295 突然キャラソンを歌い出す村3
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ああ。
氷点下も脱したようだしな。
信じる他ない。
[先程、市内の歌を聞きながら攻芸は素直に九生屋の言葉を認めていた。
歌など信じず戦うことができると攻芸は信じていた。
けれど目の前には想像を絶する光景が広がっていた。]
[邪道院が吸血鬼退治に絡んでいるのかと尋ねられ、攻芸は自分と向き合うのが下手なのか、少しの間の後]
俺は俺の血のために
お前と殺し(あそび)合ってる。
でも、また…
会えちゃったりするかもね。
[怨念、思念、情念は消滅するものではないから
蓄積されればまた、かたちを取り戻せるかもしれない。]
なぁんて、ね
[雪女は消えそうであるらしい。暴走した怪異が消されてしまうことは、まああり得ることだと、頭の冷めた部分が了解した。
戸高先輩は寂しがるだろうと思った。
この結末を望んで皆歌ったのだろうかと考える。
攻芸は元は歌の力を信じていなかったが。
目の前のこれは、彼女が消えるのだとすれば、やはり圧倒的な暴力であるのかもしれないと、攻芸は一人、どこかで納得をしていた。]
[漸く信じる様子に笑うような声を返す。]
なら良かった。 いや良くないけど。
次戦ったら負けちゃうかもにゃ〜。
[けれどかえってきた言葉に、
少しの沈黙、]
… ふ
[笑って、]
なるほど。じゃーあいーいや。
[六合が嘘を吐く性格ではないと思っている。
だから邪道院は別件かな、と考えつつも。
それはそれとしてあの血は少し放っておけない。
グロリアの事も気になるし、…]
はやくオレを見つけられるといーね♡
今度見つかったら、
逃げずに殺し合って(あそんで)あげるから。
[と言っても大体学校の定位置にいるんだけどなって顔だ。今は猫だけど。]
また〜?
戻ってくるならそりゃいーけどさ。
戻ってきた時オレいなくっても怒んないでね。
[実際再度雪女として生成されるなら、
こことは繋がらない気もしている。
それに、この地を移動する予定が自分にはある。
だから多分、オレとはこれが最後だろうなと思った。]
にゃっはっは。
はやいな〜、ふゆだって。
[猫の姿で聞きながら、
人の言葉は表には出さず。
ただ尻尾がゆらゆらゆれた。]
[残念だと零した九生屋の声は、攻芸にとってはあまり聞きなれない類のものだった。]
俺はあまりものを知らん方だからな。
助かった。
ああ。九生屋は強いが、次は俺が勝つかもな。
[『勝つかも』がある限り、攻芸は吸血鬼に挑むつもりでいる。最初から攻芸にとっては同じだ。]
………
そうか。やっと逃げられずに戦えるか……。
[なんとこの男、自らの方向音痴を棚にあげ、相手に逃げられているようなつもりでいたのである。]
わかった。
すぐに見つけてみせる。待っていてくれ。
[六合に声色を察された事は気付いていない。
そういうのに鈍そうだと勝手に思っているからだ。]
助かったって。
敵に塩を送るつもりはなかったんだけど。
眷属にするって手も使えないしな〜。
… んん??
[まてまて。
確かに出会ったら逃げようと思っている節はあったけど、実際にまだ自分の所に辿り着かれたことはないぞ。オレが授業をサボったり、こいつが学校に辿り着けなかったりもしているからだ。
思い返すとよく学校に通えるなと思う。
もしかして部活に行きたい一心だったりしたのだろうか。だとしたらやはり部活はやめるべきでなかったのではないか。などと余計な事まで考えた。
その、まるで逃げているような言い方に引っかかりはするものの、]
ほんとに待ってていいんだな??
[こちらから出向かないと、一生(少なくともGW中には)会えない気すらした。]
|
そーみたい、ねぇ。
[これが歌の力。 だっていうことにしないと、アタシもすぐには納得できない。 やってきた後輩ちゃん>>675に、ひょいと肩竦めた。]
ま、それで片付けないで、我らが会長さまには何がどうなってるのか、事細かく解説してほしいところだけど。 こんだけ巻き込んどいて何でもありませんこっちの話です、じゃ困っちゃうわ。
[ガラスを割って引っぺがして、なんか偉そうにふんぞり返ってるけど。 冬に待つ励めとか言ってるくらいだし、何が起きたのかなんとなくわかってるんでしょう、きっと。 また生徒会室に乗り込まなきゃいけない理由ができたわね。]
(685) 2019/04/30(Tue) 02時頃
|
今まで、ずっとこんな風に
楽しく話したことなんてなかったわ
だから、その味の美味しさを
教えてくれたのに……、
頑張って戻ってきたら、いないかも
なの……??
なんだか、それは、 さみしい、わね。
[なにやらまだ仲の悪いのか
いいのかわらない2人のやりとりが聞こえ]
そういえば、
久生屋くんにもこーにゃんにも
会えなかったわね…
……
[楽しく話した事なんてなかった、という言葉に。
声は返さずに目を細めた。]
オレは基本的に一か所には留まらないし。
機会があったら、くらい?
長生きなのはそーだし。
そういやそうか?
さっきから外で見てるけどね。
[ちらりとでも窓の外を見るならば。
窓から覗ける木の間、
黒猫が枝にぺたりと寝そべっている。
尻尾をゆらりとゆらした。]
俺はいいよ。
俺にまで挨拶してくれるくらいなら
……戸高先輩とでも喋ってってくれ。
[卒業式だって、攻芸なら別れの邪魔はせずにおく。
端的に遠慮をして、『みつけた』と聞こえたことに、少しホッとした。]
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そうねぇ。 興味はあるかな、アタシも。 けど、ぜーんぜん一般人だし、知ったところで何の役に立てるかしらって感じだけど。
[今朝も手が届かないなんて言われたばかりだし。 でも、こんなにハチャメチャやられて、無関係ですなんてのはイヤよ。]
ところで、見知らぬセンパイって言い方、なかなか勇気あるわね。 今度あそこにいるヒトにも言ってみて。
[指さしたのは、生徒会室邪道院官。 反応が気になるから冗談半分言ってみたものの、心のメモリーに深く刻まれた危機管理>>697によって回避されるかもしれない。]
宇津木孝之。 ユキって呼んで、後輩ちゃん。
(698) 2019/04/30(Tue) 03時頃
|
[クソ鈍感野郎だと誤解されても仕方がない者は、廊下を殺意を宿し進みながら、当然まだ辿りつかない。]
そうなのか?
親切かと思った。
[頂いた塩は大事に使わせて頂くのかもしれない。]
……ん?
[なんか九生屋が唸っている。]
やっぱり逃げるつもりか?
どっちでもいいぞ。
殺しに(あそびに)行ってやる。
[一生辿り着かないルートの気配だ!!
勿論迎えにきてくれたってかまわない。
攻芸は辿り着く気だけは満々だ。]
[相変わらずもクソ鈍感野郎だと思う誤解は解けないが、そういう返しをする辺りも一因なのだと思う。]
しんせつ。
まあ。
いっか〜、そう思われてても。
歌を知らない相手と戦っても、
たぶんまたオレが勝つだけだろ〜しね?
[神聖なる土俵でもあるまいし。
やっぱり逃げようかなの考えはチラついた。]
逃げるつもりはないけど。
[さっきの今である。]
あ〜ハイハイ。
逃げも隠れもしませんにゃ〜よ。
[これは多分辿り着けないパターンだな…!?
気が向いたら迎えに行こうとは思いつつ、
いやわざわざ自分からは…いやでも、
自分の為にオレと戦うのなら、
行ってやってもいいなという気持ちが湧いたのも事実である。
しっかし。
それはそれとして何でこんなに道に迷うんだろうか。]
…音波状況でも悪い??
[蝙蝠的な意味で。]
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怜奈ちゃんね。 よろし――
[く、と継ぐ前に、教室の中に入っていく怜奈ちゃん>>701。 唐突な行動に、あ、扉開くようになった、なんてズレた感想を抱くうち、戸高センパイに気合の入った蹴りが向かう。]
(711) 2019/04/30(Tue) 03時半頃
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え、何、戸高センパイ彼女いるのに金城センパイのこと口説いてたの……?
[普通にドン引いた。 おかげで助かったとか言われてもどういたしましてとかお礼の交渉とかその他いろいろ言いたいことをすっ飛ばして引いた。
ラインの返事がないと心配して駆けつけるオンナノコを、下の名前にハートマークつけて呼ぶ関係を見せつけられた上、苗字が違うとくれば、身内という結論を先に導くほうが難しい。]
(712) 2019/04/30(Tue) 03時半頃
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しかも脱ぐの!?
[ここで!? 今ここで!? 彼女さんの目の前ですよ!?]
(714) 2019/04/30(Tue) 03時半頃
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[ の、六合の様子には。
少し思う所はあったけど。
さらさらと消えた姿を見送ると、
尻尾の先をゆらっとゆらして、
ぺたりと身体にくっつけた。]
[
目の前から本物のクソ鈍感野郎の気配を感じている。
いや鈍感とはちょっと違うな?]
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