197 獣ノ國
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□集え獣人
20xx年10月2日ho:mo
海にイルカ
わかりました、僕も珈琲を吹いておきますので
それでお願いします(口に含む)
□集え獣人
20xx年10月2日 ss:ft
犬
蜘蛛イルカ
なにやってるの...
楽しそうだけどあんまり食べ物で遊ばないようにね
珈琲はシミになっちゃうしさ
□集え獣人
20xx年 10月2日 ss:ft
犬
鼬
危険に突っ込む子もいるだろうけど
まあ、うまく共存できればな、とは
多分、良い人なんだろうけど...
僕が悪いのかな
まだ、怖い。信頼しきれなくて
□集え獣人
20xx年10月2日 k:l
白カナリア
黒鹿
赤いフードに白茶の毛並み…。
褐色の肌の狼さんなら。
多分同じ人だとおもいます。
見事に雨に振られました。
雑貨屋さんで傘を買ったけど、ずぶ濡れです。
黒鹿さんは風邪ひかないように気をつけてくださいね。
鎌鼬
冬眠はしないんですか…!
知らなかったです。
暖かくして休んでくださいね。
蜘蛛
肉じゃがはデザートにはならないと思うので、アーモンドフィッシュにしておきますね。
仲間は胃袋に入れたくないですね。
脚が多そうなので、喉に引っかかってしまいそうです。
シェパード
会ってみたいですか?
連絡先は聞きましたが…。会うとなると勇気が入りますよね。
呼びやすい…呼びやすいですけど…!
はい!お刺身はあるか楽しみにしてます。
あ、あと。
飼い主さん見つかりそうなら良かったです。
美味しいししゃも、たくさん食べてくださいねー。
□Re:集え獣人
20xx年10月2日 xx:xy
科学者希望の匿名さん
そうだそうだ、先の質問に答えておこうかねェ…
犬
此の國の審査は当然、技術とも云える動物を出さない為さ
私は其方には直接関与はしていないのだがねえ…蟻一匹、逃がしはしないと囁かれているよう
□Re:集え獣人
20xx年10月2日 xx:xy
首を捥がれた古い鶴
無口な蜘蛛よ
へえ、それは随分な事だ
現代に疎い私はメェルが何かも分からないねェ…
□集え獣人
20xx年 10月2日 ss:ft
犬
鶴
ああ....
わかった
回答、アリガトウ
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[腕の中の、震える身体に気付かぬ訳では無かった。自分の失言に対して問い詰めもせずに、ただじっと絶望に耐え、笑顔すらも浮かべて見せた彼には、男は強く、強く奥歯を噛み締めはしただろう。
――嗚呼。この歳になれば、素直さなんて露と消えてしまうものなのか。 自分がもう少し若い頃なら…例えば目の前の、彼くらいの歳であったのなら。 我儘を通すくらいは、きっと、きっとやってのけはしただろうに。 歳を追うごとに、我儘を言う事が、こうも恐ろしくなるだなんて。]
………、…
[手を握り、やはり笑って見せる彼>>302には、男は笑みを返すしか出来ず。震える声に気付く事はあれど、彼の望む言葉を渡す事も出来やしない。 ――なら何故、彼を此処に連れて来たのか。何故、糸で結われた爪を剥がして見せたのか。 半ば諦めと共に彼へと明かした秘密に、期待以上に応えてくれた彼への礼すらも、果たせぬ自分が口惜しい。
――だけれど。]
(321) 2014/10/06(Mon) 20時頃
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……"君の傍に居られたのなら"、
[――どんなにいいか。 ポツリと零された彼の台詞>>303に、男は静かに言葉を続ける。その声の中、小さく動いた彼の唇を…その全てを読み取る事までは、出来なかったけれど。 だけれど、拾った小さな言葉の欠片は、男を"諦めさせる"には、十分なものだったさもしれない。
――嗚呼、駄目だ。 役者相手に演技など――はなから、無謀だったのだ。]
…君の演技力には、参ったよ。 俺の負けだ、君に挑む自体が間違えていた。
[握る手に込められた力は、まるで離さんとするように。その力を感じたのなら、男は指の腹でゆるりとその手を撫ぜただろう。 先に、失言をしたのは此方なのだから。ならばいっそ――最後まで、我儘を貫いて見せようか。]
(323) 2014/10/06(Mon) 20時頃
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今から君に、至極…手前勝手な我儘を、言おうと思う。
[男にしては珍しく、何処か言い辛そうに言葉を発し。握った手はそのままに、一度だけ彼の方へと視線を向ければ、胸ポケットから小さな手帳を取り出し、片手で器用にその一枚を千切り、何かをそこへと記してゆく。]
もしも君が…俺の為に"ジャニス"の名を捨ててくれると言うのなら。
[ぴた、と。文字を書く手は、一度だけ止まりはしたけれど。 だけれど何とかその全てを記し終えたのなら。]
今日を夢にしたくはないと、俺と同じく君も思ってくれるのなら。 そして君がもしも、この國から出る事が…叶う時が来たなら。
――……その時は、此処に来てくれ。
[そうして、紙の下に最後にひとつだけ書き加えたのなら、彼の方へとその紙を差し出しはしただろう――この國を出たその先で、向かう地の事を。]
(324) 2014/10/06(Mon) 20時頃
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"Lukas Valery"
[男の独特な字で書かれた、その全ての名と共に。]
知りたがっていた、Vの続きだ。 俺を識別するのには必要無いだろうが…"探す"のには、必要だろう?
[差し出した紙は、果たして受け取っては貰えただろうか。男はやはり戯けたように言ったなら、握る手に力を込めて、そっと目を伏せはしただろうか。]
さて、他にはどんな話をしようか。 夜が明けるまで、俺の時間は全て君のものだ――君の時間も、そうだろう?
[柔く、柔く笑いながら。彼に対して、他の何も隠す気など無いと言わんばかりに、繋いでいない方の手を軽く上げて見せて。そうして、握った手を引く事が許されたのなら、仄かに赤ののった彼の指先に唇を当ててはみただろう。]
残念ながら、今日は月が出てはいないが…なぁに、君への想いを月になんて誓ったりはしないさ。
君もそれは嫌だろう――"ジュリエット"?
[そんな、何とも"可笑しな"台詞と共に。]
(326) 2014/10/06(Mon) 20時頃
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□Re:集え獣人
20xx年10月2日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
変換怖い…( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
蜘蛛
済まない誤字だ。ううう忘れてくれ…。
でざーとは甘味…と。
色々知れることが多いな。いんたーねっととはすごいものだ。
柿はもう其処らに落ちていたりするからな。
秋だな…。
犬
上手くはいかぬものだな…。
他人の心はよく分からぬものだから仕方なくはあるだろうが。
お前は悪く無い。
多くの者が簡単には他人を信じられぬものだろう?
□Re:集え獣人
20xx年10月2日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
寒い。そろそろ帰って着替えんとな。
かなりあ
冬眠しないな。……してみたいとは思ったが。
勘違いしていた人も少なくは無いのかも知れん。中の人も勘違いしていたようだからな。
ルーカスは、錠は今頃どうしているか、とふと考えた。
2014/10/06(Mon) 22時頃
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[思わず続けた言葉に歪む、その顔に。唐突に顔を伏せるその所作>>346に、それを追う事も出来ずに。 だけれど、一度決めてしまえたのなら。彼には申し訳ないけれど…少々、吹っ切れはしただろう。 戸惑いながらも告げた言葉に、再び上がったその顔に。少しばかりの嬉しさを覚えた事など、知らせるつもりも無いけれど。]
――……そう、言ってくれる気は…していたよ。
[何だって、捨てても良いと。その言葉はきっと、演技でも何でも無いのだろう。だから男も心のままに、酷く自惚れた言葉を吐いて見せはしただろうか。 その言葉を聞きたくて――そして、聞くのが怖かったのだと。そんな情けない言い訳は、胸の内だけに。]
お褒めの言葉、痛み入るよ。 …こんな狡い"オジサン"にひっかかってしまった君には、少しばかり同情する。
[慈しむような口振りで、此方の名をなぞる彼の唇>>347に。言葉には皮肉を、だけれど向ける眼差しには…愛おしさを込めて。 そうして返された、演技では無い微笑みには、男もまた漸く安堵の息を吐いて見せはしただろうか。 "答え"は、どうやらこの場では貰えないようだけれど。だがそれは、此方とて同じ事。]
(358) 2014/10/06(Mon) 23時頃
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彼の言葉に返すそれを、告げてしまいたくはあるけれど。だがそれは、次へと取っておこうか――例え一夜限りの夢が覚めたとしても、それが夢にならぬ希望が…見えたのだから。
…それはまるで、次への約束に縋るような。 小さな小さな…願掛けのようなものでもあったけれど。]
そうとも。 移ろい変わり行く不実な月になど、誓わなくとも。
[クツリと漏れた笑みには、此方もつられるように肩を揺らし。そんな言葉遊びを交わしながら、寂しげな声に応えるように、今一度指先へと唇を寄せる。 そうして教えられた彼の姓には、す、と目を細め。小さく唇だけで反芻したのなら、一つ頷いて視線を戻す。]
クリストフ、成る程。 確か君の名もまた、キリストの弟子の一人と同じものだったと記憶しているが。
いいじゃあないか。聖人達の祝福のお陰で、君には悲劇が訪れないのなら。
[やはり戯けたように、それは何とも罰当たりな事を言って見せながら。繋いだ手はそのままに、男は腰を上げると彼の方へと歩み寄って行く。]
(359) 2014/10/06(Mon) 23時頃
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こうして手を繋いで話しているのも良いが…
君との間にあるこのテーブルが至極邪魔だと思うのは、これも俺の我儘かな…ヨハン?
[先程口付けた時のように、椅子の背へと手をかけて。屈んで顔を近付けてみたのなら、彼は今度は、顔を上げてはくれただろうか。 もしも、上げてくれたのなら。その唇に触れる事が許されたのなら、ほんの少しだけ長い口付けの後に、彼を何処へと誘おうか。 何にも邪魔される事は無く、二人寄り添って――朝まで他愛ないお喋りを交わせる所へと。]
(360) 2014/10/06(Mon) 23時頃
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□集え獣人
20xx年10月2日 rl:ye
黒角の黒鹿
秋なのにサンタさんがやって来た
…獣にも優しいんだね、サンタさんって
蜘蛛
三行褒められた、嬉しい
デザート、……日本酒アイスってこの間見たな
野菜とか果物は結構好きかも。葉野菜が一番だけど
贅沢品だな、野菜は。果物はもっと
飲めないけど、両親が好きだった
もう少し色々余裕出たら、飲んでみたい
なのに誰一人「赤ずきん」って呼ばなかったらしい
ちょっとした有名人(獣?)だね、狼サンは
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[その形の良い唇を釣り上げながら告げられた言葉>>374に、男は小さく苦笑を浮かべはしただろう。 本来ならば、こうして手渡す事など――我儘を、通す事などするつもりでは無かったのに。 だけれど、今宵の夢を夢のままで終わらせるなど、とうに出来よう筈も無く。堪え性の無い自分に嫌気のひとつもさしはしたけれど、それでも彼の――その顔を見れたのであれば、もうそれで良かった。
彼のその名を呼んだのなら、しかと見つめてくるその瞳に笑い。今度は下げられなかった顔に満足し、きつく握られた手>>375は、負けじと握り返しはしただろう。]
そうか、俺だけの我儘で無いのなら良かった。
――……ヨハン。
[そうして彼の同意を得られたのなら。 その手を引いて、柔らかなベッドの上に誘いはしただろうか。 雨の音は、未だ続いていたか、否か。それすらも意識の外へと追いやり、ただその白に包まれた身を抱き。ゆるり、ゆるりと時折髪を撫ぜながら。]
(392) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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それには同意する、が…すまないね、少々浮かれて居るらしい。 例えここで君と一度別れの時を迎えたとしても…君は俺を見付けてくれるんだろう?
…だからかな。俺にはさっきまでの絶望は、もう無いんだよ。 今はただ、君とこの時間を楽しめる事が…何よりも嬉しい。
[言葉と共に伸びた指は、彼の顎を擽るように。 そうして男は、まるで寝物語を語るように、胸にその身を抱いたまま、飽くこと無く他愛もない話を続けはしただろう。 自分が珈琲が好きだと言う事。時計を集めるのが趣味だと言う事。兄が一人、居る事。 そんな話は、夜明け近くまで続きはしただろうか。
やがて、夜明けが近付いた時――別れの時がやって来たその時は。 彼が眠りの淵へと落ちていたのなら、ゆっくりとその身を横たえ、その頬を愛おしげに撫ぜはしただろう。 もしも、未だ彼の瞳が自分を映していたのであれば。まるで少しばかり出掛けてくるのだとでも言うように、"行ってくるよ"、と一言彼に告げただろう。
――何方にせよ。 暫しの別れの口付けは、名残惜しげに…交わしただろうけれど。]*
(394) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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□集え獣人
20xx年10月2日 rl:ye
黒角の黒鹿
海イルカ
(どうしてそうなった)ドジョウって美味しいの?
というか、イルカは何食べるんだろう
シェパード
…鶏ガラどうぞ。やっぱ、うん、折れそうだからヤダ
座布団は喜んで受け取る姿勢。嬉しい
古鶴
長い眠りだったね。おはよう
…ししゃもでも喉に詰まらせたのかと()
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[夜の帳の中、車のエンジン音が静かに響く。自宅への道すがら、少々道を逸れたのであれば。縁側のある、見知った家へと辿り着いただろう。 道の脇へと車を停め、玄関の前に立ち。インターホンを押そうとした指は、すぐにまた降ろされる事となったけれど。]
……、流石に寝てるか。
[丑の刻も過ぎたこの時間だ。あの友人と言えど、起きてはいるまいと。 まさかこの家に、別の客人が来ている事など、男には知り得なかったけれど。 そうして男は手にした紙袋の中から、包みの剥がれた本を一冊取り出し。 家の前のポストへとそれを入れたなら、小さく小さく夜の闇にカタリと音が響いた。]
いっそ、返さない手もあったんだがな。
[踵を返しながら、呟くのはそんな言葉で。あの友人の事だ、物を見れば自分からの物と分かるだろう、と特に手紙の一つも無く。 ――今更奴に手紙など、逆に照れ臭いものもあったから。
そうして、扉を閉める乾いた音に次ぐように、車の音は徐々に、徐々に遠ざかっていっただろう。]
(396) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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[そうして、家に着いたのなら。未だ昇らぬ陽に僅かに安堵しつつ、慣れた玄関を潜る。 そうしてトランクに、少しばかりの荷物を詰めたのなら、沸かして置いたヤカンの音が小さく鳴った。 嗚呼、だけれど。まだ湯は注ぎはしない。ランプ一つの仄暗い部屋の中で、男は取り出した珈琲の豆をミルの中へと一掬い、入れて。
ガリ、ガリ、ガリリ。 豆を挽く心地良い音を聞きながら、ゆっくり、ゆっくりと手を回す。]
………、
[そうして、ふ、と。丁度冷めた頃の湯を注ぎながら、ある男の顔を思い出す。 彼と初めて会うたのは、果たして何処だっただろう。珈琲が嫌いだと言う、赤い頭巾の男と会うたのは。 部屋に満ちる珈琲の良い匂いを嗅ぎながら、そんな事を思い出す自分は――思いの外、この國を離れ難く思うてはいるのだろうか。]
……あぁ、美味いな。
[湯の温度は83度。長年守ってきたその温度通りに淹れられた珈琲に、男は一つ、満足げに頷いた。]
(397) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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□集え獣人
20xx年10月2日 rl:ye
黒角の黒鹿
鎌鼬
の時点で信用ならないんだけど。水分ぐらいは拭いてよ?
引かないに越したことは、ない
白カナリア
褐色の肌。そっか、同じ人っぽいね
ありがとう。こっちはずぶ濡れにはならなかった
羽乾かすの大変そう。白カナリアも風邪ひかないように
□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蜘蛛の糸
イルカ
それは一体何の準備だ。君の珈琲が吹かれた所で、私には何のメリットも無い。
そのまま川にカエルか。
カナリア
ちょっと待て、アーモンドフィッシュはツマミにはなるがデザートにはならんだろう。
甘味をくれ、甘味を。
首無しの鶴
あぁそうか。奇遇だね、その夢のメールの主もまた、私をそう呼んでいた。
何故だろうな、もうすぐお前に会える気がするよ。
鼬
なんだ、私はてっきりデザートに綿菓子をくれる意図かと思ったんだがな?
デザートは柿にするよ、やはり季節のものは美味い。
鹿
日本酒アイス…?それは初めて聞いた。
是非一度食ってみたいもんだな…
葉野菜か、ならロールキャベツなんかはどうだ?結構、好物なんだが。
成る程、なら飲む時は付き合おう。これでも酒は結構好きでね。
中身が狼の赤頭巾、か。
…ああ、だが赤頭巾なら少しだけ覚えがあるな。連絡先すら知らん奴だが。
□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蜘蛛の糸
暫し離席するよ。
ししゃもは、餞別に頂こうか。
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[――カタン。 空の――空と分かっている郵便受けを確認し、男は自宅の門を閉める。そうして一度だけ、携帯端末を操作したのなら。 最近良く見ていたあの赤い掲示板に、少しだけ顔を出しはしただろう。]
…しかしこれで、明日からこの家は時を刻む事が無くなる訳だが。
[昼に、郵便屋の少女に言われた"渾名"を思い出し、男は小さく笑う。この家に住んだその間に、一日たりとも朝の日課を欠かした事などありはしなかった。 決められた時間に、決められた事を。そう考えれば、彼女の付けた『時計の家』と言う名前は、何ともこの家を表しているではないか。]
(400) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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[そうして男は、手にした小さな袋を門の所へと掛ける。中には出窓に飾ってあったサボテンと、その"お友達"が一つずつと――小さな懐中時計の入った箱が、ひとつ。 時計を集めるのは、男の密かな趣味であったから。そのコレクションも、この家と共に置いては行くけれど。 そしてその中の一つ、手紙を運ぶ鳩を模した懐中時計。小振りなそれなら、彼女の手にも余る事はあるまい――例え売ったとしたのなら、そこそこの金にはなるだろうし。 詫びの品としては少々不満が残るものの、この時間に開いている店などあるはずもなく。 トランクに入れた菓子折りは、向かった先で味わわせて貰うとしよう。
気付かれないなら、それでいい。烏に攫われてしまったのであっても、それでいい。 ――彼女がこれを、持ち帰るのなら。 それもそれで、構わない。]
(401) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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――……さて、行くとするかな。
[未だ空は宵闇のまま。冬に差し掛かろうとするこの季節、日が昇るのはまだ少しだけ遅い。暗い空の下、冷たくなった風が男の帽子をゆらりと揺らす。 持つのは小さなトランクが一つ。必要なものは、そこに全て詰め込んでおいた。 家も、家具も。この國で得たものは、揃えたものは。全て、全て置いて行こうか。
――嗚呼それでも、唯一つだけ。 この夜の夢だけは持っていこう。この闇に紛れる事の無い白を、その白の温もりを。 男は頭に鮮明に思い描きながら、そう思う。
その行く先にはまるで死神のように、昏い昏い首無しの鶴の姿が――もしかしたら、見えていたかもしれないけれど。
――キチ、キチリ。 癖である爪を鳴らしながら、男は外灯の照らす道を行く。何処へともなく、國の"外"へと。 唯の一人を除いては、誰にも知らせる事も無く。人知れず、こっそりと。
闇に紛れる、一匹の《蜘蛛》の如く。]*
(402) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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