人狼議事


94 眠る村

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 人は大切なものを護るために 嘘をつく。
 だけど、ローズ。

   …キミはそれが とっても下手だよねェ。


【人】 粉ひき ケヴィン

[老人の哀願にゆっくりと顔を向ける男の焦点は合わず。
繰り返される言葉を耳に、男の脳裏で
はじまりの日から、今までの記憶が廻る廻る]

 なにを、信じる…

 なにを――

[信じている。それらは、成り代わる者だと。
ブローリンが口にした御伽噺など、知ってはいても信じない。
現実は、めでたいところで幕を閉じても続く。

信じていた。刺青を触れ合った時に感じた、恋人の残滓。
クラリッサのように彼女もまた――そう、なのだと]

(48) 2012/06/19(Tue) 18時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[けれど、

 " わたしは、わたしなのに "

――けれど、本当に、信じるならば]

 ――――。

[半開きの扉から、聴こえる声に見開く目>>47]

 …、ローズ…

[すれ違い様、老人の肩を撫で落ちる手は力なく
二人の前に姿を現した男の顔色は蒼白に。
戦慄く唇が、恋人の名を呻いた]

 おまえは――…

(49) 2012/06/19(Tue) 18時半頃

ケヴィンは、ローズマリーに話の続きを促した。

2012/06/19(Tue) 18時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン

 …いやだ。

[揺れる恋人の瞳。長い睫に濡れた跡。
男は目を逸らさず見詰めて、はっきりと口にした]

(51) 2012/06/19(Tue) 19時頃

[――ケヴィンなら]


[きっと恋人を庇うはずだ、と―――]


【人】 粉ひき ケヴィン

 おまえの…

[そばに、いると。開きかけた唇から漏れるのは]

 ――――…

[乾いた、音]

(54) 2012/06/19(Tue) 19時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[目の前が、暗くなる]

(55) 2012/06/19(Tue) 19時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[歩み寄ろうとしていた足が、ぐらりとたたらを踏んだ。
息ができない。周りの声も音もやけに遠い。
鼓動だけが、鼓膜を打ち続ける。

ちりちりと黒く狭まる視界に、恋人を見詰める瞳がひどく歪む]

 ――――…て、やる。

[腹の底から、低く、重く]

(56) 2012/06/19(Tue) 19時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

 ――――殺してやる。

(57) 2012/06/19(Tue) 19時半頃



     …な、―――。
 



 ち、がう

       違う、こんな はず。


[エイトは知らない]
[知らない故に]



   ッ、 ――――――― ローズマリィッ、貴様 …






       [―――――― 殺意が エイトの冷静さを削る]



 ちがう、全て筋書き通りだった、はずだ
 いつだ、いつから狂った

    ゼロが正体を暴かれたときか、
  あの弱い魔女が喋ったときか、

 いつから、いつから、

          ――― 一体、…いつから だ




     ボクは、こんな甘い女に負けたっていうのか

 ありえない、ありえない
        人間ごときに、負けるなんて

     殺すのはボクらの方だ

                 …、ありえない


【人】 粉ひき ケヴィン

[憎しみに目を滾らせ]

 …わかって いたのに

[一歩、ゆっくりと踏み出して喘ぐように呼吸をする。
潰れてしまいそうな喉を、左の手が締め付ける]

 胸が――張り裂けそうだ

[また一歩踏み出し、右の手を彼女へと伸べる]

(58) 2012/06/19(Tue) 20時頃


 ……、人間 ごときに ―――。

[言葉が消え入り始める]


          ッ、 …
 


【人】 粉ひき ケヴィン

 ああ。

[庇わない。押さえた喉元、握りつぶしてしまいそうだ]

 お前を残して、ひとりにはさせない。

[触れる前に拒まれる手を、握り締めて。
それでも男はもう一歩、距離をつめ女の瞳を間近で見詰める]

(61) 2012/06/19(Tue) 20時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

 …、それでも ――――。

[歪む恋人の唇を見詰め、
免罪符のように紡げず噛み殺す言葉。
女の肩口へ額を落とせば、己の喉と女の手を握る手の力が抜ける]

 …、…

 なぜだ。

[ぽつりと、落ちる言葉]

(64) 2012/06/19(Tue) 20時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[恋人の肩に額を乗せたまま男はしばらく押し黙る。
脳裏を巡るうそとほんとうの狭間で、
きつく眉間に寄せた皺は布越し女にも伝わるか。

無理やり吐き出す吐息が熱い。
弛緩した男の手指はそれでも女の手から離れずに]

 ……、それで、これから、どうする?

[そっと指を絡め、男は顔を上げる]

(68) 2012/06/19(Tue) 21時頃



[バァン、と跳ね除けられる感覚が身を襲った]


       ッッぐ、… な、んだ。 何が、――。




 ……、なに。を。

[裡側から声が、きこえる]




 "エイトがわたしを演じきるならァ"

       "今度は、わたしが エイトを演じてあげる"





 ―――――――――― !!!!! な、
 


【人】 粉ひき ケヴィン

 …、

[触れる胸元の温かさはなにひとつ変わらず。
背に回される手に、もし、"そう"なら。

聴こえてくるであろう。
聞かされるであろう、恋人の声に眉を顰め――]


 ――――。

[触れた先から微かに聞こえた"声"
戸惑うような女の瞳を、じっと見詰め返す]

(70) 2012/06/19(Tue) 21時半頃


 やめろ…、

    ―――― やめろおおおおおおおお!!!!!!

 


【人】 粉ひき ケヴィン

[囁く声。
見詰める瞳に瞬くのは男の方。
薄らと空いた唇は、言葉ごと塞がれる。



 ――――ああ。

約束だから、腑に落ちる嘆息さえも殺して。
すがりつく女の体を、震える手で抱きとめる]

(76) 2012/06/19(Tue) 22時半頃

ケヴィンは、ローズマリーに話の続きを促した。

2012/06/19(Tue) 23時頃


【人】 粉ひき ケヴィン

[紡がれる言葉。震えを感じる手はいつしか強く力が篭る。
シャツを引かれる強さで、恋人の限界を知る]

 …ああ、
 よく がんばった。

[恋人の耳元でそっと囁いて。
固く瞑りたくなる目を無理に押し留め、恋人を見詰め瞳は揺れる。
繋いだままの手指。少し窮屈そうに彼女の下がる眉尻を、いつかと同じように指先が撫でる]

(84) 2012/06/19(Tue) 23時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[瞼に口付けてから一歩引けば、彼女の手は背から離れるだろう]

 俺もたいがいだが
 …おまえも、ばかだ

[そう、耳元へ囁いてから。恋人の手を引き、
男はまっすぐにブローリンを見詰め、数歩後ろへ下がる]

(86) 2012/06/19(Tue) 23時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

 嘲笑うなら、聞かせれば良かった。
 言わせるのなら、触れさせなければ良かった。

[微かな呟きは、今傍にある恋人にしか聴こえない。
じりじりと背が焼ける ――時が近い。
男の呪いは恋人の願いどおり、まっすぐに彼女へと]

 …どうして、俺を殺さなかった。

(93) 2012/06/19(Tue) 23時半頃

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