人狼議事


202 月刊少女忍崎くん

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視点:


ススム! 今日がお前の命日だ!


........んん!?

[耳を疑った。]

[こいつはいってるいみがわかってるのかな。]


[真弓ちゃんは駿くんを追っ掛けてる。
 →駿くんは俺に愚痴をこぼしたりしてくる。
 →真弓ちゃんは苦労も構わず駿くんを追いかける。
 →駿くん苦労する。

のローテーションは知ってた。
 でも、彼が"早乙女スピカ"の読者とは知らなかった。
 どこから…?もしかして、忍崎、だろうか。

あれ。ってことは真弓ちゃんはラヴコールしてんのに駿くんが逃げまわってるって構図がちょっと変わってくる。

.........ああ。]


(...駿くんが新手のツンデレにしか見えなくなってきた。)


[どんよりした瞳でそわそわどきどきしてる駿くんを眺める。すきですってそんなに熱中するレベルだったのかと勘違いしつつ、ちらりと花園ちゃん真弓ちゃんの方を見やると。]


【人】 花売り メアリー

[ 蛇はちょっと苦手、おもちゃだとは分かっているけれど。
そんな中でも、今度は完全に動じない氷見山>>32は、今までで一番輝いていた、ように見えた ]

やっぱり頼りになりますね、センパイは。

[ さりげなく、真理の周りの蛇を退ける動き。
そういうことには、気付いたりする。
出る頃には、満足したような表情をしていた ]

(38) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

[ そして記念撮影、写真イベントを兼ねてのこと。
二人で撮りたい、と氷見山からの提案>>33
ざわめく周囲、特にクラスメートなどの知り合い。
いつの間にそんな親密にと、密かに驚いているよう ]

(39) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

それだとセンパイがちっちゃくなってしまいますが……。

[ まあいいか、と何気なく並んで撮られた写真。
周囲には、布お化けとゾンビとかぼちゃ頭。
首からインスタントカメラを覗く、ろくろ首が二人の正面に。

笑顔、できた写真はお化けを除けばツーショットなのだが、これも廊下に飾るつもりのようだ。
その結果どうなると予想されるか、には思い至らず ]

(40) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

お好み焼き、ですかー。
へえー、そんなサービスがあったのですね。

[ エピソードを語られれば、興味津々と好きなんですか?なんて聞いたりして。
と、ひょっこり現れたのは榊原と真弓の姿>>2:163 ]

……あ、お疲れ様ー。
そっちはデート中?

[ 何のためらいもなくそんな言葉をのたまって。
彼らに笑顔でひらひらと手を振って、迎える ]

知り合い……というよりうーん……。

(41) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

いつの間にか私のこと色々と知られてたの。

[ こっそりしてたのに把握されていた、という意味なのだが。
変な誤解を与えそうな台詞である ]

お化け屋敷、人気あるみたい。
リピーターも何組か居るんだって。

[ 合間で小耳に挟んだ話を、嬉々として語る。
そういえば氷見山のクラスの企画はどんなのだっけ、と軽く説明を受けて、用があるらしい榊原に連れ出される彼を見送った ]

(42) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

[ 真弓に写真の進捗を尋ねられれば>>2:177、そういえば新聞部企画だっけと思いつつ ]

うん、けっこう撮れてるよー。
こんなに近くで撮れたのは初めてだなぁ。

[ なんて、嬉々として軽く内容を見せながら。
その大半、というよりほぼ全部が氷見山だ ]

真弓ちゃんはどうだった?いい感じ?

[ と、話に(主に聞き出しに)花を咲かせていた ]

(43) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

[ 榊原がクラスに見つかって、連行されるその背に頑張ってねーと色々な意味での声をかけ。
戻ってきた氷見山に向き直って、笑顔で行きましょうかと頷く** ]

(44) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 16時半頃


[そう──ひたむきに、至極必死に、
そのとき、忍崎は集中していた。]



(ああくそ!! 鳥!! はやいな……!!)


[陸上で短距離の選手をやっていた手前、足に自信はある。あるが、カメラを構えながらの慣れない姿勢で大空を自由に舞う鳥を追うのは流石に骨が折れる。]


[一年前。鷹野の写真に写りこんだそのとき──
忍崎は、佐藤と夢子のばったり公園デートv回で、
ハトを描くための資料写真集めに必死だった。]


(くそっ!大空は自由すぎる!!!)


[だが結局── 大地から離れられないような身では、
くっ… と歯噛みして、青空に飛び立っていく翼を
黙って見上げることしか、できなかった───…]


 
 [──もし、この公園で写真を撮っていたなら、
  鳩などの鳥が映っているかもしれない──]
 


[そう思って見せてもらった写真は、
思い描いたものとは少し違っていたが、
ある意味では、想像以上だった。


手前にある顔にピントが合ってしまっているものの、
高台から撮られた風景は、
爽やかな朝の空気がよく捉えられていて、
陽に照らされる家並みの陰影も、きらめく川も、
手前に佐藤と夢子を並べるのに最適な構図のように思われた。]


TO:榊原 駿
FROM: 保 雷司
件名:Re:サボってるの言いつけるぞ。
---------------------------------------------
代役頼んでるから問題なし。
空腹で死ぬ!


花売り メアリーは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 12時半頃


──回想、忍崎の自宅──

[忍崎が初めてその冊子のことを知ったのは、
氷見山と二人で作業をこなしているときのことだった。]



 ? 寄稿者がたりないんですか?


[あちこちの部活で助っ人をしている氷見山は、顔が広い。かつ、どことなくものを頼みやすい空気が漂っているためだろう。
時折文系部から悩み事が持ち込まれることがあるようだった。]


[文化祭の定期発行日>>+10がくるというのに、
どうやら完成見込みの作品が少ないらしい。

「どうにかならないかな…!」と文芸部部長の悩みを聞いて、
どうにかならないかな。と、当時二年の氷見山から、
原稿作業中に話を聞いたのが最初だった。]


 ……そうですね……

 形式にこだわらないなら、
 穴埋めくらいは手伝えますけど

[小説。というよりはキャラクタに喋らせる台本形式に近くなるが、それでもよければ手伝いましょうか。と、氷見山の手伝いもあり、
〆切りより大分手前で完成した原稿を整えながら提案をしたのも
やはり、ほぼ一年程前のことになる。]



[なお、そのときに「江入 ひみこ」のP.Nで
(名前は氷見山と相談して決めた)
寄稿した読みきりの作品は、当時から月刊マーマレード連載中の
「恋バナっ!」の雰囲気とよく似た内容であり、
そこから笠原が目ざとく忍崎の正体をかぎつけ、
笑顔で取材にやってくることにもなったりしたのだが、
それはまた別の話である。]
 


[──ともあれ、そんな氷見山を介した縁で、
忍崎は文芸部と繋がりを持つようになり、
不定期発行される『珠玉』の入手も随分と楽になった。


そして四月になり、新入生が入ってからは
文芸部にヘルプを頼まれることはなくなっていた。]


 へえ。文芸部にいい新入が入ったんですね?


["早乙女スピカ"。

その名前を知ったのは、氷見山との作業中、各部活に入った(漫画的な意味で)注目できる新人の話を聞いていた中でのことだ。]


[ぱら。と作品を読むと、そこには誰にも読みやすいように配慮された童話がつづられていた>>+8。


情感豊かに息づく世界の中で、
登場人物たちは、
生き生きとした表情をみせる。

不可思議の中にも切なさと温かみが同居した
星を集めるこどもたちの話。]


[スピカの名前に似合う作品を読み終え氷見山へと顔を向ける。
走りきった後のような、爽快感のあるいい読後感だった。]



 どんな子なんですか?


[こんなに爽やかで素敵な話をかける人物なら、漫画のネタになるかもしれない。──そう思い正体を聞いてしまったのが、正解だったのか間違いだったのかは、今でも、よくわからない*。]


(いや、だって まさか

 あの話の作者が
 あんなだとは思わないだろう……!)
 


[氷見山から"早乙女スピカ"の正体を聞く少し前に、
ススムから"新聞部の新入部員"のストーカー  基い
強烈な取材については話を聞いていた。

聞いていてしまった。


それゆえ、激しく衝撃を受け、「ェ"っ」 と、
濁った声で驚いてしまいはしたが、作品に罪はない。

作品に罪はない。連載を持つ際に編集部から、

「やはり先入観をもたれないように、
 男だとはバレないようなP.Nで──」

と言われたことが妙にはっきりと思い出されてはしまったが、
作品がすばらしかったことに代わりはない。]


[よって、衝撃の事実が発覚したのちも、
早乙女スピカの童話が載った、
その『珠玉』は、幸か不幸かその後>>+7
ススムに見つかるまで、
忍崎の家にある本棚の一角に収まっていたのだ──]


──回想:ススムと『珠玉』──

[曇天のため、部活が中止になったその日。
家に寄ったススムが「これいいな」と、持ち出してきたのが、
"早乙女スピカ"の童話が載った『珠玉』だった。]


 ん"ッ あ  いや……いい……話だな


[>>+9 一度目を通した話を丁寧に読み聞かせてくれたススムに返せたのは喉で詰まらせた声だった。]


[確かにいい話であることに異はない。
なかった。──なかったのだが、
どこか晴れやかな顔をしているススムの顔に
白銀に振り回されて胃を抑えるススムの姿が重なる。]



(……黙っておこう……)

[やはりちらつく編集部曰くの、「先入観」という言葉に、
忍崎はそっとススムに"早乙女スピカ"の正体が、
彼を追い回している少女、白銀 真弓であることについて、
硬く硬く、口を閉じる決意をした。]


[白銀も寄稿の際に本名を使わないあたり、作品を読んで欲しい気持ちはあっても、自分が作者だと吹聴する気はないのかもしれない。

ススムが直に白銀に対して早乙女スピカの作品についての良さを熱弁するような事がなければ、白銀本人がいきなり、自分が、早乙女スピカだと言うようなこともないだろう。

忍崎自身が唐突に、「実は自分は星野しのぶで……」と
自分語りをはじめないように、
きっかけなしで白銀から話す可能性はほぼ無いように思えた。

氷見山から聞いてしまう可能性については、
後日、ススムと氷見山が揃った場で、
見つかりたくない作家心理について言及し>>+11、
ソフトに釘をさしておいた。

そちらの効果の程はわからないが、その後、
ススムが早乙女スピカの正体に気づいてしまった様子はない。

忍崎なりのススムの胃防衛作戦は、
なんとか上手く行っているように思えていた。

ひとまず、──*今のところは*。]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 21時頃


【人】 花売り メアリー

ちがうの?

[ 問いは即座に否定され、追従された>>+14>>+18。
男女が一緒に居れば、それはデートだと考えていたのだが。
ただし自身の現状がそうであるとはまったく意識になく ]

私のはデートじゃないなぁ。

[ こちら>>+19も迷いなく否定した、なら何だというのかは不明 ]

流石?うん、そうだね。

[ 要するに氷見山はなんでもできるスーパーマン、と解釈した ]

(173) 2014/11/16(Sun) 22時頃

【人】 花売り メアリー

う……それもそうだね。
が、がんばる……!

[ 榊原>>+16の言うとおり、後になれば難しくなるだろう。
さらに好評であれば噂も先行して、期待度も大きくなる。

クラスでは最初が肝心、ということで集客力がありそうな実力ある面々が今回のような前半に固まっていたのだった。
真理の出番は、まだまだ先だ ]

忍崎くんが……そうなんだ。
うん、私も応援してるからねっ。

[ 報告>>+20を聞いて、男の友情は厚いのかぁ、なんて思い ]

たこやきを、あーん……!?
えっ、その相手……あっ。

[ 答えを聞く前に、榊原を追って真弓は行ってしまった ]

(174) 2014/11/16(Sun) 22時頃

【人】 花売り メアリー

―― 屋台 ――

こんにちはー、いい匂いですね。

[ 氷見山>>169と共に訪れた、三年の出しているお店。
すーっと屋台の香りを堪能、これも密かな醍醐味だ。
立ち昇るソース混じりの湯気が、胃袋をじわりと刺激する ]

なるほどなるほど……。
カップルで分け合うというのが今年のトレンドですか……。

[ 興味津々と話を聞き、周囲を見回したりして。
自分たちの現状を写す鏡はここにはない ]

(センパイは青のりは好きではない……と。)

[ 歯につきますし、なんて考えながら情報を心のメモに加える ]

(175) 2014/11/16(Sun) 22時頃

【人】 花売り メアリー

[ 発泡スチロールの容器からはみ出そうな山盛りのお好み焼き。
これ、1.5倍ですよね?
お箸を渡されれば>>170、氷見山の顔をまじまじと見上げて ]

……私が先で、いいのですか?

[ レディーファースト、という言葉がある。
紳士的だなぁって、和装だけど。
そうだ、食事風景も撮ってみよう。ふと思いつき ]

あ、ならあちらの休憩席で食べましょうか。

[ 丸テーブルの席を選び、小走りで寄っては腰を下ろし ]

(176) 2014/11/16(Sun) 22時頃

【人】 花売り メアリー

……、ん、美味しいですね。

[ 箸で小さく切り、口に運んでは表情をほころばせ。
センパイもどうぞ、なんてカメラを用意しながら促して。
間に置いたお好み焼き、カップルで分け合う風景そのもの。
自覚など、いまさら芽生えたりもしないが ]

(177) 2014/11/16(Sun) 22時頃

──お化け屋敷内──

[明るい場所で普通にしていればまだしも、
引き結んだ口に、吊りあがった眉尻、
眉間に皺を刻んだ上に、一点凝視が重なり
一見するだに「ガンをつけている」としか
解釈のしようもない面構えだった。]

……、

[正面から見るほど、
 眼力が強すぎて怖い。]




(…… この柳は本物か?
 よくできてるな。

 暗い中の影は、今覚えておかないと…)

[考えているのは、作画のことなのだが、
そんなことは外部に伝わるはずもなく、
脅かす側が客の目つきに逆にびびらされるという図が、
一部でのみ発生していた。]


【人】 花売り メアリー

確かに、汗と涙の結晶……かもしれませんね。

[ 交互にお好み焼きをつつき、真理の側が三分の一ほど減った所で箸から完全にカメラに持ち替えて ]

美味しいです?

[ ふふっと笑いながら、かしゃり、とシャッターを切る。
すぐ近くに居るならば、追わねばならぬという緊張はない。
そうして、このまま掲示に出せるかどうかをチェック ]

(こういう面も、やっぱり人気でそうだなぁ。)

[ 彼をさらに魅力的にするには、イメージアップ戦略は不可欠。
既に脳内佐藤フィルタがかかっていることは否めないのだが ]

(夢子のライバルも多くなっちゃうかな?)

[ とまあ、脳内夢子へのいらぬ心配もする ]

(202) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

【人】 花売り メアリー

[ 見つめる氷見山に何かを感じたのか ]


……どうしました?


[ なんて、小さく首を傾けつつ見つめた* ]

(203) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

メアリーは、何かが聞こえた気がして一旦振り返ったが、何も見つからなかった。

2014/11/16(Sun) 23時半頃


メアリーは、開きっぱなしの窓を見てから、視線を戻す。

2014/11/16(Sun) 23時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 23時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 23時半頃


[前方からは『なんかお経が聞こえる!?』>>+40と、客から悲鳴が上がったりもしているが、忍崎付近であがる悲鳴は暗幕の向こうから聞こえている気配があった。]


(なかなかおばけ役が出てこないな。

 いつ来るか──と、構えさせて、
 一気に、という演出か?)

[なるほど、緊張感を高める演出か。
上手いな。などと納得しながら、
暗闇の中をずいずいと進んでいく。]


[もとより作り物を怖いと思う感覚は
忍崎にはいまいち薄かった。]


(雰囲気づくりはかなり上手いが、
 まあさほど怖くはないな)

[これならば、「〆切りの前倒し」「自分の好みを押し付けてくる編集」「ネタ切れ」「完成原稿の上に墨汁の海」「スランプ」「全没」
「ぎりぎりでの郵送ミス発覚」──etc.の方がよほど]


…………


[と 考えて、キリキリと痛む胃を抑えた。恐ろしい。
おそろしいすぎる。どれも背筋が凍る。]


 …………

[自分の思考にダメージを受けて、
緊張感は先ほどよりも高まった。
(漫画家としての)恐怖を覚えたせいで、
心臓が普段よりも脈拍数を増やす。]



 ────。


[微かに乱れた呼吸を整え先に進むと
前方に「いかにも」な井戸が見えた。]


[── 微かにボウッと見えた光は、
人魂か何かの表現なのだろうか。]


 …

[一呼吸ののち、口を引き結び、常より緊張の面持ちで
暗がりにある井戸に差し掛かった。]


[井戸手前まで来ると、女声の歌が流れだした。
歌詞に、何がだ。と思うもつかの間、
井戸の暗がりから、
人の手がずずず……と現れた。]


 …!

[目を瞠り、ぎょっとして僅かに身を引く。
感情を乗せた声音は迫力たっぷりであり、
実に、実に、真に迫って聞こえた。]




[のだが]


[──ガシッ!!っと力強い動作で、
地面についていた手を掴む。]


 …井戸に…


   落ちてしまったのか…!


[銀髪のヅラに女装に完全に誤魔化され、相手がススムだとは
「 全く 」気づかないまま、固まった井戸幽霊の顔を、
忍崎は、さきほどよりも険しい顔で見止めた。]


― 去年、文化祭前in忍崎宅 ―

そうだ、忍崎、一つ頼まれてくれね?

[アシ作業中、ふと思い出したことを声にする。]

文芸部が文化祭に部誌を発行するんだけどさ、
出来上がってる作品が少ないらしんだよ。

で、どうにかならないかって話が舞い込んできたんだが、

ひとつ、どうにかならないかね…?


[手を合わせてお願いすると、小考の末にOKを貰った。
 形は問わないと言われていたため、台本形式も全然OKと。

ちなみにP.Nから誰かバレたらしく傘原はまず俺に星野しのぶかとド直球をぶちかましてきたが、なんとか誤魔化したものの、次は二年へ行くと聞かない。こんな経緯で、傘原は忍崎が少女漫画家だと知っている。

その後ひみこって何よってかれこれ一年近く弄られてるので女性名にした忍崎はゆるさん(ふんぬ]


― 今年、少し経って ―


[ちなみに俺が毎号手に取る事ができる『珠玉』。どこから手に入れているかというと、実は普通の生徒と同じ。部長から何処此処に置いたから、と教えてもらって、そこから取るようにしている。

なにしろ、隠されているものだから、場合によっては一冊も手にとってもらえないこともあるらしく。ある意味宣伝なわけだ。俺が図書室かどこかで何気なく『珠玉』を手に取れば、それを見られるが他の生徒の興味を惹く切っ掛けになる、と。

そんな一冊を、忍崎に横流ししているというわけで。]


そそ。丁度今号に乗ってるから、見てみなよ。
部長が嬉しがってたぜ、華が出来た、って。

[彼も気に入って。
 どんな子か、と尋ねられれば、
 あー、うん。オフレコでな。と堅く約束をした。]



[真弓ちゃんが熱心な子だとは知っていた。
 駿くんが気苦労の多い子だとも知っていた。
 二人の追っ掛け追っ掛けられも大変そうだけど面白そう、
 くらいに見ていたのだが。

忍崎が作家心理を説いた時には俺はそういうものかと納得し、駿くんも合点がいったのか"誰々"が誰なのか知りたい、と口にしなかった。そのようなニアミスが、俺がススム→早乙女スピカを知らなかった理由。

そう、駿くんから伝言頼まれてんだけどさ。
 真実を知っちゃった俺は真弓ちゃんに正しく伝えるべき?
 こういう時どうする、どうする、どうすんのよ ――俺!!*]


──おばけ屋敷──

[──井戸幽霊の手を掴んだそのとき、
丁度、忍崎の脳内ではきっと来る〜という音楽に乗って]


(とある壊れた井戸で、
 夜に恋人と待ち合わせをしていたが
 指定の井戸以外にも 
 壊れた井戸があることに気づかず、
 きっと来る、と冷えた夜の間も
 長く待ち続ける間に、
 足を滑らせて水の中に落ちてしまい、
 水死してしまったが、
 それでも尚、いまでもきっと、と
 恋人を待ち続ける哀れながらも
 一途な幽霊なんだな──)

[泣ける。という思考が走っていたが、
当然、内心の全てが伝わるわけもない。]


 そうだな きっと来る。


[── 追いかけられる前に機先を制し、
語り始められた身の上話に、

コク……と、謎の頷きを見せて、
そっと手を離し、励ますように肩を叩いた。]

 そうか……

 書生は娘衆の中では人気があったが
 しかし清貧のさなかに暮らしていた。

 彼此の富裕の差を気にはしていたが、
 あなたの真っ直ぐな想いは、
 肌寒くなってきた秋風の中でも
 温かく胸に灯る陽のようだと
 ずっとともにいることを望んでいた。
 



 花に玉となった水の雫に映る
 あなたの顔をみたいと、
 文をおくったはよかったが、
 井戸に寄ってた書生がみたのは、
 ぐらりと落ちる娘の袖の花と
 暗い井戸のそこから響く水の音だった…

 書生はこれはもしや
 ついには引き離されたかと
 ひどく胸が苦しくなった。

 あなたは知らないことだが、
 或る雨の日に、父君の使いが、
 もう娘には近づくなと、
 書生に言っていたんだ……
 



 あなたを待つあいだ、
 井戸に腰をかけるのが好きだったのは
 男のほうだった。

 書生は涙を零した。
 水の底へと
 暖かな雫をぱたぱたと。
 




 その心は涙の雫に溶け、
 一筋に井戸の底へとはしる。

 彼のこころは今でも
 あなたと一緒だ──
  


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