238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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[>>109何にせよ、少女が裏切り者か否かについては 本人の口から聞くしかないとため息を漏らし。 >>110天を指されれば、おのずと視線は指の先へ]
………アレか。 以前、ウチの蔵書のどっかで見た事がある。 サイモンは陽色-ヒイロ-の印。蝶野は黄色-キイロ-の印。
そして、あの紫色-シイロ-の球体は――― シドーちゃんの、紫藤家のもので間違いない。
[この話で少女への疑いが晴れるかは分からないが 男は、男の知っている情報を全て彼に教えた。]
(111) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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〜〜〜〜〜ッ
[>>121耳が痛い。 察するに電話の向こうにいるのは黒。 普段の彼と彼女が親しげにする様子は目の当たりしている。 だからこそ、彼女が“裏切り者”とは思いたくなかったのだが]
ち、違うって!! あれは話の流れで……っていうか クロちゃんが唆したっていうか
な、泣くな!!!
[>>129これじゃあ一方的に虐めているような図だ。 また横から棘の一つや二つでも刺さりそうな言い方に 男は、誤解を解こうと必死に叫び返す。]
(131) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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―――――――……… 今、何か聞こえたか?
[男は、はたと瞬きを。 >>126遠くの空に響き渡る雄叫び。 目の前の少女説得に必死であっても聞こえる程のそれ。
地を、天を揺らすような何かが、世界を襲う。]
(132) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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リッくんも落ち着けって!!
[>>139そう言いながらなだめつつも 心の中はいくつもの謝罪で埋まっている。 今度から暗殺一家の当主はもっと大切にしようと心に誓いながら]
よくわかンねーけど 今の、君の仕業なのか?
……俺は、君が裏切り者だって信じられねンだけど。
[頭を掻き、話くらいは通じるかどうか。 少女へと、言葉と共に視線を向ける。]
(145) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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――――随分、派手ですね。
あれが、大須賀の秘密兵器ですか?
[よくぞ、今まで隠していられたものだ。]
とっても懐かしい姿をしていますね。
よくぞ、此処まで現代の者が復元できたものです。
[はて、破壊獣の仔細な文献は残っていただろうか。
どのみち、よくぞやったものだ。]
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………声?
声って、どういう事だ。 オースカくんとシドーちゃんのどんな声が聞こえたって。
[>>150知らない、と一言。 話を聞いて貰えた事に僅かに息を吐きつつも “声”について話されれば、首を傾げ、問う。]
(153) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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………それって、裏切り者の会話……っていうか 百洲家はそんな高等な盗聴術でも受け継がれてきたのか?
いやいや、そんな事より。 シドーちゃんとオースカくんに、あともう一人か。
[>>155名を出されれば確信へと変わる。 彼が裏切り者という情報は、正しいのではないかと。]
(165) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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なっ、何だ、どうした!!!?
[>>156彼の叫び声は、珍しい。 だから男も咄嗟に声をかける。
彼の視線の先に、男の浪漫が溢れているとも知らずに。]
(166) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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はぁっ!? ンなもん何処に――――…… ぐぁっ
[分かっている。 ここら一帯は既に一般人の避難は済んでいる。
そんな人が歩いていて、なおかつこのタイミングで パンツがチラリなんてある訳がないのにも関わらず 男という生き物の反射は無情だ。
>>167まんまと少女の術中にかかり タックルをその身に喰らい、よろめいた。]
(172) 2015/09/17(Thu) 00時半頃
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………ロボットが、戦ってる、だと……?
[少女からタックルされた腹部分を撫でながら >>171告げられた一言を、繰り返し]
………俺、ちょっと見てくる。 戦ってるって事はどっちかが裏切り者かもしれない。
[口ではそういえど、純粋に見たいのだ。 彼が男に生まれたからには、 映画やアニメの中でしか見れないような、熱い世界を**]
(177) 2015/09/17(Thu) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 00時半頃
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[――――二重聖痕《デュアルースティグマ》
それは、一人の人間が二つの聖痕を宿す事を指す。
異なる聖痕をその身体に宿すとどうなるか 想像が出来ない訳ではあるまい。 聖痕達は強い力を放ち、反発しあい
――――常人であれば、叫び、のたうち回る程の激痛。
>>2:48古来より13番目の聖痕の“隠し場所”として 選ばれてきた大須賀家の当主は代々、 幼少期をその痛みと共に過ごすと云う。]
(260) 2015/09/17(Thu) 21時頃
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[耐えきれず、壊れてしまう者は数多い。
その度に新しい“灰色”が作られた。
そうして痛みに耐え抜き 常に痛みと共に在る翼を 人は畏怖を込めてこう呼んだ]
[――――傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫と]
(261) 2015/09/17(Thu) 21時頃
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[さて、通常であれば二つの聖痕が 一つの身体で交わる事など有り得ない。
12柱同士の争いは歴史上でも稀であり さらに聖痕が、その家以外の者に受け渡るなど前例がない。
だからこそ、これはどの古書にも記述がない。
後天的に聖痕を移された人間に どれ程の激痛がもたらされるのか。 交わる聖痕が、どんな科学変化を見せるのか――――*]
(262) 2015/09/17(Thu) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 21時頃
/*
……えーと、これ、龍山様、死んだ、でよろしいんですか?
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 21時半頃
/*
ふむ……じゃあもういいですか……
最後のが完全確定ロルなので、突っぱねるかどうしようか迷い中です。
/*
ですよね、立場的にも受けられるものじゃないですし。
悪いが、たかだか十年ばかりの小僧共の恨みなぞ、引き受けていられぬのでな。
私が今日まで地にて受けた苦しみ……小爪の先一つでは済まぬわ。
[とはいえ、聖痕はこれで二つ回収できた。]
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
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― 回想:上空で ―
[>>185男の胸の中に眠るは一羽の紅鶴。 >>190揃いの色の、鮫型の式鬼紙《シキガミ》と共に空を泳ぐ。
>>229その先に見えるのは、やはり アニメや映画で見るそれそのものだった。]
…………はっ あ、いや、そうだなー
[その光景に一瞬は目を輝かせるも、友の言葉に我に返る。 ここからでは何方が裏切り者なのか分からない。 そう思案していると]
(294) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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ンだよ、謝るとか。 リッくんらしくねーな。
[>>230突然にかけられた声に 男はどこか可笑しげに、笑う。]
…………俺が何の為に戦う、って。
そんな分かりきった事を聞くのもさ。
[彼の目に、男が眩しく映るなんて事も知らないまま]
(295) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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[違うんだ。
本当は俺の方が、君の事、眩しくて見れないンだよ。]
(296) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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――――オースカくん。
[気が付けば、すぐに大切なものは手から滑り落ちる。
巨大ロボが戦う最中。 被害が甚大になっていく中で その周辺に逃げ遅れた人がいないか 先を友に任せ、気を張り巡らせていた。
男が其処へ駆け付けた時、既に天のカウントダウンは進み >>293友の姿は、傷だらけ。]
(300) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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俺の聖痕が欲しけりゃくれてやる。
――――俺は、逃げも隠れもしねーから。
[>>299帰還せんと背を向ける大須賀に 男はそう、静かに宣戦布告をした。*]
(301) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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…………リッくん
[>>303傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫去りし後。 男は、先程とは変わり果てた友に声をかけた。
どんな言葉が飛ぶか、想像したくなかった]
こんなちっぽけな両手でさ 一体何が出来ンだって、思うよな。
俺は――――………
[>>304灰天使に向かっていった彼が やはり、男には、眩しく見えた。]
(309) 2015/09/17(Thu) 23時頃
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『――――だって、俺は天使だから
誰かを守る為に戦うに決まってる』
[そう友に言ったのは、いつの事だったか。 誰からも信用されなくていい。 誰からも好かれなくていい。
でも。 自分に刻まれた使命《黒》と >>306他でもない、ただ一人の友を守る為ならば。
―――幾らでもこの命を懸けられる。*]
(310) 2015/09/17(Thu) 23時頃
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………さて、逃げも隠れもしねーとは言ったが
[男は、空の先を見る。 大須賀が消えたその先。]
オースカ君が回復すンのを待ってやる義理はねえ。
[先程の戦い。 遠目で見てもわかる程に、熾烈な戦いだった。 いくら彼も傷の一つや二つはない訳がない、と。]
(316) 2015/09/17(Thu) 23時半頃
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――――俺は、行くぜ。リッくん。
[友に告げて、背を向ける。
翼のない背を。 傷ついた彼にはこの場に残っていて欲しかったが そんな願いは、口にはしない。]
(317) 2015/09/17(Thu) 23時半頃
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