人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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…本郷殿?

[かける声には僅かに心配の色。
 元より、同胞とは言え利害でしかつながりのない仲のはずだったが、
 …それだけでは無くなってしまいそうで、それが少し恐ろしい。

 情に流されれば、きっと仕損じる。]

/*大丈夫ですかー?寝おちてはおりませんかー?


【見】 落胤 明之進

[返された言葉にむくれるふりをして一言]

 心が篭ってません。

[ふりをして、告げたけれど、
月瀬の件も気になるが、胸の騒ぐは――明るいような声。
あれに似た声を壇上より聞いた。
主が勤めを同じくする者ではなかったか]

 あの、そういえばお仕事……、
 イアン殿とは、
 姿を共になさっているところ見られませんけれど。

 ――あの方は、ご無事でしょうか。

[本邸へと急ぐその間、ぽつり零した]

(@48) 2010/08/08(Sun) 01時半頃

落胤 明之進は、小鳥のかけていくさまに、瞬く。

2010/08/08(Sun) 01時半頃


 イアン……


    お前、大丈夫か?

[明から何か報告を受け、話しかけた。]


 ………えーと……

[もう、人がいないのに声が聞こえることに驚かない。]

 貴方は……何方でしょうか……?

[けれど、知らない声に困惑して]


【見】 落胤 明之進

[泣き濡れるような小鳥には]

 “セシル”殿は生きるといいました。

[昨夜、交わした言葉。
だから、彼が何をしたいのか――少なくとも、
刃物は命を絶つ為のものではないだろう、と

そう感じていて――
ゆえに思案するは、あの明るい声]

(@49) 2010/08/08(Sun) 02時頃

[一方、こちらを知らないとするイアンには困惑いているが、
 今はどこにいるのかもわからず、返事が返せない。]


【見】 落胤 明之進

[桜の傍らに、ざわめく気配。
冬の色は彼の内]

 ――

[櫻は
要らぬかどうか答えは無く。
ただ、現世で告げた言葉
彼に届いていなかったのかと、愁い混じる。

そして

駒鳥と、センターの人間がやってくれば
彼の傍にあった気配はなりを潜め息を殺した]

(@50) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【見】 若者 テッド

― 雛菊の間 ―

う…、…っく……

[押し殺しても、押し殺しても。
嗚咽が、部屋にこだまする。

物が乱雑に置かれた部屋。
心の殻が砕けた今。
自室だと思っていた部屋は、ただの物置だったと現は伝える。

その物置の古びた机の前、崩れ落ちたままの虎鉄は己の身を抱いて涙を流し続ける。]

(@51) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【見】 若者 テッド

俺は…俺は…

[かち、かち、とピースが嵌っていく。
冷たい身体も。
主を想う胸の痛みも。
ゆっくりと、答えが導き出される。]

…そう…、……王璃さまに…

[伏せた瞼の裏に映るは、散る椿の花弁。
それは事切れる前に見た、赤い、花。]

(@52) 2010/08/08(Sun) 02時頃

 …………?

[返らぬ声に首をかしげて。
 その表情は今までの青年よりもずっと幼い。]


【見】 若者 テッド

『虎、すまない。
 私はお前とはもう…居られない。』

[鮮明に思い出す、あの時の主の言葉を。]

『理由も話さないまま突き放す私を、赦して欲しいとは言わない。
 だが、お前がどうか新しい花主の下で。
 幸せな日々を送れるよう、祈る事だけはどうか…赦してくれ。』

[いつかの、満月に近い夜。
旅先の小さな街の宿で告げられた言葉。
泣いて、縋って、けれど王璃は虎鉄を置いてその街を発った。
それから数日後、共に伺うはずだった屋敷へと、虎鉄は単身向かう。
彷徨い、辿り着いたのは寒い満月の夜。
苦難の末に乗り込んで、探した末に見つけた求めた姿は。]

(@53) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【見】 落胤 明之進

[小鳥がそれを呼ばぬを知らず。
彼の姿が見える前では、
セシル――その呼び名は裡にしまわれて]

 ええ、月瀬殿はそのように。
 ――それとも、彼は嘘をつかれる方ですか? 

[交互に見やるその眼差しを、
桜花へ誘うようにむける]

(@54) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【見】 若者 テッド

『…虎、どうして……。』

[あかいろを纏う、王璃。
手にするは、なまなましい肉の塊。

それからは何を話したかは覚えていない。
ただ、頭が真っ白で、もしかしたら会話等無かったのかもしれない。
唯一覚えているのは、主の酷く哀しそうな顔。
虎鉄は伸びてくる手に抗う事も出来ず。

その夜、ひとつの花が無残に散った。]

(@55) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【見】 若者 テッド

俺は…後、何度この心を砕けば…。
貴方は赦して下さいますか…。

[一度目は、あの満月の夜に。
二度目は、自害する主の姿を目にして。
そして三度目は、閉じ込めた記憶を取り戻して。]

どうして、未だ現世に等…貴方はもう、居ないのに
何故―――ッ

[未だ留まる魂の意味がわからず、蹲ったまま床を拳で叩いた。
流れ続ける雫は、雨のように。
しとしとと、哀しさを纏って、床へと落ちた。]

(@56) 2010/08/08(Sun) 02時頃

[通信機器。それから聞こえる声。
 ……刷衛のもたらしたセンターと去勢、避妊された
 獣の話やその他は、
 事実であり正しかったのかもしれない。

 けれど、それは青年にはとても有害で。
 とてもとても有害で。加速してほつれた心。
 
 心は自己防衛で壁を作る。現実への。
 特にほつれの加速の原因には
 幾つもの壁を隔てて。
 その壁に刷衛の存在も通信機器も置き去りにして。]


【見】 落胤 明之進

[桜花の散るを見れば、
黄泉花はつかつかと歩み寄った]

 ――あなた、大げさなのです。
 昨日も言ったじゃないですか。

 あなたの言葉、聞いてた私とて
 ……少しだけ誤解もします。
 決して案じているわけではありませんけれど。

[むくれた顔を見せる、
花の一枝でも手にあったなら、それでぺしりと手が出たであろう]

(@57) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

[そうして置き去りにされた通信機と刷衛の記憶。

 けれど通信機を通して聞こえる声。
 人の姿なく聞こえる声。

 それは、幻聴を聞いているのでは
 ないかと言う恐怖を植えつける。
 繰り返された恐怖。
 ……ほつれた心は理屈で答えを出せないまま圧縮される]


【見】 落胤 明之進


 ――…彼の人の為に、
   染めたのでしょうに。

[それがぽつり、と零れたは自身の言葉か。
あるいは桜が裡にあるそれが、黄泉花の口を借りたものか。
狭間を聴く者にしか、わからない]

(@58) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

[人と約束を交わし生きることを考え始めた心は
 生きたいと少しづつ思え始めた心は
 悲鳴を上げる。生きたい。狂いたくない。と。

 でも、声が聞こえる。それは狂っていると?]

[疲弊した心は、軽く背中を押される。
 常であれば、それは快方に
 押し出すものだったかもしれないが]


[その言葉は、青年がずっとずっと逢いたくて
 でも、逢えないと思った存在を彷彿とさせて。

 ほつれた心は、ただ、その存在に縋ってしまう。
 それまで、生きたいと、狂いたくないと思ったことも
 そのために痛みに耐えることも置き去りにして。]


/* ご心労かけ、申し訳なく。独断が過ぎたでしょうか?
見ていらしたらご返事頂ければありがたい。


【見】 落胤 明之進

[いて、との叫びに驚いた顔して、
慌ててその手を引っ込めた]

 してません。
 死ぬとも思ってません。
 でももしかしたらとも思うじゃないですか。

 折角……

[生きているのに、その言葉は続かず。
 桜花の小さな望みを聴けば]

 ……花のまぎれに 君とまるべく

[呟くは、春の嵐のうた。
少しだけ眼差しを和らげれば、
小鳥に場所を空けるように退いて]

(@59) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

【見】 落胤 明之進

[不意に揺らいだ。
己の一部が、かき消える感覚]

 あ……

[つとめて、その揺らぎを
表に出さぬように堪えるのだけれど]

(@60) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

[通信機からはあれからまともな反応はない。
 そう、彼には早すぎた。

 のだと思う。



 悲しいと思う。
 チャールズほどの男に愛された花であるなら、
 きっと、わかってくれるはずなのだ。

 そう、早すぎただけ。]


[そう、早過ぎた。あまりにも早過ぎた。

 まだ、視界からの現実を
 きちんと受け止めることさえできないほど
 突然の主の死に打ちのめされた青年には
 
 正しいこと、事実、それを受け止めるのは早過ぎた。]


【見】 落胤 明之進

[――その時、消えたのは白鞘巻であったか。
己が身を抱いて、それを預けた者のことを思う。

月瀬が言葉は聞こえていた。
孕んだのだ、と示す言葉。
そして己を買うなどと、
出来ぬであろうことを知っていて言う主、

――そう出来ぬ、現実が 近い]


 夜光……?

[呟くそれは、一度主を振り返る、
仰ぎ見やれば駆け出した]

(@61) 2010/08/08(Sun) 03時頃

【見】 若者 テッド

[誰も居ないはずの部屋に届く。
それは夢と現の狭間の声。]

―――…これが、声……か…。

[先刻、廊下で明之進が言っていた事を漸く理解した。
そして「同じ」という言葉の意味も。]

確かに…、冷てえな…。

[触れた手の冷たさを思い出して、ぽつと呟いた。
空っぽになった琥珀は、ゆらり、揺れて。
とん、と靴が床を蹴れば、虎鉄はふわと微かな風を残して部屋から姿を消した。]

(@62) 2010/08/08(Sun) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[背にかかる桜花の声にも振り向いて、
哀しげに首を振るそれが一度物陰に消えれば――
その存在はもう見失われてしまう]

 ――……夜光、どこ?

[まだこえは聞こえない、けれど]

 夜光……

[消えた白鞘巻、目を落とす、
左手だけがやけに希薄に透き通る。
欠けた我が身を辿っていけば、そこに行き着くのだろう]

(@63) 2010/08/08(Sun) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[やがて見た友の変わり果てた姿に、
まざまざと甦るのは、己が身にも起こった出来事。

かたり震える躯
紅い月の過ぎる。

名を呼ぶことも出来ず立ち尽くし、

書状がいまだそこにあるをみれば、
主を呼びに部屋へと戻る。
使用人には己の声は届かない。

――主にそれを告げる黄泉花は、
己の死に様を知りえた為か、その存在は酷く希薄**]

(@64) 2010/08/08(Sun) 03時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 03時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 03時半頃


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