204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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だめ……それは
フィリップは、きっと……
のんだら、がまんできなく、なる……
[ドナルドは、途中で我慢できても。
フィリップは――]
最後の、一滴まで……じぶんのに、したくなるから、
だめ……
ーーーー………………??
だったら だったらドナルドだって
我慢出来ない かもしれないだろ………
[嫌だ 大切な人を 衝動に飲まれて
食い殺し 苦しませたりなんてしたくない
自分とドナルドに 違いがある
と 思うこともなく]
していいから なんだってあげるから……
|
ちょっと思い出があるかと思えば…ったく。
[いつの間にか、何かあれば真っ先に思い出すのは決まってしまっている。 好みの酌婦でも思い出せばいいものを、と思いながら。それが本音でないことも分かっていた。
温かな湯のおかげで少し余裕が出たのか。
適当に温まった体に衣服を着こみ、まだいるであろうノックスたちの方へと顔を出す。]
(453) 2014/11/20(Thu) 21時頃
|
とちゅうで、がまん、する、し……
きっと、ドナルドなら……
食べ過ぎる前に、止めて、くれる……
[そんな、信頼も、ある。
フィリップの、心配が嬉しい。
フィリップと、同じのを背負えるかもしれない。
そんな、思いもあって]
……フィリップ……
ーーーーーー…………っ
[…………食べ過ぎる前に
その言葉には反論出来ない
ラルフが望むなら そのまま
食べられて 死ぬことは厭わない
とっさの反論思いつかず]
ーーーーーラルフ……
[同じ獣でも 幸せになれる 獣
そうであって欲しい
泣きそうになる]
……うん……フィリップ。
俺、呼んでて……そしたら、きっと、
だいじょうぶ……
[ドナルドの血の味にくらりとする。
それでも、フィリップに呼ばれれば、それに熱中しすぎることもなく。
だいじょうぶ、と笑う気配]
ラルフ………………やだ ラルフーーー
[現実で泣き出してしまったのに
呼応するように 心も泣きはじめる
笑ってくれるけれど
せめて ラルフが暴走しないように
ラルフの言う通り 彼の名前を
呼ぶことしか出来なくて]
ーーーーラルフ ラルフっ
[新たな血の香りに 嗅ぎすぎてしまった
と 心の何処かで思う
衝動が 首をもたげそうで]
[獣と呼ぶのは、ニコラのこと。
血の味を覚えた。
それは確かだ。
ノックス以外の世界を―――知った。]
ん、ぅ……フィリップ。
……うん、……
[名前を、呼ばれる。
その声に、背に触れる熱に。
ぞくり、と悦びを感じて]
は、あ……
[熱い、吐息がこぼれる]
|
[力なく笑う顔は>>469、どうしようと小首を傾げた昔のまま。 ]
んだよ。 なんかあったのか。
[何か、はあっただろう。 もうとうに取り返しのつかないこと。
けれど、男は幼馴染のためではなく、男本人のために尋ねるのだ。]
(476) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
ラルフーーーらる……ふっ
[何かを 感じて 途切れ途切れに
なりながらも 何度も名を読んだ
頭に響く 吐息の音
ぱち と電流が走るような]
ら………………るふ ラルフ
[何か違う けれど何が違うか
湧き上がる 衝動に近いもの]
ラルフーーーラルフ だい 丈夫………………?
[それでも ラルフの様子を伺う]
[呼ばれるたびに、ぞくりと震える。
覚えた熱は、衝動に近いけれど、それではなく]
……ん、フィリップ。
だ、いじょうぶ、だから……
[欲情に近い、感覚に。
震える声を返した]
よかったーーーラルフ よかった
[ラルフに 暴走の色は
心からも感じない
そうと知れば 彼は安堵に力を抜く]
………………っ
[びくりと 安堵で緩んだ気
締め付けられていた 何かが跳ねて
耐えるように身をすくめる]
ーーーだか ら?
[ラルフも抱え始めたそれ
思考が塗りつぶされそうになりながらも
だから と言うラルフの
その思考の先 たずねた]
[身のうちで、疼く。
それは、衝動ではなくて。
喜んでくれるフィリップの声にすら、反応する]
……ん、ぅ……
――だから……あんまり、ひっつかれる、と。
なんだか……
[あつい、とぽつり、呟く。
暴走しないように、意識した結果。
欲望にすりかえられたせいかも知れず。
色を含んだ吐息をこぼす]
……さっきの話の続きだけど。
ニコラは、まだ大丈夫…だよ。
落ち着いてる。
見せてくれる笑顔が減ったけど、ね。
こればっかりは仕方ない……
[はぁと溜息。寂しいのは事実。]
ーーー………………
[確かに ラルフの身体は熱い
怪我が響いているのだろうと
けど]
ラルフ……ラルフーーー
ラルフも 何かが あるの……?
俺も……なんか 変なんだ
でもーーこうしてたい よ
[駄目?と もう一度だけ強請る
強請るだけで こちらまで熱くて
けれど 抱きしめて すりと身を寄せる]
――……っぁ……
ん、だめ、じゃない、けど……
俺、なんか……おかしい、から……
[一人で、処理をしたことはあるし。
そういうのも、わかってはいるけれど。
いま、熱をもてあましている感覚に、思考が働かず]
ふぃり、っぷ……
[抱きしめられて、吐息と共に名前を呼ぶ。
嬉しさが、熱と一緒にあふれて。
力が抜けて、フィリップにもたれかかった]
|
[平等は残酷>>483、その言葉に何でもないように笑う。]
ふうん…、平等に見えてるだけ、かもしれねえけどな。
[良くある子供の我儘だと肩を竦めて。
ノックスの要求に合わせて、そっと仔狼たちから距離をとった。>>488]
(499) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[駄目じゃない と言われれば
嬉しそうに 彼はもたれかかる
ラルフを ぎゅっと抱きしめる]
……衝動 じゃないんだけど
なんだろーーーこれ
……キスして いい?
[と鼻をすりと合わせながら
心で尋ねる
ラルフが気を失う前
知ったラルフの唇の感触
いま いちばんそれを もう一度知りたくて]
[抱きしめられる力強さが嬉しい。
近い距離で尋ねられた言葉に、耳朶が染まって]
……いい、よ。
[心で答えて、小さく頷く。
フィリップが触れてくれる。
そのことに、悦びが生まれて。
とろりと琥珀が蕩ける]
[視界で起こる変化 なにより
恥ずかしげしながら 是を返す心の
ラルフに行動を許されるたびに
身体の衝動に似た何か
より強くなるけれど 苦しくない
美しい琥珀の溶けるに
理性も溶かされていくけれど
危惧するものではない とわかる]
ラルフーーー嬉しい
[ニコラの次はトレイルのこと]
そうだ、バーニィ。
……誰かに食べられたいって思ったこと、ある?
フィリップ……俺も……
[衝動ではないけれど。
求める気持ちは、あって。
触れ合う唇の感触に、悦びがわく。
心地よさと、もっと、と求める心が素直に伝わって。
それが、また恥ずかしい]
[恥ずかしさと悦びの
控えめで暖かなラルフらしい気配に
心がふわふわと落ち着かない]
ラルフーーーなんだろう この気持ち
もっと ラルフに触りたい
もっと ラルフを抱きしめたい
もっと ラルフのこと知りたい
もっと ラルフに触られたい
[知ってる?と言うように ゆるく訪ねて]
[落ち着かない。
あたたかで、でも、もっと欲しくなる感覚。
肌に触れられる快楽には、慣れていなくて]
わかんない、けど……
おれ、も。
もっと、フィリップに触りたい……
触って欲しい……
フィリップのこと、知りたい……
[こんな気持ちは初めてで、知らないと、首を振る。
恋をしらず、衝動とは違う、求める気持ちがあふれている]
ーーーこの気持ちも 一緒なんだね
[たくさんの気持ちを共有している
いまの気持ちも 一緒とわかると嬉しくて]
ラルフーーー気持ち良さそう……
もっと気持ち良くなって欲しいから
……教えて?
――ん、うれしい……
[一緒だと。
嬉しい気持ちが伝わるから、さらに嬉しくて]
うん、きもちいい……
フィリップがさわるとこ、……
もっと……
[どこが、なんてまだ知らない。
ただ、触れられて気持ちいいと、思ったときには。
もう伝わっている気がして。
首筋も、胸元に触れられるのも、全部]
あのね 舌が触れると 凄くぞくっくる
から 一緒に舌 触れ合ったら……
[強請られる思いに 息がまたあつくなる
はぁ……と吐息をこぼして
一緒に気持ち良くなりたい
ラルフをどんどん気持ち良くさせたい]
ラルフ…………ラルフ
[何度も名前も呼んだ]
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