194 花籠遊里
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─────いいえ。
[それはまるで、拒絶するような声でした。 叫ぶというほどではありませんでしたが、確かに強く。 そして確かに、振り払うような調べでありました。]
他の『花』ならば判りません。 ですが僕は、この籠から出ればきっと。
…───枯れ朽ちてしまいますから。
[僕は微笑んで囁きました。 軋む音は、どこぞの牢の木格子でしょう。]
(150) 2014/09/18(Thu) 22時頃
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[櫻の花と黒蝶の交わす囀りを。
毒蛾の漏らす笑気を。
僕はただ聴いていた。
花に留る蝶を演ずるならば慣れねばならぬのだろう。
毎夜訪れる夢が一度限りの誠であることに。
眠りに落ちて見る夢がそうであるのと同じように。]
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[抱擁見せ付けるような人の悪い笑みが向けられても>>143 大切そうに、銀月を抱きしめていても。 僕が返したのは、今のような微笑みでした。
蝋燭揺らめく薄暗き地下に 太陽のように輝く金が舞い降りたときも>>146 僕が向けたのは、微笑みでした。
僕は望まれるままにしか咲けぬ『花』。
櫻へととまる『蝶』を 癒し、慰め、満たすことこそが僕の『しあわせ』。
望まれなければ成り立たず。 望まれて初めて花咲くのです。
『外』の世界になど。]
(151) 2014/09/18(Thu) 22時頃
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[根を張る『櫻』を、どなたさまが愛してくれると謂うのですか。]
(152) 2014/09/18(Thu) 22時頃
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[面と向かい合わせになった双方>>145を確認しただろうか。ふい、と視線を逸らした先には何もなく、これからどうするか思案する。
とりあえず花の戯れの間に蝶は不要。くるりと踵を返せば最後にひとつ。]
藤之助、気が向いたら地下に来い。 お色直しに時間掛かって遅刻してもいいからよ。
[選択の余地だけ与えて、蝶は主の元へと。 そしてこれは最後だと、廊下の板を踏みしめる。]
(153) 2014/09/18(Thu) 22時頃
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‘Tis better to have loved and lost
than never to have loved at all.
(一度も愛したことがないより、
愛して喪った方がどれほどしあわせか。)
[呪詛に軋んだのは、僕の心だったのでございます。]
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よろしくね。
[丁助の笑み>>149にこちらも笑みを返すが、少し硬かったかもしれない。些か緊張しているようだ。 昨晩はそんなことはなかったと思う。櫻子が相手であったからだろう。]
丁助さんは…身長は6フィートくらい? 僕より少し低いくらいだよね。
[白を纏った花の背格好を上から下まで眺め回して。 それでも櫻子よりかはよほど大きい。 丁助を手招きして自分の隣に座るように示すと、僕は話し始めた。]
少し恥ずかしいけれどね。 僕がこの館に来た理由というのを話すと、 女になる気持ちを識りたいからなんだ。
組み伏せられて、悦びを教えられる側の立場を。
[眉を下げて、少しも妖艶なところのない素朴な微笑みを隣の丁助に見せる。 昨日櫻子に見せたような妖しい笑みではなく、少年時代の面影を色濃く想起させるような幼い笑みを。]
(154) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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教えてくれる?
(155) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[面と向かい合わせ、とはいえど彼が此方を向いたかどうかは分からない
背を向けたままだったかもしれないし、対面していても視線は合わせてくれなかったやもしれぬ
さらりと焦げ茶の髪が夜風に揺れる
今宵も蝶は舞うのだろうか。色鮮やかな花の上に
だとすれば今宵この月を割れた鏡で蝶から覆い隠してしまったのかもしれない
明日には逢えなくなる月
友と呼んでもらえる資格ももう無くなる
下町の娼館に払い下げられる]
――朧
[小さく、友の名を呼ぶ
その声はきっと不安と、哀愁に満ちていたろうか
下町の娼館はここほど甘くない
金を返せなければ薬漬けにしても、日に何度客をとらせてもいいとばかりに無体を強いるらしいと噂に聞いた
ならば最後に彼に覚えていてもらえるなら綺麗な笑顔のままの自分で居たい
忘れてもらえるなら、酷く醜い藤のままで居たい]
[だから、今から云うのは凄く身勝手な願いであるとわかっていた
栞の花言葉に込めた願いが本当のものであると、悟ってほしくなかった]
私の事は、忘れて下さい
[忘れないで。ずっと友として傍にいたかった]
――――月と藤とでは、住む世界が違ったんです。
[貴方の年期が明けるのを、共に祝いたかった]
貴方もそう、思うでしょう?
[お願いそう思うなんて云わないで]
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……ごきげんよう、蝶様。 指導、と言われましても。 藤之助が何か失礼を?
[自分を呼び止めた声に恭しく礼を一つ。 藤之助に限ってそれは無いと頭の隅で考えながらも声かけを。 歩みを進めるよりも早く、蝶が己のもとへと藤の花を運んだか。 蝶に視線を、それから藤之助へと。 遠回しに理由を聞いてみたが、返事は貰えたかどうか。 残された言葉に更に困惑の色を強めると>>153、手にもっていたものを懐へと仕舞い花と向き合うことにしたのだった。]
(156) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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だから、私の事など、いなかったとお思い下さい。
根腐れする花など――最初からいなかったのですよ。
[囁き落としてくるりと踵を返す
彼に最後向けたのは、極上の笑みだった
踵を返した後、頬を伝い零れ落ちる雫は見ないふりをして]
では蝶が呼んでおりますので、これにて。
[さようなら、と泣きそうな色を帯びて小さく呟いた声は、彼の耳に届いたろうか]
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[蝶の声を背越しに聞く>>153 気が向けば地下へと誘う声音。少しだけ揺れる瞳でその声の主振りかえれば黒衣に包まれた背がそこにあった
ぺこりとお辞儀し、その気遣いに感謝する そして友と向き合った後>>156 ――二言三言、囁いた]
(157) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[異国の単位は、何時かに読んだ本の知識をおぼろげに、頷き返す。>>154 些か、笑みに地上との差異を感じれば、横に座り軽く蝶に寄り添うように。]
女の気持ちを――?
[何故、と言葉に滲ませるも、何故、と単語にはしない。 言いたくない事を言わせないようにと、言葉の終わりを曖昧に暈し。]
恥ずかしい等と言う事は御座いません。 お教え致しましょう。
[腕を回し、無垢な表情の蝶を抱き寄せよう。
まるでこの場に似つかわしくない声色を奏でる唇に、そっと、甘く、唇で触れて。]
途中で止めて欲しい、こうして欲しいという事があれば、仰って下さい。
[と、念を押した。]
(158) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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――ああそれとも。
"また一緒に"向かわれますか?
[問う声は、震えていないと信じたい
着物の袖を握る手は、酷く冷たい]
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[花の綻ぶ微笑が記憶の縁に掛かり、体温求めて月を抱いた。
気付かぬ内に蕾をつけて、知らぬ間に花弁舞わせ、 散花を知らず、四季を巡らせ年輪刻む。
そんな生き方を己は知らない。
自身は紛れもなく外の住人、境界線の向こう側に立つ。 夜な夜な翅を休めるは、飢餓を癒す為。
人の心を食い荒らす夜蛾は、やはり、蝶と似て非なる。 されどまた、―――彼も花とは似て非なる、>>151*]
(159) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[ひらりと空気を揺らす手のひらに躊躇なくつま先を忍ばせる。>>142
間も無くして鼻を掠める男の匂い。 体躯に回る腕の力に頬を引き攣らせども口許の笑みはそのままに鼓膜を揺らす聲に耳を傾ける>>143
囁く色は、背に回る腕の力は、廊で書斎で視線交わした時とは別のもの。 抱かれながらも応えるよう蝶の翅へ伸ばそうとしていた指先は一度空を切り。 誘われるまま、格子の外を見やる。
そこには昨晩閨を共にした月下蝶と、寄り添うように傍にて香を漂わせる櫻の梢>>125>>126
乾いた咽喉は大した音もせずに喉仏を嚥下させ、その様子を双眸眇めて見やり]
…朽ちてしまった花より、瑞々しい櫻の蜜がお好きなのでしょう。
[掠れた声でやっと紡げば、寄り掛かるようにして体重をかけて一笑を送る。]
(160) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[渇きつつある目尻の先に顔を近付けられたとして避ける様子も見せない>>144 されども徐々に花と蝶の温が重なり合うことに眉間を寄せれば、歪む唇。歯を立てぬように引き結んでは視線を逸らす。
やがて幕を上げるだろう悪辣な遊びには先程まで視界に収めた蝶の姿を探すように追って、その片手の黒布が失せていることに気付く>>124]
──はは…。
[震える声は咽喉を揺らして唯々嗤う。 一通り肩を揺らし終えれば、そっと顔を上げて熾烈な瞳に鼻を鳴らす。]
……成り代わりたいのは貴方の方では? 蝶が今更蛹のように葉に成りすまし、隠蔽することに何の得があるのか、私には分かりません。
[からからと花弁揺らし花は心底愉快そうに滲んだ瞳を歪ませる。 されど蝶の願いはこの宴にて絶対。 やがては情人のように胸元へ指先を伸ばし、そっと囁く。]
…お慕い申しております。 …ペティンガー様。
[名を呼ぶ声は小さく直ぐに空気溶け込む。果たして蝶の耳に届いただろうか。]
(161) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[花主の部屋へと続く廊下は、今日に限って短い。憂鬱そうな灯りの道をくぐり、花主の元へと歩み寄れば。 今日の花は藤だと、しかし無理強いはするなと伝えただろう。 いつもよりも幾分か多い金を渡して。]
で、朱色のアレは今日どちら様が?
[昨日約束を交わした朱の花。 それを買い取ったのはどの蝶だと。 花主が口を割らなければ、「金は払った」と勝手に探しに行くだろう。]
約束破るのは、どうも……昔から嫌いなんだ。 一言入れて–––––––…
[言葉は皆まで続かなかった。 一言だけ。一言だけだと、言い聞かせるのは目の前の男に対してか、それとも己に対してか。
煩わしささえ感じて、金を投げるように寄越す。そうして、当てもなく地下へと降り立つ。*]
(162) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[小さく、名を呼ばれる。
何処か気まずそうに、それでも確りと藤之助を正面に見据え瞳を覗き込むように見る。
黙って我が友の話を聞き進めていけば、段々と表情は暗くどこか苛立ちの色が混ざっていく。
事情は知らぬが、何かがあった事くらいはいくら鈍感な朧でも察することができた。
そのくらいの情報は、朧の手元にあったのだ。
それゆえの、苛立ち。]
藤之助。言いたい事はそれだけか?
[全てを話せとまでは勿論言わない。
だが突然、そんな事を言われてしまえば驚かない筈が無い。
何時もならば確りと言葉を選び発するが、選ぼうともせずに口を開く。
背を向けた藤の花に、問いかける。
女々しいものだと分かっていながらも僅かに声を荒げる。]
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 23時頃
――お前を唯一無二の友だと思っていたのは、俺だけだったんだな。
[懐に仕舞った栞の花言葉の意味と真逆の言葉を吐く藤之助を、ただ真っ直ぐに見つめた。
それでもそのまま歩みを止めないようならば、静かにそれを見送るのみ。
一つの花に『月』如きが心を開いた結末がこれならば。]
[震え声も知らぬふりをしよう、泣きそうな声も自分の幻聴だと言い聞かせよう。
『最初から藤色の花などありはしなかった』と瞳を閉ざそう。
向けられた極上の笑みは、笑み、は……]
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――……
[酷く強く、耳に、脳に浸透した「負の言葉」>>150 思わずぴたりとタオルに掛かる手は動きを止め、また息を吸うことさえ。
――朽ちると、ちいさくちいさく囁かれたその綴。 かの中庭の夏花のように、月光に照らしても生き返ることは無く …この花も、苗床を喪ったならば、その身を――綺麗な花弁を、ぼろぼろと零してしまうのだろうか。 其れはまるで、雫を垂らす人の様に。
されとて強い拒絶の裏、伺い見た花の顔は、「いつもの笑み」 雫の気など毛頭見せずに健気に咲く花。夜の櫻。 何処から見ても美しく、軈て散る花。刹那の夢。
ぱちり。ぱちり。 瞬きふたつ。牢に囚われた翅の代わりに狐色の睫が宙を跳ね。 枯れ朽ちるのならば水を遣ろうかと、開く唇は静かにこくりと腹へと下った。
どうせ今宵も、蝶は蜜をば吸う側、花を枯らす元なのだからと。]
(163) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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…籠は窮屈で仕方が無いけどね。
[花が何に想いを馳せ、何を抱えるのか。 上を向いては月が煌き、下を向いては土色が咲く。 唯只管それを繰り返す真の花の気持ちなどは到底分かり兼ねるけれど ――夢物語ならば、いつかは王子が迎えに来るのに。なんて。
そうしてゆうるり再度手を動かし始めると、今度は髪先へと締めに上がる。 水分を無くした髪は、先よりかは柔らかに成っただろうか。 片手をタオルから外して見れば、その髪に触れては直に撫で――
――その際視界の隅にて見えた光景、淡藤が毒蛾の翅に抱かれている>>143事を知ったならば。紺瑠璃を大きくさせては揺らしたことだろう。]
…の、…毒蝶…
[掠れる音色は、震える声は、誰の鼓膜を突ついただろうか。 自分が欲した銀月に、安安と触れる蝶に抱くは嫉妬か、はたまた別の感情か。 その銀月が此方を見た>>160事など、狭まった視界では目にも入らず、ただ乾いて行く脳内と喉を自覚し得ては唇を噛み。]
(164) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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……月は誰にでも優しいから。
[――それはまるで、幼子の対抗心を露わにしたもの。 睨む様にそちらを見詰めたならば、直ぐに逸らしては目前に揺蕩う蝶へと視線を落とし。 その射干玉の毛先から布がするりと抜けたならば、震えを抑えた声色で「出来たよ」と。…花に終わりを告げた。]
ねえ、キミ達って普段、何してるの。
[そうしてまたも紡がれるは、花の事。 空気を変えるかの様にまた、話題をすり替え。 その布団にごろりと寝転がったのならば、頬杖をついては丸窓を見上げて。また坐る花へと視線を移せば、ぽんぽんと先の通り自分の横を無言で叩く。]
キミはさあ、さっき中庭を手入れしてたみたいだけど。 …秋の花、なのかな。綺麗だけど、色彩が眩しかったよ。
[記憶を思い巡らしながら、視線を牢の床へと移し。 脳裏を彩る花々を思い出しながら、再び唄う]
(165) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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[言外に何故?との言葉を聞けば少し頬が染まる。>>158]
…秘密。
[僕の笑みは恥ずかしげなものになっていたろうか。微笑んで答えた。
回された腕の暖かさについ身体が魅き寄せられる。 金糸雀は唇に触れる温かさにぱちくりと無垢な瞳をぱちくりとさせて。]
は、はい…。
[口づけが落とされたのだと分かると胸の鼓動が速くなった。]
じゃあまずは、脱がせてくれませんか? 自分で脱ぐのは恥ずかしいので。
[昨晩のことを思い出しまずは最初のお強請りを。]
(166) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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[言いたいことはそれだけか?という言葉
違う、と咄嗟にでかかったものを飲み込んで
嗚呼振り向きたいのに泣きぬれた顔では振りむけない]
……――
[一瞬、最後の言葉に歩みは止まる
でも覚えておいてほしいのは、こんな泣き顔じゃない
心を切り裂く言葉には背を向けて、振り返らずに歩もう
月を陰らす雲であってはならないと、唇を血が出るほど噛みしめて
やがて曲がり角に差し掛かればがくり、と崩れ落ちて嗚咽を零す]
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[存外軽い。>>160
彼を抱いた最初の感想は、そんな他愛無いものだった。 寄り添う彼は玲瓏とした月光が人の形を得たよう。
彼の双眸に映る睦まじい宵仲、花籠では極当たり前の光景。 しかし、揺れた瞳を見逃さず、白衣に包まれた背をあやす掌。]
枯花を抱かせていると俺の腕の中で言うかね。 ―――…良いさ、多少の気鬱は加糖よ。
その顔は嫌いじゃねぇ。
[移り変わる自重を支え、己の膝の上へと招き。 両の体躯は密着を成して、互いの鼓動が布地越しに接近。]
(167) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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