛けて一息つくと、やっと笑える余裕も出る。
笑いながら、クシャミの手を引き寄せて、
昨晩眠る時にしたように抱きしめる余裕も。
すっかり登った月星を見上げる余裕も。]

(137) 2014/10/28(Tue) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 こっちのが、座りやすいだろ?

[引き倒して抱き込んだまま、
クシャミの言葉を丸々拝借して笑って言った。
運動のせいで弾む心臓を抱えた胸元で
彼の頭を撫でて、またイイコイイコ。

そのままクシャミを抱いて星を見る。街を見る。
風に乗って、街から音楽が流れてくる。]

(145) 2014/10/28(Tue) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 うん、良いね。静かで。キレイだ。
 もっと色々見たいな、ミーと一緒なら……―

[この先どこで何を見ても、と言いかけて、止めた。
不確定な先の話は、ちょっと胸を刺す。

こうして居られるのはハロウィンの日だけかもしれない。
祭が終われば俺は街へ帰るし、ミーには飼い主が居るし、
未来の約束なんて怖くて出来ない。
そんな思いは胸の底に押し留め。

かわりに、耳に髪に頬を擦り寄せて、
柔らかな体温を両腕に閉じ込めた。**]

(146) 2014/10/28(Tue) 00時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2014/10/28(Tue) 00時半頃


 ボス…………。

 おれ、やっぱり、グレッグと、一緒にいたい。


[夜風に乗せた小さな声は、それでも、はっきりとした口調で**]


 そうか。

 ……。

[そうすることにしたのか、というのと、やっぱり、という思いと。
何かもう少しだけ声を掛けようとして、何も相応しくない気がして 結局短い返事だけが届いただろう**]


[相応しい、だなんて
何時でも、何もお構いなしに自分の発したい言葉だけを発してきたのに。
やっぱり自分は少しばかり変になっている。]


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