75 サプリカント王国の双子
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――お慕い申しておりました。
[心中呟いた言葉はそれだけ。
後は、締まるような想いに消えた。]
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―バルコニー―
[>>0:135控えの間にて、ハンスに再度その姿を整えられる。 リリィが選んでくれた素敵なお花、リリィにも見せてあげたいわと、彼の飼うリスザルも式典の間連れてくればいいと言う。 既に彼がそう思っている>>0:113ことは知らなかったが]
――……。
[母が国民に語りかける間の己の仕事は、王女らしく優しい笑みを浮かべながら、此方を見上げる国民の姿を目に焼き付けること。 そして決して男と悟られぬこと。
凛とした姿で立つシルヴァーナの姿は、まさに女性そのものだっただろう]
(4) 2012/01/09(Mon) 01時頃
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サイラスは、ハンスの肩の上、リリィも自分を見ていると気づけば一層微笑みが深くなった。
2012/01/09(Mon) 01時頃
(私は、王女になるのだ。)
[首に。
細い、目に見えない糸が、絡みつくような。]
|
[これから会うことになる招待客もこの中の何処かにいる筈だが 遠目である上に顔を知らぬ以上、それを確認することは不可能で。
やがて披露が終われば、控えの間へと戻ることを許される]
お母様、大丈夫ですか?
[母の具合が悪くなっていないかと心配する。 だが、母はまだこれからですよと、真剣な面持ちで語りかけた]
――はい、お母様。
[それから椅子に座るミッシェルをちらりと見やった。 シメオンからの提案にも笑んで]
そうですね、戴けますか。 お母様も。喉が乾いていませんか?
[彼の提案に同意しながら、母にも紅茶を誘った]
(16) 2012/01/09(Mon) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/09(Mon) 02時頃
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いいのよ、時間はあるのだから少し休みましょう。
[ミッシェルが謝る理由をほんの少し勘違いしたまま笑む。 もちろん、己だって疲れていないわけではない。 ミッシェルより疲れているように見えないのは、性差から来る基礎体力の違いだろう。精神は同じようにすり減っていた]
ありがとうございます、シメオン。
[戻ってきたシメオンからアールグレイを受け取り口に含めば、自分もだいぶ喉が乾いていたことに気づく。 それでも王女の身、一気飲みなどはしたない真似をするわけもなく。 ゆっくりと味わいながら、時間の許す限りは軽い休息を取っていた]
(19) 2012/01/09(Mon) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/09(Mon) 02時半頃
[女王がグラスに口をつけ、中身の液体を飲み下したのにゆったりと笑む。
その瞳は黒曜より昏く、とぷりと濁っていた。]
[そうすぐに変調を来たすものではない。
それで良かった。それが良かった。
時は、満ちた。]
|
―控えの間―
……あら。
[窓の外をふと見あげれば、天気が悪くなっていることに気づく。 一雨来そうだ――そう思い、 この美しい花が咲いている庭を、雨が降る前に見に行く時間が作れないだろうかと考えた。
ハンスは戻ってきていただろうか。 戻っていたらもう一度紅の引き直しを頼んだだろう。 戻っていなければそのままになるだけだが。
どちらにせよ、お客様がいらっしゃった>>13と報告があれば休憩はそこで終わり]
――参りましょう、お母様、ミッシェル。
[客人を待たせるわけにはいかない。 雨を憂いていた"姉"は、再び"王女"の表情を取り戻していた]
(25) 2012/01/09(Mon) 16時半頃
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―着替えの間―
…… ね、シメオン。
[衣装のズレなど、口実で。
実際は殆ど、手直しの必要はないだろう。
ただ、二人になりたかった。]
バルコニーから、国民たちの姿を、見たわ。
…… 本当に、たくさん、で。
"父さん"と"母さん"の姿、は… わからなかったの。
[この話を聞かせられるのは、自分付きの世話役ただ一人。]
きっと、見に来てくれてはいたと、思うんです。
でも、…… 上に立つということは、一人ひとりの顔までは、
見られないことなのですね。
[こんなことを言っても仕方が無いのは、わかっている。
けれど、胸に去来した空虚な寂しさは、どうしようもなく。
会いたいと、泣いた夜があった。
寂しいと、縋った夜があった。
王女としての教育を受け、歳を重ねるうちに、そんな事はなくなっていたが。
ミッシェルではなかった頃の、あの少女はもういなくなった、筈なのだが。]
これは、ひとりごと、です。
[幾度も彼に見せていた、弱い姿。
その前にくっつけていた、幼い言い訳。]
だから、すぐに忘れてくださいね。
[忘れろとまで謂うのは、本当に久しぶりだった。]
…… わたし、
母親に、なりたかった。
[もう二度と言うまいと、過去形にして。
妹王女には、決して許されぬ願いだった。]
[自分が生まれたときに、喜んでくれたという本当の両親。
養子である自分も可愛がってくれてはいるが、実の"娘"に対するグロリアの態度は、やはり何か違って見えて。
子を産むというのは、どんなことなのだろうかと、幾度も夢想した。
それが決して叶わぬと知ったときには、あまりの衝撃に涙さえ出なかった。
遅めの初潮を迎え身体が女になった、13歳も終わろうという頃だった。
普段は忙しくしている宰相レベッカが、二人になれる時間をつくり、神妙な顔で話してくれたのをよく覚えている。
王女なんてやめる、と言わなかった、言えなかったのは、本当の両親の思いや、シメオンの存在があったから。
衝動を踏みとどまるほど情緒が成熟し始めていた時期だったというのも、大きかった。
その点で言えば、身体の成熟が少し遅かったのは、良かったと言えるのだろうか。]
[自分の子を、腕に抱くことができたなら。
諦めることのできなかった願い。
その子を、本当の両親に見せてあげられたなら。
どんなに、二人は喜んでくれるだろうか。
わが子というのは、どんなに可愛いものだろうか。
くすぶる想いは、胸の中で成長し続けていたが。]
…… それだけ、です。
[王女なのだと、日々自分に言い聞かせて。
宰相になるのだと、頭の隅に追いやっていた願いは、
どうしても捨てることができずにいた。
こうして、もう言わぬと誓いながら、逃げられぬ、逃げぬと思いながら、なのに忘れ去ることが出来ずにいる自分は、なんて未練がましいのだろう。
自嘲の笑みを浮かべながらも]
…… あなたがいてくれて、本当に、よかった。
[謝罪の言葉を、飲み込んで。
これで謝っていたら、何度謝罪したって足りやしない。
ただ、礼の言葉に変え。
少し眉を下げた、笑みを浮かべた。]
|
ええ、いってらっしゃい。
[ミッシェルが時間が欲しいと言えば、それくらいならばまだ間に合うだろうかと母と一度目配せをしてから見送って]
…………、……。
[その間にふう、と軽く深呼吸。 ミッシェルが戻ってくれば、共に応接間へと向かった]
→応接間―
(32) 2012/01/09(Mon) 21時頃
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サイラスは、使用人が応接間に先に着き、間もなく女王陛下と王女様が参られますと客人達に告げる。
2012/01/09(Mon) 22時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/09(Mon) 22時半頃
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―応接間―
[使用人が開いた扉の向こう。 既に揃っていた客人達の顔を母の後ろから一人ひとり見た]
…………、
[招待状はもう少し多くの人に送られていた筈だ。 それがたった三人しかいないことに、少しだけ不安を覚える。 が、それを表情に出すことはしない。 お待たせして申し訳ないと告げる母の後ろで一礼し、席へと歩む。
客人達が座る席の対、連続して空いた3席。 中央が女王。自分は、女王の右隣についた]
本日はわざわざお越しいただきありがとうございます。 改めまして、私がグロリア=サプリカントの長女、 シルヴァーナ=サプリカントです。
[母の挨拶が終われば、次は自分の番。自分が終えれば、妹の番だ]
(36) 2012/01/09(Mon) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/09(Mon) 23時半頃
|
[妹の自己紹介が終われば、母が客人にも名乗りを促す。 この辺りの進行は母に任せてよいだろう。 母はきっと、既に彼らが自分の結婚相手に相応しいかの見定めをその優しい笑顔の下でしているのだから]
――……、
[参加者たちの表情は三者三様だっただろうか。 彼らを見る蒼の瞳が僅かに揺らいだのは、エリアスの髪の色が見れば見るほどいつも見ているあの色に似ていたから]
(44) 2012/01/10(Tue) 00時頃
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――着替えの間――
はい。
[始めは、名を呼ばれて、それに対する返事。]
―― はい。
[二度目は、心の暗がりを肯定する、重い、重い返事。
"王女"の父と母は国王と女王でしかなく。
栄えたこの国の"国民"の、ひとりとひとりではない。
"王女"の見るべきが"国民"だとしても、その愛を注がれるのは特定の誰かであってはならない。
ミッシェルの静かな深い声に、もう何年も、何年も昔の、縋り泣く姿が重なった。
この、まだ本当は二十に満たぬ子の、何度数えてもただの四つしか歳の離れない子の小さな儚い背を、その度に宥めすかすしか出来なかった、力ない自分を思い出す。]
はい。はい。
[三度目は、ひとりごと、を受け入れた。
四度目は、忘れてください、を聞き入れた。
だから、あとは何も言わなかった。
言う必要はなかった。ひとりごとは、聞こえてなどいないのだ。
このただの十九歳の少女の、か細い呟きは耳には届かないのだ。]
――勿体無いお言葉です、私の、私だけのミッシェル様。
[瞳を伏せたまま、笑う。
愛おしいと抱き寄せることはしない。そんな事は、出来ない。
こんな汚れた身体では、彼女を汚してしまうから。]
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 00時半頃
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ブローリン?
[髪の色に感じていた疑問が、一本の線で繋がったような気がした]
あ、の、
[だが、部屋の外で控えているはずのハンスはいつもどおりだったように思う。 少なくとも自分の前では。 母は自ら招待状を書いたのだから当然彼の名も知っていたのだろう、驚く様子はない。
今聞くべきか、ただの偶然であれば恥ずかしいを通り越して失礼ではないだろうか、迷っているうちに髪飾りを褒められて>>52]
――、ありがとうございます。 使用人とそのペットが選んでくれた花なんですよ。
庭には他にも美しい花が沢山咲いていますので、 是非ご覧になってください。
[結局疑問は飲み込んで、礼に軽い会釈を返した]
(55) 2012/01/10(Tue) 00時半頃
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――……、
[そして彼の話で引っかかったのがもう一つ。 この国の逸話。 ……建国の話から色々とあるが、やはり頭を過ぎるのは 王が女王へと変わる切欠になったと言われる魔女の話だ。
あれがどこまで本当のことかはわからない、 そも、魔女なんていうものの存在を現代において信じるほうがおかしいのかもしれない。 だが、何百年にも渡って双子の女児しか生まれてこなかったというのは事実で、そんな稀なことが起きるのは何故かと問われれば魔女の呪いだと答えてしまうのが一番簡単で、説明がついた。
そんなことを考えていれば、エリアスに返す微笑も、 ほんの僅か困惑混じりなものになってしまっただろう]
(56) 2012/01/10(Tue) 00時半頃
|
[シメオンの出自は、知っている。
初めてあったとき、彼はどこまで使用人としての教育を受けていたか。
たとえ所作ができていても、噂話は耳に入ってくるもので。
己も、今は王女ではあるが、元は一般庶民だ。
木に登ったこともあるようなおてんばで、しとやかさとは縁がなかった少女からすれば、生粋の完璧な世話役がつくよりも、随分と気楽でありがたくさえあった。
だから、彼が自分を、汚れたなどと卑下しているなんて、知らなかった。
過ぎると言われるやもしれぬほど頼りにしていた彼の賛辞は、いつも、胸の奥を暖めてくれて。]
あなたがいなければ、今の私はありませんでした。
これからも、よろしく頼みます、ね。
[信頼と親愛を込めて。
彼のいない城での生活など、考えられない。
姉や母を、あまり待たせる訳にもいかない。
最後の弱音を流してしまえば、行きましょうか、と促した。]
|
……ええ、リリィが。
[使用人のペットとしか言っていないのにその名前まで正確に返されれば、間違いはなかった。 ハンスの、どういう関係者だろう。見た目からしてエリアスのほうが年下だ。 流石に息子ではないだろう、では、弟?]
……あ、
(62) 2012/01/10(Tue) 01時半頃
|
|
[記憶を辿る。 そうだ、もう何年も前に他愛のない雑談の流れで聞いたことがある>>54。
"――ブローリンさんには、きょうだいはいるんですか?"
まだ彼が仕え始めて間もない、彼を苗字で呼んでいた頃。 今日は"妹"といろいろお喋りしただとか、髪の毛を編んであげただとか、一緒にお勉強しただとか、そういう話をしていて。 その日はとても楽しかったからつい饒舌になっていたのだが、あまりにも自分が一方的に喋っていることに気づいて、何か話題を振ろうと聞いた質問がそれだった。
弟のこと、きっと多くは語られなかっただろう。 具体的な人物像も聞いていないか、聞いたことを忘れてしまったか。 ただ、少し和らいだ表情に、父親以外の年上の男性に対する形容しがたい、近寄り難さみたいなものが多少薄らいだことを覚えていた]
(63) 2012/01/10(Tue) 01時半頃
|
|
まあ、それはとても素敵。 私もハッピーエンドの物語は大好きです。
是非貴方の書いた物語を読んでみたいですわ。
[この人生にハッピーエンドを描ける日はくるのだろうか。 まず直近の問題で夫となる男性に、本当の意味での夫婦にはなれないことを理解し、同意してもらわねばならない。 子供はどうするのだろう、妾を取るのか、養子を貰うのか。 その娘達が二十歳になるまでは自分は女王というレールからは降りられない。ミッシェルもそうだ。 想像するだけで長い道のりだった]
(64) 2012/01/10(Tue) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 01時半頃
サイラスは、廊下の話し声は、分厚い扉に遮られてシルヴァーナの耳には届いていない。
2012/01/10(Tue) 01時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 01時半頃
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――、……ありがとう、ございます。
[隣の母は、見た目よりも肝が据わっているとエリアスを評価しているようだ。 だが、当の自分は彼の言葉に困惑していた。
困惑、平たく言えば、"口説かれ慣れていない"のである。
今の段階でなんと返答するのが正しいのかわからず、一先ずは礼を返す。 その表情には、僅かに照れが混じっていた]
ええ、楽しみにしています。
(70) 2012/01/10(Tue) 02時頃
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[ディーンと名乗った青年は、その青の衣装と綺麗な金髪が目を引いた。 見た目から派手で大胆なひとなのだろうと思っていたら――挨拶はややたどたどしく、あがっているようで]
――ミスター・エゼルレッド、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。 私も、……妹も、このような形で殿方とお会いするのは初めてですから。 とても緊張しています。
[と、言う姿は落ち着いて見えただろう。 実際、相手が緊張しているのを見れば逆にこちらは落ち着けた]
ペンブルックシアですね。 残念ながら行ったことはないのですが、名は存じております。 機会があれば是非。
[国の地理を学ぶことも当然、王女としての勉学の一つだ。 幸いその地名は頭の中に残っていた。 具体的な名産品を、と言われると資料を求めたくなってしまうが]
(71) 2012/01/10(Tue) 02時頃
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ところで、学院では何を学ばれているのでしょう?
……あ、……ええと、変な質問だったらごめんなさい。 その、私は王女として一通りのことを家庭教師から学んできましたが 学校というものに通った経験がないのです。
よろしければ、お聞かせ願えませんか?
[金の髪を揺らし、濃桃に弧を描いて、ゆるりと笑んでみせる。 なるべく無難な質問を選んだつもりではいたが、 彼にとっては、*どうだっただろうか*]
(72) 2012/01/10(Tue) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 02時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 02時半頃
[あの儚い少女の呟きは聞こえていなかったから、今から起きることはみんな自分のただのエゴだ。
盗人の最後の悪あがきだ。
静かに伏せた目の向こう、扉の奥を思う。
この国はどうかしている。
男を王女と着飾るのもそうだが、ただの庶民の子に責を押し付け、体裁を取り繕おうとしている。
きっと本当の王女が存命であったなら、いや、自分が王女つきの世話係などにならなければ、自分もまだ己の身が可愛いままでいられたのだろう。
だけれど、知ってしまった。
知らなくていいことを、きっと知ってしまった。
涙を、痛い想いを、本心を。]
[これから起こることはエゴだ。
何が起きても彼女の味方でありたいという、世話係としてのエゴイズムだ。
姫を救い出す騎士になんてなれなくていい。
これが自分の人生のピリオドでいい。
きっともうすぐだ。]
[あの女の肉を食べたら、何種類の薬の味がするだろう。]
|
私も、似たようなものですよ。 男性慣れしていなくて。
[というよりも、城にいる以上男女問わず特定の人物としか話していないと言うのが正しいのだが。 そう正直に言ってしまうと世間知らずと――事実そうなのだが――思われてしまうのではないかとつい恐れてしまった]
生物学……ですか。
[あまり馴染みのない学問に次ぐべき質問を咄嗟に思いつけず。 その間に妹が質問し>>79、更に母が、ご家族は政治家になってほしいとお考えなのかしら、と続ければ。 その返答があるまでは黙ることにした]
……、
[時間はどれほど経っていただろう。 会談の時間は30分弱と聞いているが。 緊張のせいで、よくわからなくなっていた]
(81) 2012/01/10(Tue) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 21時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 21時頃
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[ラルフと名乗る青年の名乗りを聞く。 曾祖母は自分が生まれる前に亡くなっているので面識もなく、当然そのような付き合いがあったことは初耳だが。 母は知っていたのか調べたのか、肯定するように頷いていた]
そうですか、ひいおばあさまと。 それはまた長い御縁なのですね……。
今日の出会いもまた、良い御縁となりますよう。
[流石商家の息子といったところなのだろう。 とても場慣れしているように見えて、 ディーンの様子にほんの少しだけ抜けていた緊張感が再び戻ってきた。
褒め言葉が妹に向かうのはまるで我が事のように嬉しく、微笑んだ。 その後それが自分にも向くのには、やはり少し照れ笑いのようになってしまったが]
(92) 2012/01/10(Tue) 21時半頃
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サイラスは、窓の外は少しずつ雲が厚くなっているようだ。
2012/01/10(Tue) 21時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 22時頃
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――、はい。
[名を呼ばれ、視線は再びエリアスの方へ。 咳が零れなければ、それが咳き込む前動作であったとは気づかずに]
……え、っ? もしかしてこの短い時間で考えてくださっていたのですか?
[蒼の瞳を丸くする。すなおに、すごいと思った]
月に恋をした蝶の話――……、 是非、聞かせていただけませんか。
[――嗚呼、だが。もしかしたらもう時間が無いのだろうか。 話の続きを聞くためだけに引き止めてよいのだろうか。 それともまた後日、文にして送ってもらうべきか。
迷っているうちに――窓の外は、どんどん暗くなっていく]
(99) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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[動揺しなかった理由の一つは、世話役の存在もあった。
今でこそ普通にして礼を言えるが、いつからだったろうか、
ずっとストレートに褒めてくれる彼の言葉に赤面したのは、一度や二度ではない。]
|
……そんなに言葉を重ねられるとなんだか照れてしまいます。
そうですね、ひいおばあさまもきっと喜ばれることでしょう……。
[ラルフの言葉>>101に、また頬を少し赤らめながら微笑む。 実際、照れていた。 次期女王として、もっと堂々としていなければいけないのだが。
そして彼が見た窓の外、暗い色に眉を下げる。 雨が降り始め、母が退席を告げたのはその少し後だったか]
(104) 2012/01/10(Tue) 22時半頃
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お母様、……、わかりました。
[母の背に、お体の具合はと咄嗟に口にしかけて、寸前で噤んだ。 母が退席の理由を体調不良だと口にしなかったのだから、 自分がそう言ってしまっては母の客人に対する気遣いを無碍にしてしまう。 そう思って、去っていく母へと深く礼をして見送り]
私が、貴方の話を聞いてみたいと我儘を申し上げてしまったせいで 雨が降ってしまったのかもしれませんね。
[エリアスのほうを向き、冗談を言う。 口説かれるのは慣れぬ経験で照れてしまうが、 見慣れた生成りの色は緊張を少し和らげてくれていた]
月に恋をした蝶の話。 聞かせていただけますか?
[彼がハンスと交わした約束のことは知らない。 エリアスに物語を乞う表情は、無邪気な子のようで]
(110) 2012/01/10(Tue) 23時頃
|
|
あら、お上手ですね。
[細められたオリーブは、ハンスと同じ色。 前髪で隠されていない分、彼のそれよりははっきりと見えた]
………………。
[語られる言葉を、心の中で映像にする。 思い描いた蝶の色は、月光を反射する銀の羽。アクセントに濃蒼。 物語の世界に、ゆるりと落ちかけたその時。 彼が微笑み、話は終わる]
……はい。解りました。 続きを楽しみにしております。
今、私が思い描いていた情景も、感想も、 お返事としてお送り致します。
[子供のような顔から、再び王女の顔へと戻り。 ありがとうございますと目を細め、笑った]
(122) 2012/01/11(Wed) 00時頃
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|
いえ、こちらこそ。 引き止めてしまい、申し訳ありません。 城内の案内が必要でしたら、外に使用人もおりますので どうぞなんなりとお申し付けくださいね。
[場を辞すエリアスを見送りながら一礼。 そして自身も席を立ち、一歩二歩と近寄るのはディーンの方へ]
(123) 2012/01/11(Wed) 00時頃
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|
?
[呟かれた赤い花、という言葉にほんの少し首を傾げながらディーンの傍へと。 この部屋に赤い花は自身が身につけているそれしかない。 遠い日の記憶に思い巡らせているとは、知らぬまま。
隣、と言えるほど近くにまで寄れば、声を落として囁いた]
……ミスター・エゼルレッド。 その……先程からご気分が優れないようなご様子でしたけれど、 大丈夫でしょうか。 何か、お飲み物を用意させましょうか。
[先程、ラルフが話している最中に足元に視線を落としていたのを もしかしたら具合が悪いのではないかと思い、静かに問いかけた]
(131) 2012/01/11(Wed) 00時半頃
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サイラスは、リリィがエリアスに付いていくらしいのを見て>>132、目を細めた。
2012/01/11(Wed) 00時半頃
|
そうでしたか。 此方こそ……もっと気楽な場を提供できれば良かったのですけれど。
いいえ、良いのですよ。 慣れぬことであれば、誰でも緊張するものです。 私も、皆様やお母様、……妹の前で恥をかくわけにはいかないと緊張していたのですから。
[まだ緊張しているのが見て取れて、なるべくその緊張を解せるようにと優しく笑ってみる]
それに、もう会談は終わりです。 あまり緊張せず、ご自由にお寛ぎくださいな。
――この天気でなければ、庭をご案内したのですけれど……。
[窓の外に視線をやる。 強い雨は窓をべったりと濡らし、外の景色さえぼやかしてしまっていて]
普段はあの窓からは綺麗な青空が見えるのですよ。 丁度貴方の上着の色のような青が。
(139) 2012/01/11(Wed) 01時頃
|
|
ふふ、伊達に20年王女をやっておりませんから。
[演じることには慣れている。王女を、女という性を。 尤も。生まれた時から女として育てられていれば、自分の中に残る男らしさなど、生物的なもの以外には殆ど無いようなものだが]
学生さんなら、私たちとそう歳も変わらないのでしょう? だったら尚更、気楽にしていただいていいのですよ。
[光栄だと彼は言う。 世辞ならそのまま受け取るが、身分の差を感じさせるような言葉にゆるりと首を振った]
いいえ、よくお似合いですよ。 貴方の艶やかな金の髪との対比が素敵です。
[派手だという自覚はあるらしい。 しかし敢えて派手なものを着てくるような性格にも見えなかったから、では誰かの勧めだろうかと推測する。 しかし、誰の勧めかは自分からは聞けなかった]
(147) 2012/01/11(Wed) 02時頃
|
|
それに青が派手なら、私も十分に派手ですよ。 青のドレスに、緑の翡翠、金の髪に、赤い花の……ああ、
[ハンスが選んでくれた自分を飾るものひとつひとつを示しながら話していたら、うっかり手が花に触れ、髪飾りの形を崩してしまう。 鏡は無いかと咄嗟に周囲を見たが、見える範囲にはなく。 代わりに扉近くのハンスに気づいて]
お、お恥ずかしいところをお見せしてしまって申し訳ありません。 直してきますね。
ミスター・グレーアム、ミッシェル、ごめんなさい。少し席を外します。
[二人はまだ窓際に居ただろうか、そちらにも軽く声を掛け、少しばかり足早にその場を辞した。
その際、ひらりと一枚花弁が床に散ったがそれは自らのドレスの死角になってしまい気づかないままで]
(148) 2012/01/11(Wed) 02時頃
|
|
―応接間扉付近―
――ハンス、ごめんなさい。折角の髪飾りを崩してしまって……。
[ハンスの姿を見つければ、すぐにそちらへと寄って声を掛ける。 もっとも、事情を説明するより先に崩れた花を見ていたならば用事は察されていたのかもしれないが**]
(149) 2012/01/11(Wed) 02時頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 02時頃
[それがつらいなんて、見せてはいけない。
気づかせてはいけない。]
|
すぐに直せるのですか? ありがとう、流石はハンスですね。
[てっきり一度部屋に戻らなければならないかと思っていたところ、 すぐに済むのならと彼に任せる。
不意に背中の気配が髪に近づくのに、どきりとしてしまう。 正面からその表情を見られていなかったのは幸いか。 小さな音で、糸を切ったのだとわかれば逆に何故驚いてしまったのだろうと不思議に思うのだった。
髪を引かれればそれもやはり驚きの種になってしまうけれど。 直ぐに謝られればなんでもないと小さく首を横に振った]
(170) 2012/01/11(Wed) 21時頃
|
|
ありがとうございます。 ……どうしました?
[言いよどむ様子に首を傾げて問う。 弟に会いに行くと聞けば得心のいったように頷いて]
ええ、勿論いいですよ。 お客様のお相手は私達に任せて兄弟水入らずでお話してきてください。
……雨は、もう暫く止みそうにもないですし、ね。
[言外にゆっくりしてよいと言い、ハンスが部屋に向かえば自身はすぐに扉の中には戻らず、廊下を進む。 一度出たついでに手洗いを済ませてこようと考えていた。
近くにいただろうシメオンにも、もしかしたら途中で応接室を出たラルフにも、誰にも行き先は告げぬまま王女は廊下の向こうへと消える]
(171) 2012/01/11(Wed) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 21時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 22時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 22時半頃
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[洗面台の前で鏡を眺めながら、溜息を吐く。 一人になって、少し気が抜けた。
また綺麗に金土の上で咲く赤い花、桃の唇、翡翠の飾り。
――これらのお陰で、自分は王女でいられる]
……でも、
[私は彼らを騙している。 決して声には出さぬ言葉を、頭の中で呟いた。
今日の客人達は、皆良い人に見える。それ故に心苦しい。 本当の意味での夫婦になれないのならば、いっそ王家の肩書きだけが目当ての人のほうが利害が一致するという意味でやりやすいのかもしれない。 王女ではなく一人の人間として愛してもらっても、自分はその愛に応えられない]
(185) 2012/01/11(Wed) 23時頃
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[そも、愛とは何だろう? 知識としては知っている。 男だからとシルヴァーナを忌み嫌い、同じ敷地に居るにも関わらず滅多に顔を合わせない父ですら、母の看病は怠らない。 5年もの間、娘を授かれず、周囲から責められたのは母だけではなく父もだろう。それでも尚、傍らにいて母を支えたのは愛なのだろうか。
母を敬愛する気持ちはある。 妹を庇護したい感情もある。 自分に仕えてくれる従者たちも、とても大事だ。
だけど、赤の他人と生涯添い遂げることを約束するような愛。 それは二十年生きてきた今でもよくわからなかった]
(186) 2012/01/11(Wed) 23時頃
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――と、いけない。
[考え事をしていた時間は、手洗いに行っていたと誤魔化すには少し長い時間だったか。 そろそろ戻らねばと、廊下に出て暫し歩けば]
ミスター・グレーアム、どうされました?
[少し先にラルフの姿を見つけ声を掛ける。 遠目で見ただけでは、彼が廊下で何をしているのかわからなかったため、彼のほうへと近づきながら]
(187) 2012/01/11(Wed) 23時頃
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[振り返った表情には、応接間で見たような余裕は感じなかったが、 急に呼び止めたせいだろうと特に気にも留めず。
――横に並べば、さして身長差がないことに彼は気づくだろうか]
携帯の電波ですか……。 何分この城は古い作りですし、壁も厚いので……。
電話をお貸ししましょうか? それか、少し歩きますが庭近くに行けばきっと大丈夫だと思います。
[見える範囲に使用人はいない。 ならばどちらに行くにしても自分が案内すべきだろうと申し出た]
(196) 2012/01/11(Wed) 23時半頃
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[ドレスの下に隠された足元を見るのは難しいだろう。 ただ、近づいてくるときにヒール独特の靴音がしなかったことに彼が気づいていれば、 高い靴を履いているわけではないことは察せられるかもしれない]
あら、ハンスってばいつの間に。 ……でも、お城の中は結構複雑ですよ? 見取り図があっても、今居る場所がわからなければ使えませんし。
それに多分、電話の場所までは載っていないかと思います。
[部外者に事細かな見取り図を渡してしまうのは、防犯の関係上よろしくないことはハンスも解っているはずだ。 中身は見ていないが、見取り図は客人向けの、出入りされても構わない主だった部屋の位置が書いてあるだけであろうと推測して]
私は確かに王女ですが、それ以前にこの家の娘で、貴方は客人です。 ゲストに不便がないようホストが取り計らうのは、何もおかしなことではないでしょう?
……ですので、あまり気にしなくて良いのですよ。
(203) 2012/01/12(Thu) 00時頃
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[くすりと笑って。だが、庭の話になれば残念そうに目を伏せた]
庭は……そうですね。 もう少し小雨であれば雨の庭も風情があったのですが……。 今日は難しそうです。
またいらした時に、ご覧になってください。 舞踏会か……具体的な計画は立っていませんが、庭園解放の時にでも。
(204) 2012/01/12(Thu) 00時頃
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サイラスは、脚立の音>>201にその方向を見た。
2012/01/12(Thu) 00時頃
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