170 白峯異聞
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―――――――――――
To : 櫻子
From : レイ
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紗枝は風を使うから、
俺も敵としての相性は悪い
決行するのは自由だが
居場所だけは伝えてくれ
[ 生憎、『大切』という言葉に喜びを覚える人間ではなく、
さらに嫌悪が深まるばかり。
黒い、黒い感情が身体を支配する。 ]
何れ壊れるものなんて…っ
[ 絞り出すように放たれた言葉はきっと、
彼女の耳には届かなかっただろう。
進む道には童話で落とされていたパンの如く、
煙草の吸い殻が道を示していた。 ]
『宛先:鳳先輩
差出人:櫻子
はいな、了解や。
今ここで上倉先輩の気を引いて逃げてから、大々的にやるつもり。先輩はバラすもバラさないも自由でええよ。』
[ただ、今ここで彼もバラすつもりなら上倉の追撃を食らうかもしれないが。
言い忘れたことには気付かないのだった]
―――――――――――
To : 櫻子
From : レイ
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死ぬなよ
[ 精一杯の応援をぶっきらぼうな言葉で―― ]
[実行間際、ちらりとだが覗けたぶっきらぼうな言葉。
そこに隠された思いを感じて、ふっと笑い]
――ありがと
[それだけを、声にして返すのだった。]
……かかった
[ 櫻子を追う紗枝を自分の瞳で確認し、
"知っていた状況"と同じだと分かり。小さく呟く。
『トウマ』と紗枝に見られてしまわないよう、
好奇と期待が顔に現れるのを必死に抑える。 ]
―――――――――――
To : 櫻子
From : レイ
―――――――――――
始末は済んだ
[ 快感を奪われてはたまらないと、
急いで校長室へと向かった甲斐があった。
霞たちにバレないよう、
校長室の入り口を開けすぐに始末してしまったため
怯える姿などを見ることができなかったのには
肩を落としたが、
紅い華を咲かせることができたことには
満足げでどこか恍惚な表情を浮かべる。 ]
…防衛側 "も" 頭悪りぃな
スピーカー聴いて群がってきたか?
[ 4階から屋上へと向かう階段に、
次々と増えてくる『 防衛側 』の人間に
煙草のを吸いながら上がる口角を隠しきれぬまま
紅い華を咲かせてゆく。 ]
…たまんねぇな
[ 細める瞳に赤が混じる。 ]
『宛先:鳳先輩
差出人:櫻子
お疲れさん。後は好きに使ってええよ。』
[校長のいなくなったそこをまだ狙う者はいないだろう。
それに、今は自分という敵がいる。彼らの中での優先事項は変わったはずだと。]
……なぁ、先輩。聞こえる?
[無線機に向かって、ぽつりと語りかける。
返事が無くてもあっても、櫻子は勝手に話し出すだろう]
お願いがあるんや。
もしも、うちがまーくん……冬麻のこと、殺そうとした時に先輩がそこにおったらの話なんやけど。
[あり得ないと。自分が幼馴染を殺すなんて、そんなことはあり得ないはずなのだと言い聞かせても。
何処か胸を占める不安感情に苛まれる。]
――その時は、うちのことを殺して欲しいんよ。
[だからこうして、どこかで安心できる道を作ろうとするのだ。]
…ん
[ 防衛側を片付けて勝利の一服を楽しんでいる時に
無線から聞こえてくる聞き慣れた声。
お願いがある、と言う櫻子の話を
最後まで黙って耳を傾ける。 ]
…また、『 トウマ 』か
[ 櫻子が話終えた後、沈黙を破るようにボソリと呟く。 ]
…悪いけど
俺は仲間を殺るほど悪趣味じゃない
[ 伏し目がちに落ち着いた声でそう放つと、
顔を上げ宙に向かって煙を吐く。 ]
…不安?
[ 少し間をあけてから遠慮がちに問うてみれば、
彼女は答えてくれただろうか。 ]
[お願いの内容を話し終えるまで耳を傾けていてくれたらしいと分かったのは、沈黙を破るように呟かれた言葉。
少し首を傾げながら、小さく問いかける。]
……またって、うちそんなに冬麻のこと話してた?
煩かったら、言うてくれたら気ぃ付けるから。
[もしそうなら無意識で行っていたことになる。
幼馴染バカとか思われたりしたら凄い恥ずかしいのだが、さて返事はどうだったか。]
…あはは、断られてしもた。
先輩、優しいもんなぁ。
[ぶっきらぼうな言葉ではあったけど、あのメールを見れば何となく分かる。
何だかんだ、武器のあるところにも案内してくれたし。
そう思って呟き、少しの沈黙が訪れる。その後聞こえた遠慮がちな問いかけに独り頷き]
――不安、やな。うん。
絶対殺さへんって、……傷つけへんって。
自信が、ないんよ。
[途切れ途切れに言葉を紡いでいく。
最後は今までより小さく、掻き消えるような声だった。]
――っ、げほっ、ごほ、っ
………いや?こっちの話。
[ まさか口に出ていたとは思わず、驚きで噎せ返る。
実際、自分にもわからないこの黒い靄がかかる感情。
きっと『 トウマ 』が防衛側の人間だから、
櫻子が傷付く未来が来るような気がして―― ]
( ―――なんで、こいつの心配を )
[ 無理に笑っているような彼女に
「 別に 」と短く漏らす。 ]
…でも、他人にトウマを殺られるのは嫌なんだ?
とんだ我儘だな
[ ふう、と呆れたように煙草の煙を吐き出し、
煙草の火を踏み消す。 ]
…なら、止めてやるから
[ 自分でも驚くくらい、
宥めるような優しい声で彼女の返答を待つ。 ]
…そう、なん?
ならええんやけど……
[噎せ返ったのだろう、咳き込む声が聞こえて思わず目を見開いた。
煩くしていなかったなら、それでいいのだが。
短く返された言葉には苦笑を浮かべる。]
う……それは、自分でも分かっとるよ…。
…先輩、呆れた?
[我儘だと言われ、言い返しようのない表現にうっと言葉を詰まらせて。もしや呆れられたかと、先ほどとはまた別種の不安が胸に積もった。]
――……っ、…先輩…。
………ありがとう。もしそうなったら、頼りにしてる。
[宥めるような優しい声。それを聞いた途端、胸に安堵が広がって行く。
不覚にも涙腺が緩みかけたが、何とか耐えた。
少し声が震えたのはバレてしまったかもしれないが。]
呆れた。
―――……って、言ったらどうするの?
[ 不安げに問う彼女に小さな意地悪を。 ]
…『 大切 』が難しいんだろ
[ 「 俺にはわからないけど 」と
無線が拾えない程の小さな声で呟く。
自分にはわからない感情を彼女は抱いていて。
自分できるのは話を聞くぐらい。 ]
…あとで飯食うぞ
[ 震える声に気づいていたけれど、
何故だか触れない方がいい気がして。
初めて見る弱気な櫻子に戸惑いは隠せないまま。 ]
……どない、するやろ。
でも今、一瞬すごい怖かったから。不安でオロオロするかもしれんね。
[呆れたと聞いて>>+26、本当に心臓が跳ねた。
信頼していい仲間だと分かった彼に失望されるのが怖いのか、理由は分からないけれど。
"大切が難しい"。
その言葉には、彼に見えないと分かっていても頷かざるを得なかった]
……おん? ご飯?
…はいな、後でそっち向かうな。
[今までの会話とは一転したご飯という単語に少し呆けるも、クスクス笑いながら肯定の返事を。]
…怖い?
[ 思いもよらぬ回答に目を丸くする。
どういう意味で言ったのか全く検討もつかないが、
「 ごめん 」と小さく漏らし。 ]
俺が行くからそっちが落ち着いたら連絡して
[ 笑っているような声に、一瞬、眉間に皺が寄るも、
笑い声につられたのかすぐに穏やかになり、
微笑んでいるようにも見えた。 ]
…あ、別に謝らんでええよ?
先輩なんも悪ないし。
[小さな謝罪に、慌ててそう付け加える。
首をぶんぶんと横に振ったせいか、隣にいた三下がぎょっとしたようにこちらを見て来た。]
ん、分かった。
ほなまた後で、連絡するな。
[そういうと、何もなければ一度無線機の電源を落としただろう。]
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To : 櫻子
From : レイ
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屋上が真っ白な景色に
なるのが見えた
大事な話があるから
死なせないけど
[ 送信してから『 大事な話 』なんて表現は
大袈裟すぎたか、と小さく溜息。
休息の睡眠を取りたいがさて、
バレずにとれるだろうか。 ]
『宛先:鳳先輩
差出人:櫻子
屋上が真っ白?
よう分からんけど、了解。こっちでも気ぃ付ける。
ん、うちも死ぬつもりはあらへんよ。
大事な話はちゃんと後で聞く』
[白い景色とは一体なんだろうか。
外からの異能による攻撃は防げるはずなのだが――と、まさか消火器を使われるとは考えもしない櫻子は首を傾げるのだった。]
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To : 櫻子
From : レイ
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消火器らしい
あっちも視界が狭くなる
さりげなく応戦する
[ まるでスパイのような自分の行動を嘲笑する。
―――全ては、世界の混沌のため
鍵の在処を知っている者は見つけた。
あとは場所だけ。
楽しみで、楽しみで。
見える未来が赤に染まる日を夢見て―― ]
『宛先:鳳先輩
差出人:櫻子
了解や。
一応、風を使える部下は置いといたけど…正直使い物にならんやろうし、頼りにしてる』
[それにしても消火器を選ぶとは。
大方煙で屋上から出すつもりなのだろう。やすやすとハマってやるものかと独り言ち。]
死んでもええよ。
[そう、世界が実現するのならば。
この命くらい、投げ捨てたって構わない―――]
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