54 CERが降り続く戦場
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何だ? またおかしな展開だな。
[焼けた喉に柑橘が染み渡る。 目覚めには丁度いいかと思いつつ、覗き込んだ水鏡に映る戦いの跡地ではまた揉め事が起きていた]
何を小競り合いやってるんだ?
[覗き込んだのは子悪魔が柊に憎悪の弾丸を打ち込めた直後。 それまでの顛末は流石に把握していなかった]
おじょうちゃんが何かしたのか?
[構図から少女が何か関係している事は判った]
(1303) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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……暗い闇の世界は嫌いなの…。
闇に満ちた世界なんかいらない……。
―――ねぇ………
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[同時に自然を揺らす力の根源にも気付く]
天狼…また凄いかっこうになってるな。
ああ、人なら力を使えるのか。
[このままだと大地が寝返りでも打つんじゃないか。
のんびりと思いながらまた柑橘を流し込んだ]
(1308) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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− 寝る前のひと時に −
[食事が無事に届き、各自思い思いにお腹を満たしている事を確認する。
その中で何故かお礼の声が届いた>>1301]
おー、気にすんな。 でも礼儀正しいのは良いことだ。 後で逢ったら飴ちゃんあげような。
[届かない事は判っていながら、そう返答し、忘れないようにポケットにぺろぺろキャンディーを入れた]
俺はお金の払い方忘れる様な薄情なおっちゃんじゃないからな。
[にやりと嫌味たっぷりに水鏡に映る若干名を睨みつけた]
(1310) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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[水鏡さえ揺らし始める天狼の力の震えに感心しながら]
お前さんは狼だ。
自然の守護神…。
自然の本能の赴くままに。
己の力を使うがいい。
[陽気な酒場のマスターではない、獣《ベースティア》が低く笑った]
そう…だよね…。
自然の再生には破壊が必要だもの…。
いっそ滅びてしまえばいいのよ…。
……―――……
(ドリーマー?)
[ふと何かを感じたのだろうか。]
ゴドウィンは、オスカーの傷が増えている事に少し呆れていた。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
っ。
[突然かけられた言葉に、微かに動揺が走る。
アックは意識に語りかけられる…だとすれば、今の「会話」も聞かれたかもしれない。
…『彼女』に対する危険を増やすわけにはいかない。
もし聞かれていたなら…キャストに手を出すのは気が進まないが、この手で…。
アックの声に返答せず、そんな事を考えていると]
―――やめて、ヤニク。
[『彼女』の声が…意図してアックにも届くように発された彼女の声がした]
…な…!
『記憶の雫<メモリア>』! キミはまだ懲りて…!
―――大丈夫よ。
彼に害はないわ…私が言うのだから、間違いないでしょ?
それはそうだが…!
しかし、情報の漏洩元が増えるのは…!
―――もしそうなったとしても、貴方が守ってくれる。
だから大丈夫…ね?
…ちっ…。
[呆れたような舌打ちが、意識のなかに響いた]
(やあ、君にも相棒が居たんだね
いや、すみにおけない)
[いつもと同じ言語を使い、彼らの声に返す。]
(…………どうやら尻にしかれてるようだけど)
(はじめまして?
゛記憶の雫゛
僕の事はしっているかな?)
[―― それが、自然の力、"天"の災厄を司る"狼"。
――― 天狼の彼女の本来の力の一部。]
!!!!!
゛アリス゛!!!!
[僅かに感じた覚醒の気配!
けれども、また
また僅か ゛届かない゛]
(ホーライ・プレカーリー…… 君は)
ねぇ――上手に出来たかな…?…パパ…?
[姿なく届く声の主。
記憶が混乱している彼女に届くその獣の声は、父に似た声で…。
だから、その声に従うのは、とても心地よく…。]
[パパと呼ばれれば苦笑しか出来ないが、あながち間違いではない]
まぁ人間から見たら近い存在かな。
ああちゃんと自分の意志で力を動かせたんだな。
上出来上出来。
最初は哀しいかもしれんが、森の仲間達はいずれ感謝するだろう。
[全て崩壊した後に天狼が慈しんだモノが残るとは思っていない。
最終的に獣が全て滅ぼすから。
だが今はそれを伝えはしない。
利用する為ではなく、純粋に天狼が己の意志で動くように、応援するだけ。
対峙するその時まで]
うん、大丈夫だよ。皆いつか死んじゃうもん。
それが、少しだけ早くなっちゃっただけだよ。
[褒められると、嬉しそうにその言葉を続けて]
そうだよね。世界が再生できなくなるほどに死んじゃってからじゃ遅いよね。
今なら大丈夫だよ!ちゃんと世界が再生できるもん。
[壊れた笑いを続けるが、落ち着いたその時は更なる絶望が襲う。
それでも、今はただ嬉しそうに笑い、舞い踊る。]
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うーん。 天狼のおじょうちゃん《Front》壊しちゃう気かな?
誰か抑え込むかな?
[世界の崩壊を水鏡越しに眺めるその様はまさに対岸の火事を見物している状態だった]
それにしても…《Front》崩壊始めちゃうと栄光《グロリア》のタイムリミットも早まるかね。
関係者の方々判ってるのかね?
判ってても止められなきゃ意味ないけど。
(1347) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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…アック、もし『記憶の雫<メモリア>』が私の中にいると他言したら…そのときは…。
―――ヤニク!
…万が一のときの話だ!
―――そうはならないから、そんな話は必要ないわ!
…勝手にしろ!
―――…えぇ、はじめまして。
貴方のことももちろん『記憶』してるわ、アックアッツォーネ。
貴方のことも、アリスのことも…全ては『万物の記憶<ユニヴァース・メモリー>』(私)のなかに…
…メモリア、それは…!
キミは…! 何処まで…!! 無計画なんだ…!!!
私が何のために…!
[ヤニクが珍しく感情を表に出し、怒鳴りつける]
―――『万物の記憶<ユニヴァース・メモリー>』(私)を『記憶の雫<メモリア>』と呼び、『万物の夢<ユニヴァース・ドリーム>』(貴方)が『夢見人<ドリーマー>』と名乗っているのか、わかってるのか!
でしょう?
もう聞き飽きたわ…。
…!!!!
…ッ! …ッッ…ッ…!!
[結局全部言ってしまったらしい『彼女』に、ヤニクは言葉も出ないようだ。
…そう、夢見人<ドリーマー>とは仮の名(名前ではないが)であり、記憶の雫<メモリア>も同様だ。
夢見人<ドリーマー>としての彼は、大局に現れるヘンジンとして通っているが、本来の彼等の名…『万物の記録<ユニヴァース・レコード>』は、その実在をほとんど知られていない。
それ故の仮の名だったのだが…]
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……いらっしゃい。 案外早い出会いだったな。
[水鏡を楽しそうに眺めていると、弾かれたのか扉を開けずに若者が現れた>>1343]
お腹一杯になったか? あ、ジュースくらいなら出せるが呑むか?
[混乱しているだろう若者に緊張感を置き忘れ様な呑気な声]
(1351) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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[そう…つまりは、今までヤニクの語ったことはうそではないにせよ、本当ではなかった、ということだろう。
ただの観劇者などではなく、自分も役目と目的を持って『舞台』にいた。
大局をの間近に身を置き、己の…彼女の害になるようなことがあれば、即座に対応できるように視る…それが、ヤニクの役目]
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ひっきりなしに客が訪れるんでな。 もうロクな材料は残ってないが。
腹が膨れてなければフレンチトーストでも喰うか?
[ニコニコ笑いかけながら、弾かれた若者を見る。
伝える者を喪った分かたれた《陽》の片割れを継ぐ者]
栄光《グロリア》の最後通告かね。
[やはりのんびりと呟いた]
(1356) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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ちょっと待ってろ、すぐ出来るから。
転落死しなくて良かった。 気にしなくていいぞ、こんな事はよくある。
[転落先が酒場と言う明らかに混乱を齎す現象を「よくある」で片付ける。
そしてフレンチトーストをさっさと作り、トマトジュースを添えてカウンターに置いた]
ま、座れ、座れ。 後、俺にわざわざ差し入れの礼してくれるとはなかなか礼儀正しい若者だ。 気に入ったからこれをあげよう。
[ポケットからぺろぺろキャンディーを取り出しておまけで添えた]
(1365) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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おいおい、一応と言うかお前さんも思い切り彼女の関係者だろ。
直に会ってはないだろうが、記憶は伝えられ…。
[栄光《グロリア》の名を不自然に口にする若者をからかう様に声を掛けようとしてふと気付いた]
あー、もしかしたら酒の中にあったかもなー。
この部屋のどっかでチカチカ光ってるかも知れんから暇なら探してみろ。
記憶の欠片だ。
[この場所が何処で、自分が何者かの紹介も若者についてもすっ飛ばす]
(1370) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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(やっ ば!?)
(二人とも!
君たちの事を他言無用にするのはもちろん了解するよ
君《記憶の雫》の知識を悪用されるのは僕にとっても本意じゃないし
二人のやりとりも聞いてて楽しいしねっ)
(それでもってドリーマー
先ほどの約束を覚えているかい?
僕さ 今が
本当に困ってる時なんだけど)
(つまり 何が 言いたいかというと)
怒りに震える事も嘆く事も悼む必要もないのにな。全て終わるのに。
[命があるから、形があるから、想いがあるから苦しむのだろう。
獣からすれば与える終焉は獣なりの慈悲かもしれなかった]
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ああ、記憶の欠片。 混乱するのも仕方ないがな。
ここは記憶喪失の人の一部の記憶も取り扱ってるわけだ。
で、お前さんだけが見えるキラキラしたモンがあったら、それがお前さんの記憶の欠片だから、怖がらず口にしてみろ。
どんな風に見えるかお前さん次第だから俺には判らん。
[困惑する若者に対して大雑把すぎる酷い説明だった]
(1384) 2011/06/06(Mon) 00時半頃
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語りかけろアック!
今ならキミの『言葉』が聞こえるはずだ!!
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[《Front》が身を捩り軋んでいるのか、何処にも属する筈のない酒場が僅かに揺れた]
派手に世界崩壊が始まってるな、おい。
栄光《グロリア》がもう持たないって言っても、憩いの場位守って欲しいもんだ。
[もう長く持たないと言った事は忘れたかのように、グロリアに不満を漏らす。 物凄く物騒な発言だと言う事には頓着はしていなかった]
(1403) 2011/06/06(Mon) 00時半頃
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