人狼議事


119 【腐女子の】にゃこだまり【妄想です】

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視点:


 これはぁ〜?

[何かなど分かっている。
 分かっているから、もにもに押しているのだ。]

 ん〜?

[ごろんと寝っ転がった姿勢のまま、尚もふにふにと、真っ白い毛の下に隠された熱を弄って遊ぶ。
 睨まれても、相変わらずゆる〜ぃ笑顔のまま。]

 そぉだねぇ、ボクにも……

 ……わぷっ?!

[押しつけられた拍子、口の中に毛が盛大に入った。
 あと鼻にも。]

 ……ッ!
 クシュッ!


[腰を抑えられ、圧迫される苦しさで顔を僅かにしかめる。
ふ、と短い息を吐き、唸ろうとしたがうまくいかなかった]

 ネズミは意地悪しない

[ぐいと押し返そうとすれば、その手を取られる。
ざりと頬を舐められる感触に片目を閉じて、ふてた顔。

拘束された手首が少し痛い。
がぶ、と近くにあった毛を噛んで、不満を表明する]

 ……意地悪に、ほんとも嘘も、ない。

[反抗的な目]


[睨み上げてもちっとも効果はないどころか
 余計楽しませているようだ。それぐらいは分かる。
 心から苛立つも、絶えず与えられる刺激、
 見上げる意識と眼差しがとろんと緩みはじめる]

 ……っ、 はぁ…
 おっさんにも………?

[腰を差し出して、
 その言葉尻を追いかけようとした所で――]

 ……んひゃっ!?

 ご、ごめん、おっさんっっ

[くしゃみにびくりと驚いた。
 わけも分からず謝りながら腰を引いた]


 ……クシュッ。
 ぁ〜ビックリした……。

[もうひとつ、小さなくしゃみをして。
 緩く首を振る。]

 んん〜?
 ぅん〜、大丈夫ぅ〜。

[何だか驚いている風なトレイルに、首を傾げてそう言うと、またゆっくりと下腹部に顔を近付け]

 ……ん〜……。

[フワフワの毛の間から覗く熱の先ッちょを、ちろりと舐めた。]


 話だってできないだろう。

[屁理屈。
毛を噛まれても痛くも痒くもない。
その表情はしかし、いつもと大差ないようなふてくされたような顔。]

 ……そんな顔ばかりしていると可愛くない、ぞ。

[二等地から見上げることの多いヴェラに対していつも不思議に思っていたこと。
何の気なしに呟いて。
とりあえずは折角だからと伸び上がってヴェラの耳を繕っておこうと舌を出す。
頬よりもきっと滑らかな感触だろう。
知らず、晒した喉が鳴った。]


[ひとつのくしゃみで、熱に奪われた思考が少し正気に戻る。
首を振る様子をじっと見上げた]

 大丈夫、ならいいけど
 おっさんさっきなにか言いかけて、

 ―――! …んぁっ、

[ざらりとした舌の感触。
 そこから全部つながったかのように、全身がびくりと震えた、
 もう一度ふわりと緩む意識]

 やめっ……
 な……何やってんだ、アンタはっ!?

[こちとら生まれてこの方の箱入り猫。
 当然そんな場所を舐められるのに慣れている筈もない。
 けれどどういうわけか、その手を止めさせる気にもならなくて。
 結局のところ、 *されるがまま*]


 ……可愛くないもん。かわいくないから買われなかったんだもん。

 いいの。ヴェラは、可愛くなくてもいい。

[むすり、ますますふてくされる。
しばらくもがいた後、諦めてまな板の上の鯉と化した。
そういえば、さっきの鯉はまだあるのかな]


 ん……

[耳に湿った感触。
喉を鳴らす音が近かったから、こちらも舌を伸ばして無防備な喉に舌を這わせる。
つ、と唾液の跡を残して、ふふんといたずらっ子のような顔

かじるには少し遠いから、組み伏せられたまま首を伸ばしてみる。
すぐにあきらめたが]


 なにって〜、ぇ……。

 ……毛、繕い?

[舐めているのは毛ではないが。]

 ん、っ……。

[柔肌を傷付けない程度に爪を出し、周囲のフワフワを掻き分けて、熱を晒し出させれば、そこに緩やかに舌を這わせる。
 下から上へ、ゆっくりと何度も繰り返し。
 時折、先端を咥えこんで、牙は立てずにふにふにと噛む。]

 ……っふ、トレイル……。

 毛繕いって、さぁ。
 きもち、いでしょぉ〜……?


[抗議の声も聞こえはしたが、止められないのを良いことに、ぴちゃぴちゃ、ぺろぺろと”毛繕い”を継続しているうちに、なんだかこちらも、少し物足りなくなってきた。]

 ……っと、よい、しょっと。

 ねぇ〜……。

[ぐるりと、身体の位置を変え、また寝そべって。
 トレイルの鼻先を、フサフサした尻尾で撫でて]

 ボクも、毛繕い。
 してほしぃなぁ〜……。

[箱入り猫が、はたしてそんなことできるのかなど。
 フランクが、そんなこと考える筈などない**]


 ……は。

[子猫の時分の事を言っているのだ、と気付くまで少し。

昼寝に誘ったときにどこかへ行く足音と一緒に聴こえた台詞はまさかそれに関連しているのかな、と思うまでにまた少し。
おかしくてこっそり笑ったものの、耳元だったから吐息でばれたかもしれない。]

 可愛くても買われないやつだっている、だろう。
 ……、ん。

[気を取り直してもう一度、と耳を舐めようとしたら喉に仕返しを受けた。
ちらりと窺ったらふてくされてはいなかったが余裕そうで、何となく腹が立つ。
唇を寄せて、耳のふちから内側まで。
濡れた音を響かせて丹念に]


[一緒ならどこでもいいよ、と
これからも、俺の右側に立ってくれるなら、それでいいよ、と。

伝えたい言葉がいっぱいあるのに、やっぱり、上手に言葉にならない。

お日様の舌はぽかぽかで、それだけで幸せな気持ちになれる。
ぽかぽかだと思うのは、本当にお日様が暖かいから、だけだろうか。]

……じぇーちゃ、俺、いっぱい知りたい。
外だけじゃなくて、……もっといろいろ、

おしえて、くれる?


 ふ、

[耳にかかった吐息にぴくと首を竦め]

 笑った

[疑問のような、断定のような口調で呟く。
昼寝のとき、サミュエルとライジに対して不満の独り言を訊かれていたとは思ってないから、笑いの意味は分からず

ぴちゃりと耳に濡れた音が響いて、くすぐったさに息を漏らす]


 ん、……ライ、くすぐった、

[内側まで侵入した舌に浮かされて、くすぐったさだけでない、熱のこもった声。
逃げ出したいような、もっとしていたいような感覚がぞわぞわと喉にこみ上げる]


[短い尻尾で隣に並ぶサミュエルの背を撫でた]

いっぱい?
俺のしってること、全部おしえる。
サミュの分まで聞いて、伝える。

怖くないこと、気持ちいいこと全部。

[サミュエルの初めての外に、まずは一緒に居られてよかったと思う。
そしてこれからも、ずっと一緒に居たいから]


ふ、

[背中を撫でられると、くすぐったくて笑い声。]

いっぱい、教えて。
俺の知らない事、外のおはなし。

……怖い事でも、たまには聞くよ。
じぇーちゃが話したいなら。

俺、じぇーちゃのこと、いっぱい知りたい。

[桜の木の下、はにかみながらそんな事を告げる。]


 笑って、ない。

[また怒られたら大変だ。
きれいな猫も色々と大変なのだと知ったせいかはたまた他の理由か、手首を掴んでいた手は緩めて脇腹から背中、背骨を数える。
回した腕は慰める為とも煽る為ともつかず]

 ……擽ったら笑う、か?

[耳を解放して首筋にターゲットを変えればきっと、笑いを堪えたような悪戯な瞳の光に気付かれてしまうだろうけれど。
ざらり、ざらりと鎖骨を舐りながら、合間に吐く吐息は熱を増していくばかり。

跨った腰と腰、無造作に摺り寄せて。]


俺もサミュにあれこれ話したい。
見てきたもの、戦ったこと、びっくりすることもある。

怖いのは……ちょっとだけな。

[はにかむサミュエルに胸が高鳴るのは好きが増している証拠。
そのうち溢れてしまったらどうなるんだろう?]

まず最初に教えたいのは、桜の花びらのベッドに寝転ぶと気持ちいいってことかな。

[ふかふかになっているところをてしてし示してからごろりと寝転んでみせる**]


……楽しみに、してる。

[自分が知る外は首の傷の事だけ。
あとは、本当に、未知の世界。
おひさまが暖かくて、さくらが綺麗で。]

……ふかふか。

[じぇーちゃの横に、ころりと横になればすり、と、身体を寄せる。
あたたかい。
おひさまも、じぇーちゃも、あたたかい。]

じぇーちゃ。
ここ、気持ちい、ね。

[とろん、と、眠たげな瞳。**]


 そう。そうかな。

[ぷく、と頬を膨らませて、うそつきと言いたげな口振り。
するりと背中に回された手が背骨をなぞり、狭い空間、少し身じろぎした]

 ……くすぐ、る。違う。

[遊びのくすぐりっことは明らかに違う行為に熱い息を吐き
ちらりと見えた笑った瞳を、不満と熱への期待がごちゃまぜになった瞳が捉えた]


 ――ぁ、

[鎖骨を舐められ、解放された手が彷徨う。
摺り寄せる腰の動きにふるりと震えて、食んでいるライジの指に軽く歯を立てた。
なんだか翻弄されているのが悔しくて、指の付け根に舌を這わせてみたりして]

 ……やらし


 そう、だ。

[嘘をつくのがうまくなった、というよりも白を切るのが得意になった。
文句が形を成す前に、と、口内をまさぐっては奥の牙までを指先で確かめて。]

 くすぐったい、んだろう?
 何も違わない。

[欲に燃えるヴェラの瞳をじっと見つめたのはほんの数瞬。
鎖骨から下、胸元に鼻先を摺り寄せては布越しに歯を立てる。
いつも仏頂面の猫が体温を上げているのに興奮して、言う事をきかない片手は腰まで降りて小休止]

 やらしい?
 ……ヴェラが、か。

[薄く刻んだ笑みは熱に浮かされて純粋なものではなかっただろうけれど。
それでも構わない、春の陽気のせいだ、とライジはヴェラに覆い被さ


 [*文書データはここで一時保存されていた*]


[口内をまさぐられ、それでもふにゃふにゃと不明瞭な声で何やら文句を言って
指が出されれば、飲みこみ損ねた唾液が口の端を伝った]

 そー、かな

[違わないと言われればううんと首を傾げたが、結論が出る前に視線は外れた]


 に、ぁ、 ふ、

[布越しに歯を立てられ、痛いような気持ちいいようなざわざわしたものが胸をくすぐる。
腰に降りていく片手が妙に熱い。慣れない反応を見せていることに耐えかねたように、片手で顔を半分隠してしまった]

 ……意地悪。
 ライジの、意地悪。

[僅かに腕をずらして、熱っぽくうるんだ眼を向ける。意地悪と批判しながらも、どこか甘えた響きで。
投げ出したもう片方の手に、ふわふわのネズミのおもちゃが触れて小さな音を立てた――――――

                          [ヨーランダ、随筆中]


 嘘こけっ! …ひゃっ

[これのどこが毛繕いだ!と叫ぶ声は甘い声の中に消えた。
 普段隠れた場所を剥き出しにされている。
 自分の腹に顔埋めているフランクの顔はとても見れないから、
 視線を空に逸らして歯を食いしばる]

 ふ……  んんんっ、
 きもちぃ、…気持ちいい、から……っ

[やだやだ、と甘えるように首を振った。
 けれど反するように身体の力は抜けていって、
 ふにふにと甘咬みされた先端から、
 ぽろりと溢れる透明な涙。]


[――ところが。
 急に「毛繕い」するフランクは離れていって]

 ……え、 ぁ?

[荒い息のまま情けない声を放つ。
 呆気にとられた眼差しで見ていれば、
 ふわりとした尻尾が鼻先掠めた]

 アンタも……?
 俺が、おっさんを……?

[寝そべる猫の腹を見た。
 正確には長い毛に隠されている場所を。]


(無理。無理無理絶対無理!)

[内心はそう思う、けれど。
 自身の未だ熱持つ場所が、雄の本性が揺れて訴える。
 『もっと「気持ちいいこと」したい』―― と]

 ……ばっか。

[数瞬の逡巡の後、恐る恐る立ち上がり
 寝そべるフランクの上に伸し掛かる。
 尻高く突き出す姿勢になりながら、黒くて長い毛を掻き分けた]

 ………。
 頼むから、見んなよ………っ。

 ふ、ぅ……っ

[歯を立てないように慎重に、
 けれど大胆にも、それを深く深く*咥え込む*]


― ヨーランダちゃんのブログより抜粋 ―

今日、こないだ拾った子を病院に連れて行きました。
やっぱり片方の耳が聞こえないみたいです。
今までうちにいた子たちも、ちょっと遠巻きに見てる感じ。

けど、さっき見たらあの子が寝てると周りをうろうろ歩いてたり、何か話しかけるみたいにしたりして……
うちの子はみんな優しいなー!と実感しました!

そうやって甘やかされて育つんだけど、そのうちにお兄ちゃん達に刃向かったりしたりする妄想をしています。
下克上萌える!

そうそう、名前なんですけど、毛の色とか、目の色とか、この間私がやってたゲームのサミュエル君そっくりなので、既にサミュエル君って呼んでます。
ゲームのキャラの名前って痛いですかね?

とりあえず暫くはサミュエル君って呼びます。
サミュエル君の写真、いっぱい撮りすぎたので続きに載せますね!

[続きを読む。]


[ふかふかの桜のベッドに寝ころぶと暖かい日差しとサミュエルの温度に包まれたような感じになって心地よい]

外も悪くないって、サミュには感じて欲しかった。
それに、こうして………

[すり寄せた身体を擦り付けあったりしてるうちに春の魔力が湧き上がってきたりもするが、サミュエルはもうソレを向かえたことがあるのだろうかととろんとした瞳を見つめる]


[狭い密室へ連れ込まれた彼は、怯えて不安げに身を竦めている。
震える身体を押さえつけられても、悲鳴を上げることすらできず、そっと爪を立てるのが精いっぱいの抵抗だ。

濡らされ、次第に露わになる身体のライン。]

…やっ、……やぁ……そんな……ッ!!

[体の隅々まで丹念にまさぐられ、身を捩りながら上げる声は悲鳴とも嬌声ともつかない。
貴族の如く高貴だった姿は、もう見る影もなくみすぼらしく、
されるがままの蹂躙が過ぎ去るのだけを、ただ天井の水滴の数を数えながら耐え忍んだ。]

……も、や………赦して……
[弱弱しい懇願は、聞き入れられることはない。
肌の上にかけられたぬるりとした白濁を擦り付けられるのがただただ気持ち悪かった。

幾度も弄られ、濡らされて、白いバスタオルの中から必死に逃げ出した。]


[濡れてぺったりなった毛並みは、人間の全裸並みに恥ずかしい姿なのです。
羞恥に顔を真っ赤にして、小さく身体を丸めて震えています。]

……や、やだ…見ないで……。


[なにより兄の前で致すなんてこと出来るか!と変な対抗心は短い尻尾をぶわわっと毛羽立たせた]


なぁんて!なぁんて!
実際この兄弟はどうなの、血液なの?
義理の兄弟でもいいねー!なぁんて!!
禁断の血液ブラコン弟、兄を押し倒してもうがまん出来ないよ兄さんきゃー!!!

[ヨーランダさんは今日も元気]


 可哀想に、こりゃひでぇや

[とにかくこのままじゃ猫風邪を引くか、お腹壊すか、たいへんなことになりそうで、
恥ずかしさに身を縮こませるトルドヴィンへなるべくそうっと舌を這わせた]

 もう大丈夫、怖いこたありやせん
 さっさと乾かしちまいましょうね


……ぁ、

ゴロ……。

[舐める舌の熱さに、思わず小さな声が漏れる。
怯え切って縮こまったまま、縋るような目を向けた。]

……う、うん。

お願い、ゴロで…忘れさせて?
酷いこと、こわいこと、全部……。


 はい、ゴロがついておりやすよ
 なぁんにも心配はいりやせん、楽にしなせぇ

[怯えた目を覗き込んで、大丈夫、と繰り返す。
震えを宥めるように背を撫でて、滴るほどにぐっしょりと含まれた長毛の水気を舐めとっていく]


[言動はまだまだ子猫と然程変わらないが、身体は立派に大人に近い。
時折、何処かの雌猫の臭いに誘われて、身体の疼きを持て余す事もあった。
その疼きの正体までは、よくわかっていなかったけれど。
多分大人になる為の何かなんだ、と、そんな認識。]

……外、きもちい、ね。
じぇーちゃ、……また、来よう?

[ふわふわでふかふかの中、じぇーちゃの真っ黒の体にすりすり、身体を寄せる。
そのうちに覆い被さって、また、しきりに耳や首のあたりの毛並みを舐めていった。]


[背中を撫でられて、少しづつ解けていく緊張。
ゴロはあったかくて、逞しくて、そばにいると安心するんだ]

ごめんね、ゴロ。
オレなんかに、こんな……。

[ぎゅぅ、としがみついて、その黒い身体に頭を寄せた]


[耳や項を舐められてぐるぐると低音を響かせた]

外も気持ちいいよな、良かった。
春は暖かくてよい、また一緒に来よう。

[抱き寄せるように腰に手を回すとまた少しだけ大人の触り方をしてみたり]

サミュは立派な雄猫になりたいんだよな。

[二色の瞳を見つめながらキスを求めて唇を薄く開いた]


[すっかり冷めてしまったお湯、もう酷く冷たい。
抱きしめればこちらまで濡れそぼり、嫌な感触にふるりと背に震えが走った]

 謝るこたぁ、ねぇ
 忘れちまいなさい

 あっしがあっためてさしあげやすから

[体温を移すようにしっかりひっついて、舌をのばす。
湿った額、耳、
      首周りのたっぷりの飾り毛が乾けば、少しは高貴な姿を取り戻すだろう] 


……春。
俺、春、好き。

[くふ、と笑って、甘く耳を噛む。
その動作は、まだ、子猫のじゃれつきとそう変わりないだろう。

抱き寄せられるまま、身体を寄せて。
見つめられるまま、見つめ返して。]

なる。
……大人になって、おとこをあげて。
立派に、なる。

[はっきりとそう返しながら、唇を寄せた。]


んっ、……サミュ。

[耳を甘噛みされてふるりと背を振るわせた]

夏も秋も冬もそれぞれ良いところがある。
サミュならきっと、どれも好きになると思う。

[一緒にどんな季節も過ごせたら余計に喜びも増すような気がして]

なら、大人になるもう一歩先へ。

[唇を甘く噛んでから重ねるとサミュエルの手を取って自分の胸へ誘導し]

毛繕いではなく、触ってほしい。


[重なる唇に目を閉じる。
キスは好きだけど、じぇーちゃとのキスはなんだか、どきどきして苦しい。
目に浮かんだ涙に、気付かれないといいと思う。]

……いっぽ、さき、

[繰り返せば、取られた手の行く先を、二つの色はじっと追う。
触れた胸元は、屋根の下で育った自分とは全然、違う。]

さわる、?

[見上げて、問いかけて。
毛繕いでない、触り方と言われ、戸惑うけれど。

するり、と、指先でそっと、その胸元を撫でる。]


 ん……?
 イヤ、なら……やめよ〜……かぁ?

首を振るトレイルを、ちらりと覗き見て、そんなことを言いながらゆっくりと口を離す。
 けれど、弛緩する身体や、逆に硬直してくる局部を見れば]

 ……なぁんて。

[ふぅ〜っと、緩く息を吹きかけてから、またぺろりと。
 先端に浮かぶ雫を味わうかのように。]


[やがて体勢を変えると、尻尾をトレイルの鼻先でゆ〜らゆら。]

 ……そ。

 だってトレイルも、したいでしょぉ〜?

[ほら、と誘うように、仰向けで腹を晒す。
 若猫に比べ、お腹の辺りがちょっぴり油断気味だが、まだまだ現役である。]

 ね〜ぇ……、って。

[立ち上がるトレイルの様子を、視線で追って]

 わ。

[でものし掛かられれば、やはり少し驚いた。]

 あー……ビックリしたぁ。
 トレイルって、大胆だねぇ〜。


[ちゅっちゅとリップ音をさせて舌を絡めながらのキスが気持ちよくて、もっと深く交わりたいと思ってしまう]

こういうキスの、さき。
手のひらでも俺を感じて、知って。

[筋肉に覆われた胸は指が動くとぴくりと反応する]

どうされたら俺が喜ぶか、
その次はどうしたらサミュが気持ちいいか。


 ん〜、見んなってぇ……。
 何をぉ〜?

わざとらしくそんなことを聞き返しながら。
 寝そべったまま、上体を起こすようなことはしないので、そう露骨な視線は向かないが、それでもたしかに行為は視認できているし、見なくとも、敏感な部分の刺激は良く伝わってくる。]

 ん、ッ。
 きも、ち……。

 ねぇ……くわえるだけじゃなくて、さぁ。
 もっと、舌……使って……?

[さわさわと、尻尾でトレイルの内腿を撫でながら。]


[幾度も触れる唇に、上手に呼吸ができなくて。
桜の海の中、溺れるように。
これだけでも気持ち良くて、くらくらして。]

……じぇーちゃを、きもち、よく、

[言葉を胸の内、何度も反芻しながら、そっとその身体を撫でる。
交わしていた唇を離せば、そっと胸元に寄せて、ちゅ、と吸い付いた。
肌を舐める舌の動きは、やはり、子猫がじゃれるよう。
舌先がその尖りに触れれば、赤子のように吸い付く。]


[フランクに伸し掛かって毛の下を探りながら、
 我ながら何をやっているのかと、
 美猫のプライドが警鐘を鳴らす。
 そんなタイミングで『大胆』なんて野次られたから]

 ―――っ、
 ばぁぁぁぁ  っっかっ!

[その腹よっぽど引っ掻いてやろうかと思った。
 けれど湧き上がる羞恥を我慢して、
 雄の証を思い切り咥え込む]


そ、後で交代もする。

[ところどころ爪や牙の傷痕が残る胸にサミュエルの唇を感じて甘い吐息を吐き出し]


……──アッ。ん、そこ。

[油断していたから思い切りらしくないような声が出てしまって恥ずかしくなってきたけれど喜びも強くて、サミュエルへと手を伸ばすと髪をくしゃくしゃにかきまぜた]

もっと、舐めて。噛んでもいい。


[フランクの身体はいい匂いがした。
 それが人間のつかう「香水」であることなんて知る由無く、
 気づかぬ内にただただ酔わされていく。

 あとはのめり込むのみで――
 わざとらしい意地悪の声も、行為を止めやしなかった]

 んぅ? ……ふ。

[要求に、咥え込んだまま素直にこくりと頷いた。
 上下に動かす動きに舌が加わる。
 マタタビつきのおもちゃをしゃぶるように
 ちゃぷり、ちゃぷりと舌を這わせる]

 ふぅ……… …ぁ、ふ、

[尻尾で撫でられる度に震える内腿、
 その間の屹立は高く、涙を零す。
 触れられないもどかしさに、幾度も腰を擦り付けた。]


 ふぅ、ん……。
 トレイル、毛繕い、される、の にがてなのに、さぁ〜。

 する、の 結構……上手いんだ、ねぇ〜……。

[なんだかんだでもう44歳。
 若猫のように、すぐ勃ちあがりはしないけれど、それでも、ざらつく舌を感じるたび、ゆるやかに質量は増してゆく。]

 ぅ、ん……そ〜……。
 ……じょー、ず。

[手を伸ばし、トレイルの髪をわしゃわしゃと撫でてやる。]

 ……こっち、もぉ?

[尻尾が、内腿の震えを感じ取れば、煽るようにゆらゆらと撫で上げて。]


[尻尾はやがて、雫に濡れた雄へと伸びる。
 けれど、毛先が触れるか触れないか程度、ふわふわと掠める程度。]

 ……して、ほしぃ〜?

 ねぇ、トレイルぅ。
 もっと、イイコト……してみる気、なぁい〜?

[伸ばした爪の先で、トレイルの耳の内側を、カリッと小さく引っ掻いて。
 尻尾のゆらゆらは、未だ熱を掠めるだけのままで、訊ねる。]


[夢中になって言われるが儘していたら、
 何かよくわからないけど、ほめられた。]

 ふぁ、 ん。  ぅう……?

[面倒な巻き毛の毛繕いならお手の物だ。
 が、多分それとは関係ないのだろうとぼんやり思う。
 頭を撫でて褒められれば嬉しくなって、
 もっともっと頑張ろうとするけれど]

 う―――…

 いふぃわる、やだ…っ!

[軽く触れるだけの尻尾に咥えたままの抗議。]


 ……ふぁ?
 いいこふぉ?

[引っかかれた耳に引き戻されるように。
 舌をフランクの中心に沿わせたままおずおずと顔を上げた]

 ―――?
 なに、それ。

[なにせ筋金入りの箱入り息子、
 それが何かなんてまったく想像つかなくて。
 見上げる目を丸くして、
 うんともいやとも云わずに不思議そうにしている。]


 ん〜……?
 なぁに、言ってるのか。
 分からなぁ〜い。

[しらばっくれつつ、尻尾ゆらゆら。

 おずおずと顔を上げたトレイルと視線が合えば、とろんとした笑みを向け、耳から髪へ、頬へと、肉球を滑らせて]

 そぅ、イイコトぉ。
 ……あれぇ?

[もしかして、トレイルはこの意味を分かっていないのではないだろうか。
 軽く瞬いたあと、成程、箱入りだと、納得したように頷いた。]

 もう立派な成猫(せいじん)なのにねぇ〜……。


か、む、?

[言われた通りに、そっと歯を立て、先端を舐め擽る。
ちゅ、と吸い付けば音が響くだろう。然程大きな音という認識は、ないけれど。
空いた手で傷跡をなぞり、時折爪を立てた。]

じぇーちゃ、きもちい?

[これだけで上がってしまった息を整えながら、上目遣い。]


 ……じゃぁ〜……。
 教えてあげようかなぁ〜?

[ひょいひょいと、顔を寄せろという風に手招いて。
 近付いてきた顔の、頬や鼻先を丹念に舐めてから、唇へ]

 ……ン〜。

[マタタビのにおいの染みついた唾液を絡め、ぴちゃぴちゃと、わざと水音が響くように。]

 んッ、く……ん。
 ………は、ぁ。

 ねぇ、トレイルぅ……わかるで、しょぉ〜?

[緩く腰をずらし、先程までトレイルに咥えられていたモノを、トレイルのそれと触れ合わせ]

 こうやって、さ……擦り合わせて、ごらん……?

[手本を示すかのように、腹の間でふたつを絡ませ、擦り合わせる。]


[トレイルが動き出せば、自分は殆ど動かない。
 時折、より好い場所を探るように、若干腰をずらしはするが。]

 あぁ、そうだぁ……。
 ひとぉつ、大事なコト、聞いておかなくちゃぁ〜。

[一応は、年長猫であり経験猫でもあるわけなので。]

 トレイルにはさぁ〜……好きで好きでたまらない猫(ひと)とか、いるかなぁ〜?
 もしいるのならさぁ〜、ボクがもらっちゃったら……悪いでしょぉ〜?

[ふさっふさっと尻尾を揺らし、トレイルの、毛並みのいい尻尾に絡み合わせる。
 絡めて、その付け根あたりを、ゆっくりと刺激する。]


──あっ、ん。
気持ち、いい……

[他の誰にもあまり振れることを許さない胸に舌を感じて素直に声を吐き出し]

サミュ上手いな、……にゃ、ふッ

[傷痕を引っかかれるとたまらないのだと伝えるように下半身の熱ごと押し付けて潤んだ目で見つめ返し]


[聞こえる声が苦しそうだけれど、それが気持ち良い証拠なのだろうか。
よーらちゃにマッサージをしてもらう時、俺も変な声が出る事があるし。
そう思うと、その声にまた、どきどきしてきて。]

……じぇーちゃ、……かわい、ー

[照れ隠しのようにそう口にして、今度は反対側をかぷりと咥える。
押し付けられる腰に戸惑い、片方の手をそっと、熱の中心に伸ばす。
むずむずするとき、大抵気になるのは、そこだから。]


[休眠状態のこたつが形成する空洞は幕により暗く遮音され、重苦しい生暖かさをたたえていた。
そして、濃密にたちこめる危険な香り。]


  ── …ッ!


[己の手も見えぬ泥闇の中、危機を感じて口元を覆う。
じり、と足は後退して脱出口を探そうとするも、先に入ったはずのカルヴィンのことが気がかりだ。]


[自分より身体の小さなカルヴィンのこと、またたびにあてらたれらひとたまりもあるまい、放置してはいい餌食だと、熱血ヒーロー思考でもって踏みとどまる。]


  ── カル!   くふ…っ


[口を開けば、またたびを吸い込む。
それでも武(ウー)は手を伸ばして闇を掻い探った。]


[黄金の天鵞絨を纏うようなトルドヴィンの姿は、豪奢にして可憐。
一つ前の実父すら判然としない文字通りの雑種にしてみれば、触れることさえ躊躇われるような宝石に等しい。


それが今は、じっとりと全身を濡らして小さく震えるばかり。
豊かな被毛に隠されていたなだらかな腰も、折れそうなほど華奢な四肢も細かく震えていて、しがみついて来る指の爪までも儚く弱い]



   [クラクラするようなシャンプーの匂い]


サミュ……ぅ、ぁん。

[ぐるると喜びの喉を鳴らしながら感じているのを隠さずに素直に喜びをサミュエルへと見せ]

かわいくはない、でも……サミュにされてるから。

[反対側にも唇を感じてひくんと身体が揺れると熱が集まる中心がどうしても切なくて耳がへたんと寝てしまう]


– キッチン –

[器にいつから溜めてあるのかわからないような不潔な水、ゴロは嫌いです。
流れてる水が美味しい水。
いつだかトイレに忍び込んで、タンク上で起きてた滝に顔を突っ込んだら、何故だか赤面したヨーランダ姐さんにつまみ出されたこともあった]


 みず、みず

[曲がった尻尾をフリフリ、流しに飛び上がる。
慎重にシンクの縁を歩いて、水道のシングルレバーを額で押し上げた。
 蛇口から音を立てて流れ出す水しぶきに、ぴゃっと耳を揺らす]


[シンクの縁で器用にバランスをとりながら、首を伸ばして蛇口の下へ舌を伸ばす。
しゃぶしゃぶ。てちてち]

 んー…

[眼を細めて、変な後味が消えるまで流水を舐め……
キッチン隅の餌コーナーになんか見えた]

    んー…

[てちてち。水を飲む]

 んー…


[    しばらーく、水を飲んだ後、二度見した]


 ん……?

[流水音に、視線だけをちらりとそちらへ向ければ、水を飲みに来たらしいゴロの姿があった。
 わざわざ蛇口からとは、器用なものだ。
 それ以前に、あそこに飛び乗ってバランスをとるという芸当が大したものだ。
 けれど、それ以上はさして気にとめず、トレイルとの行為に夢中になっていたら]

 ……ん〜?

[何だか視線を感じた。]

 なぁにぃ〜?

[見られたからといって、焦る素振りはまったくない。]


[ここはスルーするのが大人の反応です]

 いえなんでも――

[そっとフランクとトレイルから目を逸らした、
瞬間、ズルッと後ろ足が滑った]




  アッー…

[三本脚で踏ん張ろうとしてわたわたした挙げ句、シンク内に墜落する。
半分水の張られたボウルにバッシャン!してどかんがらんごろん、ビシャビシャビシャ

水を跳ね散らかしながら這い上がる。じたじたばた]


 ふぅ〜……ん?

[目を逸らすさまに、別に気にしなくて良いのにといった風な表情で、緩く肩を竦める。

 しかし向こうが気を遣ってくれているのに、いちいち絡むほど野暮でもない。
 トレイルがどういう反応を示すかはさておいて、ここはお互い、何事もなかったかのように───]

 ───あ。

[と思ったのだが。
 シンク内に墜落するのを見れば、さすがに驚き、ぼんやり気味だった目を見開いた。]


[床にほうほうの態で飛び降りると、ぶりぶり前脚を振る。
反対脚も振る。
さらに後ろ脚も一本ずつ振り回して水を切った]

 ……ぁあー…
 どうも、面目ねぇ

 おさわがせしやしたー


[顔を洗って気分を落ち着けると、とっとと退却の構え]


[知識としては知っている。
 こどもが生まれてくるときに、雄と雌が交わす行為のこと。
 けれど雄に囲まれて育ったこの猫、
 それが雄と雄の間にも成立するなんて夢にも思っていない]

 ……っ。

[『もう立派な成猫なのに』と驚く声は
 抱いているコンプレックスを刺激する。
 ふわふわとした意識が暗い気持ちで上書きされそうになる。
 だから、堪えるようにぎゅっと目を閉じて――]

 おし…… えろよ。
 そこまで、言うんだったら……

[――目を開く。
 ひとつ覚悟を抱き、手招かれるがままに近寄って、
 おずおずと唇を重ねる]


[毛繕いをする舌のぴちゃりという水音が、
 こんなにオカしく聞こえることは今まであっただろうか。
 ふわふわ、くらくらした。
 マタタビに酔わされるよりも、もっともっと]

 ふ――… ぅ………
 ばっか。 …なんも、わかんねぇ…っ!

[分からないからこそ動きは素直だ。
 熱いものが自分の熱いものに触れればビクリと震わせて、
 教えられずとも、それを擦り付けはじめる]

 ぁ、 ぅ、 …ぁあ?
 ……すきで、好きで?

[その言葉の意味するところもよく分からない。
 とろんとした眼差し持ち上げて、
 きょとんとフランクを見つめた。]


 ぃいぇ〜?

[水を切るゴロに、ゆっくりと首を傾げる。]

 ね〜ぇ。
 水気とるんだったらさぁ、ちゃんと、タオル使った方が良いんじゃないかなぁ〜?

[視線で示すのは、自分達のすぐ近くに置かれている、猫専用のタオル数枚。
 水皿の水を零した時や、外遊びで足が濡れた時に、よく使われるものなのだが。]


 ………わかんない、

 分かんないから、…いいから… ぁ

[気持ち良すぎてぼんやりする。
 毛繕いのときに感じる気持ち悪さ。気持ちよさ。
 その何倍もの感覚に襲われる。
 隙だらけで熱を擦り付ける猫は、
 背後からした大きな音にようやく振り返る]

 ………?
 ぁ、うぁ…… ごろにぃー?

[そこにいたのは懐いてる年長の猫のひとりで。
 熱に浮かされた眼差しで、
 けれど満面の笑みで、にこり。と微笑んだ]


[体が濡れるのはとっても嫌。
若い頃はそんなことなかった気がするけど、いつからだったか。 とにかく嫌ぁな顔で腹の毛を舐めつつ退散しようとしてたけど]

 タオル?
 あー。 そうでやすねぇ

[猫タオルを示されて、自分の体とタオルを交互に見た]


 じゃあちょいと失敬して

[のすのす。びしょぬれの足跡をキッチンの床に点々つけながら古毛布や新聞紙の敷かれた一角へ]


 はいごめんなさいよ

[タオルの山を四つ足で踏んづけて、水を吸わせる。
お近づきの挨拶に、トレイルの頬を舐めてフランクの鼻先に鼻をくっつけた]


[手は、よしよしとトレイルの頭を撫でたまま。]

 そぅ……。
 特別な想い猫がいないんだったら……いいかなぁ。

[ならば躊躇う必要もない。
 いや元々、躊躇いなどはなかったが。]

 ……どっちから先に、教えようかぁ〜……。

[とろけたようなトレイルの頬を、ぺろりと舐める。]


 はぁぃ〜。

[ゴロの方に緩く振り向く。
 鼻をくっつけられたなら、こちらからも、軽く鼻先を擦りつけて。]

 んにゃ。

[ついでに、ちろっと舐めておいた。]


[なんてことが、仔猫の記憶に焼き付いているわけでもなく、
物心ついたときからウーと一緒にいて、
…離れるときはまあ、ヨーランダの意志だったけど。

だから、ウーのことは大体知ってる。
この、ふわんふわんする香りの中で、
ウーがどうなってしまうかも。]

 なぅん。

[甘えた声を上げて、足元の残骸を蹴り飛ばす。
音だけを頼りに、ウーが入ってきた方向へ。]

 ね。遊ぼうよ―――

[またたびが効かないわけじゃない。
良い気持ち。とっても。]


 ……… ふぁっ

[近寄ってきたゴロとフランク、ふたりに両頬を舐められる。
 甘やかされているようで、しあわせ気分]

 どっち……?
 分かんない、けど…… おしえて、おっさん

[これ以上知らないことがあるというのか。
 くるくるの毛並みの身体、
 甘えるようにフランクに寄せて見上げる]


[フランクのそばからゴロを見上げる。
 この年上猫も、「気持ちいいこと」を知っているのだろうか。
 考え始めれば気になって、身体起こして顔を持ち上げた]

 ゴロ兄、 ………も?

[先ほどフランクがしてくれたように、
 ぴちゃり。
 水に濡れた鼻先を淫靡に濡れた舌で舐めようとした]


[タオルの上で足踏みしつつ、フランクに口許を舐められるとふにゃっと笑った]

 なう

[突っ込みキャラか風紀委員だったら聞き捨てならなかったかもしれない台詞は、
耳をさっぱり右から左。スルーするのが大人です]


 も?

[トレイルの熱に浮かされたような極上の笑みに首傾げ、鼻先へ近づく濡れた舌に耳を立てる]

 はい、なんでしょう?

[舌を出して、トレイルのざりざりをゴロのざりざりで迎えた]


  ― 夢か現か ―

 意地悪?

[恥らうような態度に、理性と野生の均衡がまた危うくなる。
もっと蕩けた声が聴きたい。
堪えきれなくなった涙のしずくが伝う所も見てみたい。]

 ……じゃあ、ヴェラがしたいようにさせてやる。
 それでいい、だろう?

[胸元に顔を埋めたまま、熱い吐息と共に吹き込んで。
抱いた腰を引き寄せて後ろに倒れこめば狭いスペースの端から端、形勢逆転でヴェラを見上げる。
物理的にも危ういバランスに、それでもやめる気は起きないのだった]

 雄の前でそんな顔をして。
 誘っているようにしか見えない、ぞ。

[そういえばヴェラは春恒例の発情期はどうしていただろう。
各々のそんな事情を把握しているわけもなく、ヴェラを跨らせた脚の付け根、緩く揺すって揶揄いを]


 おっさんじゃなくてぇ。
 ……フランク。

[言い聞かせるように耳元で囁いてから、カリッと、痛くない程度に歯を立てる。]

 そぉだねぇ〜。
 ゴローも、知ってるんじゃぁないかなぁ?

[ゴロには、ねぇ〜っと、同意を求めるように笑みを向けた。]


 ……じゃぁさ、トレイルぅ。
 これ、どうかなぁ?

[するり、尻尾を滑らせて、トレイルの尾の付け根にある、未開の蕾を探り出し、擽るようにさわさわと撫でる。]


[甘ったるい舌足らずな声。
武(ウー)がその主を間違うことはない。
寒い冬の夜に小さな鳴き声をあげてすり寄って来た、その光景が重なる。]


  遊んでる 場合 じゃ


[襟首を引っ掴んで連れ出そうとしたが、もう足がきかなかった。]


  ここは、 マズい…


[倒れ込みながら、カルヴィンを抱き寄せて胸に押しつける。]


[触れた舌は当然のように受け入れられて]

 ……ぁ  ふ―――…

[ざらざらの舌と舌が絡んで、絡んだところから熱い。
 唾液が口の端から溢れた]

 ……ずるい。
 「こういうこと」――
 ゴロ兄、知ってて、俺に教えなかった。

[他の猫達はみんな知っていたのだろうか。
 だったら、自分一人仲間はずれ。
 すこし拗ねたような口調でそっぽを向く]


[使えようと伸ばされるウーの手は、避けなかった。]

 もっと、触って?

[引き寄せられ、縺れるように身体が被さってくる。
力の入らない身体は重たくて、
潰されているのか抱き寄せられているのか
曖昧なままに、ウーの胸に頬が押し付けられる。

温かくて、切ない匂い。]

 今日のウー、積極的。

[くるる、と喉を鳴らし、胸の中心から喉仏にかけて舐め上げる。]


 ……ゃっ!

[耳を噛まれて、意識は自ずとフランクへと向けさせられる。
 けれどその言うところの意味はよく解らない。
 ずっと昔からトレイルの中のフランクは「おっさん」だ]

 ?
 おっさんはおっさん、だろ……っ、


 ―――うぁっっ!?

 待って、 待っ、……ひゃあっ

[触れる尻尾がまさかそんな処に伸びてくるとは思わずに、
 すっと伸びた背筋がびくんと震えた。
 襲い来るくすぐったさと違和感に、蕾をひくひくと収縮させる]


……じぇーちゃ、しんどい?
大丈夫?

[やわやわと、腹部に置いた手に力を籠めつつ。
探るように、片方の手は動く。
寄せられた腰、熱の中心に手が届くのに、然程時間はかからないか。]

………これ?

[そっとそれを握りこむ。
胸元から唇を離して、ちゅ、と唇に吸い付いて。]

……じぇーちゃ、ちゃんと言ってくれないと、
おれ、聞こえない。

[くす、とわらう。]


 ……おっさんなのはぁ、間違いない、けどね。
 うん、まぁ……いいかぁ。

[困ったように小さく笑うと、「待って」の声も聞かず、するすると更に尻尾を滑らせる。]

 ……どぅ?
 けどねぇ、こんなものじゃ、ないよ……?

[両手で、除けるようにトレイルの身体を押して。]

 ……おりて。
 それでねぇ、お尻、こっち向けて、高く上げてみて……?


[腕に抱え込む柔らかな質感。
危機感がスウッと遠のく。

触ってと促す声に、宥めるように、それから淡色の毛をまさぐるように、指を伝わせる。]


  カル…、 オレは  おまえを   いつも …、


[共鳴する喉声はカルヴィンの舌の動きに乱れ、背が伸び上がる。]


[同意を求められた。
トレイルは拗ねた。

しかもしっかり続けている。
あっしは何か、踏み込んじゃいけない現場に来てしまったのじゃないでしょうか?]

 …
 フランクと致したことがあるかという意味ならのーこめんとで

[絡めた舌の熱さを感じながらにゃごにゃご。
未知の刺激に震えるトレイルを撫でた]


 ぇー…このおっさん、遠慮とかしないけど酷いこともしないから安心しなせぇ、ということで…

[ほんとかどうか怪しい言動のフランクをぺしりと尻尾で叩いて、くるりとタオルの上で回った]


[肌に近い、密な毛をまさぐられて、身体を捩る。
笑うように零れる吐息。]


 ぼくのこと、好き?

[舌と唇をウーの喉につけたまま、聞く。
少し顔を傾けて、喉の震えをもっと感じようとする。]


 ぼくね。
 ウーのこと好きだよ。 大好き。

[抱きつくように手をウーの背に回す。
指先は、されたことを模倣するように毛の中に潜り込み、
微かに爪を立てて背と脇腹を辿った。]


 どう……も なにも、 ――くすぐったい?

[くすぐったさの中の気持ち良さを見つけるには、
 未だ経験が足りないようだ。
 戸惑いながらフランクに答えると、降りるように言われ]

 尻……!?
 こ、……こう? で、いいのかよ……?

[言われたとおり、素直に尻を持ち上げた。
 けれど、何故尻なのだろう。
 あまりにも未知の領域過ぎて不安が募る。
 困った美猫が視線を向ける先は、濡れて転がるゴロの方]

 ………ゴロ兄、
 大丈夫なんだ……… よな?

[高く突き上げた尻をフランクに向けたまま、
 ぽうっと熱と不安に浮かされた眼差しで問いかける]


大丈夫……

[熱を直接握られて声がより甘くなるとぞくっと刺激が身体を走ってしまって少し腰を震わせる]

ここ、擦られたら……っふ。
ん、むぅ。

[唇を舐めてからあむあむ甘噛みを何度もして]

にゃ、もっとされたい、から。
サミュの手で強く擦って欲しい。



  は… ぁ


[熱い。身の内側から熱い。
それでいて もっと 晒したい。手繰り寄せたい。

焦がれるならば、焦がれるままに。]


 察せよ …っ

   おまえの前では 漢でいたい のだ。


[呻くうちにも爪が弄う複数の官能。脇腹が戦慄く。
なによりも素直な告白のシラブルに、 

渇く。]


[彼の唇から聞こえる音を、一つも聞き漏らさないように。
じっと見つめて、じっと聞く。
甘い響きも、震える吐息も、全部、聞きたい。]

手で?強く?
……爪立てたら、いてーよなー?

[自分にも同じものがついてるとは思えないくらい、張り詰めたそこに、指を絡める。
恐る恐る、顔色を伺うようにしながら、はじめは弱く。
もっと力を籠めていいとわかれば、握り込む力も、擦る早さも上がっていくだろうか。]

じぇーちゃ、きもちい?
……おれ、ちゃんと、できてる?

[甘噛みの合間、開かれた牙と牙の間に、自ら舌を差し込んで。
目を閉じれば、絡めて、吸い付く。]


 なぁ〜に〜ぃ。
 ボク、そんなひどいこと、したことないよぉ〜?

[はたいてくるゴロには、むぅっと皺を寄せて抗議したが、真意の程は定かではない。
 少なくとも、フランク基準では、ひどいことはしていない……はずだ。]

 ん〜……上手ぅ。

[言われたとおりの姿勢をとったトレイルの頬をペロッと舐めると、やはり緩慢な動作で、背後へと回り込む。]

 もし、ねぇ……。
 我慢できなくなったら、さぁ……。
 ゴロに、キス……してもらうと、いいよぉ〜?

 …………ん。

[持ち上げられた尻の合間に顔を近付け、まずは周囲の毛を湿らせて退けるように、舐める。]


[タオルの上でごろんごろん、湿った手脚を舐める。
扇情的なポーズにチラチラ視線を向けて、金緑を瞬かせた]


 いい眺めでございやすよ?

[大丈夫かどうかは答えずにふんわり笑った。
そろそろ乾いたかな?]


[指で辿った身体のラインは、引き締まった鞭のよう。
しなやかで、靱くて、滑らかで、――ずっと、触っていたい。]


 むー。

[迫り上がる息と共に為された要請に、
不満の声を上げて軽く歯を立てた。
喉元の、いちばん柔らかな場所に。]


 いやだ。
 ウーは、いつも強くて格好いいから。

 ―――ぼくだけのウーが欲しい。

[師であり養父であるもの。
いつも、みなから尊敬の眼差しを受けているウー。

それだけじゃ足りないと、わがままを言う。]


 ……?

[青灰の眼差しが二人を見比べた。
 この猫に「ひどいこと」の中身が想像つくわけもなく、
 ふたりの表情の中に答を探すのみ。]


あ、……んぅ――
さみゅ、  爪はだめだ。

[くるるると喉を響かせてサミュエルを見つめると手を伸ばしてすりすりと肌を撫で始め]

上手だサミュ、くぁんっ!
できてるし……すごくイイ。

[差し込まれた舌を受け止めて絡めあい溢れる唾液を飲み干してまた、甘い鳴き声で何度も名を呼んだ]

――サミュ、サミュぅ……


[フランクに言われた通りの体勢になって、
 とりあえず上手には出来たらしく、褒められた。
 けれどまだその意味はわからないまま]

 んぅ。 我慢?
 ガマンって、 ――っ!、 …く!

[秘所に触れる濡れた舌に、びくびくっ!と背が震えた。
 毛繕いされている時と同じ――毛が逆立って逃げ出したくなる。
 けれど自分から望んだこと、逃げ出すことも出来ず
 たまらず毛布の上に顔を押し付ける]

 ひぁぁぁっ………
 ながめ?
 眺めって、 ぁっ、 なんだよ…っ!

[尻尾をゆらりゆらり、揺らしながら
 目だけが縋るようにゴロを見上げる。]


[届く声、ちゃんと聞こえる名前。
嬉しくて、嬉しくて、自然と手の動きは早まった。]

じぇーちゃ、ね、もっとおれの名前、よんで。
……ねぇ、どうしたら、いーの。

おれ、もっと、じぇーちゃの声聞きたい。

[キスをしていたら声が聞こえないと気付けば、唇の先は頬に向かう。
ちゅ、と幾度か唇を落とした後、ふと思い立ち。]

ここ、ちゅーしたら、きもちい……?

[そっと、握り込んだ熱に唇を寄せて、ふっ、と息を吐きかけた。]


[耳の下、秘めたる性感帯に牙が押し当てられる。
濡れた息づかいが耳朶をくすぐった。]


 … くっ !


[腰の跳ねあがる刺激。
遅れて、鍛えられたしなやかな尾がカルヴィンの伸びやかな腿を鞭打つ。
それですら、精一杯の抵抗。]


[カルヴィンが求めるものは、強がりも甘さも丸め込んで、突き刺さる。]


  面倒、 しょいこむヤツだ… 

 
     嬉しい と ── これだけは オレの 意志で、言って おく。


[伝えた後で、拳を口に噛ませて声を殺そうとするとするも、歓びは止めどなく迸った。]


[ゆっくりと、やわらかな毛を掻き分けて、その奥に隠れていた蕾を探し出せば、爪を引っこめた指先で、ふにふにと解すように数度押して。
 それから舌を近付け、舐める。]

 ん、ぅ……。  っ

 ……こっち、は……?

[さて雄の具合はどうだろうかと、そちらにも手を伸ばし、触れながら]

 ココは、しっかり成猫なのにねぇ〜……。
 ……んちゅ……。

[ざらざらの舌は、トレイルの蕾に唾液を塗り付けるように蠢く。]



 う、

[引き寄せられるまま、ライジを押し倒す形になる。
狭い空間で上に下にと獣らしくしていたものだから、少し危うい位置にライジがいる]

 ヴェラの、したいように?

[それはそれで意地悪な選択肢だ。
戸惑いの表情を浮かべていれば、緩い刺激を下肢に与えられて思わず肩を掴む]

 ひ、


 ライ、の 意地悪
 ヴェラだって、雄 だもん

[ぷく、と頬を膨らませて、まるで華奢で無防備な女の子にかけるような言葉に反論する。
反論ついでに、首筋に唇を寄せた。

喉笛を舐め、鎖骨へと赤い舌を這わせる。
途中、きりと喉に犬歯で噛みついて、首の皮を薄く削いだ]

 んー……

[余裕ぶった態度が何より気に食わない。
なんとか崩してしまいたくて、柔らかな腹に手を置いて、下へ下へと降ろしていく。
ライジの自身に手が触れれば、たどたどしく、しかし煽るようにゆるゆると撫で上げた。
余計な深みにずるずると嵌っていく]


サミュ。……さ、みゅ!

[キスの合間にも名前を呼ぶと応えるように手はどんどん早くなっていって]

も、う……
――にゃっ、あ!

[舐められたら我慢できず出してしまうかもしれないけれどそんな姿さえサミュエルになら見せられるとゆるく足を開いて


…ふぁ……!
ゴロ、…ごろぉ………

[丹念な愛撫にも似た舌に溶かされて、身も心もゴロ色に染まってしまう。
うっとりと幸せな眠りに落ちる頃には、生乾きの毛並みも、まぁなんとか見れるくらいには。]


[ここに顔を近付けたら、ちょっとじぇーちゃの声が遠く聞こえた。
けど、すごく気持ちよさそうなのは、確かだ。
さっきから俺も、お腹のしたのあたりがむずむずしてしょうがない。
けど、今はじぇーちゃを気持ち良くしてあげないといけない。

開かれた脚の間に身体を捻じ込む。
両の手で包み込むようにして、ぺろりと先端を舐めた。]

………ん、……じぇーちゃの、あじ、

[くす、と、また笑って。
皿の中の水でも舐めるように、拙い舌先はちろちろと先端を舐める。
擦る動きは、両の手で。]


 キスですかい

[ごろりん、転がって毛布に埋められたトレイルの顔に近づく。
フランクの手が先を手繰るのを横目で眺めて、
美猫の顎を片手で捉えた]


 まあ、そんくらいなら…

[ひどいとは言わないでしょう。
鼻が触れ合うくらい近くに寄せて、青灰を覗き込む]

 ガマンできなくなったら教えてくだせぇ


[毛の下に隠れた蕾は当然誰を受け入れたこともない。
 なのに、薄い桃色したその場所は、
 押され、濡らされる度に
 ひくりひくりと誘い込むように収縮繰り返す]

 ………っ、  …ぁあ、

[少しだけくたりと垂れていた中心が、
 握られてびくりと震える。
 堪えていた息を深く吐き出した]

 ねぇ、おっさん……
 俺わかん、な、

 これが、気持ちいい――?

[先程の重ね合わせた熱の気持ち良さが忘れられず、
 どうしても蕾に触れる意味がわからない。
 本当にこれでいいのかと、不安気に。]


[ぴしり、と腿を打つ熱持つ鞭。
打たれた圧と触れる毛の触感に、全身が漣立つ。]


 面倒じゃないもん。
 ぼくが、 ほしいから 。

     ―――ん、…嬉しい。

[伝えられたのは認め求める言葉。
それだけで、体温が上がった。

押さえ込まれたような体勢のまま、
相手の重さを利用して、腰を強く摺り合わせる。
顔と言わず首と言わず舌で濡らし、
口を緘する拳に、水音を立てて吸い付いた。]


サミュっ、もう、出る……!

[先に自分だけ気持ちよく成ってしまうつもりは無かったのにサミュエルの指に思考はとろけてもう受ける刺激のことしか考えられなくなっていた]

くぅ、……舐め ああ ごめ、ッ!!

[ざらざらな舌で敏感な先端を舐められながら擦られて限界に達すると白濁をこぼして]


[この闇に火花でも散らそうとするごとく摺り合う下肢。
それは確かに狼煙をたてた。


混じりあう力。 塊のまま呑み込む。


互いの息をいくつ重ねたか。
濡れてもの憂く弛緩した、血の轟く身体を投げ出す。]


 おまえは ── 大きくなった。

 けれど、まだ…

  
            オレの子でいろよ。


[カルヴィンの頭をクイと抱き寄せ、そのしなやかな肢体を身体の上に引き上げた。]


―ヨーランダちゃんの妄想―

 ん……ぁ、にぁ、ゃ

[去年の春。
茂みの中から甘ったるい押し殺した声がこぼれたのを聞いた者はいただろうか。

猫の御多分に漏れず、発情した春。
箱入り息子の御多分に漏れず、持て余して
でも誰かに相談するには、この家に来て日が浅く距離があったものだから、どうしていいのかわからず

わからないまま、たどたどしく自分でそれに触れてみて
痛みを感じない程度に触って、喘いで、刺激して、追い求めて]

 ――は、

[この家の猫の御多分に、少し漏れてみたりして]


       ―妄想・了―


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