64 色取月の神隠し
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あの鈴の音……何だか分からないが、己がたまこに触れるのを拒みやがった。
志乃のやきもちじゃないのかい。
なんて冗談はよすとして、
鈴……鈴、ねえ?
明之進が、一平太を連れて行った時にも、あの鈴は鳴ってたよう。
鈴にそんな力があるんなら、何で一平太は……
お志乃の悋気か。
……それも有り得るかもなぁ。
[芙蓉の冗談に、口の端を僅かに吊り上げる]
鈴の力か……そんなの、己も分からんよ。
お前さんの言う通り、一平太……だったか
明の兄さんが連れてった小僧に何らかの力があれば
易々と隠されやしないだろうに。
たまこの意思とは、関係ないのかもねえ。
たまこを守るための力でさ、他の奴がどうなろうと、知ったこっちゃないのかも知れないよう。
だとしたら……ううん、たまこをどうこうするのは、難儀だねえ。
すまないねえ、藤。
こっちで教えてくれてもいいんだけどさ、そしたらあたしが急に読めるようになったみたいに見えちまうだろうから。
日向も、かい。
おっかない村だねえ。
[軽い調子で言いながら、油断無く二人の少女へ注意を向ける]
なぁに、それは構わないが……。
[文字を読み上げる労に礼を言われれば、何でもないさ、と答え]
全くだ。おっかない村だよ。
……だが、考えてみりゃあ、此処は神域みたようなもんだろ。
雷門さんの加護を受けた人の子がいても、それ程不思議じゃないのかもなぁ。
――神域か、そうだね。
そして、そんな村だからこそ、隠世の里に道が繋がっちまう。
あやかしの力も、神の護りも、裏表なんだろうさ。
……結局、己らも神さんも、人の子に畏怖されてなんぼだからなぁ。
本質的な部分は、似たようなもんだろうね。
鈴かぁ…
[若干取り込み中だった龍笛が、話に割り込んできた。]
あ。
鈴には心当たりないけど、あやかしの正体を見抜く鏡を持ってる人間のことは知ってるぜ。…伝えてなかったっけ。
その鈴も、あやかしにとって都合の悪いもんなのかもしんねえなぁ。
[今更であるが伝えて。]
日向にも何かあるんかね。
[はて、一緒にいる時には気づかなかったが、と首をかしげつつ。]
そういや…日向ってさ、子どもの頃から声が出ないんだってさ。
もしも声が戻ったり、意思の疎通が叶うなら、どんな方法でも試してみたいか?って聞いたら、頷いたよ。
俺らがこんな風に声を囁き交わせるって聞いたら…
日向もあやかしになりたがるかねえ。
己らの正体を見抜く鏡?
何だ、鈴の他にもそんなモンまであるのか。
で、初耳なんだが……。
一体、誰がそんな厄介な物を持っているんだい?
すぐにでも、壊さなけりゃあ、不味いだろ。
[辰次の口ぶりだと、まだ鏡は健在なようだが]
ああ、鏡の持ち主は俺が連れていくよ。
鏡ごと持っていけるか、現世に鏡だけ残されるか…まではわからないが、扱える人間はいなくなるだろう。
[何気なく報告しようと努めているが…
囁きには、嬉しげな気配が滲んでいたりした。]
へェ……。
そいつはまた、面白いな。
あんな大人しそうな面した娘でも、何に変えても欲しいものってのはあるのか。
全く、人の子の業は深いねェ。
[龍笛の囁きに、日向への興味がいや増す]
ん。なら、鏡のことは辰サンに任せるとしようか。
……って、何だい、妙に嬉しそうじゃないか。
何ぞ、良いことでもあったのかい?
[嬉しそうな色を滲ませた、龍笛の囁きに訝しげに首を傾げる]
ん?ま……まあな!
[隠しきれないが、隠そうとするのは。
この鵺、女誑しっぽいからあんまり近づけたくないという、男の警戒心だったりした。]
それじゃ、先に戻ることになりそうだが、そっちも気をつけてな。
ま、お前らは力が強いから、あんまり心配はしてねえけど。
あぁ、辰サンのお気に入りを里に連れて行く算段が立ったってわけかい。
[龍笛の言葉から導き出される結論は一つ]
何だよ、水臭いなぁ。
あんだけ自慢していた別嬪さんってのを、拝んで見たかったってのに。
……そうかい、そうかい。
それならせいぜい、お志乃に揶揄われるがいいさ。
[自分の女に手を出されることを警戒されているとは、思いもよらない]
ありがとよ。
ま、別嬪さんと仲良くやりな。
[隠世に戻る同胞に、餞の言葉を送る]
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