3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[聞こえた、慣れ始めた、声。]
何、
ケイトが何か したの?
[また。]
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―ミニ畑付近―
……、 ……
[彼の眺める眼差しに気付けば、紅い襟元をそ、と押さえて]
あの、それじゃ失礼しま――… …って、あ、そうだった。私勝手に用務員室に私物を…
[告げれば、バーナバスと用務員室までは同行するだろうか。 荷を手にして、そこには一人で向かいますから、ときっぱりと宣言して行く先は保健室]
(534) 2010/03/02(Tue) 00時頃
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―保健室ー
…あら、
[意外そうな声が漏れた、人気がない。 遠慮なくコートとカバンを片隅に置いて、手早く傷口を消毒し、血の跡を拭って。ベッドのカーテンを閉じればてきぱきと着替え始めた。]
…あの子のこと、ちゃんと調べないとね。
[闇と憎悪と殺意、 あの子が なか からいなくなって、それらは徐々に薄れていっている気がする。そして薄れずに残るものは、少女の――
こんな騒動の中でも、 やっぱりゲイル先生の鉢植えは元気だった]
(540) 2010/03/02(Tue) 00時頃
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……――ケイトが
また、 おかしなことを
――嗚呼、 …ケイト。 あいつの名前は
…ケイト=グリフィズ…
ッ !!
[それは、キャロライナが現れた直後のこと。]
ケイト = グリフィ ズ……。
[それが 名前。]
…… ちょ 何。 騒がしいけど。
[人が 多い。]
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きゃっ、あ…
[一瞬だけ、すでに気配は、なく]
……、……… …
……あの子、わたしのなかは居心地よかった、といってたけど。
あの子が忘れ物をしたように、 あの子もわたしのなかから、何か貰っていっていればいいのに、……なんて。
[俯いて、自身を抱きしめる。 凍えるのはつめたいからではなくて、ただ――]
(552) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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ケイト=グリフィズ…
あの子、ちょうど今、わたしのところに――
…キャロライナの様子がおかしいんだ。気をつけろ。
…… 、…え、…今、そっちに、ケイトが…?
[思うは、去り際の――]
――…、……
…ケイトは
たぶん、迷子なんだ。
え?
[不思議そうな、声は両方共に。]
迷子 …… ?
[ああ。]
そう だね。
[隠れ鬼、隠れ鬼。隠れたまま、見つけてもらえない。
迷い子、迷い子。彷徨っている、闇の中で。]
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―南棟1階廊下―
…と、確かフィリップ君は生徒会室で調べるって言ってたわよね。何か手伝えることでもあるかしら。 がんばりましょ。
[少しさっぱりした気分なのは、着替えたせいだけでもなく。 一人でこっそり、気合を入れなおしていれば、>>547何やら思い悩んだ様子のスティーブンが視界に入るか]
……スティーブン先生?
(560) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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あ、わたしの方はすぐにいってしまったから大丈夫
迷子、なら
さみしくて泣いて癇癪起こすのも道理ね
そうだねぇ。
[これは本当に、皮膚だけなんだろうか。
と、少しだけ怖くなる。
だけど、それは言えずに。]
まぁ、そりゃそうだろうね。
心もどうにかしちゃうだろうしね。
[元々捻じ曲がっている性格ゆえ、
衝撃も精神力で押し込めるのかもしれない。]
クスクス、いいよ。
気にしなくて。
……自分の父親に生まれる前に遺伝子いじられて生まれてきたやつなんだからさ。
[ぽつ、と呟くように。]
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―南棟1階廊下―
――…大丈夫、かしら。 思いつめてらっしゃらなければいいけれど。
[>>560 こえは届かなかっただろうか。 こんな状況で生徒達を抱えて、責任を重く感じているのかもしれない。そう思った、けれど]
あの子達を守らなくちゃなのは、私も一緒よね。
[もう一回、自分に言い聞かせて。北棟へと歩みを向けた]
(576) 2010/03/02(Tue) 01時頃
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―北棟・1階廊下―
[北棟ではどうも、嫌な事ばかり経験している。 渋い顔をしながら廊下の奥をみつめた。]
最初にビー玉を貰ったのも、ここだったわね。 ディーン君と一緒に、……あんなに怖いと思ってたのに慣れるものね。
――あ、そういえば、ディーン君に……
[ポケットの中には、わすれもの、がひとつ ある]
(582) 2010/03/02(Tue) 01時頃
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理事長の孫 グロリアは、北棟西階段1階から、階段がすごいことになってるのを見上げた
2010/03/02(Tue) 01時半頃
――、… 何
[怪訝そうに、眼を見開いたのが見えたろう。]
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―北棟・西階段―
あ、メアリーさんかしら? ……あ、 …あぁ……大丈夫かな…
[3人の姿が視界に入る。 そして>>591が目の前で見えたので足元に注意して昇り始めた]
(599) 2010/03/02(Tue) 01時半頃
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理事長の孫 グロリアは、生徒たちの前で転んだらちょっとはずか し い… [14]
2010/03/02(Tue) 01時半頃
なん、だよ 。
何、自傷趣味でも あるの。
[怪訝そうな表情に、右眼の青が薄紫を 不思議そうに 見た。]
あんまり友達に心配かけちゃ だめ
[薄紫にぽつり]
……そうじゃない。
[――気を紛らわすため、とか。
――それに痛みは丁度いい、と思っていた]
……、
…――ただの癖だ
[だめ、と謂う声には、困ったような、
きまり悪そうな気配が、あった。]
…… 癖 。
[そう、と、小さく。]
でも 気をつけな よ?
お人よしが、多いから さ。
[ばつの悪そうな、そして見える姿に、苦笑を漏らした。]
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―北棟・西階段―
君たちも調べもの?
[気合の効果がありました。 危なげなく階段を昇ったつもり、だったのだけれど、 >>602 オスカーの思わず、と言った声音にほんのり悩んだ]
――…そんなに先生ってあぶなっかしく見える?
[>>603 メアリーの心中を知っていたら、尚悩ましかっただろう。
オスカーたちが3階まで昇るのなら、 そのまま2階で別れて生徒会室の前へと。
そこには、ラルフとディーンがいるだろうか]
(608) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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――……、
……、知ってる。
[そうして、一度ドナルドの方を見た。
伏せた眼は、複雑な色だった。]
…、何で今になって。
[今だからこそ、なのかもしれないが。
わからない、と呟いた。]
……そんなにあぶなっかしいかなあ
[拗ねたような声がぽそり]
…… そうだね。
[吸血衝動に襲われていた時も、そう言っていた。]
な、踏み込まれるの
厭なの ?
[少し、だけ、踏み込む。
踏み込んでしまったのは 何故 だろう。]
理事長の孫 グロリアは、こえ を聞いた気がして、あらぬ方を見上げて胸をおさえた
2010/03/02(Tue) 02時頃
え。
[拗ねた声色に、割合と本気で驚いたような声を返した。]
…… 言った、と思うけど。
[くすり。小さく 笑った。生徒の、笑い。]
気にしないで、きみたちは青春の話をしてなさい。
私、聞いてないふりしてるから。
――あ、笑ったわね、もう。
そんなこと言うの君くらいだと思ってたのに。
…… いや、生徒の大半はそう思ってると思う よ?
[くす。また笑う。
今は失ってしまったあの日常のような会話が。
ひどく懐かしくて。 恋しい。]
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