人狼議事


44 【game〜ドコカノ町】

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……プレゼント?

[砂糖菓子のように甘い声が聞こえた。
 脳髄をしびれさせるような毒をどこかに含んでいるかのように感じられた]

[新しいシステムメッセージなんだろうか]

[後で他人がいなくなったら、ゆっくり確認しようと思った**]


[ひら、 はらり]

 あ――……

[耳元からじわりとするような響きに、つと後ろを振り仰ぐ。
 重さを感じさせない軌道で落ちて来た小さい光は、
 アイテムを示すオブジェクトに良く似て、よりほの紅い]

 『ぷれぜんと』。……内緒?

 どなたか、おいでなのですか。

[誰何の声に応える者なし、目の前に降った物は、
 諸手を伸べれば、するりとそこに収まった]


[そうして、2人が消えた後。
 視線は自分のサークル、盤讃会のレンタルしているオープンロッカーに向かう]

[一歩踏み出した。
 カツン、と鉄製のブーツが床をすべる音がする]

……はは、なんだこれ。

[嫌な予感がする。いや、嫌な予感しかしない。
 箱入りのボードゲームがみっしりと詰まる棚の中。
 さっき現実世界のここを出たときにはなかった箱が増えていた。

 台湾土産の定番、『鳳梨酥』の詰め合わせ]

[たった1つの目を細めた。
 その箱には敢えて触れず、その横、サークル仲間の交換日記、巨大なA4ルーズリーフのファイルに手を伸ばす]


[ワープの光に包まれた時、
     甘い声が ざらりと
             耳元に届いた]

プレゼント?

---誰だ? お前は

[何かが手渡されると…]
 


[ぺらり、ぺらりとページをめくる。
 最新のページ。
 自分が先ほど、レティーシャのすばらしさを語った次のページ。
 ついったーやら、SNSやら、デジタルでつながれる時代に敢えてこだわるとか、そんなアホなキャッチフレーズが表紙に書かれているそれ]

………………あー、これ、めっちゃ笑えるわー。

[疲れたような声が漏れた]

誰だか知んねぇけど。
プレゼントって、これかよ。あほかよ俺は。
いらねーし。ホント、マジでいいからこういうの。


……あー、まあなあ。
俺、あの人からそういや、一度ももらったことなかったわ。


[多分、そのプレゼントを見たときに。
 魂の一部は持っていかれた。

 全然自覚はなかったし、このプレゼントの贈り主が何を自分にさせたいかなんて知らなかったけれど]

[きっと自分以外には何の価値もないだろう形をしているプレゼント]


ふーん…

[自分の手の中をじっと見つめる。
          おもちゃのようなトイカメラ]


[システムメッセージが次々とポップアップするよう設定された眼帯の下]

[新たなメッセージが浮かび上がった]

【新しいパーティに加入しました】

……は?

[誰と組んだつもりもないのに。
 通常のプレイでも(レティーシャ以外とは)ほとんど組んだこともないのに。いつのまにか勝手に組まれていたパーティ設定]

[パーティ・アウトの操作はやっぱり受け付けて貰えなかった]

……ほんと、訳わからねぇ。

[パーティ通信モードを選択してみる]

あ、あー。テステス。
誰か、聞こえてるのか、これ。


『ザザッ…ザザッ…
 
    誰… 聞こ……こ… れ 』

頭に響く声…なんだろ?
      う 
        る
          さ い 

     眠って 
        るの
            に…うるさ
                   っ い


………。

[何か声が聞こえた。寝起きのような、声。
 いちいちモード変更するのも面倒なので、以降、自動的にこの変なパーティ通信モードで喋れるようさっくりマクロをあまっているポイントで組んでみた]

寝てる? この状況で?

……本当に、訳がわからないなあ。


[声が聞こえて、辺りをキョロキョロ見回すものの、
 このエリアには志乃しかいない。]

 ここは本当に、私の家なのでしょうか……

[そんな事を考える。
 写真の家族。自分と似ていないが見慣れた印象。
 多分、ありふれているのだろう風景も。
 何となくしっくり来ない理由が『志乃だから』だとは、
 思いもよらない訳]


[『はやくおいでよ』]

 …………――

[いくつか聞こえる声の内、ひとつ。
 誰かを何の為にか]

 呼んでいるのですね……


[夢の中で誰かが呟く]

『つまんないなあ。
 全部、こわしちゃおっか?』

--- あぁ…そう
    そうだ ね

   全部 
   
      壊しちゃえば

      壊しちゃえばいいんだ


[夢の中でうなづく…

  
 全部 全部 壊しちゃって

   終わりにしちゃえたらいいんだよね]


こんな…


   ---なんて

  
    消えてしまえばいい


[『てすてす』

     『壊しちゃえ』]

 ……やはり、どなたかおいでなのですね。
 ですが……

[パーティ加入のメッセージが脳裏に浮かび消えた。
 志乃の体感では、頭の中で他人の声が聞こえている。]


[ひっそりと聞えてきた声が、目の前で聞けて。ヤニクはにっこり笑顔を向ける]

志乃、志乃!

何だか分からないけれども、俺はすっごく君に逢いたかったんだよ。


[それは志乃にだけ、届けたメッセージ。

他にも声が届く者が居るなんて。

パーティーが秘密裏に組まれただなんて。


まだ気付いては居なかった**]


[実際には、いつの間にか組まれたパーティには、
 EXPが配分されたのかも知れないが――]

 えっ?

[ぱたぱた、目を瞬く。
 出し抜けに『会いたかった』などと声を掛けられたから]

 この方は、私をご存知なのでしょうか……いえ、

[『何だか分からないけど』らしい。
 そう言えば、相手を見れば名前は解る]

 ヤニク様、と仰るようですね。
 お会いした覚えが……どう答えたものか……

[少し困り顔で、考える。]


[近くによらねば認識できないのか。
志乃にばかり声をかける]


そう、『志乃』だよね?
遠くでぼんやり声が聞こえてて。ずっと会いたいと、思っていた。


俺はセシルだけどセシルじゃないんだ…。


ん、ヤニクじゃない、ね。


[暗闇の中]

なんだろう
また声が聞こえる?

---じゃない…?

誰だ それ わかんない


なんだか 頭痛いし…

確か…そうだ

「あいつ」見かけて 
  
  慌てて…逃げたんだった か


なんだったかな

 たしか ゲームに…

えっと なんのゲーム?

 ---壊していけば イイ の? 
            
           

            ゼ ン ブ ?

                   --- モ?


    
       キエチャエバ イ 
                   イ 
                  
               の  
                    か


 
  ……


 そうですが、……はい、初めてお会いしたかと思います。

[親しげに話し掛けられた言葉の中で、
 どうやら初対面ではあるらしい、という事は解った]

 何故、私に?
 それに、『ヤニク様であってヤニク様でない』とは、
 ……一体、どのような意味なのでしょうか。

[それはとても、心に引っ掛かる。
 COMであってCOMでないようなセシル。
 ヤニクであってヤニクでないと言う半龍の青年。
 志乃の家であって、志乃の家でないような場所。
 色々な物事がちぐはぐになっている。]


[ぼそぼそと、声が聞こえる]

[いつの間にか組まれていた謎のパーティ通信だ。
 このパーティのことが知りたくて、別のパーティを組んでみた]

[……問題なく組めた。
 普通なら、1つのパーティに加入していれば他のパーティには加われないのに]

……お前ら、誰だ?


 ……、……

[夢は垣間見えたろうか。
 確か、セシルも『ゲーム』がどうこうと言っていた]

 あの……
 『げえむ』とは一体何なのか、皆様はご存知ですか?

[誰へともなく、パーティチャットに声が落ちた]


[何種類か、声が聞こえる]

……3人?

[このパーティに関する情報を探そうとして、左目が引きつる。
 同じステージにいて。
 近く、遠く、とりあえず認識している相手もいるようだ]

[情報が左目に流れた]

……俺は。

俺は、ドナルドだ。志乃、と……ヤニク?

[近くで戦っていた彼らは、遭遇したと認識されたらしい]


ゲーム?

ゲームって、サムバトのこと?


[男の声に問われて、一つ頷く]

 はい。ドナルド様……先程の赤髪のお方ですね。
 あとは、もうお一人、時折声がいたしますが。

 『さむばと』?

[横文字に弱い。
 と言うのは、和風キャラの志乃らしいと言えば、らしい。]


……Somewhere battle Area64

そう、このゲーム。

[滑らかな発音でこのゲームの正式名称を口にした]

って、ああ、もしかして「なりきり」さん?
初めて見た。

[「なりきり」とは、俗語だ。
 現実の自分を忘れて、キャラクターに「なりきる」人。
 本当に忘れるのだと噂に聞いているが、いわゆる「RP」タイプのPLなんだろうと認識していた]

[結構数をこなしているが、敢えてリアルを出すことなど普段はないし、マクロだけで会話することも苦にはしないから、今まで出会っていてもあまり気にしなかった]


[先ほどの、まだ認識されていない相手のもう1つの声]

[つぶやきのようで。ノイズのようで。
 どうやら会話を持ちかけられているのではないらしいと判断すれば、あまり意識して聞いてはいなかった]

[いまだ右目と左目で得た別々の情報を処理するのに慣れきってはいないから。聴覚まであまり手がまわらない]


[ドナルドの言うゲームタイトルを復唱するのは止めた。
 多分、まともな発音にならないし、
 その説明が『げえむ』の意味を知らぬ者を想定していないのも、
 何となしに理解したから]

 これが『ゲーム』。

[己の手を握る感触も?]

 ……まだ始まっていない、と言われたのも、
 今のこの状況を指している、と言う事のようですね。

 ああ、いえ。三琴井、です、姓は。

[『なりきり』への返答は見事にズレた。]


[そこに行く事、を考えているのは、
 多分、呼ばれたような、そんな気がしていたからだ。

 セシルはCOMだから当然パーティにも含まれないのだが。]


そう。ゲーム。

でも、ま、「まだ始まってない」んなら。
そりゃ、これから何か始まるイベントのことなんじゃないのかな。

さっきから、説明とやらを聞きに呼び出されているのだし。

[相手の、ズレた返答。
 けれど、それはズレと認識しなかった。
 告げられた姓は、ゲーム公式設定のものだったろうか?
 レティーシャ以外の女キャラは、能力くらいしか見ていない]

……いや、まあ、うん。気にしないで。
俺はたまに頭がおかしくなるんで。

[相手がなりきりさんなら、まあ、合わせてもいいかなと。
 そういう縛りプレイは嫌いではないし]


[何か、図らずもドナルドに熱視線を送ったように見えなくもない。
 ターゲット先は主にアシモフだったが]

 あ、頭がおかしく、ですか……

[病魔の類か。真面目に心配しだした。]


[秘密のパーティのメンバーと目が合った。
 しかし、よく考えてみれば秘密のパーティって燃えるな]

[アシモフに合わせて手を振って。
 一瞬だけくわっと口元ゆがめて見せた。
 イメージ画像は『食べちゃうぞ』
 ……まあ、もとのナカノヒトが表情筋ないのでどこまで上手くいったかは謎のまま]

そうそ。
たまに、パーティ組んでる仲間をいきなり襲ったり、とかな。

[まあ、それが仕様のゲームでもあるんだが]


…………へぇ

[単なるジョークのつもりだったのに。
 とてもとてもタイミングが悪かった。
 ちょっといたたまれない気分になった]


[くわっとされて、反射的にぴゃっとなった。
 予め組まれたマクロとはどこか違う、生で動く表情をする]

 『ぱー』……、……
 味方からのだまし討ち、と言う場合もあると。


 『ぷれぜんと』。
 ――……あのセシル様の言う『遊ぶ』とは、つまりは。

[そう、その言葉には覚えがある。
 遊ぼうと呼ばれた先は火の手が上がる館であった]

 物騒な事を仰っているように聞こえますが……


甘い抜け道があるっていう、お決まりの三文ラノベの展開を期待したけど、どうにも無理みたいだな。

……どうやら、聞く限り、この上なく物騒らしい。

[あの『プレゼント』を得てから感じていた嫌な予感。
 最悪の事態を、まずないだろうと重いながらも予想はしていた]

そうだな。
まあ、システム的に、裏切らないとやってられないらしい。

けど、まぁ。
いかんせん人数が多すぎるよ。

……安心していいよ。
こんなパーティ組まされたってことは何かの縁だ。
ぎりぎりんなるまで同志打ちなんかたくらまないさ。
身内でやりあって、漁夫の利狙われるのがオチだもんな。

それに、まだ、どこかに抜け道でもあるかもしれないし。


……あれ?
俺、何やってるんだ?

[アドレナリンは沢山出ているはずなのに。
 ぽつりと思考に落ちる冷たい一滴の毒]

……ここで自分だけ逃げときゃ後が楽なのに。


――いや


いやいやいやいやいやいや

まあ、その通りなんだけど。
ここであいつら死んだら、あいつらショッカー化なわけで。


あれ、俺、今何考えた?


 ……ふう……

[怒涛の出来事に、一息ついた。
 ステージが離れたが、パーティ編成に変更はないらしい]

 声は、どうでしょうか。聞こえておりますか?

 先程ドナルド様が仰ったお話なのですが、
 完全でなくとも、ご加勢を頂けるなら有難く思います。
 私も、微力ながら助太刀出来ればと。

 それと……
 この『ぱーてぃ』が組まれた理由についてですけれど。
 『ぷれぜんと』に関わっている、と考えて正しいでしょうか……


……聞こえてる。

[眼帯の中だけに見えるステータス画面。
 この不思議なパーティの情報は、目立つように一番上位に置かれていた]

加勢は、もちろん。
ただ、プレゼントに関係しているかは、どうだろう。
微妙なところだなあ

――声は、俺以外に3つ。
つまり、このパーティには4人、いる


でも、「プレゼントに関係しているのではないか」って、志乃は考えたわけでしょう。

で、俺は、「関係しているかもしれない」と考えているわけですよ。

ということは、そういうことなんだろうな、と。


 ああ……そうでしたね。

[声の人数は自分を含めて四、『ぷれぜんと』は三。
 両掌を合わせると、仄かに紅色に光る。
 ――自分は未だ、隠し持っていた。

 つまる所、少なくとも四人中一人以上は、
 『ぷれぜんと』無しが居る事になる。
 口振りからすればドナルドも持っていそうだ]

 ……、……

[彼とは手を組めそうだが、他はどうだろうか。]


[それでも、この天使に対して構えを取らないのは、
 『ちょっとだけ、贔屓』と、言っていたから。

 無差別に刃を降らせた辺り、こちらに気付いていないのか、
 完全な愉快犯なのか判じ難い]


…え---っと そういえば
カミジャー
なんか 貰った気がする…

[眠りながら うとうと と考える]

あれ? プレゼント


…ということはあとふたつ?

っていうか カミジャーどこにおいたんだっけ?


 ……

[カミジャーが意識を手放した。]


 …プレゼント?

       あ れ    が


---あれは
 
  壊させない

     さわらせない・・・

 誰にも

 カエルなんてどうでもいい


 ただ 誰にも… 

   触れ 
      さ
    せ 
         ない


 かみじゃー?

[一瞬、名前と解らずに首を傾げたが、
 プレゼントを持っているらしき話振りに唇を引き締めた]

 では、これで三つとも、私共の内に……

[そして、ヤニクだけが持っていないと言う事か。
 セシルの左手に合わせるように、掌中でも紅く明滅する光。
 彼は余り、気付いた素振りはなさそうだ]

 貴方にとっては、大切な品なのですね。
 ええ、それなら尚更、人手に渡らぬ方がよいです。

[今まで返答のなかった相手に、試しと声を掛けた]


―メインストリートにて・回想―

[セシルに向かって質問をするドナルドの声。
志乃の時と同じく、頭に響いた声とそっくりだった]



 なに    もかも


   どう     なっても

 指 ひ
     とつ  
 触ら
        せない

[返事なのか ただの呟きなのか うわごとのような声**]


[志乃に。ドナルドに。そっと言葉を返した]


あぁ。今の俺は、『リュヌド』。

分かるかな、分からないかな? まぁ、いいや。呼びたくなったら、そぅ呼んで?

それが、ヤニクじゃないという意味。

[表情までは表示されていたら。それは歪んだ笑みに見えたことだろう]


[64というゲームに関するやり取りには、何も口を挟まなかった]


[床彼商事の床の上。
見慣れぬアイコンが目に付いた]

…ん、あれー?
ナンだろう、これ。

[触るか触らまいか。迷った末に指先で触れた**]


 ヤニク様であってヤニク様でない。
 『リュヌド』様……その時のお名前はそう仰るのですか。

 どこか、水面の影のような響きに聞こえます。


[「水の月」という名前を呼ばれて、ぴーぃと口笛を鳴らした]

うん、もう一回言って。呼んで。


[「水の月」という名前を呼ばれて、ぴーぃと口笛を鳴らした]

うん、もう一回言って。呼んで。


[名を呼ぶ事を願われるも、答えを返せず。弱くかぶりを振る]

 ……はい。 ――

[息を整える間は長い。]

 リュヌド様は、『ぷれぜんと』の事は……?

[彼に叶えたい事柄があるならば、
 『ぷれぜんと』の持ち主が解っているのは好機に思えるが]


[はい、というのは了承ではなかったのか。

ただ待つだけの時間はひどく退屈で]



あー

[リュムド様、と。ようやく名前を呼ばれて。

「嫌だったんだ。じゃあなんで良い返事をしたの?」そぅ、乱暴に投げかけようとした言葉を飲み込む]


…あぁ、俺は持ってないよー?
俺にはくれなかったの…。

酷いよね。


[痛みは、消えた。次の答えに淀みはなくなる]

 くれなかった……そうでしたか。何故なのでしょう?
 ああ、ですが。
 これを持っていると、リュヌド様も狙われてしまいます。
 寧ろ、お持ちでなくて良かったのかも知れません。

[ね? と首を傾ぐように言い含めてから、
 声の調子が少し変わった印象を、気遣わしげに問うた]

 ……私は何か、お気に障る事を申し上げましたか?


[不機嫌そうな声で、返す]


そぅ? 狙われてしまうの?

本当に、良かったのかなぁ…。


あ、でも安心してね。
俺は奪うつもりなんてないし。ヤニクにも言いきかせておくから!


志乃ちゃんは、何も…言ってないよ。
うん。

ただ、すぐに呼んでくれなかったから…。
[返ってこない応えに対しても、頬を膨れていたのだ**]


 狙われる、と思います。ここを出たいと思われる限りは。

[一人しか出られないと言われた時の周囲の動揺ぶりは、
 皆がプレゼントの持ち主探しに躍起になる可能性を示した]

 ですが、リュヌド様達とは戦わずに済むのでしたら、
 安心しました。

 すぐ呼ばなかった? ……ああ、申し訳ありません。
 もう大丈夫です。

[不機嫌な相手を宥めようと、そう言う。]


ゲームだよ。

これは、ゲームだ。ゲームなんだ。
あいつは魂のないモブにすぎないし、これは悪趣味なイベントだ。

ゲームだ、これはゲームだ。


[呆然としていた間に囁き交わされた、
 こちらのパーティの発言履歴を文字化して表示する]

残り一人はカミジャーか。

[彼(?)の、口調が変わった後の不安定さが気にかかる]

……そうか。
別に、ドロップ品なら負けなければ渡さないでいいんじゃないの。

それより、カミジャー、大丈夫か。


リュヌドね、リュヌド。

[告げられた名前は呼んでみた。HNだろうかと思う]

[そこから先のやりとりは、ただ聞いているにはとても艶めいて見えたから。
 こちらが忙しかったのもあり、しばらく黙っていた]


―― ドコカノ商事 ――

[レティーシャの前に割り込んだ。
 検索画面で、相手がヤニクだということは分かっていた。
 けれど、表立ってはパーティを組んでいないことだし、戦闘態勢は見せていて]

リュヌド、お邪魔さま。

[もちろん、即攻撃する気はなかった]


[耳に流れる煩い雑音を飛び越すように、
 脳裏には明瞭に低い声が届く

 ……?

[これは『ゲーム』、皆が言うからそう言うものだろう。
 『悪趣味』、それも振り返って同意出来た。
 今仲間でも、プレゼントを奪い合うならいつかは敵だ。

 繰り返し言い聞かせるのは、何故だろう]

 ――、……ゲームでなかったら、どうなるのですか?

[声音は素朴だ。]




                  リアル


.





                ――『リアル』?
 





――『現実』


斧を振るって倒した相手が消えるのも

どんなに仲間として手を組んでも本質的には敵なのも

俺たちが理不尽に狙われる状態になっているのも


生き残れる可能性がとても低いのも


                  ―――リアルに、なる




だから、これはゲームだ。
ゲームなんだ。

.


 それは。

[俄かに声が震えた。
    『君の居場所は、このセカイ』]

 『ゲーム』は『現実』ではないと、……

[皆ここを出たがっている。
 このセカイの別に『現実』があるとして。

 あるとして、この己は何なのか。]


………

[何かを言おうとして、でも言えなかった]

―― 分からない


 それならそれで。
 ……困ったものなのですが。

[居場所を護る、その事を思えば。

 言い聞かせる声は今も尚]

 ドナルド様には、このセカイでない『リアル』が必要でしょうか?









まあ。

あっちの方が残り時間が長そうではある。



あー………

いや、大して変わりはしないかな。


[まあ、『プレゼント』の在りかは既に知れているのだが。]


 ……もし。もしもの話、です。

 私が先に負けて『ぷれぜんと』を奪われそうになったなら、
 その時、その半分を……

 貴方がたに、お預けしても構いませんか?

[掌中の『プレゼント』は、綺麗に分かれそうなかたち。
 そしてその半分は、多分『パーティ』にとって、
 "使える"ものの筈だと思った。]


同じ約束を、返せなくてもいいのなら。


 構いません。

[応えは淀みなく。]

 ……きっと私には、ここを出た所で、
 ゆくべき場所など、ありはしないのです。

[過ぎる、志乃の形跡のない家の光景も。
 胸の空虚が元々は何だったのかも、もう解らなくなっている。]


分かった。

[しばらく迷ったように間が開いて]

こちらも、もし、の話だけれど。
もし、志乃がすべてのプレゼントを集められたら、何を頼む?


  ぁ

[浮かび掛けた言葉は急速に薄れた。]

 ……、……――解りません。
 あるいは、私の代わりに誰か一人を出して頂くか。

[敗者に働きかける願いが叶うかは謎だが]

 ふふ、今の内に仰って頂いたら、
 後で口を滑らすかも知れませんね?


うれしいこと、言ってくれるじゃない。

[今の問いは、自分へいくら問いかけても出ないこと]

もしかしたらそのうちに漏らすかもしれないし、何も言わないかもしれない。

まだ、分からない。
案外、俺たち3人があっという間に見つかってお終い、とかね。


 そうですね。
 もしそうなったら、きっとつまらない事です。

[この中の誰も勝ち残れないかも知れないが、
 願いを叶える者が出るなら、この中からが良いと、
 志乃はごく素朴に考えていた。

 それが、他の全員の命を踏み台にする行為を、
 この中の誰かに担わせると言う事でも]


そうだな。

それだと、ただただ貧乏くじを引かされ続けただけだ。
それは悔しいな。

贔屓するといわれても、なんら恩恵に俗せていない気もするし。


ゲームバランス考えたらおかしいでしょ。何これアホなの。


―床彼庭園・回想―

赤い鸚鵡は…とっても危険

[ぽつり心の中で呟いた]


……赤い、オウム?

なんだそりゃ

[いつきたものだろう。
 ログの合間に挟まっていた小さなつぶやき]

復唱して、首をかしげた


全員で、帰る。
全員が無事で帰る方法か……。

[レティーシャに言われて、考える。
 考えて、考えて、考えているうちに、なんだか奇妙な違和感が沸いてきた]

[それは絶対に不可能だと、自分の中の何かが囁いた]

いや、ダメだ。セシルが喜ばない。
セシルが喜ばないから誰も帰れない。

セシルを喜ばせないといけない。
ああ、そうだ。これはゲームだっけ。これは、ゲームなんだ。

うん。


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