204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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―ディーンへの―
フィリップ?
……そう、……かれが、そう言ってたのか?
[ それは、不思議ではない。むしろ
ぱちりと当てはまるような感覚。]
トレイル、たぶん、“ あの ”トレイル、……だから、
[ 謂いにくそうに、フランシスは目を伏せる。
ディーンは知っているはずだ。
歌の不和、高慢な天使の歌声の神童は名高く
ひどく落ち込むフランシスのことは、その影に。]
彼を連れて居るノックスも
ニコラも、“そう ”だと、思う……
ディーン。
ニコラが、
どうか、したのか?
[ 特定の、同行者以外の名前に――フランシスは、区切り、強調して、尋ねた ]
|
[ディーンはゆっくりと右腕を動かす。 ベネットとルーツの距離を離す為の動作だ。
足場が揺れて、ルーツが足に力を込める。 ディーンの表情はやはり変わらない。]
(281) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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……直接聞いたわけじゃない。
ただ、僕がそう感じただけだ。
[ディーンは、1階でのフィリップの言葉を思い返す。好戦的にすら見えた瞳と、狼の話。
しかし、それは直ぐに頭の端に追いやられた。ベネットの口から聞こえるトレイルの名前に、過去の記憶を探る為だ。
彼と過ごしていた幼少期の頃の記憶をなぞる。ベネットが沈みこんでいた時期の辺りを入念に思い返して――見つけた。
ディーンは天使と称された彼の外見を覚えてはいなかった。結びつくのは名前のみであり、それもベネットの表情を曇らせるものであるなら、口にすることは意図的に避ける。]
……いや。
[普段嘘を口にしない人間の嘘は、白々しい。
疑問を否定する口振りは変わらないまま、しかしディーンの眉間の皺は俄かに深くなった。]
|
[>>272ノックスの手の中にある文章に、ディーンは気を払わなかった。 その序盤は既に焼失している。何処かに出す為のものでもない。
拾い上げた物語ではなく、自らの内にあるものを曝け出した文章は、その血の持つ宿命の嘆きを孕んでいる。 直接的な表現でなくあくまで物語のような体裁を取りながら、そこにあるのは――ディーンの抱く、欲の塊だ。]
(284) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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[>>285ノックスが立ち上がるのを見て、まず反応したのはルーツだった。 ギャギャ、と声を上げるのと>>286ベネットが顔を上げるのとはほぼ同じタイミングだった。
両者の反応に対し、ディーンはやはりいつもと同じ様子のまま。 ベネットの言葉から逃げるように、ノックスの方を向いた。]
……ああ、構わない。
[そう告げながらディーンは、ノックスの手の中にある紙を見る。 見慣れた、自分の字の記された安物の紙だ。]
(287) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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…っ、ディーン、……
[追及しなければならなかったのに。
今のは、きっと、聞き逃してはならないことだったと
フランシスには思えた。
また逃げるように視線を逸らされる。
不安を、掻き立てられる―――]
[聞けば同じ問いが返ってくる。
当然予想されたそれに小さく首を横に振った。]
まだ何も。
あいつは、何も知らない。だから…俺はそれが怖い。
[経験がない故の無垢は、いざという時には瞬く間に望まぬ色に染まってしまうことだってある。
一度汚れを知った者よりもはるかに容易く抗えない波に飲まれることも。]
だって、この『赤い果実』は――…
僕達の秘密に、良く似てるものだから。
[低い声は、フランシスにも届くだろう。]
――……
[赤い雫がたれる。
それに彩られる姿を幻視して、小さく息を呑んだ。
ざわり、揺らぐものを、振り切るように]
血の匂いは危険だ――
[ため息をつくような、そんな思考]
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[囁き声が、苦しげにも聞こえる音で名を呼んだ。 昔馴染みには容易く嘘が見破られるだろうことは推測できた。 しかしディーンは何も言わない。友人に余計なことを知らせたくないのだ。 彼はまだ、守るべきものを失ってはいない。
>>294ディーンは胸元に押し付けられた紙を左手で受け取る。 ノックスの批評に耳を傾けながら、数度瞬きをした。 自分の名義で発表した作品のないディーンにとって、直接評価を聞く機会は決して多くない。 聞けたとしても、他の作家や編集者の言葉ばかりだ。]
――……もう、作家じゃない。
[小さく、ディーンは呟く。物語を書くことはもうやめたのだ。]
(299) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[そう、これは物語では無い。
それよりも生々しく、逃れることの出来ない業を記している。
ノックスには、分かるのだろうか。
ディーンは伺うような視線を彼に向ける。]
――……これは、業だ。
罪だと分かっていて、口にしたくなる。
[少し歪んだ業を持つディーンにも、食欲を抱いたことはある。
しかし、この文章は――まだ、完結してはいない。]
|
――……。
[>>298ディーンは問い掛けに、重い息を吐いた。 口は開かず、否定も肯定もしない。
それを彼はどう捉えるのか。 様子を伺うように、ディーンはノックスから視線を逸らさない。]
(300) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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ーーー…………うん
衝動は……湧き上がると一瞬 だった
だからーー気をつけて
[衝動だけで喰らうこと そこに 辿り着かせないように
けれど あれは一瞬で 何ができるのか
ただ 安じるばかり]
そうなんだ……
――――わかった。気をつける。
血の匂いがつよく感じるのって……
やっぱり、月が満ちてるから、かな――
[案じる気持ちに、すこし、暖かいものを感じて。
気を引き締めなおす]
業は棄てられない。背負い続けなくてはいけない。
だから、誘惑を振り払い、口にしない努力をすべきだ。
そして、僕たちはそれが叶っている。
[違うかい?]
ーー………そうだとは 思う
せめて 月が細ければ
きっとラルフも……俺もーーーー
知るのは怖いね
考えてこなかった
……考えなくちゃいけない気もした
けど 怖いーーーー
うちのニコラが、君を指差した。何度か……ね。
[知っての通り。]
それだけと言ったらそれだけ、だけど――…ニコラはダメだ。
君も‘保護者’の一人なんだから、必要以上に用心して欲しい。
[フランシスの方をちらりと向き、唇に指を立てる。それだけで、伝わるだろう。
トレイルの事を思い出させるから。]
―― っ…
[人差し指を立てる仕草、
口を噤んで、物思うように眉を寄せた。]
[間近で、同じような立場であるはずの保護者たちが交わす会話を、嫌でも耳は拾ってしまう。
誰か、己の懸念など笑い飛ばしてしまってくれ、と。
そう思うのに。]
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[>>303腕にルーツのいる状態では、素早い動作は不可能に近い。 ディーンの額にぺしり、とバーナバスの指が当たった。 人が触れても極度の緊張状態に陥らなかったのは、それが認識する間もない一瞬のことであり、別のところに意識を取られていたからでもあった。 些か早く打つ心臓の辺りを紙とまとめて左手で撫でながら、ディーンは一度、緩く息を吐く。]
……僕は、何もしていない。
[それはさながら、言い訳をする子供のように。 非難するように視線は再び、ノックスを見た。**]
(308) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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うん……怖いね。
月がほそければ……こうして、同じ場所にいても、
大丈夫だったかもしれない……
衝動がどういったタイミングでおこるのか。
わからないけれど……違和感を感じたら、離れたほうがいいのかな……
[でも、離れたくないとも思うそれが、危険だとはわかっている]
……君の言っていることは、きっと正しい。
[ ――だが。]
ニコラがどうするかは、ニコラが決める。
僕がどうするかは、僕が決める。
[ノックスの要請にはやはり、是とも非ともつかない返事をした。
密やかな声は、近くにいるベネットにも拾えてしまうだろう。
ディーンは、ベネットの方を見ることが出来なかった。**]
[バーナバスにも聞こえているだろう、やりとり。
視線をそっと送り、表情を窺う。]
……はやく、吹雪が、止めば――いい
[――きっと、だいじょうぶ、
そんな気休めのような言葉は
フランシスには、謂えなかった。]
ーー……同じように 怖がってくれる
存在がいると 少し 落ち着くね
ーーそれかー二人きり にならない……?
……少なくても俺は トレイルと
二人きりに なるのが怖いーーー
他の人とも そう なのかな…………
二人きり は怖い
[――やっぱり、うそじゃないか。
緑の眼が、ディーンを半ば睨むように見るが
彼は眼を逸らし、視線がかち合うことは、なかった]
一人じゃないから、心強いね。
――いつも、注意されてたのは、
あまり強い気持ちを相手に向けてはいけない、って。
恋を覚えたら、危険だって……
二人きりになりたいと思う相手が、危険なのかもしれない……
ほかの人とは、どうかはわからない、けど――
トレイル以外にも、だったら。
二人きりにはならないほうが、いいね……
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