170 白峯異聞
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( 何が守るため、だ…… 笑わせんな )
[ 紗枝とのやりとりの合間に聞こえてきた会話に
思い切り嘲笑する。
それでもきっと、幼馴染の言葉であるから
櫻子の心は揺らいでしまうのかと思うと、
瞳の赤は一層深くなる。 ]
…ブチ抜いてやる
[ 恐ろしく低い声で、呟く相手は誰だったか―― ]
[騙していたのか。
そう言った後輩の、泣きそうな笑顔が唐突に頭を過る。]
………っ違う!
[涙声で、言い聞かせるように。
悲痛な叫びにも似た否定の言葉で自分を落ち着かせようとする。幼馴染の言葉がずっと頭から離れてくれない。]
嫌、や
[そんな思いは、彼が低い声で呟いた言葉への否定にも聞こえたかもしれない]
イヤとかツライとか
そんな甘いこと言ってたら叶う未来も叶わねぇよ
[ 櫻子へ向ける容赦ない言葉。
あぁ、どうしてこんなにも俺は――― ]
冬麻に幸せになって欲しいんじゃねぇの?
[ 吐く言葉がブーメランのように跳ね返り突き刺さる。
初めて仲間だと思える人に出会えた。
初めて共同して何かを成し遂げようとしている。
初めて信頼できると思えている。
それを、――― 幼馴染如きに。
すれ違う気持ちを認めてあげようともしない
ただ幼き頃から付き合ってきただけの存在に。 ]
―――っ、奪われて、たまるもんかよ、…っ
それ、は………っ
[自分に向けられる、容赦も何もない言葉。
それは正しいことで。だからこそ、返事に詰まる。
幸せになってほしい、その言葉を聞くとぎゅっと手を握りしめた。
その未来の為には、嫌だなんて言えないのに。]
……何でやろ。
先輩が撃ったのは分かってるのに、………嫌いやとかいう気持ち、起きひんのよ。
[そう、自嘲するように呟いて]
なぁ、いなくならんといて……
[彼が、上倉と戦っていることがどうしても怖くて。
起こり得るかもしれない未来が、嫌で。信じたいのに、一度恐怖を覚えた心は簡単に信じさせてくれない。
震える声で言葉を零した後。涙が、また流れた]
…泣いてるのか、櫻子
[ 微かに聞こえた声が震えていたような気がする。
いなくなる?誰が?俺が?
…見えている未来は自分の死。
しかしこれだけ外れたんだ、今回だって―― ]
( 櫻子と、世界を見るまでは、絶対に、 )
[泣いているのかと言われても、普段のように違うなんて言い返せなかった。
彼が、自分に囁いた言葉は今でも耳に残っている。]
( 一緒に世界を見るって、言ったやん )
[なのに、どうして。
どうしてそんな、無茶なことをするのだろう。]
紗枝を殺れ、櫻子……っ!
[ 隙が出来ればそこを狙えと、願うように叫ぶ。
全てが自分に向いてる今、
彼女が安全ならば、それだけで、俺は――― ]
…泣くなよ、櫻子
[ 引き金を引きながら、
泣きじゃくる櫻子へと穏やかな声で呟く。
せっかく攻撃を自分に引きつけたというのに、
自ら当たる彼女には「 本当、バカだな 」と顔を歪め。 ]
…俺、死んでも、……冬麻、いるから
だから――――
[ 心にもない、呼びたくもない名前。
でも、願うことは、一つ。 ]
――だから、生きてくれ、櫻子
[穏やかな声での呟きに応えようと、必死に嗚咽を噛み殺す。
彼が願うように口にした言葉を聞けば、嗚咽混じりに言の葉を紡いでいく]
レイ、せんぱいも……っ生きないと、いやや…っ!
かわりとか、おらんから――レイせんぱいやないと、あかんもん……っ!!
[だから、一緒に生きようと言ってまた涙が溢れた。
彼が死んでも冬麻がいる、それじゃ駄目だと。鳳の代わりなんていなくて、きっと誰にも出来ない。
自分にとって大事で、大切で、大好きな鳳レイという先輩は――目の前の彼しかいない。]
……、っ、バ、カ…
言った、ろ?イヤ、とかツライ、と…か、
そんな、甘い、こ、…と、言ってたら、っ
叶わ、ねぇ…って
[ 子どものように縋る櫻子を、あやすように。
拒まなければその頭を撫でようと。
これから死ぬというのに、願いは叶わぬというのに。
彼女によって紡がれる言葉に、心が温まっていく。 ]
( ――あぁ、やっぱり、俺は )
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