人狼議事


119 【腐女子の】にゃこだまり【妄想です】

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視点:


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)は、メモを貼った。

2013/04/03(Wed) 01時頃


〜ヨーランダの随筆〜

 (優しくなんて、ない。)

[鼻先を擽るサミュエルの耳と匂い、擦り寄せられる身体。
立てられる牙の感触。
俺がしたいと思ったことをされて思わず耳が跳ね上がったけれど、うまく寝た振りを続ける。

無防備な背に腕を回して、軋むほど抱き締めてしまいたい。
痛くないかと訊いてばかりの自分がそんなことをするのは滑稽だろう。
それに、自分の欲望よりもサミュエルの平穏を大事にしたい。

愚かな雄の、愚かな願い。

餌や昼寝一等地のようにさらわれてしまったら、という不安と、大事な猫が近くで眠っている幸福感と。

ない交ぜになった感情はまるで俺の毛色のようだ。
泥と混ざって、もうまっさらには戻れない
哀れな雪の色。]


 (どうか気付かないでくれ。こんなにも汚い、俺のこころに)

[眠るサミュエルを盗み見ながら、密かに願った。]


[違う、と、耳が微かに拾った言葉の断片に、返そうとするけれど、上手く言葉がまとまらない。

ここの猫達は、みんなよくしてくれる。
耳が聞こえない、俺に。
そのせいで突飛な行動を取りがちな俺に、いつだって、優しい。

けど、違う。

耳が片方聞こえない事も、テンポが少し遅れている事も。
それは些細なマイナスでしかない。
自分は既に“おとな”だ。ちゃんと自覚もある。
外に出る事だって、ただ少し、怖いだけ。
怖いものって、誰にでもあるものだし。

だからちゃんと大人扱いしてよ、と。
自分を甘やかす彼らに言いたいのだけれど。

いつだってそれを、言葉にできずにいる。]


[本当は甘えてしまいたいのに兄にだけは美味くできないのが悔しい]

[年下の猫達のように素直になれたらいいのに]

[年上の猫達と遊ぶときのように思い切りできたらいいのに]


[丸くなって眠るときでもいつでもその声を探して耳だけはぴくりぴくりと動いている**]


〜 ヨーランダちゃんの創作メモ

[足元がよろめいて頽れ、ソファにしどけなく身を投げ出す。
普段なら容易に暴かせはしない引き締まった肉体も、今は掻い探る手の為すがまま。

あえかな抵抗の裡にも、めくるめく甘い疼きが込み上げて、
自分でも聞いたことのないような鳴き声をあげていた。]


  こんなの…ッ  ちが──  ダメだッ   や…め、

   見るな  …ッ     くぁああぅ──
 

[快楽に溺れ潤む瞳が覗き込むのは──]


〜 そのときヨラさんは見た 〜

 ねぇ、ウー、
 こんなに熱くなってるよ?

 ここ?ここ欲しいの?
 こうすると、喜ぶのかなぁ。

[開かれた体を、小さな舌が丹念になめていく。
まだ細い腕で、普段なら敵わないそのひとを押さえつけ
悦びが湧く場所を探って舌を這わせる。]

 ねえ、もっと教えてよ。
 ウーのこと、全部知りたいよ…

[拙い愛撫は、やがて禁断の場所へと迫り―――]


 〜 ヨーランダちゃんの創作メモ

[母親似の面差しに強敵(とも)をしのぶことは少ないけれど、カルヴィンが時折、のぞかせる無敵のしたたかさは武(ウー)を戦かせる。

養父子であり、師弟であり、時には一線を踏み越えてしまうほど ──]


[とろん。]


男を磨くんだろう?

[囁く声は低く響いてサミュエルの耳へ。
誘うような視線、揺れる尻尾、年上の余裕と半野良の野生が覗く]


……やる、
おれだって、おとなの、おとこだもん

[誘うような目に、返すのはきっと、意思を籠めた目。

ここで捕まえられなきゃ、きっと彼には認められない。
また一度、飛びかかる。]


〜ヨラさんの妄想アイ〜

[危ない!と、思った瞬間に、体は落ちかけていた。
このままでは下に叩きつけられてしまう。
覚悟を決めた時、誰かの手が体を支える。

―――チアキ、だった。

彼の手を借りて登り、体を上に戻したと同時に
勢いあまってチアキを押し倒してしまう。

目と目が合い、荒い息が重なる。
どくりと高鳴る鼓動。]

 チアキ……

[理性を押しとどめたのは、じっと見つめる武の存在だった。
父代わりで、師で、それ以上のひとでもある彼の前で、
過ちを犯してしまうのか。
震えながら、チアキの胸に唇を落とす…]


大人のサミュエルになら……

[捕まってもいいなんて優しい言葉は言わないが誘う尻尾はゆらゆらと伸びてくる手を掠める]

来いよ、こっち側に。

[飛び込んでくる身体ごと抱き留めようと手を広げた]


〜ヨラさんの妄想アイ〜

カルヴィン?どした?

[きょとんとした、丸い目がカルヴィンを見つめる。

まだ穢れを知らない、幼さ残した猫はカルヴィンの視線の意味するものを掴めなくて……]

んっ、カル、どう、した、の、

[またたびのせいなのか、舐められる気持ちよさがいつものスキンシップのそれと違う気がして、ぴくりと身を震わせる。]


 〜 ヨーランダちゃんの創作メモ

[目の前で重なるふたつの影。

痺れにも似た陶酔が、理性を霞ませる。
あの時と同じだ、身体に力が 入らない。

武(ウー)は逃げるようにその場を去る。]


[時折、指先を掠めるのを、また掴もうとして。
自分がじゃれているのか、それとも自分が遊ばれているのか、わかったものじゃない。]

……おれは、もう、大人!

[そう言って、広げられた腕の中に自ら飛び込む。
その背中に腕を回して、胸元に顔を押し付けて。
じぃっと、見上げる。]

つかまえた。


[今は家猫として気楽に生きているけれど、
少し、ほんの少し外猫をしていたこともあるから、
チアキよりたくさんのことを知ってる。と、思う。

とろりととろける熱は、またたびのせい。
舐めてチアキが震えるのは、気持ちいいせい。]

 チアキ、ここ好き?

[組み敷いたみたいな態勢で、
いつもなら触れないようなところに顔を埋める。]


にゃ、ぁ……

[小さく啼いた。]

あっ、カル、わかんなぃ、

[じわじわと下から登ってくる気持ちよさが、好きかどうか。
でもきっと、嫌いじゃない。]

変、だけど、……気持ちいいの、

[快感を持て余し、途方に暮れたように答えた。]


[飛び込んでくるサミュエルを抱き留めてそのまま転がったけれど、幸い痛みは無い。
あるのは子猫の成長を喜ぶ心と───]

あー、掴まった。
前よりは上手くなったな。

[見下ろしてにやりと笑みを浮かべると耳や口元を舐める大人の挨拶。
そのまま鼻先を押し付けてふすんと匂いを吸い込んだ]


 〜 ヨーランダちゃんの創作メモ


[いつもより饒舌な自分を自覚しながら、武(ウー)はゴロの前に立つ。]


 オレは縄張りももたない放浪者だ。
 おまえの器量には遠く及ばない。

 それでも──漢(オス)が漢に惚れるっていうのは──理屈じゃない。


   オレはおまえとなら──地獄に堕ちてもいい。
 


[両手をゴロの肩に投げかけ、首の後ろで組んで、その眸を覗き込む。

天然の媚薬のせいで艶を増した眼差しは黒檀の燠火。]


  オレを  見ろよ。
 


[チアキの鳴き声が耳の中に反響する。
甘くて熱い、ホットミルクみたいな声。

困ったみたいな顔のチアキ。
気持ちいい、と言うチアキ。]

 ああ、チアキ、可愛いよ。
 もっと、気持ちよくしてあげる。

[投げかける声も、溶け落ちて低く柔らかく。
全身をすり寄せるように前後させて、
柔らかな毛並みと体温を分け合う。]


もっと……?

[はぁ、と吐き出す吐息は熱い。
とろんとした瞳は、またたびのせいだけでなく。

…気持ちいいのは好きだ。
日向ぼっこも、花の中のお散歩も、
舐めてもらうのも、体を寄せあうのも。]

……し、て。
気持ちいいの、すき。

[カルヴィンの毛並みに指を這わせ、撫でる。]

カルヴィンは、どうやったら気持ちい…?


 目を逸らしゃ しませんよ

[マタタビが齎す幸福感にとろとろした金緑が黒檀を映して光を弾く]

 地獄はいやぁ、でねぇ…


[腕の長さの分だけ遠いウーの顔へ、ぐ、と近づいて、口許へ唇寄せて上機嫌に囁いた]

 どうせなら天国を目指しなせぇ
 連れてってあげやしょう


[熱い吐息が絡み合う。
とろみ帯びる双眸に映った自分の瞳も、
また蕩けて揺れている。]

 一緒に、気持ちよく、…ンッ

[すり寄せる体が小さく震えたのに気付かれただろうか。
全身が泡立つ心地。満ちていく熱。]

 舐めて。
 柔らかいとこ、舐めて…噛んで……

[腕を伸ばして体を持ち上げ、
触れている腰を揺すりながら、ねだる。]


……毎日、おれ、頑張ってるし。
いろんなこと、成長してるよ。

[そう言って、仕返しでもするように、唇のあたりに顔を寄せてぺろりとひと舐め。
両の手でその顔を挟めば、唇は寄せたまま。]

……ちゃんと、おとな扱い、して?


うん、一緒に……

[自分だけじゃ不公平だ。
薄っすらと浮かべた笑みは、すっかり淫らな色。
小さく震えたのには気づいたけれど、それが何を意味するかまではまだ、わからない。篭る熱はただ、燃え上がらせていく。]

やわらか。
……ここかな。

[カルヴィンの顔を腕で引き寄せると、舌で舌を舐めて、絡ませる。他はどこだろう、まだいっぱいあるはず。今は、ぴちゃぴちゃと音がするくらい舐め合うのに夢中だけれども。]


[仰ぎ見る金緑の煌めき。
天国、とゴロの囁く声が、よりいっそうの熱を灯す。]


  ああ…、  嬉しい。  


[膝の力を抜いてゴロの首に体重をかけ、なし崩しに寝技に持ち込まんとする。]


[ちろちろ、と絡まる舌の先。
水音が耳に響いて体を震わせる。
もっと、と舌を誘いこんで根本から絡ませる。
かちりと鳴る互いの牙。]

 ん…ふぁ……
 ちあ、き …

[掌でチアキの胸に触れる。
柔らかく揉んで捏ねて撫で回すうちに、
小さな突起が指の先に触れた。]


ああ、ずっと見てた。
成長したサミュも、全部見たい。

[子供だと思っていたから手は出せなかったけれど、もうそれも卒業してもよさそうだ]

今日からは立派な、大人扱いだ。
でも驚いて泣くなよ?

[両手に顔を挟まれたまま目を細めると唇を合わせようとぐっと近づいて逃げられなければ舌を絡める大人のキス**]


ぁっ

[その場所に触れられた途端、高い声を上げて、思わず舌先を離す。糸が遅れて舌を追いかけた。]

あ……カル、ここ……

[自分がこれだけ気持ちいいんだから、きっとカルヴィンも気持ちいいんじゃないかと思って、カルヴィンの同じ場所へと手を伸ばす。]

ん、んぅ。

[快楽に耐えながらも、カルヴィンにも施そうとするつたない指の動きは、もどかしく感じられるかもしれない。]


[かかる体重を支えようとウーの腰に腕を回すが、
踏ん張りの効かない左脚がへたんと折れて、ぐるり、浮遊感]

ぁー…

[小さく切り取られたお空の青が見えた。
背中に柔らかい衝撃と、乾いた下生えの青い匂い]

…なーぉ

[あっさり転がされたのが面白かったのか、ご機嫌な笑い声。
片脚をウーの腰に絡ませて、寝技の動きを制限するべく体をくっつける]

触っても良う、ござんしょう?

[背中から滑らせた片手で腰の骨を確かめるように探った]


 チアキここ好き?

[離れた舌から伸びた糸が、チアキの口元を濡らす。
それをきれいに舐めて、味わって、
触れあわせた唇から直接言葉を交わす。]

 やらしいチアキ、好き。
 ―――ぁんっ。

[チアキの胸で硬くなった所を掌でころころと転がす。
玩具で遊ぶよりもずっと優しく。

伸ばされたチアキの手に身体を擦りつけながら、
耳の下を柔らかく噛んだ。]

 舐めて…っ。そ、こ、 舐めて…
 


[闘い慣れたゴロは柔らかな受け身をとって、なおかつ無駄のない動きで武(ウー)の技を封じる。
その身体の相性が心地よい。

ゴロの掌が背から腰へと伝いおりれば、脂肪の削ぎ落とされた身体は素直に官能を伝えてくる。]


  おまえは  とことん優しい。


[胸をあわせたまま、確認の言葉を口にするゴロの耳朶へと熱い息を送り込んだ。]


       待ちきれない  くらいだ…
 


 
  オレを浅ましいと 思ってくれるな…


[顔を伏せ、下肢を浮かすと、ゴロの首へ、肩へ、額を摺り寄せた。]


[清められて、はぁ、と大きく呼吸をする。
無意識のうちに息をする回数が減っていたようで。]

……好き。

[今度ははっきりと、告げた。

そこも、ぁう、耳も、ん、好き……
チアキ、やらしい?

[ああ、そこも柔らかい場所だ。
納得して、指を離した代わりに、カルヴィンの胸へ唇を寄せる。

子猫が乳を吸うように、ちゅっと吸い付いた。
舐めて、吸って、時々軽く噛んで。
右が終わったら次は左。言われた通りに舌を転がす。

とても熱くて、特に体の中心に熱を感じるのだけど、
これは何だろう。]


 
 ひぁんっ

[身体が反る。腰が震える。
舐められて尖った場所は、じんじんと痺れるようで、
捩った身体の尻尾の先まで細かく震えた。]

 チアキ、チアキ…
 もっと、やらしいこと、しよ…?

[腰のあたりに熱がどんどん溜まっていく。
それを摺り合わせるように、腰を動かした。
頭の中に、ぱちんと火花が散る。]

 ――――っ…!
 気持ちい … 好き…
 


は…あつ…

[柔い息を吐いて、擦り寄せられる額に応えるよう肩を浮かせる。
喉元に触れれば静かな振動が快を伝えるだろう]

理屈じゃ、ねぇんでしょ…?


あっしもそう 思いやすよ


カルヴィン、気持ちいいんだ?
よかっ……んん、

[喋っている余裕はあまりなく。]

もっと、やらし……
……!

あっ、カルヴィン、それだめ、
なにか来……ん、ひぁっ、ゃあ……ああっ

[一番熱い所を重ねて一緒に擦りあげたら、
気持ちが良すぎて、少し怖くて、でもやがて何も考えられなくなって。]

ふぁ……

[衝撃が強すぎたのか、こてんと枝に凭れかかって、ぐったりしている。]


[自分はまだ、ちっぽけな矜持にしがみついているのかもしれない。

理屈じゃない、と重なる同意。 
途切れがちの喘ぎが頬を掠める。
喉の奥から、肌をとおして伝わるゴロの愉悦の波。

すべてが情動を掻き立てる。


  生きている 実感。


全身の筋肉を使ってゴロの輪郭を辿り、径絡に沿って口づける。
左の太腿は、特に念入りに。]


 チアキ、…ちあ …ぁあッ!

[ふるふる、と身体の震えが止まらなくなって、
チアキと一緒に悲鳴を上げる。

なんだか身体全部が熱くなって、
全身の毛が抜けそうなくらい逆立つ感じ。
それでも、ぐったりしたチアキと比べれば
まだまだ元気な顔で、チアキの頬を舐める。]

 可愛いチアキ。やらしいチアキ。
 もっとみんなに、みだらなチアキを見てもらうといいよ。

[低く優しく喉を鳴らし、胸の尖った場所に舌先で触れる。
そうして、チアキを残して枝から飛び降りた。]


─ キッチン ─

[キッチンの一角には、古い毛布とタオルや新聞紙が敷かれていて、その上の餌皿の中には、様々な猫餌が入れられていた。]

 あった〜ぁ。

[その中の一皿に、ちょうど食べたいと思っていた、鯛を使った生タイプの餌を見つけると、ふにゃ〜っと嬉しそうに笑み、ゆっくり皿に近付いた。]

 いただきまぁす。

[太い尻尾を、ゆっくり、ゆらゆら幸せそうに揺らしながら。
 まったりとした、ごはんタイム**]


……ほんと?
全部、見てた?

[唇の触れる前、すり、と鼻先を擦り合わせて。]

……へへ、嬉し、い。
おとな、あつかい。

[重なる唇に、思わず目を閉じる。
ざらりとした舌先がふれて、む、と篭った声が出た。
それでも、されてばかりは嫌なので、頑張って自分からも舌を伸ばす。
頬を挟んでいた手を滑らせて、ぎゅう、と頭ごと抱いて。]

……泣かねーよ、おとなだもん。

[既に涙目なんかじゃ、ない。**]


[くまなく輪郭を辿る愛撫がともす火、細波のように打ち寄せては引く情に、なごなごと背中を捩って地面に擦り付けていたが、]


……ーーーーーっ!?

[左腿の内側に長く走るハゲ跡、急所に触れる刺激に、思い切り変な声…は、出なかった、声もなく躰が跳ねる。
掠めるだけでなく執拗に施されるらしい口づけに全身の毛が逆立った]

ちょ、っ……うー…待

[弓形に背を反らして、もだもだ逃れようとする。思わず飛び出した爪をウーに立てるわけにもいかず、近くの茂みの葉っぱを掴んで無為に引っ張った]


[ちいちゃいころは、大家族だった。

自分と同じ腹から生まれた兄弟と別の腹から生まれた姉妹とそのまた別の腹の兄妹とでみいみい言ってたことを覚えてる。
みんな立場を理解して愛想よく振舞って、次々ご主人様に貰われていって

愛想のない自分は、ぽつねんと取り残された]


 ……サミュは愛されっ子。


[ヴェラは残されっ子]

[もう一度呟いて、尻尾で地面をしたんしたん。
たとえ違うと言われたって、不思議そうに首を傾げるだけ]


にゃ…

[木の枝の上。ぐったりしていたけど、
カルヴィンに胸の先端をつつかれると
身動ぎした。]

うん…気持ちいいの、皆も、やるといい。

[自分がしたのが何なのかわからぬまま、いつも通りの顔でにこにこ笑う。皆、気持ちいいのは好きなんじゃないかな。単に、秘密の遊びを知った気分。

ぺろぺろと体についた白いのを舐めて、綺麗にしている姿だって、いつもの毛繕いと変わらない**]


[弓なりにもちあがるゴロの身体。
その波頭に押し上げられ、撓む力を知る。

伸ばされたゴロの指先が草木に絡み、戦慄いていた。]


  天国に  行こう ぜ。


[苦痛を快感に上書きすべく、押さえ込むようにゴロの肩に腕を絡めてしがみつき、武(ウー)は飛翔する矢と化す。]


ああ、見てた。こっそりな。
これからも見ている。

[挨拶のようにすりすりと擦り寄せて鼻のキス]

甘やかさないぞ。

[さりさりとざらつく舌同士が絡まり合うように舌を動かしてサミュエルと大人のキス]

これからもっとすごくなるのは?

[涙が見える目尻に口付けを落とすと背中に腕を回してかるくハグ、大人扱いだからもうからかって笑ったりはしない]


[力なくもがく意識は、やがて掬い上げる波に運ばれて浮揚し、痛みともそれ以上ともつかない苦悦に体を開いた。

疾駆する時に溺れ、波間に数を数える]


__……空が…、武ー


[目も眩むほどに青い。


塀と緑に小さく切り取られた空へ、飛翔する矢と共にすべり落ちた]


 〜ヨーランダの随筆〜

[ヴェラしかりトレイルしかり、品のいい毛並みの猫になつかれると無意識で身構えている、ということに気付いたのは最近のことだ。
家族猫は勿論の事、他の猫だって好きだ。なのに何故、と悩んでいた日々の中。

明くる日、庭に血統書つきのラグドールが迷いこんできたのだ。

迷ったのか、と声を描けようとしたら好戦的な瞳で睨み付けてきて。

 ――心のどこかに火が点いたような、感覚。]


[ゆっくりのんびり、誰にも邪魔をされることなく、やわらかで淡白な白身の味を堪能し、口元をぺろりと舐める。
 やはり食事はこうあるべきだ。]

 くぁ……。

[毛布の上に転がって、伸びをして、欠伸をひとつ。
 しかしここは、寝るには少し肌寒い。]



 ……対格差だけで勝てる程……男同士の喧嘩は甘くない、ぞ。
 知っていて挑んできたのかと思っていたんだが。

 ……何しろこんな……血統書も驚くくらいの、

[見下ろした相手の瞳はまだ燃えていたが、跨がった腰をずらせば闘いに昂ったらしい感触。
嘲りの言葉は吐息に消えて、相手の上等な衣服を引き裂いた。]

 いい毛並み、だ。
 勝負に負けても流石は血統書付きの猫だ、な。

[最も、外見の違いであって猫に差などないのだが。
顔を埋め、耳を舐め上げ、尻尾を少し強く擦り上げて。
羨望と憧れとで見つめる艶かな毛。
きれいで、乱してみたくて堪らなくて――]


[……そんな最低で最高な記憶が甦るから。
つい、身構えているのだとは、気付かないまま。

何時まで己を抑えていられるだろうか。]


― キッチン ―

[目当ての餌皿の前には先客がいて、
 しかも毛布の上、ごろりと転がっている。
 なんと怠惰なことだろう!
 少し呆れた様子でその前に立ち]

 おっさん、そんなとこで寝てんなよなぁー
 そこのけそこのけぇい。

[少しのしかかるようにして、身を揺らす。
 ゆっさゆっさ。]


[少し寒い。
 でも毛布はあったかい。
 お腹もいっぱいで、ほんのり眠い。
 どうしよう、このままここで寝てしまおうか、どうしようか。]

 ……んにゃ……?

[と思っていたら、だれかきた。]


[誰だろうと首を擡げる。
 トレイルだと分かれば、首はまたすぐにくてっとなる。]

 なぁ〜にぃ。

 あっ。
 重ぉい……揺すんなってばぁ……。

[揺さぶられると、ゥ〜ッと少しだけ低く鳴いて。
 這うように、ほんの少しだけ移動する。]


[微妙に動いたのは感知した。
 フランクが彼なりに頑張ってくれたのは認めよう。
 が、これではまともに食事ができないのである]

 だぁぁ……っ。
 揺すられたくなきゃ起きろってのー!

[のしかかったまま首だけ伸ばすけれどうまく餌皿に届かず]

 う〜〜〜〜。腹減った………

[餌に届かず不機嫌な猫、苛立ち込めて
 がぶり。
 くてっとした首筋、歯を立てて強く噛み付いた。]


 起きてるじゃなぁい……。
 ぅぁあ……重い。

[ずーりずり。
 トレイルの重さも相俟って、動きは更に鈍くなる。]

 分かったから。
 わかったから、退くからさぁ。
 ちょっと、降り……

 ひにゃっ!?

[突如首筋に感じた痛みに、毛がぶわわっと逆立った。]

 トレ〜イル〜ぅ……!

[むぅっと、首を回して、トレイルを睨む。]


[下で何か文句言ってるのが聞こえるけれど、
 頭の中餌モードになっているわがまま猫には届かない。
 うーっと唸りながら、不機嫌にがぶっと噛み付いて]

 うっひゃひゃ。
 おっさん、ヘンな顔!

[睨むフランクが珍しくて、不機嫌飛んで楽しくなった。]

 おっさん、起きた?
 起きたならそこどいてくれないかなぁー

[さすがに罪悪感の一つはあるのか無いのか、
 噛んだ首の傷を庇うように、ひと舐め、ふた舐め。
 しかし他ならぬ自身の重みで動けなくなっていることには
 未だ気付いていない。]


 ぁ〜だだだ……。
 痛い、いたいからぁもぅ〜!

[睨んだ相手は、どういうわけか楽しげで、今度はちょっとばかり怪訝な表情になった。]

 だからさっきから起きてるってばぁ……。

 ……ん、っしょ、んっ、しょ……。
 ……んっ、うひっ?!

[ずりっずりっとまた少しばかり移動したところで、ピリピリ痛んでいた首筋を舐められ、ビクッと一瞬硬直した。]

 ふゃ〜っ……!
 分かったから、さぁ……トレイル。
 ちょっと、降りてよぉ。


[びくっと震える首筋に、にやりと楽しげにひとつ笑んだ。
 口の中に入る長毛がべたべたと濡れる。
 普段毛づくろいなんてしない場所を舌で舐めていた、最中]

 んー……?
 あ、俺もしかして邪魔だった系ー? 

[ようやく相手の訴えを聞き入れた。
 フランクの頑張りでちょこんとできた隙間に、
 身体をするりと忍び込ませる]

 ――よいしょっと。
 どいてくれてありがとね、おっさん。

[何事もなかったかのように笑んだ]


 まったくも〜……。

[トレイルがおりると、よっこらしょっと立ち上がり、のそのそと餌皿の前から移動する。
 といっても、せいぜい食事の邪魔にならない程度に動くだけだが。]

 ぁ〜……。

[噛まれ、舐められた首筋は、なんだかまだむずむずする。
 なのにトレイルが、あまりに何事もなかったかのように笑うものだから、なんか少しムッとなった。]

 …………。

[くてんと、トレイルから少し離れた位置に寝転がる。
 だら〜っとしている風にも見えるが、視線だけは、餌を食べるトレイルを捉えている。]


[フランクが文句ありげにその場をどいてくれれば
 やっぱりご機嫌にニコニコ笑いながら
 しゅるりと餌皿の前に身を寄せた]

 ありがと、ありがとってば。
 ん〜〜〜、しあわせぇい♪

[美猫の好物はバランス調整されたキャットフード。
 生の餌なんて、野蛮です。

 尻突き出して尻尾揺らして、もぐもぐ、カリカリ。
 危険のある野生なんて知らない箱入り猫、
 すっかり緩みきった背中向けて食事を堪能中。
 当然向けられる視線なんて気づくわけもなく。]


 うまい〜?

[餌を食べているトレイルが、とりあえずある程度満足するであろうくらいまでは、太い尻尾をゆ〜るゆ〜ると揺らして、その場に寝転んでいるだけ。
 食事の邪魔をするというのは、あまり趣味ではない。]

 ……ふ〜ん。

[幸せそうに揺れる、トレイルの、毛艶のいい尻と尾を、少し濃いめの青い瞳が追いかける。]

 ……。
 食べ終わったぁ〜?

[頃合いを見て、音もなく、いつも以上にゆっくりとした動作で背後に近付く。]


 うにゃあ!(うまい!)

[うまい?の問に一言だけ、幸せそうに鳴いて。
 それからは邪魔されない至福の時間を楽しんだ。
 よく噛んで適量の食事、
 最後にはお水も飲んで満足満足]

 ごちそうさまでしたー、 …ん?

 おう、終わったけど……あ、昼寝する?

[何時の間にか近づいていたフランクにちょっと驚いて。
 そういえば、乗っているのは先ほど寝転んでいた毛布の上。
 気を利かせて、すこし場所を空けて毛布をぽふぽふ叩いた]


[蕩けているウーも、好きだけれど。]


 ん〜?
 昼寝も、するよぉ〜?

[ゆったりとした動作で、更に近付く。]

 トレイルはさぁ。
 いい毛並み、してるねぇ。

[隣にまで寄ると、すりっと、背中の毛に頬を擦り寄せ]

 やわらかくて、あったかいねぇ。

[ざらりとした舌で、軽く舐めようとする。]


……おれなんかみてて、平気なの、

[真っ直ぐな答えに不安になり、問い返す。
潤んだ瞳で見上げて、押し付けていた身体を離す。]

……じぇーちゃ、……
おれ、……泣く、かな、。

……泣かねーけど、……

[もっとすごいって、本当なのだろうか。
知識がないわけじゃないけれど、怖くないわけではない。
先程までの余裕のようなものは、消えて。]


[フランクの言うことの要領が得ず、首を傾げる。
 毛並みがいいなんて、何を今更。]

 ?
 おう、ありがと……

 …………ぃ…っ、

[ざらりと濡れた舌の感触に、ぞわりと背が震えた。
 猫なら皆好きなはずの感覚。
 でもどうしても、どうしたって苦手な感触。
 思わず声が上ずって]

 ………な、なんだよぉ?
 どしたの、突然。

[されるがまま、少し誤魔化すように笑ってみせた。]


 どしたのってぇ〜?

 ただの、毛繕いだけどぉ。

[トレイルがくすぐったがりで、慣れない相手からの毛繕いを苦手としていることは、よく知っている。
 あんなに気持ちイイのに、何故嫌いなんだろうかと、不思議に思ったりもする。]

 だってさぁ、トレイル。
 あったかいしぃ〜。

[構わず、ぺろーっ、ぺろーっと、緩やかに背中の毛を舌で撫でつけて]

 …………。

[もふっと、腹のやわらかなあたりに、鼻先を押しつけた。]


平気だ、けど。
いやならやめる。

[見上げてくる瞳を見つめ返すとくるるーと甘えた声を出した]

本当は、泣いてもいい。
泣くのはだめなときだけじゃねえし。

サミュが怖くてやだってならなければ、する。

[ぎゅうとしがみついてすりすりと撫でるのは脇や腹の方、毛づくろいのときとは違う動き]


 ………〜〜〜っ。

[苦手だって知らないわけがない。
 でも「ただの」って言うあたり、絶対故意だ。
 嫌だと言うのも矜持が揺すられるようで、
 くすぐったいような気持ち悪いような、
 けれど気持ちいい感覚を、堪えて我慢して、震える。
 ……けれど]

 ――…待っ!

 待って、そこ、  ……やだっ

[腹に鼻寄せられて、明確に首を横に振った。
 隠された腹の毛はふわふわだ。
 全体的にココア色なのに、そこだけ真っ白で羽毛のよう。
 腹晒した状態で、下からフランクを睨み上げる。]


……んーん、
へいき。……大丈夫、ありが、とう。

[いつもみていてくれて、と、照れ笑いを浮かべて。
腹や脇を撫でられて、ぴくっと指先が服を握り込む。
普段、だれもそんなところ、わざわざ触らない。]

じぇー、ちゃ、……おれ、……こわい、
……外、行くのも、おとなになるのも、

……でも、

[そっと、顔をその身体に寄せる。
胸元に、額を押し当てる。]

じぇーちゃ、ついてきてくれる?


[ゆっくりした動作で、とても丁寧な毛繕い。
 舌先に、トレイルの微かな震えが伝わってくる。]

 なぁ〜にぃ。
 くすぐったぁい〜?

 ……んー?

[「待って」と言われ、白いフワフワな毛に鼻先を埋めたままで、動きを止める。]

 なぁ〜んで〜?
 こんなに柔らかくて、気持ちイイのにぃ〜。

[待てと言いたくなる気持ちはよく分かる。
 だってついさっき、自分もゴロにされたから。

 けれど、だから。
 また、すんすんふにふにと、鼻先を動かしはじめる。]


よかった。だってお前、……もっと見てたい。
こんなの他の猫には思わなかった。

[外で出会った雌猫にもここで暮らす他の猫にも勿論感じたことのない気持ちはサミュエルにだけ感じる特別なもの。
撫でていた腕を腰に回して抱き込むと密着する熱が心地よくてもっともっとずっと近くに居たい]

ああ、一緒にいるぞ。


す、…………だから……

[どうしても恥ずかしくて言えず耳をそっと甘噛みした]


– ヨーランダの日記・某年某月 –

今日、ついに黒ボスさんが歩いたー!
くっついても神経ダメだから動く見込み低いとか言われたけど、良かったよー
手術代、財布にずっきゅんしたけど良かったよー

他の子達にも威嚇したりしないし、野良なのに目つき悪くなくておっとりしてるし、ぬはーギザカワユス
受けだな!総受けもいいけど受け寄りリバの方がCP幅広がる?やだ後で考えよう、12日かけてじっくり考えよう!


いっつもゴロゴロしてるからゴロさんとか呼ばれてたっけ、そのままでいいか
寝癖すげーからこう、ちとくたびれた感じの、ぼさっとした感じの、


    [ 〜このへんに大量のラフイラスト〜 ]


歳いくつなんだろ、こんどきゃんたま触

[__次の頁以降も色々な設定メモや雄叫びが書き殴られている]


[丁寧な動きが余計もどかしくて、
 でも気持ちよさに耐えられなくなって]

 ……やだ。

[動きが止まって、問いかけられれば首を振った。
 何に対する「やだ」かは自分でもわからない]

 やだやだやだっ
 気持ちい、 から…… だから…っ、うひゃっ!

[気持ち悪かったり恥ずかしかったり。
 困るんだよ分かれよこんちくしょー!

 ……とは叫ばないまま、されるがまま。
 再び動き出す腹に寄せられた顔。
 鼻の動きを感じる度に、ひくりと白い腹が揺れる]


……おれ、だけ?

[きょとり、と、左耳の拾った言葉を繰り返す、
どうして、とか。なんで、とか。
聞きたいことは一杯あったけど。]

……ありがと。
じぇーちゃ、すき。

[何よりも、一緒に居てくれるのが嬉しくて、すり、と頬擦り。
噛まれた耳がぴくりと動いた。
それを隠すように、にへら、と、笑う。]


サミュだけが特別。

[どうしてと聞かれてたら恥ずかしいのを隠すために無言になってずっとてしてしすることになっていた]


俺も。      ……すき。

[言えたと尻尾がぴんと伸びる。
庭をかけ出して木に登って飛び降りたい気持ちを抑えて笑顔のサミュエルの頬に鼻を押し付けた]


 んもぅ〜。
 きもちいのに、やだ、とかさぁ……。

 トレイル、ワガママだなぁもぅ〜……。

 ふひゃっ?

[腹越しに伝わってきた、裏返ったような声に、ちょっと驚いたように耳が跳ねた。]

 んーー。

[やわらかな、暖かな腹の匂いは、自分とはまた違うもの。
 小さな揺れを誘うように、ふぅ〜っと、緩く息を吹きかけて]

 ……あれ、これはぁ?

[もぞもぞ、もっと押しつけてゆくと、下腹部に掛けていた前脚に何かが触れた。
 爪は出さぬまま、それを、肉球で緩く押してみる。]


 それに。
 本当の意地悪っていうのはこういうのを言う、んだ。

[正真正銘マウントポジション。
腰に跨がって動きを封じて、いつかの何かを思い出しそうな危険な体勢。
相手を屈服させるようなこの視界はなぜこうも高揚感を沸き立たせられるのか。
うまくいけばヴェラの手首を拘束して]

 ネズミなんかより、俺と遊ぶ方がきっと楽しいぞ。

[間近まで顔を近づけ、頬に舌を這わせんと。
綺麗な毛並み。温かな香り。
滅茶苦茶にしてしまいたい。]


[すき、と返してくれて嬉しかった。
そんなじぇーちゃが横に立っていてくれると言う事が、嬉しかった。

寄せられる鼻にじゃれつくように、頬を、唇を擦り寄せる。]

……へへ。

[そうして、縁側まで歩いて行くのだろうか。]


[吹きかけられる息に合わせて敏感過ぎる腹が、腰が揺れる。
 フランクがぼやくのが聞こえるけれど、
 いまは声を堪えるので精一杯だった。 ――なのに。]

 …… っ!!
 これは、  ……って、

[くるくるの毛の下に隠れていた熱持つ部分に触れられて、
 ひときわ身体が大きく震えた。]


[うっせぇ知ってるさ、だから毛づくろいは嫌いなんだよ。
 ちょっと触られるだけで反応するなんて
 どうにもこうにも情けなさすぎるから――

 そんな思い込めて、きっと睨む]

 …っ、……くっそ、
 「これ何」ってか、自分にもあんだろ。

 ばー   か っ ……!

[触れる肉球の感触が気持ちよくて、
 ついに耐え切れず、押し付けるように腰を寄せた]


[見ているだけで良いと思っていた]

[一緒に遊びたかった]

[外は怖くないって誘いたかった]

[好きって伝えたかった]


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