70 領土を守る果て
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[頭に乗せられた子うさぎを落ちないように片手で支え、でていく二人の様子を眺める。もう片方の手も伸ばし、そっと子うさぎを足元に下ろすと、膝の上のうさぎの方に話しかける。]
ラビ、お前はいい人に名付けてもらったね。
[初日はあんなに俺のことを警戒していたくせに、今では旧来の友人のように話しかけてくる彼の人柄には、やはり好感を持ってしまうようだ。]
あ、サイラスに、セシルへ薬渡してほしいって頼むの忘れてるや。
話あるみたいだし、後で戻ってきたら頼むかな。
[独り言をつぶやき、そっとコーヒーに手を伸ばす。]
渡すのかー。
かっこよく、オレに何かあった時とかにしようかな。
[へへと笑うと後にまぁ、いつでもいいやとつけ加えた]
いやな、ねぼすけはいいやつだけどな。
オレさ、たまに怖くなる。
目的のためなら手段を選ばないって感じがな。
[ヨーランダを見て、笑おうとするが逆光でヨーランダからは顔が見えないだろう]
オレ、ヨーくんも大好きだから心配になるんだよな!
[ポーズはいつものようにえっへんといった感じだった]
/*
わぁ、王子サマ素敵。
そして俺ぁすれ違いスキルがデフォでついてんだな…(とおいめ
|
― 王宮への道 → 王宮 ― [風に乗って薬草の匂いがした気がした。 ふと振り返るも、夜道は暗く誰もいないように思える]
気のせいか……。 あの青年……サイラスがいたような気がしたんだが……。
[一人呟き、再び夜道を歩き始める。 呼び止められなければそのまま王宮へと無事に辿り着いただろう]
(291) 2011/11/16(Wed) 00時頃
|
ヴェスパタインは、セシルの気配を感じ、サイラスとのエンカウントを譲る事にした。
2011/11/16(Wed) 00時頃
/*
サイラス、君の予定を優先したほうがいい。
セシルは仕方がない。
[戦争が始まった以上、自分が彼を見放したところで事が収まるとも思えない。]
ん、了解。
かっこつけてんじゃねぇよ。
[いつもと変わらぬサイラスの様子に笑いながら手紙の件を了承すると、続く言葉には苦笑して空を仰いだ。]
…あー、バレてた?
俺さー、なんでかアイツの手、放せる気がしねぇんだよな。
なんでだろうな、長い時間一緒に過ごしたって訳でも、すげー仲がいいって訳でもないのに。俺にもよくわかんねぇや。
[何故、自分はヤニクにそこまで固執するのか。このときはまだ理解できずにいた。けれど、戦いの火ぶたが切られても、旧知の友が戦場で死んだと聞いても、一度とった手を離すという選択肢は…の中には浮かんでこなくて。サイラスの言葉に、ただ苦笑する。]
心配さんきゅ。
ま、テキトーに上手くやるさ。
/*
サイラスさんきゅ。
@40分だね。
レスポンスの時間も考えると、そろそろ表を巻いてった方がいいやも。
/*
サイラス、セシルを待たなくていいよ。
行こう、王様が待ってくれてる。
/*ごめんサイラス待たなくていい!箱にたどり着けない!
[ヨーランダのそれを聞いて、もう一度笑う]
そうかそうか!
なんだか、オレもわかる気がするな、うん。
オレたち、仲間だしよろしくやろうな!
[そう言うとイグニスへもう一度戻って行く]
|
― 王宮 ― [門番に治安警察の紋章を見せ中に入る。 治安警察に入る気はないのに図々しい事この上ない行動だが、王に傭兵として志願する為にはこの警備の厳しい王宮に入る方法が必要だった。 彼にとって、それがこの紋章だった。 ゴドウィンも恐らく自らを浮浪者か何かだと思っている為、紋章をフリーパス代わりに使う事も予想しているだろうと考え、紋章を使う]
王は謁見中か……。 ならば、扉の前で待たせてもらうぞ。
[王宮に入り、謁見中の扉の前に剣を携え静かに佇んでいる]
(296) 2011/11/16(Wed) 00時頃
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ヴェスパタインは、サイラス言いたい事はメモに書いてる、落ち着いて!
2011/11/16(Wed) 00時頃
[うさぎから戻ってきた二人に眼をやる。]
あぁ、サイラス。
セシルが怪我したみたいでね、よかったらよく効く薬、くれないかな。
あの子ちょっと仕事一つ失敗してるし、俺会ってついでに小言の一つも言ってきたいかなぁって思って。
[今持ってたりする?と小首をかしげる。]
ヴェスパタインは、ベネットオッケーだよー!!先走ってごめん!!
2011/11/16(Wed) 00時頃
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― 謁見の扉の前 >>297 サイラス ― [サイラスの姿を見て顔を上げる。 ベネットを見て驚いた様子の彼に声をかけた]
サイラスじゃないか……。 俺も王に用があるんだが、急用でもないな。 謁見の用か何かか……? 用があるなら先に譲ろう。
[彼から身分を聞かせられれば、自分の探していた薬師の息子だと知って警戒を解き、そのまま謁見の間に通すだろう]
(300) 2011/11/16(Wed) 00時頃
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ヴェスパタインは、サイラスとベネットの邪魔をしないように、しばらく様子を見守る事にした。
2011/11/16(Wed) 00時頃
ま、仲間の前にダチだけどな。
[サイラスの笑顔にぷっと吹き出して笑う。昔から、彼の笑顔には不思議な安心感があって、このときもまた同じ感覚を覚える。]
サイラス、明日の朝も暇ならこいよ。
んで、ここで朝飯くおーぜ。
チビのうさぎどもと一緒にさ。
[店に戻る背中を追う。かけた言葉は彼に届いただろうか。**]
[ヤニクの言葉にあるあると荷物を漁る]
これでいいかな。
止血剤と痛み止めと化膿止め。
セシルはねぼすけのこと大好きすぎて失敗しちゃうんだから、あんま責めちゃダメだよ。
[そう言うとまたすぐに店をでていこうとした]
じゃ、オレ用事があるからな!
なんか、あるならすぐに言えよな、うん。
ヴェスパタインは、謁見の間の扉の前で静かに成り行きを見守っている。
2011/11/16(Wed) 00時半頃
[ヨーランダに渡した手紙の内容はこうであったーー]
ベネくんへ
この手紙がおまえに渡ってるってことはオレが本当に馬鹿やっちまったってことだよな。
ローズちゃんとうまくいったんだろ?
なら、おまえは逃げろ。遠くに逃げろ。
大事な人を連れてこの国が平和を取り戻すまで。
オレの部屋に本と薬を作る道具を一式置いてある。本にはオレが作れるくらいの薬の作り方が載ってる。
オレに作れるんだ。ベネくんにもできる。ローズちゃんの目さ、オレが治しておまえのこと妬かしてやりたかったんだけど譲るからな。
絶対に治せよ!
後、他のところでも薬作れたら金には困んないと思うしな。えっへん!
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