26 Fairy Tales Ep.4
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[最初の光景。
8歳くらいの活発そうな少年が隣りに座っている。
鋭くピンッと立った耳とふわふわ尻尾の人狼の子供。
群の大人が大きな獲物を獲って来た事、早く一緒に狩りに行きたい事を騙り、ポルクスも一緒に行こうと笑う。]
『そうだね、カストル。』
[答え、少年の名を呼ぶ声と共に光景は切り替わる。]
・・・・・
[森の中を駆ける。
隣りにはカストルの姿。]
・・・・・
[カストルと黒い大きな狼が戯れている。
年齢不詳の男がそれを微笑ましげに見詰める。]
・・・・・
[沢山の人狼達に囲まれている。
そこに笑顔は絶えない。]
・・・・・
[倒れ泣くカストル。
その足にはくくり罠の紐がきつく絡み付いている。
小さな手がそれを解こうと引っ張るが、ますますきつく小さな足を締め上げる。]
『………………!』
[かなり近くで人の声と気配。
びくりと震え、視線を廻らすと、カストルと目があった。
縋るような涙目。]
[がさり
一際、近くで響く音。
カストルの視線を振り払い、手近な藪の中へと飛び込む。
ぎゅっと瞑った目には暗闇しか見えず。]
『カワッタケモノダ』
『オオカミノヨウダシ コロシテシマオウ』
『ダケド コトバガワカルミタイダ ソウダンシタホウガイイ』
[理解できる筈の言葉は、まるで異質な言葉の様に聞こえ。
談笑する笑い声と、怯えて泣くカストル『声』ばかりが耳に残る。]
・・・・・
[領主の屋敷の庭。
檻の中、見世物の様に閉じ込められたカストル。
ぐったりとしながら、力無く泣く。
群の仲間達と一緒に遠吠えですぐに助けると呼びかける。
一人の男が持ち出し、カストルに向けるのは黒光りする――]
『やめっ……!!』
[響く銃声。]
・・・・・
[倒れている。
撃ち抜かれた左膝からだくだくと溢れ出す血が、白い足を赤く染める。
銃口がまた向けられる。
痛みと恐怖に震えながら、銃を構える男の顔をはっきり見た。
領主オルグイユ。]
・・・・・
[広がる赤。
覆いかぶさった大きな黒い獣。
庇って撃たれた彼は既に息絶え。
その奥に見えるのは銃に弾を補充しようとする――。]
ま、私の正体に勘付いた所で。
素直に殺せるとも思っていないのだけど、ね。
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…ふう。 どうしたものかしら。
〔幾分疲れた様子で目を開けた。実際相当疲れているのは確か。〕
………やれるだけのことはやっておかなきゃ。
〔まだ部屋には自分以外誰もいない。呪文を使って引き寄せたのはアイリスの旅行鞄。〕
開けられるはずはないけれど。なんだか触った痕跡があるわね…少し別の場所に飛ばしておこうかしら。
〔もう一度呪文を唱え、オルグイユ家の屋敷へと鞄を飛ばした。鞄に封印の術はかかったままなので、当然見つかっても開くはずはない。〕
さて。これからどうするべきかしら。困ったものだわ…。ポーチュはあのまま飛び出していってしまったみたいだし。
〔これからどうするべきかと*思案している*〕
(137) 2010/08/08(Sun) 16時半頃
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死にたくない……。
[呟きは、きっと誰にも届かない。]
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…ポーチュを探しに行こうかしら。
〔このままここにいてもらちがあかない。先程の侵入者がまたやってきて殺しに来る可能性だってあるのだから。 おもむろに立ち上がり、宿を出る。ひとまず指輪を投げ捨てた広場にでも向かおうか。診療所に向かう気は、何故か起きなかった。〕
─宿屋の一室→広場─
(169) 2010/08/08(Sun) 21時頃
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─広場─
ポーチュ…どこへ探しに行ったのかしら。
〔どこに行くかとまでは聞いていない。確認する手段も、今は、ない。〕
…あれ、も、ないのよね。
〔草むらに投げ捨てた筈の指輪がなかった。記憶違いの可能性や、カラスが拾った可能性もないではないが〕
ま、いいわ。 気付いた所で意味なんて、ないもの。
(171) 2010/08/08(Sun) 21時頃
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〔ややあってから広場に現れたのは、侵入者の女。〕
誰もいない今、手負いの私一人どうってことない、ってことかしら?
〔部屋へ侵入し、あまつさえポーチュを捕まえようとした女と話す義理など何処にもない。逃げよう。そうだ、酒場なら人も大勢いるはず。 手負いの少女とそれを追う女、どちらが怪しいかなど自明の理。〕
ごきげんよう。捕まるわけにはいきませんの!
〔くるりと身を翻し、酒場へ逃げ込むべく、走る。〕
─広場→酒場─
(173) 2010/08/08(Sun) 21時頃
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─酒場─
〔まさか女が追って来ていないなどとは考えてもいない。振り返りながら全力で走れるほどの余裕もなかった。 大急ぎで酒場の扉を開け、飛び込む。〕
と、突然ごめんなさいっ! 今朝方、宿におかしな女の人が侵入してきて…眠っているうちに妹のポーチュがいなくなったから探しに行ったらその女の人にまた会って…かくまってください!
〔酒場の主人や客にはそう告げて、店の奥へと逃げ込む。〕
(180) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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…追ってこない?
〔助かったと言えるかもしれないが、しかしいつまでここにいられるものやら。〕
でも、下手に動けないわね。
〔店の奥で息を潜め、様子を伺っている。〕
(193) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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この女……。
[殺したい。
殺意に満ちた欲望に『証』が熱を持つ。]
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…逃げてばかりじゃ、だめね。
〔店の奥から、武器になりそうなものを探す。ワインやウォッカ、その他色々な酒が沢山倉庫の中におさめられていた。 なるべく安そうな酒の瓶を手に取り、いざというときの武器にと抱え込む。〕
(212) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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〔後ろ手に酒瓶を隠し、酒場を出ようとしたところで…来た。〕
ひっ…来ないで!ポーチュを何処にやったの?! 返答次第では…。
〔先程手に入れた酒瓶を手に、女と対峙する。本気でやり合うかどうかはその時次第。〕
(216) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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…とぼけないで!
〔酒瓶を両手で構え、にらみつける。〕
朝方、ポーチュの腕を引いて捕まえようとしたじゃない! あの後、私が気絶した後どこかに連れて行ったんじゃないの?!
〔出来るだけ大声で、酒場の中にいる面々に聞こえるような声で。 …そう。いざというとき、周りの大人に助けてもらうため。〕
(219) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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…しつっこい。
自らの手を汚すのは面倒なんだけど、ね。
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妹の名前を気安く呼ばないで!
〔女の声を掻き消すように、大声で言い返す。〕
返して!ポーチュを返して!
(227) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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〔近付いてくるが、手負いの身体でも避けられるくらい緩慢な動きだった。ひらりとかわす。 ぎりぎりまで、瓶を振り下ろす心算はない。正当防衛を成立させるにはまだ早い。〕
それで、要求は何? 何を返せと言うの? 見ての通り、私は何も持っていないわ。
〔そ知らぬふりをしながら、聞き返す。〕
(234) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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最悪、瓶を振り下ろす瞬間に入れ替わる…?
それならぎりぎり出来るかしらね。
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言いたいことは、それだけ?
〔さてどうしようか。放っておいてもなんだか野垂れ死にそうには見えるが。〕
身代金目的なら、最初からそう言ってください。 払える額は、残念ながらさほどでもないけれど。
(243) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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………いや、来ないでっ!
〔掴みかかられそうになって、恐怖のあまり手にしていた瓶を振り下ろした。…そういうことにしよう。 そこまで頭の中で計算した後、悲鳴を上げながら瓶を思い切り振り下ろした。〕
(253) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
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…っ!
〔持っていた瓶を手放し、一歩二歩、後ずさる。 混乱した風を見せながら、森の方へ駆け込んでいった。**〕
(257) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
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語り部自らが手を下すことになるなんてね。
…無様だわ、まったく。
[軽い舌打ち。]
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