197 獣ノ國
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/07(Tue) 18時半頃
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痴漢は...今まであったことないな、そういえば ほとんど歩きだったし、夜歩く時は明るいところを選んでたから 一回露出狂にはあったけど、鼻で笑ってやったら意気消沈してたし って、パンツ一枚では暮らさないわよ、さすがに
[呆れた様子で苦笑して、膳のまえに正座で座り手をあわせてから、卵ご飯に舌鼓をうつ。 食べている途中で目が合うと、幸せそうに目が細まり顔が綻ぶ]
花? ん...小さな、向日葵 花屋の店員さんが向日葵みたいだって言ってくれて それが嬉しかったから 多分あっても、今年最後だろうし、見納めに見ておきたいなって思って
[ほしい花と聞かれて、ふと思い出したのは意味深なことを言ってくれた花屋の店員。 それに連なる向日葵の花は、店員のおかげで好きになったんだと、はにかみながら答えて]
(109) 2014/10/07(Tue) 19時頃
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あぁ、それなら良いがね。 若い時痴女に遇ったことはあるぞ。可愛く無かったけど
ぅわッエゲツねェー。 それ男が一番地味に傷つく攻撃だわ
[>>109黄色い悲鳴の代わりに小馬鹿にされるとあっては、 露出狂も出した甲斐が無いというものだ。 からからと笑って、解した鮭を口蓋へ放ってから、 茄子と玉ねぎの汁物で風味を整え、はたと気付いた。]
(110) 2014/10/07(Tue) 19時半頃
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……ッあー、コレ玉ねぎ入ってるんだけど。 口付けたらまずいんじゃないか?
[犬は葱系を与えてはいけないという話を思い出し、 大丈夫なのだろうかと心配そうな視線を送る。]
小さな向日葵、かぁ。 確かに置いてるか分かんないよな。一応聞いてみるよ。 …そういえば、日中パソコンで仕事してたンだが 君の名前の語源を調べてみたら、 百合とか薔薇の意味があるらしいね。
成程、花が似合うはずだ。
[目を細めて笑い、彼女の願いを聞き入れると 飯時に少々行儀も悪いが、メールを打つ。]
(111) 2014/10/07(Tue) 19時半頃
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―――――――――――――――――――――――― From:錠 To:トレイル>>61
本文: おぉ、ずっこけて無残な姿にもならずに済んだ。 ついでに可愛い少年を送り狼したぞ。 嘘ですウソウソ。 とにかく助かった。
ちょっと届けて貰うもん増やしていい? 小さな向日葵って今の時期、店にあるもんなん? 急だし、駄目なら駄目でしゃーない。
んでは、家で待ってるぞ。 ――――――――――――――――――――――――
(112) 2014/10/07(Tue) 19時半頃
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「――旦那様、「便利屋」と連絡がつきました。 本日来られるそうです。」
[茶の代わりを注ぎに来た下男より一報>>78を受ける。 一人で来るという話に首を傾げさせて]
え?便利屋って派遣みたいな何かじゃねーの? まァいいか、着いたら通せ。 ジャンル分けと本の手入れもあるし、 一人でやってたら数日は掛かりそうだがなァ
[訪れるなら一度書殿の状態を見せてみて、 しんどそうなら増員の張り紙でも出さねばなるまいと思いつつ。]
君は埃とか厭だろう? 一ヶ月放置してただけで酷い有様だよ
[苦笑を浮かべ、スザンナを見遣り。 「灰かぶり」には喩えようも無い様相の彼女に 本の手入れを頼むのは流石に酷だと。 何より繊細な指を、本で切ってしまっては頂けないと。]
(113) 2014/10/07(Tue) 19時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/07(Tue) 19時半頃
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―朝・時計の家―
[昨日の雨のせいで少しだけ肌寒くなった空気を切って、いつも通りの時間、いつも通りの配達の仕事。 いつもは手紙が沢山詰まっている箱は、どういうわけか今日は少ない。昨日買った花の置物が収まる位には。
蒸気を噴き出す二輪を空っぽの郵便受けの前>>2:400で止めた。 そこで、ふと違和感に首を傾げる。 昨晩放置したままのバイクを取りに行った時から家の様子は変わっていない。静かに佇む家は、まるで時が止まっているようで。]
あ、コーヒーの香りがしないから……
[それだけではない。 コーヒーの香りを探した瞳は、伽藍堂の窓辺を捉えた。 元からあったサボテンはおろか"お友達"すらも見当たらない。
––––––代わりに見つけたのは扉に掛かった小さな袋。一応インターホンを鳴らしてみたものの、出ない。 おずおずと開いた袋の中身はサボテンが、二つ。それと、]
(114) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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………箱?いや、
[手の中に収まる箱を耳に当ててみる。 チクタクチクタク。針の音。]
時計なの?宅配しろってこと?宛先は……無いわね。 お礼ってこれの事かな。
[[四方から箱を眺めた後、そっと蓋を開けて「かわいい」目を輝かせながら、意図せず呟いた。それでも、自分宛とは限らない。知り合いから片っ端に、ルーカスさんの知り合いを聞き出すのもありかもしれないな。
名刺と端末を取り出して、急いでメールをしたため始める。]
(115) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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ーーーーーーーーーーーーーーー 宛先:ルーカスさん 差出人:クラリッサ
明け方からごめんなさい。 おはようございます、クラリッサです。 昨日はありがとう、一緒にお食事は出来なかったけれどカフェテリアに入れた事はとても嬉しかった。
今貴方の家の前にいるのよ。ドアの所に掛かっていた袋は何かしら?これはルーカスさんが置いた物なの? 宅配だとしたら宛名と住所を教えて欲しい。 ちょっと中身を見てしまったけれど、この時計は大事な物でしょう。必ず届けるから。貴方から返信が来る前に届けちゃうかもね!
ps.今度はコーヒーを一緒に飲めればいいと思います。昨日は残してしまってごめんなさい。
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(116) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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[再び時計を箱に収める。 入れ替わるようにポストのなかに花の置物を入れて、バイクの持ち手にサボテン達を提げながら、…は次の配達先に向かった。
時計の針は軽やかに時を告げる。*]
(117) 2014/10/07(Tue) 20時頃
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□獣につゐて
DAY:20xx年10月2日 xx:xx
NAME:柿食えば鐘が鳴る也名無しさん
前に書き込みをした柿の人です。
お試しで一日獣人を飼ってみたが、
このまま飼ってみようかと思う。
他に獣人と共存生活している人がいるのなら
情報交換してみたいかなーとは思う。
社畜は辛いよなあ。
都合合えば会ってみても悪くないとは思うが
国府の監視下にあることを考えると恐いかな…
獣人だってばれたら捕まっちまうとか追放されるとか
警戒する側にとっては、ありえない事じゃないからね。
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[掲示板に書き込んで思うことはひとつ。 奇妙な本の返却をした友人のこと。 メールを確認するが、依然として返事は来ず。 豆か豆でないかと謂えば、返信は豆だったような。
自分以上に彼の方が獣人と接触している可能性は高く思えた。 半獣だとばれたら、半獣を匿っていると知られたら、 何処かへ連れていかれてしまうのではないか 国府に監禁されるだとか、追放を受けるだとか リアルに考えるならそんな辺りが脳を掠めるけれど。
それとも、「ありえない」扉を開けてしまったことで 「ありえない」次元に呑まれてしまった、だとか。 神社で過ごしたあの日のこと。 鳥の羽音と木々の騒きに紛れ、狐の鳴き声を聞いた気がする、
――ああ、こうして半獣と生を共にしてしまえば。 傍に寄り添って、愛おしいと思ってしまえば。
獣に連れていかれるなら、悪くないかも知れない。]
(118) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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…おやおや、随分とお転婆だね。
[人より優れた聴力は些細な呟きも見逃さない。 思わず台詞を紡ぐ前に囁いたけれども相手の耳に届いたかは知らぬところ。
繰り返されるやり取りは同じもの。浮かべられた表情は違うもの>>92
何かあったのだろう、と予測はしつつも男はいつも通り、相手が知っているであろう笑みを崩さず続ける。]
おやおや! サプライズは成功かな?
天使からの贈り物なんだ。疚しいものはないよ。
[感情を素直に現す様はとても名俳優には思えず、男は一度咽喉を震わせてくつりと笑う。そして紙袋を押し付けようとした。
そして男の好物を頼もうとしていた、なんてことを知れば眉を上げて驚いたような表情を作ってみただろう。]
(119) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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気持ちだけは受け取っておくよ。
[勝手に断りもなく席に腰掛けることを相手は許したか。 どちらにせよ男は躊躇なく座席に腰を下ろしたのだが。
不服そうに突つかれる柔らかい色合いの菓子。
そのパートナーを務めるのは、男がこの世で最も嫌う豆をかき混ぜて作られた液体>>93
今も鼻を掠める香ばしい匂いは男の嗅覚を犯していて顔を顰めたくなるけれど]
へえ、それは助かった。
――好物なんだ、珈琲は。
[噯にも出さずに寧ろ喜ばしげに笑みを浮かべてみせ、小首を傾げる青年の元へと自身のまだ口も付けていないミルクティーを差し出す。]
(120) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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[そうして相手の端末が震える。その相手が天使だと、彼の口から耳にしたのなら]
お迎えかい?
[なんて茶化してみせて、続いたように震えた端末を覗くのだ>>95
そして僕にも天使が訪れたよと、彼にも伝えてみただろう。
しかし最後に綴られた一文>>96に男は笑みをぎちこなくさせる。 本屋を営む青年の姿が見えないという。
そういえば昨晩も結局会うことの出来なかった知人の顔を思い浮かばせる。
そして“お昼近くまで待つ”という何ともあやふやな言葉に、ため息を吐いた。]
(121) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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――天使が君のところに舞い降りるまで、だっけ?
[時刻。それが正確にいつを指すのかは分からないにしろ、昼頃といえば長針が指し示す数字はきっと。]
哀れな獣、か。それでも構わないかもね。
だってその間、君はベルでいてくれるんだろう?
[巫山戯た調子で流暢に言葉を綴ろうとして男は、口を閉ざして。]
――もし、狩人がいたのなら……左胸にキスして欲しいものだね。
[痺れるような渋味を一気に流し込みながら、甘美な夢を塗り潰して――唸る。]
(122) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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なんて、ね! 君のように上手に芝居も出来ない僕じゃあ役者不足かな。
僕にはビーストなんて主役は無理だね。端役でいい。確か美丈夫なんだろう?僕は。
ガストンは、そろそろ家に帰るよ。狼に襲われないように、ね。
[そして甘ったる過ぎるチョコレートにフォークを突いて、はにかむ。]
君との芝居はとても楽しかった。少しガストンの気持ちが分かったような気がするよ。 だから改めて礼を言いたかったんだ。
――初めまして、ジャニス。
僕はヤニク。遊びに付き合ってくれて楽しかった! 君の旅路が良いものでありますように。
[口に運ぶ最後の一口。口内を満たす甘いチョコレートを平らげた男は席を立つ。
唐突な行動に相手をどのように思わせただろうか。 ちらりと視線を一度彼に向けたものの、男は悪びれる様子もなく、口元を緩めている。]
(123) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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――またね。
[“今日しかない”ということと、詰められた取っ手のついた旅行鞄。
彼の行く先が何処なのかは分からずとも、男は敢てその言葉を選んだ。
ここは小國。入国の際に厳重なチェックがされることを加味すれば、再び出会える可能性は如何程なものか。
それでも狼男は、軽い口約束を並べて]
――そろそろお婆さんの皮を被ってくるよ。
天使のご加護があらんことを。
[悪戯な笑みを最後に張り付けては、その場を去ろうとしただろう。*]**
(124) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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クラリッサは、ヤニクに貰った手紙をまだ読んでいない。
2014/10/07(Tue) 20時半頃
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― 回想 シメオンくん宅 ―
――…っ…
[牽制、なんて言葉には。学生は寧ろ、と肩を震わせました。ただ巫山戯ただけなのに――また後で、と囁かれたのならば。少しは保って居た余裕も消え、僅少焦りさえ見せたのだったでしょうか。*]
独り占め、なんて。 ――シメオンくんが、……
[――”してくれたら良いのに”。言葉は噛み締め、こくりと咽喉へ通しました。言うまでのことでは無い、言って良いのかも解らない其れには唯学生の中で否定を示し。 スープの味付けを大人しく見、そして美味しいと褒めてくれた彼にはまた一つ得意気に笑い、少しは胸を張ってみることもあったでしょう。ただ、胸に残る蟠りは何時になっても消化されないまま。
夕食後は手早に皿を片し、ソファへと再び身を沈め。そうして彼を窺い見、目前に立たれたのなら。時計の音、小降りの雨音を遠く感じる鼓膜に通しつつ、ちらりと謙虚に、然し引き気味に彼を見上げるのです。]
(125) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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…どうしたの、そんな、
[近くに付けられた膝に、顔横に付かれた手に。背凭れさえ学生を逃がしてくれなければ、ただ促されるままにその暗灰色>>77を見据えました。口先は誤魔化す音色を紡ごうとするけれども、その先に視えた展開にはただ唇に震えが走ります。 触れたいと。その言葉は学生の偽の性を暴くことを暗示し、そして減滅される可能性さえ含んでいることを、学生は理解していました。そうして厭な方へと道先が傾いたならば、その低い声が次に紡ぐ言葉は? 学生を慕ってくれているだろう彼が、次に見せる表情は。 ふるりと、学生の睫が揺れました。]
…私に失望しないなら。
(126) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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――君とだけ、特別に。
[学生はひとつ瞬きをして、言の葉を送りました。現実は耳に煩く、意識の奥底まで潜り込んで来ます。余裕綽々と云わんばかりだった学生の態度は、今や情け無くも手の平さえ震えさせ。脳はじんわり麻痺を起こすのです。 此れが果たして、良い事なのか、悪い事なのか。ただこころの奥底にしまい込んだ気持ちを、…曝け出すなんて。]
……恥ずかしいんだ、…僕は。 ただ誰かに、…真直ぐに自分を見られるのが。
[学生は手を伸ばし、彼の胸元のシャツを掴みました。困惑に眉を顰め、気まずく口端を下げ。言葉尻が空間に融け込む前に、ややあって彼の胸元へ自分の顔を埋めたことでしょう。]
(127) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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――だから、囁いてよ。
恥じる暇も無いくらいの、甘言を。
僕が唯一現実に認める、君が。
[学生は、彼のシャツを強く握りました。]
(128) 2014/10/07(Tue) 21時頃
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―昼近く・本屋前―
[本屋の影、電灯に寄りかかりながら、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
姿勢を変え顔を横に向けた瞬間。 高く昇った太陽、その光が瞼の裏を赤く染めた。
眩しさに顔を顰めながらも、視線はすぐに本屋へと向けられる。
暗い店内は相変わらずシンと静まり返っていて、人の気配もない。 眠っている間に人の声>>105>>107を聞いた気がしたけれども 今現在、店内の様子に変わりがないことを考えれば、あれはきっと通行人の声か、夢だったのだろう。
それにもし、話しかけられていたとしても、寝ぼけた頭では、まともな返事は出来なかったのではないか――― そんな風に考えて体を起こす。
ギシリ。長時間同じ姿勢で居たためか、体は硬くこわばっていた。]
(129) 2014/10/07(Tue) 21時半頃
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[時間を確認しようと端末を取り出し、画面を覗けば案の定、時刻は昼近く。
そして約束した相手の名前>>94が受信欄にあることに気がついて、慌てて文章を打つ。
できるなら、このままこうして待っていたい気持ちもあった。けれども―――
約束したところに相手がいない。 居場所となるはずだったところに、行くことができない。 その不安感を相手に味わわせたくはなかったから。]
(130) 2014/10/07(Tue) 21時半頃
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――――――――――――― 差出人:カリュクス 宛先:ジャニスさん ―――――――――――――― それなら良かったです。 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― 室内にいたなら良かったです。 怪我は水に触れると、余計に痛みますから。 私は少し濡れてしまいましたが、 雑貨屋さんで傘を買ったので大丈夫でした。
はい。本屋さんでアルバイトをしようと思って 書類を書いてくるように言われたのですが。留守みたいで。 もしかしたらば、遠くに配達に行ってるのかもしれないので また夕方にでも足を運ぶつもりです。
待ち合わせ場所。 私は今、商店街にいるのですが ジャニスさんがもし近くにいるなら、そちらに向かいます。
(131) 2014/10/07(Tue) 21時半頃
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(...気づいてるのかしらね、私も多分、その痴女と同じってこと)
あら、やっぱり男の人にダメージあるんだ、その対処法 咄嗟に頭が冷えて思い出したからやってみたんだけど 本当は、びっくりしたし怖かったんだから
[彼に惚れて迫ったのは同じだと、痴女の話に思いながらも、カラカラと笑う相手には告げず、くすくす笑う。怖かったのは本当でも、びっくりしたというのはすぐに冷静になったあたり本当かどうか疑わしいと、今考えたら思うけれど]
葱? あ、そういえば犬猫にはダメなんだっけ
[心配してくれる顔を見れば少し考えてぱくりと口に含み、もぐもぐとよく噛んで味わう。 舌の痺れ、無し。吐き気、無し。目眩、無し。 順番に異常が無いかを確認していって、こくりと飲み込んで 大丈夫だと、笑いかける]
大丈夫みたい。 後でお腹痛くなったりしたら、すぐに保健室とかいくし、先生に報告するから、安心して それに...
(132) 2014/10/07(Tue) 21時半頃
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[端末に文章を打ち込んで、送信ボタンを押す。 昨日よりも柔らかい印象を受ける彼の分面に、何があったのだろう。と、疑問に思いながら。 それでも、敵意を露わにされるよりはずっと良い。と一人で納得する。
今、棘を刺されれば たとえそれが小さな棘でも、その傷口からヒビが全身に広がり、体ごと粉々に割れてしまう。 そんな気がしたから。
気持ちを切り替えるように瞼を閉じ、深呼吸を一つする。 そして、ポケットからメモ帳を取り出して伝言を書き、ドアに挟み込む。
白い紙が風にパタパタと揺れるのを、ただ黙って見つめる。 連絡が来ればすぐに足を運べるように、立ったままで。]
(133) 2014/10/07(Tue) 21時半頃
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(飼い犬なんだから、そんなに気を使わなくても良いのに)
[最後の一文は口には出さない。きっと、また困らせてしまうだろうから。 ただ、本当に気を使われたりするよりも、好きなようにしていいと、心の中で思うだけ]
百合はともかく、薔薇は... 似合うような女になってみたいわね それで先生の隣で笑うの。 きっとみんな見惚れるわ。美男美女カップルだって 百合は、マユミや本屋で先生が連れていたこの方がきっと似合うし
[>>112メールを打つのをみながらまるで夢を語るように声を弾ませる。冗談めかして美男美女とナルキッソスじみたセリフの中に、先生はかっこいいと、わかりにくいだろう賛辞を 照れた顔が見てみたいだなんて、少しのイタズラ心とともに]
本の手入れ? やるなら手を貸すわ 埃とかよりも、本の中身の方が大事だし、どんなのがあるかみてみたいし ほら、えっちな本とか見つけたら先生のこと、からかえそうじゃない?
[無いだろうけど、と冗談を言いながら食べ終わって手を合わせる。ごちそうさまでした、と小さく唱える口は子供染みているような気もするけれど、父母がくどいばかりにしつけてくれたものだからと、半ば惰性のように続いていて]
(134) 2014/10/07(Tue) 21時半頃
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カリュクスは、マユミという名前を構内で聞いたことがあるが、こころあたりもなく
2014/10/07(Tue) 22時頃
□獣につゐて
20xx年10月3日 xx:xx
ジョン
今北一行
=11マイケル焦げ船を
知り合いワロタ 世間は狭いね
今日知り合いの家に行ってみようと思うんだ、どうなるかは解らないけど
道端に鞄忘れたけど、その後愛しの知り合いが迎えに来てくれたから、鞄身共に濡れたことなんて吹っ飛んじゃったよ
20代男性の匿さん
おっ午後会う?自分は良いよ。他来れる人居るのかね
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― 花屋 Lomo ―
[送信と同時に受信>>68をしたメールにエラーで未送信になってしまったのかと、慌てて開封ボタンを押したが友人からの物だとわかると綴られた文字を斜め読みをして、返信ボタンをタップしようと親指を重ね合わせようとするが]
赤ずきん…か。
[そのボタンは直ぐにはタップはされなかった。追伸に書かれた文字で自分の知りうる御伽噺のタイトルを呟いて、もう一度友人からのメールを読み返し、漸く返信のタップを押した。]
(135) 2014/10/07(Tue) 22時頃
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―――――――――――――― 差出人:トレイル 宛先:ヤニク ―――――――――――――― Re:おはよう寝坊助さん 20xx年 10月3日 ――――――――――――――
あの量はさすがに一人では無理だったから、食べるのを手伝ってもらったけどな。
ケーキを貰ったばかりなのにそれはさすがに悪い。 別に俺が用意をしても構わないんだ。
追伸:赤ずきん。 お前がまるでその狼みたいな物言いだな。 ――――――――――――――
["猫"だと思っていた友人は"狼"なのか。 その真相は解りかねるが、「どうせあいつのことだから」と気まぐれ猫を連想させたまま。]
(136) 2014/10/07(Tue) 22時頃
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