人狼議事


52 薔薇恋獄

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 そうか……。

[珀の言葉に、ふっと唇の端を持ち上げた。
その言葉だけで十分だという思いと。
そうでない想いが混ざって。

その話題に関しては、それ以上言葉を紡げない。

まるで無意識に、百瀬の質問から逃げたように。]


【人】 鳥使い フィリップ

 マジで? ふみせんせに診てもらった方が良くね?

[ぺしぺし叩かれて、ようやく手を止める。
心配げに、じぃっと顔を近づけるものの、近すぎて眼鏡の状態に気が回っていない。

あと、駆け寄る調音にも気づいていない]

(524) 2011/05/19(Thu) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[本気で蛍紫がどうかしてしまったかと、焦っていたから。本気で。
だから、いつも通りに肩も掴めたし、顔も近づけた。

なので、ぐらっと体勢を崩した時も、とっさに支えようと、頬へ、手は伸びたのに。
近づいた紫の瞳が綺麗だと、そんな一瞬の惚けに手が止まり。

くちびるに触れた暖かさが何か、分かるには時間が掛かったし。
伸ばした手が、まるで自分から、近づかせたみたいに見えるかも、ということには、気づく余裕は無かった]

(530) 2011/05/19(Thu) 14時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …………………………………。

[蛍紫が飛び退いたので、半端な位置に手を止めたまま。
まだフリーズしているのが、ひとり。

酷い耳鳴りがする。
ああ、すっごく顔が熱い。

何も聞こえなかったけど、甘い匂いがふわりと漂ったのを感じて、ぎぎぎ、と調音のほうへ振り返り]

 ……うわっ!?

[ひとの存在を認識して。
やっと動き出した頭は、口元を押さえて飛び退るという、幼馴染とあまり変わらない行動をとることを選択した。
ただし逆方向に]

(535) 2011/05/19(Thu) 14時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……そーゆーことなら、見えないとこでするさ。

[幼馴染が慌てているから、逆に頭が冷えたのか。
口元から、ゆるっと手を離し、肩を竦めてみせた。

青くなっていないだけ、気持ち悪がられてはいないらしいのが、救いだった。何の救いにもなりはしないが。
赤い顔でこちらを見ては、説明に失敗しているらしき蛍紫に、くすっと笑い]

 事故だよ、じーこ。
 だから、内緒な?

[ひょいっと。
本当に何でも無かったような顔で、飴を舐める鼻先に顔を近づけ。
にっこり、笑った]

(539) 2011/05/19(Thu) 14時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 そりゃ、慣れてる同士のがラクだろうけど。
 オレじゃなくて、蘭香でも良かったんだろうし――…

[カード、と言われれば、座席のことかと思い至り。
そう、応えていたところで]

 っ!?

[さきほどとは逆に、自分の襟元が引かれ。
また、くちびるに触れ合う、やわらかな感触。
今度は、何処か冷静に、それを感じていた]

 ……あり、がと?

[好きと言われれば、やはり慣れていないから、戻った顔色がまた赤くなるのはどうしようもないけれど。
内緒にすると言ってくれたから、にへっと笑って、さんきゅ、と言い直せるくらいの余裕はあった]

(544) 2011/05/19(Thu) 15時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ? おう。えっと、何だ……気にすんな?

[多分、今のも事故だったんだろう。
俯く調音に、嫌だったら忘れとけ、と手をひらひら振り]

 ……えっちー。

[ガン見していたらしき幼馴染に気づけば、目線は微妙に逸らしつつ、そう笑った]

(548) 2011/05/19(Thu) 15時頃

 そうか、世界は3人だけで閉じている訳ではないものな。

[ぼそっと呟いたのは、百瀬が去った後だろうか。]

 決めつけられれば、怒る、か。

[判っていたけれど、実際の所、判っていなかった事実を百瀬につきつけられた形。
世界は3人だけでないということだけでなく、幼馴染達もそれぞれ恋愛をするだろうということも、実際に同性同士に芽生える恋愛感情があるということも。

……と知らされて、ん?と何か引っかかったように、眉間に皺を寄せる。自身については、まだ、判っていないという風。]


【人】 鳥使い フィリップ

 何だよ。だって、目ぇこんなにして見てたじゃん。

[ぱち、と自分の目を指で開いてみせ、くすくす笑う。
胡坐をかく幼馴染を覗き込むよう、中腰になり]

 ?

[どーした、と何やら考え込む様子に、声を掛けようとしたのだが]

 え?

[ばーか、と少なくとも2階中に響きそうな声>>550で言われてしまった。
ああいや、忘れるなって言うなら忘れねえけど、そんな大声で宣言されるようなことなのか……? と呆気にとられて漏らした呟きは、蛍紫にも聞こえたかどうか]

 って、……うーん……。大丈夫なんかな。

[その後も、廊下の何処かで声をあげているのに。
心配げに、首をかしげて見送ったのだった]

(551) 2011/05/19(Thu) 15時半頃

 お前まで何言ってんだ。

[調音の言動だけでも分からないのに。
妙なことを言い出す幼馴染を、じとり]

 うん、怒るな。……分かったなら良い。

[脈絡は分からなかったが、多分自分が怒った理由を納得してくれたのかと思って。
うんうん頷いている。

根本的な解決にはならないけれど、それだけで少し嬉しかった]


[じとりと睨む珀に向ける眼差しは……
こいつ判ってないのか?という疑惑の眼差し。]

 ……ああ。

[なんだか、疲れてしまって、頷く相手に合わせた。]

 悪かった。

[ぼそっと接吻けてしまったことを含めて、謝罪した。]


【人】 鳥使い フィリップ

 好きって、オレも調音は好きだけど。
 ありがとうじゃダメなのか?

[たとえば部やクラスの誰かに、好きだ! と言ったとして。
大抵、はいはいありがと、と撫でられるくらいなので、そんなもんだと思っていたのだが。
違うのだろうか。疲れたような蛍紫の様子に、首をかしげる]

 ……追いかけるとこなのか?

[調音の台詞は、なんというか捨て台詞っぽく。
追いかけて欲しくないものだと思ったから、やっぱり首をかしげ]

 何が?
 ……ああ、いや、お前が気持ち悪くなかったんなら、別に……

[謝罪にも、最初不思議そうにしたけれど。
意味が分かれば、弱く首を振る。

蛍紫こそ、事故とはいえ、忘れたいような事じゃないだろうか。
けれど自分からは、忘れて欲しいとは言わない。言えない]

(553) 2011/05/19(Thu) 16時頃

 何だよ?

[疑惑の眼差しに、怪訝げな碧いろを向け]

 別に。

[気にすんな、というように笑ってみせたけれど。
やっぱり少し、寂しいような苦しいようなノイズが、混じってしまった]


フィリップは、ヴェスパタイン――夕輝せんぱいの所は、どういうタイミングで行くかな、とか考えている。

2011/05/19(Thu) 16時頃


[結局、疑惑の内容を告げるも、自信のない分野故にあれが精一杯。
後は自分で考えてくれと、さじなげて、けれど去り際に頭を撫でようとしながら]

 ……1人で無茶はするなよ?

[囁くのは、日向に関して。
暗に何かあったら呼ばないと怒ると告げて、よろよろ去って行く*]


【人】 鳥使い フィリップ

 ……そか。

[気持ち悪いと思われていないのなら、良かった。
ほっと笑って、……すこし勇気は振り絞ったが、蛍紫の肩に腕を回し、引き寄せた]

 事故チューなんかで、お前に避けられたりしたら、オレ生きてけねーもん。
 良かったぁ。

[本当に良かった。
ぎこちなかった腕も、蛍紫にこうしてまだ、触れられているというだけで、自然と解れていく]

 うん……? いや、うん?
 ああ、そういう?

[蛍紫が何やら頑張って説明しようとしてくれたらしきは伝わった。
けれどそれだけ]

(556) 2011/05/19(Thu) 16時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 無いって。そりゃ嫌われてはねーみたいだけど、そういうんじゃないだろ。

[声を掛けて来たときもそうだったが、蛍紫にも懐いている様子だし。
自分が特別な感情を抱かれているとは自惚れられなかったから、へらりと軽く笑って腕を抜いた]

 ん。オレも、風呂入んなきゃな……タオルも置きっぱだし。

 ……その前に、ちょっとやっぱり、薔薇見てくる。
 夕輝せんぱいのトコ行くにしても、あんまり邪魔はしたくねえから。

[彼の手が髪に触れれば、やはり一瞬、跳ね除けてしまいそうになって、身体を強張らせたけれど。
緩くまぶたを閉じて、その感触を受け入れた。

むしろ、あっちのが大丈夫なんだろか。
よろよろ去って行く背を心配げに見送ってから、自分も階下へ*]

(557) 2011/05/19(Thu) 16時半頃

 こっちの台詞。

[にへらと笑って、むしろ心配な背を見送った*]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 16時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

―― 庭園 ――

 いて、いって、……いってえええ!
 ほんとに雨かよ、これ!

[薔薇は生き生きと咲いていて、五月蝿いほど。
霰に傷ついた様子もないし、自分の肩を打ちつける強さだって、欠片が飛び散るわけじゃない、のだが]

 おまえら、頑丈すぎ。
 ……それとも、それだけ、強ぇの。

(630) 2011/05/19(Thu) 22時頃

[花を輝かせる、想いの強さ。
ひとつひとつ、余す花無く感じられるすべてに。
誰かの遺した、想いの欠片がきらきらと眩く胸を刺す。

只中に居ると、今感じている痛みが、花々から感じるものか、雨によるものか、分からなくなる。
このまま、薔薇のいたみに埋もれて、千々に散っていきそうな感覚]

 っ、

[ぶん、と頭を振った。
いけない。
今は、引き摺られかけたら声を掛けてくれる相棒は居ないのだ。
しっかりしなくては。

その相棒は、自室で蘭香にもふもふされて気分の良いとこを。
闖入してきた調音に、警戒真っ盛りなのだが、知る由は無い]


 ……なにか、

[ともかく、何か。
引き摺られないように、生きていることを実感できること、考えなくては。
いきて、そう雨の中呟くくちびるに、気づけば指先は引き寄せられて]

 っ、

[ひた、と触れれば、はっと我に返る。
何してるのだか、こんな所で。
雨は酷いが、誰が見ているとも限らない。

意識を戻すには過ぎるほど強烈な思い出に。
慌てて指を引けば、一輪の棘に引っ掛かった]


【人】 鳥使い フィリップ

[ふと、指を掠めた赤い薔薇。
根元が少し、優しい黄色がかっているのが、まるで赤に染まってゆくさまのよう。

くすっと笑う。
そのいろに、ご飯を共にした先輩のことを思い出したから。

自分の家族は普通のひとたちだったし、蘭香の家族も、蛍紫の家族も、良いひとたちばかりだったから。
その思い出と理想が混じって、自分にとっての家族像というものが、おおよそ暗かったり悲しかったりする点のない、ゆめまぼろしに近いものだとは、知らないでいる。

だから、桂馬の家族が実際どうであったか、かけ離れた想像をしているのだとしても、気づかずに]

 嬉しかった、って。そう言う先輩、ほんとに嬉しそうだったし。
 どんな子だったんだろ。オレよりちっこい先輩とか、想像出来ないけど。

[桂馬を信用出来ないわけではなかった。
自分を、信用出来ていなくて。
問いには答えられなかったから、その思い出話の時は幸せそうだった顔を、曇らせてしまったのは、悲しかった]

(632) 2011/05/19(Thu) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 でも、何で赤くなったんだろ。

[何か不作法をしてしまったかと、慌てて視線を巡らせたけれど、特に変わったことはなかった。
覗き込めば、髪の下から見え隠れする耳まで赤くなっていたのを、可愛いなあとくすくす笑ってしまったけど。

何でだろうな? と赤い薔薇を弾いて、首を傾げた]

(633) 2011/05/19(Thu) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……にしても、こう…… 外れ、かな。

[実際に、無限に広がっているわけではないのだが。
まるで、薔薇の砂漠に立ち尽くしているような気分になってきた]

(634) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

[克希の失踪と、日向が無関係だとは思わない。
けれど、暁とやらが関係しているとして、彼女が悪意を持って彼をかどわかしたとも、思えない。
理由が断定できないうちは、何かを幽霊の悪意のせいじゃないと考えるのは、癖のようなものだけど。

怪談だけが彼女の全てでは無いだろうと。
すこしでも、話を聴いて何か、してあげられることがあるなら、してあげたいと。

今でもまだ、思っているから。
彼女の足取りを辿る何かが、それか克希の行方を探る何かが、ありはしないかと、雨の中、薔薇の砂漠に立ち尽くした]


【人】 鳥使い フィリップ

 煉獄なんだろ。地獄じゃ、ないんだろ。
 だったら……

[寧人の声が蘇る。
救われる。救い。
あるのなら、この煉獄のあるじにこそ。

そうして、雨の降りしきるなか。
あとは、黙々と、薔薇を掻き分け続けた]

(635) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―― 庭園 ――

 ……くそっ、…………?

[良く見えないのを、雨と自分の目のせいにしていたが。
ふと顔を上げれば、もうとっぷりと日が暮れていた。
目は良いほうだが、これでは見えるわけが無い]

 は……、ぁっ。

[収穫は、ゼロ。
自分が雨と泥と、薔薇まみれになっただけ。

さすがに、徒労の疲れで身体が重い。
冷えて強張った腕を摩るも、上手くいかない。

このまま此処で、眠ってしまいたい。
雨も気にせず、泥のように寝られる。今なら]

(636) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[けれど、まだやらなければならない事があるし、そんなことをした日には、幼馴染らに要らぬ心配を掛けるどころではない。
ふたりの顔を思い出せば、すこし元気も出て。
重い足を引き摺って、別荘へと戻っていった]

(637) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

―2階・耀と珀の部屋―

[鍵をかけてため息一つ。そこに声をかけられ、飛び上がりそうになった。羽根音に目が開き、腰を抜かしてへたりこんだ]

ぅ あ


き、こんにち…わ


―― 自室 ――

……?

[ゆるり、首を傾げて。
へたりこんでしまった後輩に近付き、手を差し伸べる]

大丈夫?
なんだか、逃げてきたみたいだったけど。
どうか、したの?

[焦って鍵までかけるほど。なにがあったのか、と]


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