283 突然キャラソンを歌い出す村2
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―昼休み・2-A教室―
[>>147花咲は本日も、昼休みが開始すると同時にお弁当を届けに教室の外へと出て行った。恐らく、昨日契りを交わした伊吹の所であろう。 許鼓はどうするのか?再びお預けされたワンコの様になるのか、はたまた葛籠と一緒に食べるのか。再び自然とゲ〇ドウポーズを取りつつウォッチング待機…している最中、とある噂(>>66)が聞こえてくる。]
(えっ…「常世倶楽部」って俺のサークル名と ダダ被りやん。怖っ…改名するべき…?)
[今、久世葵が感じている恐怖とは、怪奇現象に対する恐怖では無い。同名のクラブが噂となり、ぐぐった人達により自分の正体(同人作家)がバレてしまうのでは無いかという、恐怖だ。
然し「常世倶楽部」は時折お誕生席に配置される程度の中堅サークルとなっていた。ナツミカンブックスへ通販委託分の売上も、最近異様に良い。馴染んできた名前を変更するのは少々惜しい。
一先ずスマホから各種SNSに検索除外の編集をして。一層、鳴りを潜める。*]
(228) 2018/09/13(Thu) 09時頃
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─ 朝、九尾塚商店街 ─
[雨の中。猫が歓声をあげられているのは逆方向から傘をささないで、半袖のパーカーに、フードを頭の上に引き上げた姿が、濡れながら道を歩いている。]
人気者だね。 アーサー。
[それは少し顔を上げると、アーケードの終わりまで走り切った猫の名前を呼んだ>>96。 ちょうど屋根が途切れたところで、濡れ鼠のその姿はかがんで、その動物に手を伸ばした。]
今日は、学校には来ないの? ココロが寂しがるんじゃないかな
[こころとアーサーの関係自体は把握している口ぶりで、それは猫に話しかけた。]
(229) 2018/09/13(Thu) 09時頃
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[濡れ鼠が屈むと、匂いがする。墓場の匂い。 死の匂いのようなもの。 尻尾を見てから、抱き上げようとする。]
──前は普通の猫だったと思うんだけど
お前、僕と同じような匂いがする。
[猫に会いに来た生徒会長の顔をしたそれは、すん。と鼻を鳴らしてから、小首を傾げた。]
でも、君は、 首があるね? [むんず。と手が猫の首を掴む。]
(230) 2018/09/13(Thu) 09時頃
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――猩々緋と話している間――
……や、別に。
[>>176内容を知らないから、先に読まれた事自体は構わない。 ネタバレさえされなければ、何の機会も失われちゃいなかった。 授業が終わるまで仮病使って保健室借りて読もう、くらいにしか思ってなくて、自覚というのはまるでなかった。 多分そのルートを通っていたら、流れで渡される体温計の表示に驚いていたと思う。]
(231) 2018/09/13(Thu) 10時頃
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俺も。 一週間くらいでしたけど、隣同士だったんで、わかります。
[>>177忙しないやつ。昨日俺が追いかけなかったら、楽しそうにする様子すら見せないで、そのまま消えてしまってたんだろう。 俺も誘いたかったと言っていたから、もしくはそうならない未来もあったのかもしれないけど。
それがそういう『モノ』で、雨や手拍子のようなものだと言われれば、不思議と納得できる。 たぶん突然風が吹けばそこにいるんだろうし、あの背高松に雷が落ちれば俺は思い出す。 そういう関係になったんだろう。]
(232) 2018/09/13(Thu) 10時頃
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[そういうふうに思って、記憶をプラスチックの箱に閉じ込めたつもりだった。どこからでも覗ける透明な箱。 それを覗きながら、昨日の夜のことを語っていた。 思い出せば楽しかった。いつになく口が動いて、昨日のことを話した。
けれど言葉に詰まって、うまく出てこない。謝ったのは、そのせいだった。 感極まって泣いたりまではしないけど、少し思い出すのが苦しくて。目の前が暗くなる気がして、くらくら頭が揺れる気がして。 別に今から迷惑をかけますなんて宣言のつもりじゃなかった。 結果的にそうなったし、着物姿の方にはそう捉えられたって、まったく仕方のない話ではあるんだけど>>181。]
(233) 2018/09/13(Thu) 10時頃
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――新聞部――
[リズミカルに、全身が揺さぶられる感覚があった>>182。 胃の方まで揺れて酔いそうだったし、頭もぐらぐら痛むし、早いところやめてくれ、という気持ちでいっぱいだった。 だから、それが止んだ時>>184はとにかくほっとしたし、そのままぐったり身体を何かに凭れるのも致し方ないことと思っていた。]
ッ!
…………えっ。
[だもんだから、突然血相を変えて自分の名前を呼ばれた>>221ので椅子ががたがた言うくらいには結構驚いたし、はっと目を開けて見えた景色がだいぶ様変わりしていたので、すごく間抜けな声が出た。]
(234) 2018/09/13(Thu) 10時頃
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[身体がだるくてきしむのは昨日の祭のせいだと思っていたし、張り付くように寒いのは雨のせいだと思っていたし、歩くのがどうもしんどいのは寝不足のせいだと思っていたし、ぼうっとして授業に出る気がしないのは遅刻を決め込んだせいだと思っていたので、不運にもまさか自分が一回意識を失ったなんて、思ってもみなかった。
熱が集まって目元が赤くなるのも、自分一人では見えはしないし**]
(235) 2018/09/13(Thu) 10時頃
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─ 朝、九尾塚商店街 ─
[濡れ鼠は鼠のくせに猫にまるで怯えずに 目線を合わせて、口を開いた。]
ねえ、ちょっとだけ、協力してくれないかな。
[そう、猫に向かって唐突に 頼みごとを口にする。]
──── 『裏側の街』に行きたいんだけど ひとりだと入れないんだ。
[一緒にきてくれるだけでいいんだけど。と 猫の首を捕まえたまま、それは言った。]
(236) 2018/09/13(Thu) 10時半頃
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[この街には、裏の顔がある。裏社会の意味ではなくて、 人ならざるものの町への入り口だ。
表は人間の街。 裏は怪異の街。
双子のように表裏一体で、 普通の人間には見えないし入れない。]
アッチ側の『常闇倶楽部』に 野暮用があるんだ。
[ただ、こっちとあっちは不思議な共通点を持つことが多い。それは単に名前だけだったり、それ以上だったりと繋がり自体は様々だけれど。]
(237) 2018/09/13(Thu) 10時半頃
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[妖の街には妖の街の流儀がある。 それはころころと変わって、 日によって街へ入る条件自体が違っていたりする。]
今日は首がないと入れてもらえなくて。
だから。 ちょっと鍵がわりになってくれない?*
[首と頭が揃っていたら、『裏側の街』に入れるはずだから。と、強引な頼みを口にした。]
(238) 2018/09/13(Thu) 10時半頃
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―天地家:夜>>149― [ひく、と指先が強張る。
こわくないよ、といった片割れの声を思い出す。
「僕も、同じに見えてる?」
そんなちょっと、不安げな問いかけに ヨスガはどう答えてくれたんだったか。
今。 淡く笑う表情が胸をわしづかみにしてくる。息をするのが苦しい。霧が深くて、水の中にいるみたいだ。──此処は、部屋の中の筈なのに]
(239) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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[>>150 波打つ心に流し込まれるlyric、 まるで推理小説の入れ替わりのtrick
言葉を伴わない間奏曲(Intermezzo)は しとしと霧雨のように部屋の中なのにふたごを包んでいる。 隔てる硝子に涙のような雫が浮かぶ。 ああ、伊達眼鏡が酷く煩わしい。]
… 、…
[ヨスガ、って呼んでいいのかゆかり、って呼ぶべきなのか 迷って、僕は声に出すこともできやしない。 笑って、って言われても>>151 上手に笑うことができない。 へたくそなんだ。 傍にいたんなら 知ってるくせに]
(240) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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[瞼が重い。
今手を離しちゃいけない気がするのに、 離れていく気配に追いすがった手は彼の何もつけてない手首を滑り落ちていっただけ。]
(241) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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─── 夜が明ける。
(242) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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―天地家:朝―
[目覚まし時計の音がする。 体が重くて、体が妙に冷えているのが分かる。]
……ん、
[瞬き 一度、二度。─三度。]
………!!!
[ば、っと起きあがる。]
ヨスガ……
[息が強張っている。 寝台から転び落ちるように駆けだして、 広い家の、日本家屋の、あちらこちらを見て回る。 息が上がるのとは別に、嫌な感じに心臓が暴れていた。]
(243) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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―自宅から→外へ―
……いない……
[血の気が引いていく。 時計を見ればとっくに登校時間は過ぎている。 でも、それどころじゃない。]
探さなきゃ…。
[呟くが早いか、荷物を手に走り出す。 スマホが光っていて着信を知らせていた>>3 もしやと開けばそこには向気の気遣いの言葉。]
……っ
[向気に“彼”は名前を貰ったって謂っていた。 僕の知らないところで沢山のことが動く。一番近くにはいられないと分かっているつもりだったのに!今更、僕は。]
(244) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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向気宛のメッセージ 「ヨスガは学校にいる?」
[返事は短く、問いかけの答えにすらなっていなかった。庭に飛び出した僕は、自転車がないことに気づいた。山に置いてきたまま、なのか。 外は雨。濡れるのも構わないで走って、走って。*]
(245) 2018/09/13(Thu) 11時半頃
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─ 朝・教室 ─
[居ない隣の席。少し離れたもう一つ。 ナツミとこころの事もそうだけど、 この二人についても、俺には責任がある。
祈るような気もちは続くまま、 返事が来たのはもうすぐ授業がはじまるといった頃合か。]
……、…
[居ないのか、と口元を結んだ。
「来てない。いないの?」
そう返して、細く緩く息を吐く。]
(246) 2018/09/13(Thu) 12時頃
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[そうしてもう一度。 ヨスガにもメッセージを送った。
「今日は、お休み?」
一言でも返事が返れば、 きっともう少しは安心できる。と思うものの。 でも、とも思う。 かえってくるのはヨスガからだろうか、 それとも、ゆかりからだろうか。
昨日の夢現の噂話が、少しだけ遠かった。*]
(247) 2018/09/13(Thu) 12時頃
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― 昼休み開始直後:一年教室 ―
[一年生と言えどもこの時期になれば心の顔を見たことがない者も限られるだろう。 集まる視線。 それが悪目立ちだとしても気にせずに、会話を続ける]
約束しましたからね! それに可愛い後輩のためですから! 後で感想聞かせてくださいね。
[じっと見つめ(>>218)られれば首を傾げて小さく笑顔を咲かす。 なんだか今日はよく見つめられる日だ]
(248) 2018/09/13(Thu) 12時頃
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無理はしちゃだめですからね? あ、聞きましたよ! 今日は朝から見回りをしてくれたって。
[えらいえらいと、セイカの頭を撫でる。 机に片手をついて、大きく*背伸びをしながら*]
(249) 2018/09/13(Thu) 12時頃
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[真っ直ぐに誉められて(>>98) 気恥ずかしくなるのはお互い様で、 でも視線は逸さない。
いつも通りの心ちゃんに ほっと胸を撫で下ろした。]
(250) 2018/09/13(Thu) 12時半頃
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[重なる手と手。 軽快な8ビート。 そして、差し出されたお弁当箱。
一緒、心ちゃんの言ってることが わからなかった。お弁当をわざわざ? このために? ただでさえ時間もないだろうに。]
礼とか。 そういうの要らないから。 困ってるなら、行く。 ……あたりまえ。
[むず痒くなったうなじを掻いた。 心ちゃんの手作り弁当。 ぼくなんかにはもったいない。 でも、その気持ちが嬉しくて──]
(251) 2018/09/13(Thu) 12時半頃
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[お弁当を支える手に手を伸ばす。 再び重なる手と手。 重なる心音。 ハートで返す8ビート]
♪ 跳る雨水 Rhythmicalに 君の瞳に Fantasticな 踊る鼓動 Excitingに
ぐっとぐっとぐっと高めるよ Up Beatに
重なるよShineなEyes 重ねるよHeatなBeat ♪
(252) 2018/09/13(Thu) 12時半頃
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♪ 無くてもやっていけるけど 無くても耐えてきたけれど 泡沫の夢を見たいから ほら受け取るよ 君の 美味しい Lunch Box 優しい真心 心をこめて いただきます ♪
(253) 2018/09/13(Thu) 12時半頃
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……ん。 暇あったら。
[なんて言いながら、 心ではもう一緒に食べると決めていた。 傍で見守れるなら、それが一番いい。
受け取ったお弁当が、意外と重量があって、 また少し戸惑ったりもするけれど。
“うちのイチくん”という 心ちゃんの言い回しがなんとも板についていて、 少し真一がうらやましくなった。]
(254) 2018/09/13(Thu) 13時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2018/09/13(Thu) 13時半頃
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― 昼休み開始直後:一年教室 ―
>>248
あ…馬鹿舌なので拙い食レポにはなると思いますが… ええ、ちゃんと味わって感想お伝えします!
[こくこくと頷く。]
あ…はい…… 少しずつ、手伝ってこうって……
(255) 2018/09/13(Thu) 14時頃
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[頭を撫でられると、]
――にゃあ。
[変な声出た。 隣の席のカナビス君が椅子から崩れ落ちる。 セイカは、撫でやすいように頭を低くして差し出した。 伏せられた顔がはニヤけている。 褒められる事に慣れていないのだ。]
(256) 2018/09/13(Thu) 14時頃
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[やがて撫でてくれる手が止まれば顔を上げ、]
……先輩。 そう言えば、昨日の反省文、まだでした。
[聞いて下さい、と告げると、教室が暗転する。 スポットライトがセイカに当たった。 切なげなメロディーがスピーカーから流れだす。]
(257) 2018/09/13(Thu) 14時頃
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