人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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【人】 保険調査 ライジ


 恐らく故郷のものなのだろう。
 憶えてはいないが。

[動く指が目に入れば、思い出すのは嵌められていた手枷。咎人であるならその時のことは思い出せない方が良いのかもしれない。
やがてそれ程長くはない演奏が終わり、
隣の赤髪に視線を戻す]

 終わりだ。

[手を解して告げる。
口を開けば未だ胸に積る余計な言葉を零してしまいそうで、静かに笑みを向けるに留めた*]

(245) 2014/12/29(Mon) 00時頃

【人】 保険調査 ライジ

 ―回想:食堂―

[>>241 永い時を過ごしているのだ、
彼の謂う通り、何がしかの変化はあったのだろう。
笑みの意味は深く考えるつもり無くても、
碌な事でなさそうなことは伝わってくる]

 さてどうか。
 何が現なのかはもう判らん。
 
[昔の話を問われたらそう応え]

 ではお前も、
 そのうち望まなくなるかもしれないな。

[それが喜ぶべきことかは兎も角]

(251) 2014/12/29(Mon) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[部屋を片付けると聞いて、
そう散らかってもいなかったようだがと、
部屋の様子を思い浮かべ。
己の横に素直に納まるのを見届けてから鍵盤を叩く。
揺れる身体の温度を感じるながら、
途中に一度その顔を覗けば緩く眸閉じており、
如何にも寛いでいるように見え、複雑な気分になる]

(258) 2014/12/29(Mon) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ


 たいした出来ではない。
 が、そう謂われるとやはり嬉しいものだ。

[己にとっては身体に染み付いた楽曲を、
嫌いではないと評されることは]

 そうだな……だが。
 満足した。当分弾くことはあるまい。
 それでも、また、機会があれば。

[偽りを述べる気はなかった。
訝しく思ったとしても、直ぐに忘れることなのだろうと。
照れたような笑みに微笑みで返しその背を見送る。

聞いたばかりの名は再び呼ばれる事のなく、
やがて痛みと共に忘れていくのだろう**]

(259) 2014/12/29(Mon) 01時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/12/29(Mon) 01時頃


 ―或る日―

[雲が途切れ、また陽が入り。
昏く翳っていたその場所を照らす。
男は足許に転がるものを見る。

揺れる金の髪。
蒼ざめた膚は、最早生者のものではない]

 ……ぁ……。

[目の前掲げた、痺れて色を失くした指先が、
小刻みに震えるを不思議そうに眺める。
『それで良い』耳を打つ、囁きの気配に振り返れど、
黒衣の魔女はもうどこにもいない]


[やがて遠く喧噪の声がする。
森を抜けた先に或る城には吸血鬼が棲むと謂う。
其処に城があったか、其れがいたか、真実は不明。
だが、まともな人間は誰もその場所に寄り着こうとはせず。

だから、其処へ逃れようと走り出した。
生き場所を願ってか、或は逝き場所を願って**]


ー或る日ー

[握り返した手は吸血鬼である私のそれよりも冷たかった。

私の記憶はあの日からでいいのだと思う。
それまでは孤独な死という日々を生きていた。

古城を訪れる影一つ。
この吸血鬼の城をわざわざ訪れるとは誰だろう。
迷い込んだ妖精か悪魔か。
吸血鬼である自分以外に幻想を体現する存在は
目にしたことはなかったけれど。

ともかく私のことを恐れもしなければ迫害もしない
彼が人間であるとはその時は思わなかった。

だから彼に手を差し出した。*]


【人】 保険調査 ライジ

[談話室を抜け、浴室に向かい湯を浴びる。
血痕が模様を描くガウンは、執事に用意させた新しいものへと代わる]

 ニコラスが倒れた? 
 具合が悪い者が多いのだな。

[聞けば写真を見てとの曖昧な返答。
思い返せば、己が丸め捨てた集合の撮画にあった彼は別人のようではなかったか。
既にピントの合わない像となって、確とは思い出せなかったが。
身体の不調であればシュロが看れば問題ないだろう。
そうでなくば――いや、己の知るあの青年は、
常に疵ひとつない仮面を身に付けていた。
気にすることはない筈だった。そう、これ迄は]

(295) 2014/12/29(Mon) 17時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[風呂を上がればテラスに向かい、煙管を燻らす。
既に虚ろだと思っていたこの身だが、胸の奥で疼く痛みがそうではないことを報せてくる。
しかし、それもまたいつも通り消え去ってしまうのだろうか。
――写真、ぎこちない主の横顔。若い吸血鬼の、残らない歯の跡。

己に分かるのはそれだけ。
それだけであるのに]


 ――もう、終わらせても良いのではないか?

[己の心を投影するように揺れる木々。
記憶にない遠い日を思いて、ぽつりと呟く**]

(296) 2014/12/29(Mon) 17時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/12/29(Mon) 17時半頃


[最初に自分が手を差し出したあの子。

あの子と出会ってから、それまでの孤独とは違う時間が流れるようになった。

あの子が人間だと知り、いつかその日々が終わりを告げてしまうことを知った時、私はそれに抗う術を考えた。

その結論が吸血鬼である自分の血を少しずつ取り込ませて彼を不老にすること。
ついでに彼の記憶を失くさせて吸血鬼だと思い込ませれば、
彼はきっと自分と永遠に一緒にいてくれるだろうと思った。

だからそうした。]


[それから、自分とあの子が安心して暮らせる場所を
探して世界中のありとあらゆる場所に行った。

途中訪れた島国は閉鎖的な所でとてもじゃないが
吸血鬼の隠れ住むような余地はなかったが、我が子が増えた。

いつしか身を落ち着ける場所を見つけ、
「クラン・ドゥ・サン」と名付け、
仕事を任せられる執事も見繕い、
平穏で安寧な日々を過ごし……………]


 私を独りにしないでくれ……。


[見上げた姿は、想像していたものよりずっと優しいものだった。
差し出された手は、冷ややかなものではなかった。

ただただ、寂しげに見えて、その手を握り返した時。
孤独な紅い眸に、仄かに揺れる灯の見えた気がした]

『いい子だ』

[何百回、それとも何千回となく繰り返し耳にした、
何時もの声。
永い間、その声の届く場所が己の居場所だった]


【人】 保険調査 ライジ

 ―テラス―

[鈴の音が鳴るのを聞いて、顔を上げる。
また少し微睡んでいたらしい。
懐かしい夢を見ていた気がする。
腰を上げて目を凝らすと、
暮れゆく中庭に銀の髪した小柄な影]

 もう日が暮れるぞ。

[一声かけて、先に館の中へと戻る]

(329) 2014/12/29(Mon) 23時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 ―食堂―
 
 鈴を聞いたと思ったが……。

[食卓には温かい食事は用意されていない。
置いてあるのは、瓶に入った馴染みの錠剤。
厨房を覗けば、準備途中で投げ出された調理器具と食材]

 …………シュロ?

[視線は主の部屋の方角へと]

(330) 2014/12/30(Tue) 00時頃

【人】 保険調査 ライジ

 ―主の部屋前―

 シュロ、居るか? 入るぞ。

[それでも声かけてから、ドアノブに手を掛けるまで一拍置いて。
返事の有無問わず開けようと]

(331) 2014/12/30(Tue) 00時頃

【人】 保険調査 ライジ

[>>334 主の自室を訪れたのは随分久しぶりな気がする。
扉を開けると、吸血鬼は机から顔を上げ]

 君も?
 誰か此処を出て行くのか? 何故。

[今日の夕食は随分手抜きだなと、皮肉めいた言葉をかけるつもりでいたのに、
不意の尋ねに首を傾げ]

 それで。
 俺が出て行く――と謂ったら?

[問いを返す]

(336) 2014/12/30(Tue) 00時頃

【人】 保険調査 ライジ

 嗚呼。――つまり、からくりがばれたと謂うことか。
 
[推測とはったりを交えて。
チョウスケとジェレミーは気付いたのだろう。何に?]

 俺は……俺達は吸血鬼ではない。
 ……お前とは違うのだな?

[確認の言葉。
幾度となく見た悲しげな表情に、何も感じないわけはなく]

 外とは、人の棲まう場所であろう?
 俺は……吸血の徒ではなくとも、
 人と謂うには永くを行き過ぎた。

 ……あちらで生きることはできない。

(339) 2014/12/30(Tue) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ


 ただ、これ以上永くを此処で……、
 生と死ともつかぬ場所で漂っているのも、もう疲れたのだ。

 外で生きることはできまいが、
 最期に……行きたい場所がある。
 
[遥か昔。
故郷を追われ罪を犯し、辿りついた古城。
恐らくあの時、己は人の世界の生き物ではなくなったのだ。
あの城が今も在るかはわからない。
だが、終わりの時を迎えるなら、あの場所で終わらせたかった]

(342) 2014/12/30(Tue) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ


 ……独りにはなるまい。
 此処には他の者もいる。

[慰めの言葉をどう捉えたろう。
既に綻びはじめた小さな世界は、崩壊を押し留められるようにも思えず]

(344) 2014/12/30(Tue) 00時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/12/30(Tue) 01時頃


【人】 保険調査 ライジ


           ――それか。

[謂いかけて、言葉を噤む。

    『共にあの場所へ行かないか』

>>348 差し伸ばされた手には刹那、息を止めて]

 朝には発とうと思う。
 他の者にも告げる。

[吸血鬼でないことを。
近付くシュロの眸を見返して答え、背を向ける*]

(347) 2014/12/30(Tue) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ

 ―食堂―

[食堂に居る者へ、主以外は吸血鬼ではないと謂う事実を告げる。
錠剤は、彼の血だろうこと。
記憶が朧になる作用のあることは、己の聞いた中にはなくそのことには触れまいが、語ったこと、またそれ以上のことに彼らは薄々気付いているのだろう]

 ジェレミーとチョウスケは出て行くとのことだ。

[恐らく命令も効力を為さなくなるのだろう。
それは己を身軽な気分にさせる]

(351) 2014/12/30(Tue) 01時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/12/30(Tue) 01時半頃


[かつて、その本を読んだ時、似たような話もあるものだと思った。
だから、きっとありふれた事だったのだろう、下働きの者を酷く扱う事も。

物語と異なる点は、幾つもある。

例えば子供は奉公にでたのではなく、物心ついた時から既にその地位にあったこと。
追い出されたのではなく、酷く傷を負った夜、支え合うように“友人”と二人、月夜に駆け出したこと。
月夜の荒野で地を潤したのは、その一人の血液だということ。
抜け出した一人は、今も尚生き延びているということ。

酷く飢え、渇いた身体にその血液はよく沁みた。
美味だと、その時確かに思ったのだ。]


 その後に、主と会って、吸血鬼という存在を知った。
 ……それで、その衝動が抑えられないならと思って、薬を飲んで、きて。

[けれど、自分が本当に怖かったのは、血を口にすることではなく、生き延びる為に友すらも利用する自分の浅ましさなのではないか。

掌で、顔を覆う。
不思議なもので、言葉にするとそれらは連鎖的に途切れずに連なっていく。
そこで一度、言葉を切る。]


[男は隣に座り、スケッチブックを開く。
 彼の口から落とされていくのは、『怖い夢』の話だろうか。
 まるで民話にでもありそうな物語。
 赤い血を啜った、働き者の少年の行く末。
 “友人”を糧にした、吸血鬼の話。

 話を聞いている間、男は声を出さなかった。
 真っ白なスケッチブックの中にペンを走らせていく。

 ただ、時折隣に視線を向けては
 彼がどんな顔をしているのかを、見つめて。]


[止まることなく語られた話。
 やがて、顔が覆われて言葉は途切れる。

 同じように一度手を止めてペンを置いた。

 無意識に手はのびる。
 肩へと伸ばし、軽く抱き寄せようと。]


[───人を殺した記憶。]

 …………。

[少しずつ、ゆっくりと、靄のヴェールが外れていく。
 生きるために友人を手にかけたのであろう彼の話を聞きながら。
 思い出すのは、男が『誰か』を殺めた理由。]


[語る表情には、笑み一つない。
彷徨う視線の先は、自らの言葉を追う。
恐怖よりも、嫌悪の勝る記憶。
けれど、その嫌悪を恐るならば、それすらも“怖い”夢となるのだろうか。

指越しの視線は、ペンの手の止まる方を見る。
伸ばされた指を拒むことなく、抱き寄せられるままに身体を預けた。]

 ……本当は、もっと沢山、覚えていないといけないんだと、思う。
 けど、……もう、あいつの顔も、思い出せない。

[年の頃も、性別すらも、
恐怖ばかりが勝ってしまい、それ以上を覚えていられない。]


 今話せるのは、ここまで。
 ……今晩も、薬、抜けそうなら、抜いてみるから。

 朝になってまた何か思い出したら、書いて貰えるか?

[最後にそう付け加えれば、微かに笑う。]

[自らの記憶に向き合おう、自らを記録していこう。
そう思った切欠は、何だったか。

例えば、覚えていられない愛の言葉だとか。
例えば、温かな食事の味の良さだとか。
例えば、書き留められない旋律だとか。

きっと、そんな些細の事の積み重ね。]


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