人狼議事


22 共犯者

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視点:


道案内 ノックス! 今日がお前の命日だ!


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 00時頃


【人】 記者 イアン

[銃声が響くのと同時に、夜に踊る鳥たちが一斉に羽音を立てて飛び去ってゆくのが聞こえた。

 立ち上る硝煙の行く先は空の上。
 そして、それは――殺された人間が向かってゆく場所とも同じなのかもしれない。]

リンドクヴィスト夫人……!

[ヘクターが撃った相手の名を、小さく呟く。
 流れる血を見つめながら、「ああ、彼女は死んでゆくのだ」と、強く深く感じていた。]

(0) 2010/08/02(Mon) 00時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 00時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 00時半頃


……これで始まりだ。

[次は、獲物の方へ―――]


【人】 記者 イアン

[ヘクターが亡骸となった村長夫人の身体を抱えて、供物台まで運んでゆく。]

ヘクター……

[彼を見る表情は、自然と強張っていたかもしれない。或いは、悲痛なものであったかもしれない。いずれにせよ、平静そうな顔で見ていなかったであろうことは確かだった。]

(14) 2010/08/02(Mon) 01時頃

【人】 記者 イアン

>>16
……はい。

[オスカーの言葉に、ぽつりと呟くように返事をした。
 供物台に村長夫人を捧げる者と、森に入る者。
 どちらについて行こうかと、しばし逡巡しながら**]

(23) 2010/08/02(Mon) 01時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 01時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 12時半頃


【人】 記者 イアン

−夜の森にて−

[青年記者は、森の巡礼に行く人々を見つめている。彼らには森の奥にある柊の木から葉を1枚摘んで、それを祭壇に捧げるという作業が課せられている。]

まるで点呼を取っているみたいだ。
柊の葉が12枚のままなら、彼らの祭は終了する……

[そう言いながらも、今宵で祭が終わらないことを、彼は知っている。村長夫人が撃ち殺された時の血と硝煙の臭いがまだ鼻先に残っているような心地がした。]

まだ……続くのか。
けれども、私にはヘクターを非難することも、賞賛することも、できない……

(47) 2010/08/02(Mon) 12時半頃

【人】 記者 イアン

−夜の森にて−

……月が、綺麗だ。

[昨晩より少しだけふくよかになった月を見つめ、ぽつりと呟く。
 そして、あの時血に濡れた指先でなぞられた喉元を、己の指先でそっとなぞった。]

ああ……本当に。

[骨に纏わり付く肉の細胞がびくりと跳ね上がり、膚があわだつ感触が全身に走る。身体中の血が急激に熱を帯びて、己の肉体の輪郭をはっきりと描き出していることを感じて、イアンは思わず目を細めた。]

月は徐々に満ちるというけれど……

[迷わぬように気をつけながら森の中を歩き、巡礼者の群れを見つめながら、彼は別の思念に囚われていた。あの『存在』を見ることはできないだろうかという思念に。]

(48) 2010/08/02(Mon) 13時頃

【人】 記者 イアン

−そして、早朝のこと−


[オスカーが長老達に何かを告げている>>46
 その内容はとても若者らしく、またとても人間らしいものであるなと、イアンは感じていた。]

オスカー……
則ち貴方は、この村の「祭」を終わらせ、新たな時代を齎したいと、そうおっしゃるのですね?

[オスカーが長老達から離れた頃合いを見計らい、イアンは穏やかな微笑みを浮かべながら、10歳も年下の若者にそう告げた。]

いいえ私はただの新聞記者です。
それを良いものとするか、悪いものとするかは、村の皆様が決めることですよ**

(50) 2010/08/02(Mon) 13時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 13時頃


「獲物」は一人離れて森の中を歩いている金髪の少年。

 『忘却の罪には罰を。
  我らは森に女と男の一対を捧げ。』

今回は俺のやり方で、儀式を遂行するぜ。

[そう同胞へ告げて、森へ入って行く。]



 『罰』……か。

[ 音にはならない呟き。
 森に入っていく同胞は追わず、離れた場所でその声を聞く。]



[ヘクターは最後に森に入ると、褐色の毛並みを持った大きな獣に姿を変えた。
狙うは大地への感謝と畏れを忘れた、あの少年――!

夜の闇に混じり、音を立てずにノックスへ近づくと、獣道から少年の身体を森の奥へ突き飛ばす。
そこで再び人の形に戻ると、ノックスに話しかけた。]

よォ。
…俺がどうしてお前をここへ連れて来たか、わかるか?
お前が何を忘れてしまっていたか、思い出したか?

[彼は状況を理解したか否か。こくこく、と頷いただろうか。]



んでよ、この儀式な、俺にとっても試練なんだよ。

[ノックスに向かってパピヨンを撃った銃を、引き金に一人差し指を引っかけたまま、手のひらを広げて見せる。
そして彼の目の前で、たった今空いたばかりの薬莢を取り弾を装填すると、ノックスに投げて渡す。]

――お前には抵抗の権利がある。
俺を倒す事ができれば、お前には至高の名誉が与えられるだろう。

銃の使い方はわかるだろ?
遠慮せずに使うといい。別に銃じゃなくてもいいぜ。
躊躇している暇はねえぞ。その間に俺がお前を殺す。

俺にとっては始めの獲物だからよ、こうやって堂々と命のやりとりをしたくてなァ。

[そう楽しそうに言うと、闘いの合図はこれから投げる木の枝が地面に付いた時だと伝え、枝を強く放り投げる。

枝が空中を舞う長い間に、距離を取り、じっと獲物を見据えて身構える。]



[一瞬で静寂は訪れた。

銃弾が放たれる前に、距離を詰め、ノックスの手首を捻り、体を密着させ、喉骨をえぐり出す。
そのまま手を返し、人間ではあり得ぬほどの鋭い爪で頸動脈をねじ切る。

少年は声を出す事ができぬまま自分の手を首に当て、それでも勢いよく噴き出す自らの鮮血を見ただろう。

血飛沫が掛かる前にノックスの手から銃を取り上げると、獣の姿に戻り、ソフィアにしたようにノックスの生き血を啜り、肉を喰らう。]

…おっと、アンタの分も残しておかなきゃな。

[「狩り」を終え満足した笑みを浮かべるが、また直ぐに挑むような表情に戻る。これは始まりに過ぎない。]



ノックス…汝の魂は、我らが祝福された地へ運ばれるだろう。

汝の血肉は我らが森に。
汝の血肉は我らと共に。

[ノックスに対し祝福の祝詞を上げ、聖なる地へ感謝を捧げる]**


【人】 記者 イアン

―回想:暗い夜の森の中で >>54 >>59

[己の背後で声がする。その声、その言葉は、どこかで聞き覚えがあった――いや、ほんの一瞬の邂逅であるにもかかわらず、忘れることができぬそれだ。

 振り向こうと頭を動かそうとしたその瞬間、その動きを制止するかのように、闇から差し出された指先が喉元を押さえつけた。]

………あ………

[呼吸が少しだけ不自由になる。少なくとも、大声が出せる状況ではない。]

そ、れは……

[全身から汗が噴き出る。かれの言う通り、命を喪うやもしれぬ恐怖が、疾風のごとくイアンの足元から脳天までを貫いた。

 それなのに、イアンの脳は恐怖とは全く別の感覚に襲われていた。例えるならば、煙草を吸った直後のような、軽い痺れと弛緩。恐怖とは全く異質の力により、全身の力が抜けてゆく。]

(77) 2010/08/02(Mon) 18時頃

【人】 記者 イアン

―回想:暗い夜の森の中で >>54 >>59

ここに、来れば……貴方が言う、「月が満ちる」のを、見ることが……できる、から、ですよ。夜の森に浮かぶ月は、全く異なる色をしている。その姿も、表情でさえも。

……貴方の居る間だけ、ここの月は異質のものになる……
それもまた、この「祭」で見える欠片のひとつでしょう……?

私はそれを知りたい。ただそれだけなのです。

[耳の縁の産毛に、「かれ」の息が掛かる。
 全身がぞわぞわとざわめき、常のイアンらしからぬ、小さく上ずった声が空気を揺らした。]

なに……を。愚かな人間に対する戯れですか……?

[心臓が破裂しそうなくらいにばくばくと脈打つ。もしこれを村の誰かに見られていたらと思うと、恐ろしさと羞恥の心で生きていけなくなるのではないかとさえ思う。掌に、首筋に――いや、全身に汗が浮かぶ。夏の夜はすっかり冷えているというのに、己の全身だけがやたら熱い。]


[イアンはそっと月を見上げた。

 ――月はとても綺麗だった。]

(78) 2010/08/02(Mon) 18時頃

【人】 記者 イアン

―広場 >>60

そう……ですね。お嬢さん。
村の行く末を決めるのはあなた達です。

私はこの村がどのような方向に行くか、見守らせていただきます。そして、私はあなた方の選択というものを否定しようとは思いません。

私はこの祭を、暇つぶしのゴシップ記事のネタとして見る気はありません。「今、ここにある事実」として記録し、この村の選択をじっと見つめ続けようと思います。

――…この祭の終焉まで、ずっと。

もしかしたら私の存在は、あなたにとってはお邪魔かもしれませんが……ね。

[凛とした表情をした娘の姿に、或る種の敬意を帯びた口調で、そう告げた。]

(80) 2010/08/02(Mon) 18時半頃

【人】 記者 イアン

―広場―

[異質なる「かれ」との邂逅でざわめいた胸の鼓動がひととおり収まった頃、イアンは広場に戻る人々の様子をじっと見つめていた。

 祭壇に捧げられた柊の葉は、今のところ12枚には満たない。
 村長夫人はそれを捧げられないことは分かっていたが、まだ足りない。]

……どういうことだろう。

[イアンがそうぽつりと呟いた頃、先ほどとは異なり上着を羽織らず歩いているミッシェルが横切っていった。]

え……?

[ミッシェルが抱えている「もの」から、血の臭いがする。イアンはそれを黙って見つめて居た。]

ミッシェルさん、それ……

[祭壇に捧げられた柊の葉は、全部で10枚。

 祭を終えるには、あと2枚――おそらく永遠に摘まれることが無いであろう2枚――が、足りなかった**]

(82) 2010/08/02(Mon) 18時半頃

【人】 記者 イアン

−回想:夜の森の中で>>83>>86

……恐ろしいものに出会った時に、つい饒舌になるのは、私の悪い癖ですから。

[小さく自嘲的に笑う。
 だが、身体を押さえ付けられ、さらに腹から下をまさぐられ、さすがに言葉を失ってしまった。言葉を出す代わりに、腰をびくりと動かし、背をのけ反らせた。]

あ……月……

[いよいよ殺されるかもしれない。しかし叫び声は出ない。宵闇に浮かぶ月が、遠くをゆくランタンの火が、全てぼんやりと滲んで見える。意識がぼうっとしてゆく中で、「かれ」の問いが聞こえた。>>86

それ……は……言えなかったから、ではいけませんか?
あまりに月が美しくて、そして……それに照らされた貴方の「正体」を知りたかったから……

貴方は獣でありながら、ただの森の獣ではない……そして己を「制御」する様子は見えるのに、貴方を制御するのは、私のような類の人間の「理性」ではない……

貴方を形容する「言葉」が見つからない。
だから……それが見つかるまでは……

(91) 2010/08/02(Mon) 21時頃

【人】 記者 イアン

−早朝:広場にて>>88

想像通りの……
つまり、それは……

[ミッシェルが着ていた上着の隙間から、ハニーブロンドの髪が覗く。]

ノックス……?もしや、あの、村長夫人の元に来た彼……

[眉をしかめて、朝日に照らされて揺れるハニーブロンドの髪を見つめる。朝日に解けて揺れるその色は、とても美しいものに見えた。

 胸の前で十字を切り、無言の祈りを捧げる。]

(93) 2010/08/02(Mon) 21時頃

【人】 記者 イアン

−早朝:広場にて−

(今日だけで、2人の死者が出た。
 なのに……私は……
 「かれ」が「御使い」であることを……告げることができない……)

[胸の前でぐっと自分の手を握り、目を伏せる。]

ああ、神よ……
どうか彼らに救いの手を……

[朝日を背に、せめぎあうふたつの望みを抱く男は、小さく祈りの言葉を呟いた**]

(94) 2010/08/02(Mon) 21時頃


[ 同胞がノックスと決闘まがいの仕留めたことは、映像こそ見えないものの、声とイメージから大体のことは読み取れた。]

 ……無茶をする。

[ 咎めるような声音ではないが、平坦ながらもそれなりに同胞を案じている響きが混じっている。] 


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 22時半頃



安心しろ。
祝福されしノックス・ブラウン。
お前の家族は、我らが護るだろう。


【人】 記者 イアン

―回想:夜の森のこと>>104

[服を介在して、膚に、肉に、触れられてゆく。
 つい数年前まで大学の研究室に籠もってばかりだった自分とは比べものにならぬほど、ずっしりと重い筋肉の質感が、自分の身体を探ってゆく。]

く……はっ……

[荒い息を吐き出す。声を上げたくても上げられない。
 己の下腹部――最も慎重に、布の下に隠された部分――に潜む肉の塊に、「かれ」の指先が触れた時、羞恥と、茫洋とした感覚が同時に襲ってきたような気がして、小さく短い声と共に、大きく深い息をひとつ吐いた。]

(駄目だ……そこに触れては……
 私が私では無くなってしまう……
 私は二度とあの場所に帰れなくなってしまう……!)

[酩酊状態に陥ったかのようになり、まだ欠けた部分の多い月がぼんやりと丸く見えてくる。酸欠の金魚のように口をぱくぱくと開閉して、抵抗しているうちに――…]

……え?

[次の瞬間、彼を拘束するものは全て無くなり、ただ森の宵闇だけが広がっていた。]

(119) 2010/08/02(Mon) 23時頃

【人】 記者 イアン

―回想:夜の森のこと―

[それからイアンは、胸の鼓動を抑えながら、巡礼者の列の最後尾を歩くことにした。
 道すがら、ヴェスパタインが木の根に捕らえられているのが見えたが、イアンは心配するような声を掛けることはできても、彼に手を差し伸べることができずにいた。]


[巡礼者の列の最後尾を歩く彼の手には、1枚の柊の葉が握られていた。]

(贖罪の巡礼者……か。)

[それをそっと胸ポケットにしまうと、巡礼者と同じ方法を辿って、広場へと戻っていったのだった。]

(120) 2010/08/02(Mon) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 23時頃



[ふ…、と不敵な嗤いを返す。

同胞から不意にかけられた自分を案ずる囁きに驚いたのか、声色には嬉しさが薄らと混じっているようだ。]


─夜の森
[ 巡礼たちの列を追って移動しているために、同胞とはそれなりに距離がある。]

 このまま現場不在証明(アリバイ)という奴を作っておく。
 そこに行けるのはかなり後になるだろう。

[ 淡々と声が伝える。]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 23時頃


【人】 記者 イアン

―広場―
[早朝の騒ぎが終わった後、村長夫人宅で仮眠を取ってから、もう一度広場にやってきた。]

結局、集まった柊の葉は10枚だけ……か。

[広場では、祭の進行を確認して安堵する長老の姿や、犠牲者を思い、落胆し涙を流す夫婦の姿があった。]

(129) 2010/08/02(Mon) 23時頃


ああ、そうしてくれ。
俺もそれが良いと思う。

アンタ自身の安全も重要だからな。

首だけ、例の聖地へ安置しておこう。
好きにやるといいさ。

[「血」の強さはヴェスパタインの方が格上だ。初めての邂逅で、彼は本能的にこの銀の同胞の力を理解していたのであった。]


【人】 記者 イアン

>>132
……胸が詰まりそうです。

[聞き慣れた村人の声を聞き、祭壇を見つめたままぽつぽつと呟く。]

柊の葉だけを見るならば、これはただの葉です。
何の意味もありません。

けれども、ここに戻らず、「森へ還った」方がいることを……余所者の私はどう消化したらいいのかが、時折分からなくなるんです。

本当にただ「還った」と言えばいいのか。
或いは、別の意味を付与すべきなのか。

……村の者でないからこそ、分からなくなるんです。

(135) 2010/08/02(Mon) 23時半頃

【人】 記者 イアン

―広場―

「森を歩くのは十二人
 祠へ行くのは十一人……」

[昨日渡された資料にも書いてあった、村長夫人が口ずさんでいた(>>2:493)伝承の「歌」をぽつぽつと呟く。勿論、余所者の彼がメロディまで覚えているはずもなく、あくまで詞をなぞるだけなのだが。]

まるで子どもの手遊び歌のようですね。
これだけ歌うと、「少し怖いだけの話」です。
けれど……

(140) 2010/08/02(Mon) 23時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/02(Mon) 23時半頃



[ 既にイアンに接触した事はおくびにも出さない。
 素知らぬふりで警告を伝える。]

 気をつけろ。
 村長の妻を殺したことで、注目を浴びている。
 無理はするなよ。



先代様、始まったぜ。
アンタは「人の子を信じろ」と言ったが…。

この村の有様を見たら、始めざるを得なかった。
アイツも俺も、人の子らに怒りを示すしかないんだよ。


【人】 記者 イアン

>>143
そう……ですね。
ある日突然、理由も分からないまま、自分の友人や婚約者が死んだら……私ならそれだけで気が狂いそうになります。

もし自分の愛する者が、あんな姿になったらと思うと……

[イアンが自分を重ね合わせていたのは、ミッシェルやピッパの方ではなく、むしろソフィアの婚約者の方であった。人目をはばからず慟哭する男の顔が、声が、何度も繰り返されるのだ。]

考え過ぎ、ですか。私……
そんなつもりは無かったんですけど、ね。
「余計な口出しは無用」ということも、存じております。

……大丈夫ですよ。

(149) 2010/08/03(Tue) 00時頃


おう、ありがとよ。

[ヴェスパタインが自分の身を案じてくれる事に素直に感謝する。

しかし、しばしの沈黙の後、儀式の後感じた違和感を同胞に伝えた。]

一瞬だが、ラトルの力を感じた。
もしかしたら、「視られた」かもしれねえ。

…ヘッ、なかなか簡単にいかねえもんだなァ。

[脳裏には以前「視る者」に告発され、人の子によって屠られた隻眼の古き同胞らの姿が浮かんでいた。]


【人】 記者 イアン

>>146
「最後の夜は四人
 満月近づく三人」……

月が満ちてゆくにつれ、人が居なくなってゆく……

[朧に揺れる宵闇の月を思い出し、血液が熱くなり、身体の芯がぞくりとざわめく。]

「最後の夜」はいつ訪れるのか。
果たしてその時、何人がこの村の広場に帰ってくるのか。

……夜明けは……

[誰もいない、と言うのは、はばかられた。
 と、そこで少年がこちらに近づいてくるのを発見し、ぺこりと一礼した。]

(152) 2010/08/03(Tue) 00時頃


ラトルの力。ラトルの血筋……

[ 同胞の言葉を反芻する。]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 00時頃


【人】 記者 イアン

>>154
え……っ?

[ミッシェルに指摘され、思わず狼狽える。
 昼間の太陽の下であるため、よく観察しなくてもイアンの顔が真っ赤なのは一目瞭然だろう。]

あ……えっと、いや、その……です、ね。

[聞こえるか聞こえないくらいの声でぼそぼそと呟く。視線はミッシェルにもトニーにも合わせず、祭壇の方をちらちらと泳いでいる。]

……故郷に……残してきた人が……いまし、て。

すこしだけ、……思い出してたん、です。

(158) 2010/08/03(Tue) 00時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 00時半頃



[ラトルの娘が近づいてくる。
やはり、俺を「視た」のだろうか。
一瞬だが、心臓が締めつけられたような気がした。]

まだ、月が昇ってねえ。
こんな人の目の付く所で、この娘を消す訳にもいかない。
先代様…立ち向かう力を。

[土中に眠る、かつての御使い様である老狼に、そう呟いた。]


【人】 記者 イアン

>>169
ちょ……
何で心の底から「意外です」って顔して言うんですか!?
べつにいいじゃないですか私の事情なんてどうだって。それこそこの村の方々には関係ないですよ。

……ええ、私はちゃんと本国に帰らなくちゃいけないんですよ。そしてそのためにはきちんと仕事をしなくちゃいけないんです。

[舌を噛みそうな口調でぼつぼつと不満気に呟く。
 と、そこで無邪気な少年の声が聞こえた。>>166

だから恥ずかしがってませんってば!!

おじさんなのは……別にその……いい、です。

[どうやら「おじさん」と呼ばれることに関しては自覚があったらしい。]

(175) 2010/08/03(Tue) 00時半頃

【人】 記者 イアン

>>178
夜に一晩中歩いた人の為に?
つまりそれは、巡礼者の皆様の為……ですよね。

私が一緒に行っていいのかどうかは分かりませんけれど……

[と言って、ミッシェルの方をちらりと見た。]

……教会の方に行きますか?

(181) 2010/08/03(Tue) 00時半頃


このまま誰も通らなければ……。
奥の茂みに投げ込んで、第二の生贄にするのもアリか?

[相手の真意が読めないまま、慎重に応対していた。
アイツが見たらなんと思うだろうか。
…まあ冷たく嗤われるだけかもしれんよな。]


【人】 記者 イアン

>>182
……なんで男の人がどうこうって話になるんですか。
私が男性と何かあったとでも……?

[ふとそこで昨晩森であったことを思い出す。]

……そんなことあるわけないじゃないですか。

[悪夢とも性夢ともつかない出来事を思い出し、首を大きく左右に振った。じっとりとした目でミッシェルを見ていると、その彼女からペンダントが差し出された。]

あ、ありがとうございます。これは……?

(189) 2010/08/03(Tue) 01時頃

【人】 記者 イアン

>>184
え……ええ。ご一緒してよろしければ、行きましょう。

[そこで、トニーの方に視線を落とす。]

ええと、君の名前は?
私は別に「おじさん」でも構わないんだけど…一応、イアン・マコーミックっていう名前があるんだ。

できれば名前で呼んでくれると嬉しいんだけどな。

(192) 2010/08/03(Tue) 01時頃

【人】 記者 イアン

>>187
いえいえ、正直あまり寝ているとは言えないですよ。
原稿を纏めるのに時間が掛かっちゃって、気がついたら睡眠不足です。

[ホリーの方に手を振りつつ、少しだけ疲れた顔で笑った。そしてトニーの方を掌で差し、]

今から、彼の案内で、教会に行くんです。
巡礼の旅を終えた皆さんに、パンとスープをくださるというお話でして。

……あれ?
ホリーさん、いつもよりも素敵なお召し物ですね。
一体どうなされたのですか?

(195) 2010/08/03(Tue) 01時頃


[肌が触れた瞬間、ラトルの娘の中から湧きあがる強烈な力を感じた。]

しまっ―――!!

[何やってんだ俺は!
あの娘の雰囲気に呑まれたか、
完全に視られてしまったかもしれない。]

……いや、あの娘は俺を信用している?

[ラトルの血を我らの味方にできるなら、これ以上に心強い事は無いだろう。]


【人】 記者 イアン

>>196
これを持っているだけ……ですか?

[不思議そうな顔で、白い石を覗き込む。]

……不思議ですねえ。
これさえあれば、「御使い様」から身を護れる……ですか。

[そこでふと気づき、ミッシェルの方を見る。]

あの……これ、私が持っていても大丈夫なのですか?
私は「巡礼者」ではないですから、持っているのがなんだか申し訳無いような……

これ、ミッシェルさんがお持ちになっていた方がいい気がするのですけれども……

(201) 2010/08/03(Tue) 01時半頃

【人】 記者 イアン

>>199
んー…まあ……あれです。
私の場合、記者ですから……ある程度は危険な場所に行かないと、満足できる「成果」を得られないんです。

椅子に座っているだけでは見ることができないものを見てきて、それを分かりやすくお伝えするのが、私の仕事です。

ホリーさん。
貴女のお気持ちだけでも、お言葉だけでも、私にとっては十二分の価値があるんですよ。まして人の輪に入るのが苦手な私には、なおさら。

あの時は本当にありがとうございました。

(203) 2010/08/03(Tue) 01時半頃


ああ、そうさ、
俺は、変わんねえよ。
変わっちまったのは、お前たちの方だ。

[この少女に俺を告発する力はあるだろうか。
なんとか制御できるといいんだがな。]


【人】 記者 イアン

トニー、こんなに大所帯で教会に向かっても平気かい?

[にこりと笑いながら、ホリーの方を見る。]

……そうですか。
村長夫人が亡くなった今、新たに村役を立てなくてはならなくなった、と……

……その。意外でした。
まさかホリーさんが村長のご血縁とは思わず……

(205) 2010/08/03(Tue) 01時半頃

【人】 記者 イアン

>>204
分かりました、ミッシェルさん。
とにかく、これで「御使い様」を祓うことができるわけですね。
……そうか……では、少しだけお借りしますね。

[それをズボンのポケットの中にしまった。]

>>210
ホリーさん……そういうことだったんですか。
それでは、その……オスカーさんもご一緒に村役をお継ぎになるということですか?ほら、彼もアレクサンデル姓ですし。おふたりは親しげですし。ごきょうだいかご親戚ですか?

[そんなことを聞きながら、教会へと向かう。]

(214) 2010/08/03(Tue) 02時頃

【人】 記者 イアン

[ズボンのポケットの中で、白い石がじわりと熱を帯びるのを感じていた。その感触は、昨晩「かれ」に触れられた場所を布越しに静かに焼くような心地にも似ている。]

あ、そういえば……
昨晩はご厚意で村長夫人のお宅に泊めていただきましたけれども、さすがに今晩からお世話になるわけにはいかないような……。

私、すっかり無宿者になってしまいました。
さて……どうしたものか。

[小さな悩みをぽつりと漏らしながら、イアンは教会へと向かっていた**]

(215) 2010/08/03(Tue) 02時頃

[ なるべく生贄たちの前に姿を見せ、ノックスを襲う時間がないことを印象付ける。
 そんなことをしつつ、彼がノックスが襲われた場所に辿り着いたのは、どれほど経ってからだろうか。明け方近くなってからだろうか。
 屍の傍らに跪き、泉に口をつけるように傷口に溜まった血を啜る。
 冷えて固まりつつあるそれは、まだ命のある獲物から熱い血潮を貪る時のような酩酊は生まなかったが、彼にひとつのことを伝えてくれた。
 すなわち、]

 これは血族か。

[ 同属の血統に連なる人間。人狼の末裔。
 いずれかの同属が、かつてこの村の人間と交わったのだろう。その血がノックスの上にはっきりと現れていた。
 しかし、今はただの屍骸に過ぎず、これはただの肉だ。] 


[ 通常彼は時間が経って冷たくなった死肉は食べないが、彼のためにと残してくれた同胞のために少量を摂った。
 屍の匂いが残らぬよう、気をつけて身仕舞をし、その場を後にした。

 聖樹の下に残されたノックスの遺体はやがて虫達によって大地に還るだろう。
 それを妨げる、無粋な人間たちが森に分け入って来ない限りは。*]



[ 音声に拠らない会話は、言葉よりも多くの情報を的確に素早く伝達してくれるが、相手が心を鎧い言語以外のイメージを送らなかった場合や、伝えたいイメージを絞らず雑多な感情をそのまま流した場合はその限りではない。

 だから、彼に伝わったのは、同胞の焦りの感情だけであった。]

 どうした?
 何かあったか。


 今宵の生贄は俺が選んでもいいのか。
 それともまたお前が選ぶか?

[ 短い問い掛けだけを投げる。]



おう、アンタが撰べばいいと思うぜ。
俺も次の獲物を見てるが、まだ決まってねえしよ。

[候補は種々。
我等に反するものか、力を持つものか。
それとも只、本能のままに襲うのか。]**


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 20時頃


【人】 記者 イアン

―教会に行く道すがら>>223

あ……そうなんですか。気づかなくてすみません、ホリーさん。
双子のごきょうだいならば、仲が良くて当たり前ですね。

[いつもとは違う、溶けるような満面の笑みを浮かべるホリーを見て、つられてイアンも笑った。]

え……いいん、ですか?
いえ、その、泊まる所をお貸し戴けるならば嬉しいのですが。
ただ……祭の儀式が終わっても原稿書いてますし、タイプライターとか独り言がうるさいですよ?

[パピヨンという名に一瞬だけ不思議そうな顔をするが、周囲に教えられたのか、それが亡き村長夫人の名だと知り、静かに俯いた。]

それでも大丈夫ならば……是非、お願いします。

[その語尾は、申し訳なさそうに笑う息づかいに混じった。]

(252) 2010/08/03(Tue) 20時頃



 ……そうか。
 ならばこちらも勝手に選ばせて貰おう。


【人】 記者 イアン

―夕方:教会にて―

[教会で戴いたスープとパンを食した後、ぼんやりとキリスト像を見つめて居る。]

やっぱり、少し様式が違うんですね。
ここの村の神像は。

少しだけ野性的というか、森の中の神というイメージにも不思議と一致する……何だかそんな気がするのです。

あ……いえ、村の方とは少し感覚が違うのかもしれません。

ここの村の祭事でしか使われない「言葉」もそうですし、神の像もそう。「土地の信仰」に必要なものを残し、或いは発達させ、要らないものを切り捨てることを、文化が「進化する」というのでしょう。

ただ……

[ふと俯き、言葉を落とす。]

この村の信仰の不思議な所は……
「人の命」を捧げることを絶対的に必要とすることなのです。**

(254) 2010/08/03(Tue) 20時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 20時半頃



そうしてくれ。
ただ、決めた相手は教えてくれよ。
アンタの考えてる事を…知りたくてよ。

わりぃな。
ホントはもっとアンタと話してえんだ。

[俺だったら、今夜はオスカーかミッシェル辺りだろうか、と考えていた。]


―ヴェスパタインの工房・日中―

[テッドが工房に招かれる前か後だったか。
今宵の獲物に付いて、同胞と話す前――
珍しく「ヘクター」が彼の工房に現れた。]

…よォ。
すまねえな、こんな昼間から。

さっきラトルの娘に会った。
俺は、どうやら「視られ」ちまったようだ……。



[ 少しの間の後に答えが返ってくる。]

 知りたいのなら。
 俺はオスカーの姉妹を狙うつもりだ。

 守りたいものを喪った、あれがどう変わるか見たい。




 なるほど?

 ならば、ラトルの娘の口を塞ぐか。
 この先余計な力は使われたくない。

[ 淡々と声は宣告する。]



もしかしたら、俺は、最後まで
アンタの側に居られねえかもしれねえ。

ラトルの娘を一応は手なづけて置いたから、
今すぐ俺が狙われる事は無いと思うが…。
……あーあ、ドジっちまったよなあ。

なんだかよ、急に、
アンタの声が聞きたくなったのか、
アンタの匂いが嗅ぎたくなったのかわからねえが…。
気が付いたら、ここへ来ちまってた。


─昼間・工房にて
[ 既に身支度を整えた彼は、じっと同胞を見詰める。]

 何を気弱なことを……

[ 一笑に付したが、眸はそれ程笑ってはいない。]


[話している場で、ノックスが狼の血を引く者だったと言う話を聞いただろうか]

そうか、アイツが……。

[確かに、思い当たる節は有る。]

俺と対峙した時のあの少年の目。

覚悟を決めたあの眼は、
獣のごとき鋭さと気高さを確かに持っていた。



オスカーの姉妹?
「ホリー」か……。

俺はあの娘こそ
我らの血を引く者かと思っていたが。

確かに方割れを喪った少年が、
どの様に豹変するか、見てみたくはある…。



[マーゴを狙うかと告げる同胞の言葉を
じっと考えているようだ。

マーゴへの、一種言語化し難い感情が
ヘクターの中で無意識に揺れ動いて居るのかも知れない。

同胞の身を護るには…それも止む無し、
と言うのは理解してはいるが。]



[ 同胞の考え込んでいる様子を観察した後、]

 ──ならば一日猶予しよう。
 お前の決心が付くように。


 だが思い出せ。
 儀式を完遂するには、あの娘も手に掛けねばならない、と言うことを。

[ それは事実であり、冷酷な宣言だ。]



[一笑する同胞に近づき、心を落ち着ける。
そして真剣な顔で真っ直ぐに彼を見つめると、口を開く。]

俺にもし何かあった時は、「キツネ」を頼れ。
アンタの命令なら、喜んで命を投げ出すような奴らばかりさ。
表向きには出来なくても、色々と今以上に援助できるだろう。

[ヘクターが墓地でマーゴに話した伝承は大筋事実であった。

実際、彼の家の人間をマーゴが視たならば、濃さの程度はあれ、同じような違和感を感じ取っていただろう。

中には、ヘクターの子を宿した女も何人か居るかもしれない。]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 22時半頃



[ 同胞の瞳の奥の真剣な色を読み取り、
 それを真正面から受け止める。]

 ──ああ。

[ 短い応(いら)え。
 だが彼はどこまで同胞の言葉を守る気であったか。]



[同胞に、万一自分が先に還った時の事を伝える。
それは杞憂かもしれない。だが―――。]

ヴェスパタイン…。
アンタの肌に、ちょっとだけ、触れてもいいか?

俺は、きっと、たぶん、
アンタより先に………。

[それ以上は言葉にならなかった。]



[ 同胞を見詰める宵月の瞳は揺らがない。
 だが。
 無言で腕を開き、愛しいものを呼ぶように誘(いざな)った。]


【人】 記者 イアン

―夕方:教会にて>>256>>257

「次は8人」……あまり考えたくはないですね。

誰が「御使い様」かも分からない。そして、「御使い様」を討つべきと主張する方と、討ってはならないと主張する方がいます。

それぞれの選択ですよね。村が何処へゆくのかは、生き残る皆さんの手に掛かっている。

[ふとそこで、ミッシェルに信仰のことを聞かれて、]

……ええ。
「信仰」というか、「寄り立つもの」というか……
村の方が「祭」をどう考えるにせよ、それを止めることに何らかの不安や苦痛を感じる以上は、「信仰」そのものか、或いはそれに似た状態になるとは思います。祈りを捧げることに皆様が何の感慨も感じないというのならば、話は別ですが……

そういえば「御使い様」ってそもそも何なのでしょうね?村長夫人は「ご尊顔を見せて欲しい」とおっしゃっていましたけれども。もしそれが本当だとしたら、「神」が「人」の中に混じって生活していることになります。

「御使い様」――…「人の群れの中に在る神」。
何故村の皆さんがこの「言葉」をもってそれを「信仰」をしているのかが、少しだけ分かった気がします。

(309) 2010/08/03(Tue) 22時半頃

【人】 記者 イアン

―夕方から夜へ:広場―

[ミッシェルの誘いに乗り、トニーを連れて教会から広場へと出る。老司祭はトニーのことを随分と心配そうな表情で見送っていたが、トニーはそれに気づいていただろうか。

 広場に着くと、またあの巡礼の列を成す「生贄」達が集まっていた。ヴェスパタインに対して、何やら言う人々を、イアンは見つめて居る。]

……ああ。ものすごい熱気だ。

[巡礼者を見送る人々の視線が、彼らに期待の念を寄せている。]

すみませんが、今日も同行させていただきます。
自分の言葉でこの祭の意味を知るには、私も皆さんに同行することの他に思いつかないんです。

できれば自分の身は自分で守りますが……万が一、私の身に何かあっても気にしないでください。愚かな新聞記者が危険な森に入って死んだだけ、と……そう思ってくだされば十分ですから。

(315) 2010/08/03(Tue) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 23時頃


【人】 記者 イアン

>>321
ありがとうございます……ミッシェルさん。
でも何だか女性にそう言われてしまうと、少し自分がみっともなくもあります。

[鐘の余韻が耳の縁で滑る。]

できる限り自力でなんとかしますけれど、いざとなったらお力をお貸しくださいね。

(326) 2010/08/03(Tue) 23時頃

【人】 記者 イアン

>>323
すみません、ホリーさん。
それではよろしくお願いいたします。

[噛みしめるように、ホリーの言葉を呟く。]

……「私達が還ってしまっても」……ですか。

(329) 2010/08/03(Tue) 23時頃

【人】 記者 イアン

[森に入る人々の顔に、不安の色が見える。
 彼らを見送り、その最後尾を行くことにした。]

(かつてこの村の祭では、罪人が「生贄」……「贖罪の巡礼者」として参加していたという。

 だが、ここに集うのは、皆善良な者ばかりだ……)

……御使い様とは、一体何なのでしょうか。
人間と同じもの?それとも、違うもの?

森に「還る」とは、死の恐怖をぼかす為の意味なのでしょうか。いや、皆さんは死を怖がっている……

(342) 2010/08/03(Tue) 23時半頃


[始めに腕に触れ、肩に触れ、長い髪の懸かった背に手を伸ばす。
やがて彼に抱かれるよう懐に入る。人の子とは違った感覚。
自分の心が落ち着き、また同時に湧き立つのを感じていた。]


オスカー、ホリー、オスカー……。
[夜の森で一人呟く。]



[ 広い背に腕を回し、近付いて来た肉体を抱き取る。
 腕の中、招き入れた赤毛の同胞は彼よりも大きく、圧倒的な存在感を持っているのに、包み込むのは同胞ではなく、彼、なのだった。
 そのまま、静かに腕の中の同胞に身を委ねる。
 仰のいて、祝福を与えるように額に口接けた。]


【人】 記者 イアン

>>352
人に似て、人でなく……
なのに、人の群れに居る……

そういえば村長夫人は、「村を護ってきた者」と……そうおっしゃっていました。

[森のより奥の方で、ぼんやりと明かりが見える。そして、その向こうには、ヴェスパタインの影。]

……月が綺麗ですね。

(355) 2010/08/03(Tue) 23時半頃

[ 彼が望めば、そのまま抱かれることもしただろう。
 触れ合った同胞の汗の匂い、呼吸と鼓動の音に包まれ、『かれ』は宥めるように背を撫で続けた。]



[マーゴ・ラトル…
我らが宿敵の「視る者」の一族。
我らの敵、只の贄の筈なのに、
あの娘に覚えるこの感情はなんだ?

―――俺は、人に混じり過ぎたのか?
自分でも制御できない感情に戸惑っていた。]


【人】 記者 イアン

>>345
もし「御使い様」が見つかったら、貴方はその方をどうされますか?

[自分にうっかり村の秘密を喋ったことのある若者に、穏やかな声で問う。]

いいえ、私には善悪を判断する根拠はありません。ただ、村の皆さんは「御使い様」をどう思っていらっしゃるか……それを知りたいだけですから。

(360) 2010/08/03(Tue) 23時半頃


ホリー・アレクサンデル…。
あの少女、何か恐怖を察知しているようだ。

我らの眼に気付いたか、それとも「人の手」が怖いのか――。

片割れが邪魔だ。襲う際に上手く引き離せると良いが。

[彼の眼は同時に樵の少年や白いシャツの女へも向けられていた。]


[ オスカーには、闇をも見通す捕食者の眼が彼の姉を見据えているなど、知る由もない。]


【人】 記者 イアン

>>364
……すみません。

そうですよね。
ある日突然現れた、分かりやすい形をした悪魔ではなく、今まで穏やかな隣人だと思っていた相手ですから……

私だったら、「討つ」とも「いつも通りに接する」とも……即答はできません。

(371) 2010/08/04(Wed) 00時頃

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