1 とある結社の手記:6
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
病人 キャサリンは、メモを貼った。
hiiragi 2010/03/02(Tue) 01時頃
|
―― 数日後:ピッパの家 ――
――ん? なんだ?
[ 雑巾を片手に窓を拭いていれば、ピッパの呼ぶ声に振り返る。 何となく、何処か神妙な雰囲気な顔付きに思えた。]
うん。遠く……か。 そうだな。それも良いかも知れねえ。 海だと、そうだな。 心辺りはあるぜ。運び屋してた時に行った辺りでな。 のんびりしてていいとこだったな。 また行きたいと思ってたが、あそこに住むってのも悪かない。
[ そう答えて、笑ってみせる。 思う所があるのだろうと思いつつ。 それが、自分の身を守ろうとしての事とは気付かなかったけれども。 男は我が身の危険に無頓着過ぎたから。]
(124) tarkn1999 2010/03/02(Tue) 01時頃
|
|
[ けれど、ピッパの考えに気付いたとしても、やはり頷いただろう。 遠く離れた方が、この村にいるよりもピッパの悲しみは癒えるだろうな、と思ったから。]
――なあ、ピッパ。 ピッパがいてくれて……良かった。 二人で生きられて、良かった。
[ ピッパが何を考えての事かは気付かずとも。 男は、感謝にも似た、そんな言葉を口にする。
男には何処でも良かった。 ピッパが側にいてくれるなら。]
(125) tarkn1999 2010/03/02(Tue) 01時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
dia 2010/03/02(Tue) 01時半頃
小悪党 ドナルドは、メモを貼った。
tarkn1999 2010/03/02(Tue) 01時半頃
小悪党 ドナルドは、郵便屋 ウェーズリーに手を振った。
tarkn1999 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
―同日・夕刻―
[片付けられた病室――もうここで香染が揺れる事もない。 明日になればこの部屋は新しい主を得るだろう。]
……行こう。
[一度だけ部屋を振り返った。 彼女が居た痕跡は消されても、目を閉じればそこに有る。 ――忘れ物はない。確かめてから病院を後にした。]
(126) beyer 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
|
怒ってる……かもな。
[それは、自分が先に命を落とした事に対して。そして――結局、自分の墓参りには付き添わなかった。彼女の灯火が尽きようとしている事を知りながら。]
……謝らないとなあ。
[だが、看取る事はしなかった――それは『別れ』の儀式。 おどおどしながらも彼女を精一杯護り続けてくれた友人のものだ。
なら、自分がするべき事は一つ。そう信じて茜差す道を歩く。 その先にあるのは――。]
(127) beyer 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
|
――やっぱり、ここに居たのか。
[後姿だろうと、車椅子がなくても、見紛う事はない。]
待たせた…か?
[夕日に染まる香染、黒檀が揺れる――そして、林檎の木の下、彼女との『出逢い』を果たした。]
(128) beyer 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
病人 キャサリンは、はなうりに手を振った。
hiiragi 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
―後日談・花― [春にはまだ早い頃。村の墓地の隅にスコップやらジョウロやらを携えた...の姿があった。その前に佇むのは申し訳程度の小さな三つの墓石]
よし、早速始めよう。
[初めに短く祈りを捧げると、雑草を抜き取りつつ、スコップで墓石の周りを耕す。そして、ピッパから受け取ったハンカチから種を取り出すと、耕した場所へと種を撒く]
これでよしっと。 春になるのが楽しみだな。
[最後にジョウロで水をかけると、もう一度祈りを捧げて、墓場を後にする。春になれば、墓の周りにはカモミールの花がやさしく揺れている事だろう。**]
(129) sazi 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
sazi 2010/03/02(Tue) 01時半頃
長老の孫 マーゴは、メモを貼った。
okomekome 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
―林檎の木の丘・夕刻―
……よう。何て言ったらいいかな。
[頭を掻きながら言葉を探す。 黒檀から目をそらし右を見るのは、会話の切欠がいつもそこにあったから。 だが、その肩に、極彩色の鳥は居ない。]
(130) beyer 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
|
まあ、何だ……。
[言葉を諦めて一歩、一歩と近付く。 彼女が浮かべた色は、悲しみか、戸惑いか、それとも――。]
(131) beyer 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
小悪党 ドナルドは、花売り メアリーを慰めた。
tarkn1999 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
[黒檀を見詰める。ただ、その感情を読みとる心算はない。 心を支配する感情のままに前へ。手が届く距離になった。でも止まらない――今だけは『伝える側』だと信じて、腕を広げた。]
――ずっと、こうしたかった。
[二度目の抱擁は、一度目よりも熱い。
この手で触れられなかった。声は届かなかった。 だから――近くに居ながら、彼女を遠くに眺めていた。
だが今、胸にあるのは確かな感触。
震えを隠すように少しだけ力を込めた。*]
(132) beyer 2010/03/02(Tue) 01時半頃
|
花売り メアリーは、小悪党 ドナルドに慰められた。どなどなありがとー。
椎 2010/03/02(Tue) 02時頃
|
─春・林檎の丘─
[その日は、晴れていた。 少し遅れて極彩色の鸚鵡と共に向かった先── キャサリンの病室は、も抜けのからだった。]
……ッ
[目を見開く。
この数日、面会謝絶の札を目にしていた。 アーチを病室に入れるわけにもいかず、こつんと窓から鸚鵡が顔を覗かせるだけの日々。 それを彼女が目に出来たのかも、定かではない。]
(133) dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
|
あんな、体調で──…!
[咄嗟に振り返る。
彼女が病院を抜け出してまで、行こうとする場所。 そんなものは、ただひとつだろう。]
──…は。
[足が、速くなる。 次第に速くなり、ついには駆け出す。 駆けてく先には、白い花を揺らす一本の樹。]
(134) dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
|
キャサリン…ッ
[ばさ、と鸚鵡が極彩色の翼を広げる。
過たずに目指したのは、丘の上の林檎の樹。 白い花を翼に纏い、ふわりと舞う。]
キャサリン…マーゴ……!?
[目にしたのは、墓に倒れるように寄り添うキャサリンの姿。>>112
駆け寄って見れば、最早黒檀の双眸は朦朧として、 半ば現世と彼岸の間を彷徨うと知る。]
(135) dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
|
───……。
[途切れ途切れの言葉。>>113 その必死の囁きを、邪魔せぬように静かに口を噤む。
ただ、一度。 友の死を前に、震えるマーゴの肩へとそっと手を添えただけ。]
(136) dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
本屋 ベネットは、病人 キャサリンの香染の髪にはらりと白い花の降り注ぐを見──
dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
…キャサリン。
キャサリン………?
[黒檀が閉じられる前に浮かんだのは、穏やかな笑み。 白い花の丘の上に、極彩色が鮮やかに舞う。
泣き崩れるマーゴの肩に両の手を添え、天を見上げた。]
(137) dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
|
[あの日、神など信じないと叫んだ青年が天に祈る。 程なく、再会が果たされることを知る由もなく。
穏やかに暖かい春の日差しが、白い林檎の丘に降り注いでいた**]
(138) dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
dia 2010/03/02(Tue) 02時半頃
小悪党 ドナルドは、本屋 ベネットに拍手した。
tarkn1999 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
―いつかの、ある春の日―
[冬になると、雪に包まれる小さな村。 昔、人狼が現れた騒ぎがあったなどとは誰が信じられるだろうか。 血生臭い事件があった集会所はその後燃やされて、 今では緑の芝や植木などが薄っすらとその地肌を隠していた。
その村の、墓場へと続く道を、 小さな子どもと手を繋いだ女が歩いている。
夫は、来る途中で親友に見つかり。 思い出話がなかなか終わらず、業を煮やした妻は、先に墓場へと訪れたのだった。]
(139) mikanseijin 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
[墓場につくと、若い母親は一つの墓の前にしゃがみ、 語りかける。]
――…ただいま、ばっちゃん。
報告に来るのが遅くなってごめんね? この子が、ばっちゃんの曾孫だよ。
[赤い髪の小さな男の子は、母親に挨拶なさい、と言われ。 きょとりと首を傾げながらも、「こんにちは」と お墓に向かってぺこりと頭を下げた。]
(140) mikanseijin 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
『ママ。ここ、お花がいっぱい咲いてるー』
きれいだね。これね、ママやママのお友だちが植えたんだよ? あそこの木にも、花が咲いているでしょう?
[墓石に飽きたのか、幼子の興味は墓場に咲き乱れる花に移る。 指差された梨の花が、風に揺られて白い花びらをひとひら、散らした。
…と、そこへ。子どもたちのはしゃぐ声が聞こえてきた。 村の子だろうか。男の子はそわそわとし始めた。]
…遊びに行きたい?行ってきてもいいよ。
[うん!と元気に頷いて、声の聞こえる方へと男の子は駆け出した。]
(141) mikanseijin 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
『わ、ヘビさん??』
こら、そんなの振り回してたら女の子に嫌われるよ!
[子ども達が冬眠から目覚めたばかりのヘビを連れていた。 マムシではないかと焦って近づくが、 どうやらそうではないらしいと知ると、胸を撫で下ろす。]
毒はないみたいだね…もう…びっくりした。 でも手を出したら噛まれるかもしれないよ。逃がしてあげなさい。
[はーい、と元気よく答える子どもたちに、やれやれと肩を竦め。 再び墓石の前へと戻る。]
(142) mikanseijin 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
[子どもらの遊ぶ姿を遠目に眺め、母親は穏やかに目を細めた。 吹いてくる風にやや長めの髪が靡き、片手で押さえる。 風はまだ、少し冷たいけれど。緑の木々や花々が春の訪れを告げている。
もう一度、墓石の方を眺め、]
……うん、私たちは相変わらず元気でやってるよ。 元気すぎて困るくらいだよ。あはは。
…ばっちゃん。
あんまり来る事は出来ないだろうけど… 私たちを見守ってて。またきっと、来るから。
[その時、背後から声をかけられ、女は立ち上がり、振り向いた。 女が笑みを向けたのは、昔から変わらず、最も愛している…**]
(143) mikanseijin 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
小悪党 ドナルドは、漂白工 ピッパを抱きしめた。
tarkn1999 2010/03/02(Tue) 03時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
mikanseijin 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
―同日・夕刻まで―
[車椅子から離れた女は、確かに地に足をつけていた。 立っている感覚はない。けれど、瞳の高さは生前のよりも高く。
林檎の樹を見上げながら、何を思うか。 それは、泣き崩れる親友と、その傍らで天を仰ぐ青年。 二人の姿は見て居られずに、立ち去るまで背を向けていた。
病状が悪化して以降、何度も病院に足を運んでくれた二人。 時に村の様子を、時に人の様子を、極鮮色と花と共に。 深さを正確に知ることはできないけれど、きっとあの時自身が負った傷と同じだったのではないだろうか。] ありがとう…―――ベネット、マーゴ。 [頬に一筋の光が走る。 陽が空高く昇り、そして沈みかけるまで、ただ呆然と林檎の樹を眺めていた。]
(144) hiiragi 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
―同日・夕刻― [青い空が茜色を差しても、女は場所を変えない。 何処に行けば逢えるのだろうと思いながら。 目の前の林檎の樹から離れなかったのは、出逢える場所が分からなかったわけではない。] フィリップ、 [再会する場所は此処しかないと、思っていたからだった。 やっぱり、と聞こえてきた声>>128に振り返り、名を音にする。 今すぐ駆け寄りたい衝動に駆られるも、女の影法師が男の足元まで伸びているせいか、目の前の男の存在がそれを阻んだ。]
(145) hiiragi 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
[動くのは、男をみつめる黒檀だけ。 仕草一つ一つに揺れ続ける。 しかし、何を、どう伝えていいのか分からなくて、溢れんばかりの思いすら時が止まったように、張り詰めている。 影法師を辿るように距離は少しずつ縮まる。 けれど、やはり動くことはできなくて…… 浮かべた色は、無色。] わたし、も…―――っ、 [時が動いたのは、二つの影が完全に重なった時。 包まれる力に応えるように、細い腕に力を込める。 互いの震えの意味は違っていた。 フィリップの視界から外れた女の頬には、何筋もの光が走っていた。*]
(146) hiiragi 2010/03/02(Tue) 03時頃
|
|
―春・自宅―
[コツコツと窓を叩く音。 その音に視線を向ければ、極鮮色の鸚鵡がここを開けてくれとねだるように窓を叩いていた。]
アーチ、どうしたの?
[いつものように迎え入れ、足につけられた手紙を読んだ時……そのままぺたりと座り込んでしまった。]
キャサリン…。
[それは、いつもの彼女が書く文字ではなく、少し歪んだような文字。その内容が意味するものは。
それは…一番来て欲しくなかった時が来てしまったというもので。
手紙を抱きしめ、泣き出してしまった。親友の名を呼びながら、溢れる涙を拭うこともせずに泣く。 最後のお願いをきく時に、泣かなくても良いように。]
(147) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
|
―春・病室―
[約束の通り、早朝こっそりと病室に忍び込む。 親友は少し苦しそうな様子だったが、それでも待ちわびていたように、弱弱しくも微笑んで迎えてくれた。]
ちょっとだけ、我慢できる? ……せっかく、再会するんだから。
[時間がないとはわかっていながらも、そう告げて、香染の髪を丁寧に梳かし――自身が一番気に入っている髪留めをつけてやる。 そうして――親友が愛する人の墓へと向かった。]
(148) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
|
―春・林檎の丘―
[振動が伝わらないように、それでも出来るだけの早足で車椅子を押す。 段々弱くなっていくキャサリンの呼吸に、前が滲んで見えなくなりそうになりながらも、それでも涙は零さないように唇を噛み締めた。]
ほら、キャサリン見える?…フィリップが待ってるよ。
[林檎の木の下にある墓が見えたとき、そう声をかければ瞳をゆっくりと開き。 咲き誇る花の中にある、彼の墓を嬉しそうに見つめていた。]
(149) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
|
[車椅子から降り、愛しい人の墓に寄り添う親友は、とても幸せそうで。 もう見られないかもしれないと思っていたその表情に、泣かないと決めていたのに、涙が溢れ止められなかった。]
(150) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
|
[泣き虫な自分を、いつも励まして、支えてくれた、優しい友人。
初めての、大事な、大事な親友。]
(151) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
|
キャサリン…大好、き、だよ。
私こそ、友達に、なってくれて、ありがとう。
いつも、一緒に、いてくれて、ありが、とぉ…。
(152) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
|
[最後は言葉にならずに、親友の手を握り締めた。
そして。 涙でぐちゃぐちゃになりながらも――最後は、笑顔で。]
――フィリップと、仲良くね。
[その言葉に、親友は微笑んだだろうか。]
(153) okomekome 2010/03/02(Tue) 03時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る