人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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[それが、満月の晩に発症し、人殺しと化すとする。
 そうしないためには、

 その人物を存在しないことにするか、
 それとも、存在しても害のない者にするか。]



 ――……


 ………どうか、されましたか……?

[普段はいらないことまで話す刷衛の沈黙に
 通信機越し、緩く首をかしげた]


 ああ、そうだな。


[男は頷いて、そして、考える。
 なぜ、男が管理センターにいるのか。

 答えはそう難しくない。

 なぜなら、男は、そういう出生を持って生まれ、
 そうならぬよう、虚勢(管理)されたものだからだ。]


 うんにゃ。なんでもないさ。

[それでも、全くそういう欲がないわけではないが、
 それは従来のものをかなり希釈して衝動だろう。

 ゆえに、悩むこともあったが、

 男は幸せなことに、己の天職を見つけ、今に至る。]


 ……なら、いいのですが……

[宴直前の連絡まで相棒の名さえ知らなかった青年は
 当然相棒の出生と管理処理までは知らされていない。
 ……復讐と獣への嫌悪から事前に相棒を知って、
 何らかの切欠でそれらを知ること内容にと言う
 センター側の配慮だったのかどうか……

 何も知らない青年はただ、言われた言葉に
 不思議そうにしながらもそう返した]


記者 イアンは、本屋 ベネットが何者かを考える手がかりはあまり得られない会話だったなと今更思う

2010/08/06(Fri) 22時頃


 いや、俺の顔はあらためて、酷いよなぁって話だ。

[今回の相棒が徹底して人狼病を憎み、それゆえの教鞭な姿勢をすること、やはり知ってはいなかった。
 チャールズのことは知ってはいたが、その花までは。

 なぜ、この組み合わせをセンターが選んだかは知らぬ。
 されど、男もわかっている。

 虚勢、不妊という処置をとれるのは、本当に幼少時のみ。覚醒し、その行いをしてしまった者は、病気といえども罪だ。

 その罰はたいていの場合、処刑となる。]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 ああ、邦夜殿、起きて動かれてたのですね。
 潜伏調査員は主に被疑者との
 面談、聞き取り、観察からの推測
 ……じっくり話すことが仕事です。
 あんまり忙しいと、そうも、いかないでしょう?

[夜光のことを聞かれれば、緩く首を振って。]

 ……ん……間に合わないようならば
 何方か他の人を探しますか?

 あ…と、そうそう、私以外にも
 刷衛殿もセンターから派遣された人間ですので
 何かあって私がおらず刷衛殿がいるときは
 刷衛殿にご相談いただければ

(747) 2010/08/06(Fri) 22時半頃

 …先日も思ったのですが
 随分顔、気にされますよね……

[突然顔の話しになって、ああ、誤魔化されたなと
 感じながらも、言いたくないのならしょうがないと
 顔を気にすることと、誤魔化されたこと
 二つに溜息一つ]

 ……そちらの様子はどうでしょうか?
 人手が必要なら向かいます


 ああ、顔か。

[とそのとき、すんごく深いため息をつかれた。
 つかれたんで、ふと、考える。]

 知ってるか?
 管理センターのスタッフで、
 たまにひでぇ顔の奴がいる。

 いや、顔だけじゃなく、体格が異様に太っていたり、痩せていたり。
 異常な鮫肌だったり、骨格が異様に太かったり。

 だからといってそれが病気なわけではない。

 ああ、あれだ。センター副長のギリアン
 あいつも片目がないしな。

[そんなヒント。
 そう、虚勢、不妊処理をさせたものはバランスが一時崩れる。
 結果、決して美形とはいえない容姿や身体つき、衰弱した部分が出るものもいる。]


【人】 記者 イアン

 では、手に入れることを優先で……

[邦夜が耳元で囁く言葉にはひとつ頷いて囁き返して]

 ……今のところは…ロビンですかね

[今日の会話は…物凄く印象が動く、
 ものでもなかった。
 ただ、本人は売り言葉買い言葉…といったが
 予言めいた初日の言葉は
 表情も相俟ってどうしても印象に残って
 ……他に、気になるものがいないのもあり
 彼の名を上げた…が
 続いた言葉にきょとん、として]

 …………私の頼み、だから…ですか
 これは……たとえば邦夜殿が獣に襲われかけて
 庇ったとしても無効なんですか…?

[と、複雑な表情を浮かべる邦夜に眉を下げて尋ねた]

(754) 2010/08/06(Fri) 22時半頃

記者 イアンは、門下生 一平太の姿を大広間で見れば、おやっと目を瞬かせて

2010/08/06(Fri) 22時半頃


 ……?ええ、存じておりますが…

[むしろ、センターに所属しているからこそ
 色んな顔があり、人がいるのを見ているからこそ
 同じようにセンター所属の刷衛がきにすることに
 首を傾げていたこともあり頷く]

 それぞれの、個性、ですよね?
 センターには……検査を含め足を運んでおりますので
 ギリアン殿も良く存じ上げております。
 ロミオ研究医殿も、あれで40代だとか伺っておりますし

[どうして突然そんなことを話しはじめたのか
 見当もつかず、ぽかん、と声を返した]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 夜光もお疲れ様……

[変わる呼び方と、態度。
 ロビンの時同様、自分のなすことを思えば
 当然のことと思いそこに言及するでもなく。]

 そうそう、夜光にもお話しておきます
 刷衛殿も私同様、
 センターから派遣されたものですので

[そう、連絡事項を話しながら
 夜行の様子を見る]

(762) 2010/08/06(Fri) 23時頃

 個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?

 というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
 それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。

 本人は罪を犯しているが、
 もし、そこに繁殖の結果がでたとして、

 その子は罪を持っていると思うか?


【人】 記者 イアン

 ……わかりました。

[一つ、約束したのもあり
 刷衛に似たようなことを言われて頷けなかった
 そのときとは違い、素直に頷く。
 ……また一つ、約束が増えたなと……
 思いながら、笑みを浮かべた邦夜を見て頷いた]

 ええ。ロビンと月瀬と。
 それに本郷殿と高峰殿が止めたり諌めたりする形で

(764) 2010/08/06(Fri) 23時頃

 ……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
 頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?

[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
 ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
 確かにその可能性はなくはないと]

 …………

[理屈では、否だ。
 けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
 青年は言葉が返せない]


[沈黙に言葉を続ける。]

 お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
 実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。

 だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?

 その後彼らがどうなってるかは?

[知っているか?ときいてから、]


[無言でいたならば……言葉が続けられる。
 ……青年は何か、凄くいやな予感がして
 動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]

 ……しり、ません………

[かろうじて、それだけ絞りだした。
 これ以上、聞いてはいけない
 そう思いながらも手が強張って
 通信機器を外すことさえままならない]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 ……そうか、既に知っていたか。

[夜光の言葉にはコクリと頷いて
 ……邦夜がそちらにいき、話す様子に
 二人に任せようと
 自分は投票箱の傍に行き
 投票用紙に何事かかきつけ…箱に落として

 もし、投票が集まらないなら
 後で屋敷の者を動員して
 個々に今日の投票先を聞き出すよう
 手配しなければと考えた]

(769) 2010/08/06(Fri) 23時頃

 そうか。知らないか。
 そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。

 今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。

 復讐として、どれほど殺した?
 それでも、まだ、終わらぬのだろう?



 だったら、知れ。
 そういう奴等は、管理センターで管理されている。

 人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
 結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。

 共通するのは酷い顔だ。


記者 イアンは、顔が青ざめている

2010/08/06(Fri) 23時半頃


 ――……それは

[耳を塞ぎたい。けれどできない。
 出来ないままに言葉が流し込まれて。
 言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]

 ―――………っ
 
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
 青ざめた青年は床を凝視してた]


 ……腹が空いた

[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]


記者 イアンは、邦夜と夜光の様子に気付くと静かに大広間を後にする

2010/08/06(Fri) 23時半頃


 今宵喰らうは
 研ぎ師也や?

 ……嗚呼


【人】 記者 イアン

― →表座敷 ―
[相棒である刷衛が通信を通して話す言葉に息がつまり
 大広間を青ざめながら抜け出す。
 まっとうに居られぬと判断する精神がまだ有った為
 あまり人が来ないはずの表座敷へと駆け込んだ]

 ……獣は……獣は…あの人を殺した
 だから、すべて、殺さなくちゃ……

[小さく呟きながら、壁に体重を預け
 畳に座り込んで]

(781) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

 ――……。

[通信の声があきらかに動揺している。
 なので、あえて、黙っていたが。]

 ロビンが可能性が高いのだよな。
 ならば、俺はロビンに投票しよう。

 ロビンがもしそうなら、セシルは繁殖の繭にされたかもしれぬな。

[仕事だと割り切る形で話をする。]


 …………

[耳に声が届いて。身を竦ませ耳を塞ぐ]
[仕事の話に移っても動悸は治まらず
 なぜなら今話している  は  。
 そう ならば殺さなければ。
 けれど、  は  。]


記者 イアンは、表座敷で頭を抱え震えている。

2010/08/07(Sat) 00時頃


[返事が返ってこない。
 やはり早かったのかと悟った。]

 一つ、付け加えよう。
 お前の主だったチャールズ。

 彼は命を大事にした。
 もちろん、この管理についても、知っている。

[だから、どうだったとまでは云わない。]


 あの人のことを語るな!!

 ………が……っ け……が………
 …………………っ

[咄嗟に怒鳴る。けれど続く言葉
 通信先を指す言葉。青年は声が出ない]
[言えない?][言いたくない?]

 …………っ

[2〜3度頭を強く振って。
 振るたびに畳みに、袴に雫が落ちる]


 そうか。悪かった。

[呂律もままならぬ様子に、さすがにもう名にも言えず。]


[そのまま、通信は切る。]






[思うのは、イアンの心が狼にならねばよい、と。]


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