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あぁ……んっ、滑らす?
香油の入った瓶なら何処かに……
[さて何処に有ったか知ら。
好い刺激に溶け出した頭では思い出すのに集中するのは難しい。
恐らく"こういうこと"以外には使ってない筈だから、べっどの近くに有る筈だけれど。
ただ聞こえる微かな水音にもう自分は濡れ始めてしまったのかと自覚する。*]
[それでも与えられるものなら何でも
自分が持っているものなら
彼の口ぶりから血液なのかとストレートな思考
なら、自分の望みにも遠くはない
だけど、彼が真実望むものは、違うものだろうか、
わからないまま*]
【人】 負傷兵 ヒュー[それは暗に、自分の部屋なら汚れてもいいと口にしているようなものなのでは。 (223) 2014/12/26(Fri) 00時頃 |
かわいいな
思い出したくないこと?
思い出せることがあるのは幸いでしょ
[む、と口を噤む彼に笑かけ。彼を見おろし、口づけを降らすのは、仲睦まじい恋人同士の様かもしれない。
昼の光で明るい部屋なのに、ベッドの上は乱れて。冷たい寝具に沈む彼の白い体に赤い跡を落としていく。色の対比が綺麗だと思った。
和装から腕は引き抜かれておらず、
やはり中途に残った衣服が彼を扇情的に見せる
それとも、自分の目が、彼をそう捉えるのか]
教えて、何を思い出したのか
[香油の場所を聞いて、そこに手を伸ばし。わずかな時間でも惜しく感じる]
あった
[膝立ちでそれを手に垂らし、
濡れてない方の手で彼の膝裏をかかえ足を押し広げ。
香油の滴る指で再び下肢を弄る。
少しでも痛みなど与えたくない。
つぷと、そこは指を飲み込んでいく]
【人】 負傷兵 ヒュー[何だか妙な取り合わせだ。 (230) 2014/12/26(Fri) 00時半頃 |
[昔々あるところに、家族を養う為と奉公に出た子供がいた。
元より働き者だった子供は、奉公先でもよく働いた。
けれど、奉公先も決して裕福ではない。
日頃の日照りに井戸は枯れかけ、気性の荒い主は使用人にきつく当たる日々。
そうしてある日、ほんの小さな失敗をした子供は、きつく咎められた後追い出されてしまう。
行く先のない子供は、せめて元いた家に帰ろうと歩き出すも、途中で力尽きてしまう。
最後に、家に帰りたかったと涙を流しながら。
そうして、その子供の涙が泉となり、今もその地を潤しているという。]
【人】 負傷兵 ヒュー ……その、子供は、……よく、働き…… (231) 2014/12/26(Fri) 00時半頃 |
忘れたいと言ってるのに教えてなんて、馬鹿。
[でも、愛しい彼になら話してもいいかと温もりに絆される。どうせ忘れて仕舞うのだし。]
別に大した事じゃあないよ。
あっしがただ好い事だけを
求めるようになった切っ掛けの話。
[どうして囚われの籠の鳥で在る事を受け入れるようになったのかの話。]
でも、今するような話じゃないね…っ
[こんな、着物を僅か腕に掛けるばかりの素っ裸で後は足袋しか纏ってないような格好で長話はしたくない。]
あっ……流石に此れは少し…
[足を広げられ下肢が丸見えの状態になれば羞恥に震える。
彼の指を飲み込み始めた其処に、ほうと息を吐いて力を抜くように意識する。
思いの外異物感は少ない。矢張りある程度は慣れてるのだと確信する。]
ね、もっと奥まで……
[屹度その先に待ち受けてる物は好い筈と期待して上目遣いに。**]
…………。
[まるでこの者の話のようだ。
大人しく主人の謂うことを聞く働き者の子供]
(……自覚は、あるのか)
[ふとケイイチの言葉が気になった――てっきりまだ多少は思い出せるものだと思っていたから。
そこから転がり落ちた先に待つのは裂かれた腕、血染めの部屋、口の中でべたつきを残す鉄錆、主の掌――あまり良くないものだった、気がする。ああいう事にならなければいいのだが、と、熱に浮かされた頭のまま心配を少し]
[抱いた懸念は、口にするより先に結局水音で押し流されてしまったのだけれど]
[頭をもたげ始めた竿が姿を見せるのを茫と見つめながら、液とは何の事か、と思案して]
……ああ。
[代用品として、枕元に置いたままになっているハンドクリームの缶を示した。己も少々手に取ってみるものの馴染みはないから恐らくは誰かがくれたものだ]
[中へ入りこむ指を追い出さない様努めて息を長く吐きながら、ケイイチの竿に手を伸ばす。滑りを良くした指先で扱き上げていくが、ケイイチの指先が中であちこちを掠めていく度身体が跳ねるままに何度か掌を離してしまったから、互いの準備が整うまで少々時間を要したことだろう]
……っ、あ……あつ、い
[竿が身体の内へと割り入ってきたなら、指先で触れるよりも直接熱が感じられるものだから、直截な感想と共にもう一度ケイイチの頬へ掌を差し伸べた]
今度は俺の夢の話をしよう。
[『今度』と謂うのは此処では約束の意味を持たない**]
書き換えるなら書き換えろよ。
『今晩も薬は飲まなくていい』って。
[支配される身でありながら、身分など弁えない。
頭から血を垂らしたまま、くっくと喉の奥を鳴らす。
笑う癖に、そこに表情などありはしない。
まだ薄い血は、薬を飲まなければ飲まないほど
きっと誰より早く過去の記憶を取り戻す。
そして、誰より早く────]
【人】 負傷兵 ヒュー ……俺に読める話なんて、限られてます、から…… (238) 2014/12/26(Fri) 01時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー[二度三度、重ねて告げられる謝罪に、何のことかと瞬く。 (239) 2014/12/26(Fri) 01時頃 |
夢の、話?
[今度と告げられたその言葉に、そっと首を傾げて。]
……それは、……今度じゃないと、駄目、……ですか?
今では、……拙い?
[問いを、返す。
何故、そんな風に彼の話を強請ったか。
真意は、自分にすらもわからない。**]
───だからもう『俺』を、助けるな。
(もう二度と。
あの時、助けてほしくなんてなかった。
あの時、助けてくれなんて望まなかった。)
(あの時、『俺』は死んだ筈だったんだ。)
[吐き捨てて、主に背を向ける。]
俺が退屈が嫌いなのは知ってるでしょ
じゃあ、楽しみにとっておく
好いことだけ?
ふふ、 俺もそうだよ
[着物をそのままにしているのは、ベッドを汚さないため。足だけにひっかかる白い足袋がどこか可愛らしい。だが、気にしている様なので、それは引き抜いてやることにする。
下肢に手を伸ばし、足を押し広げようとしたら、羞恥で足を閉じようとする。そのしぐさにかすかに笑うが、それを許さず。]
[尻のすぼみに指を差し入れ、香油の助けを借りて指を割り込ませる。肉を割る感触と体内の温度が指に伝わる。]
奥? ん、まってね…
[素直なお願いに、目を細めて笑い、ゆるゆると指を前後に動かして中を探り。 抵抗が減れば指を増やす。彼が声を上げる場所を探して。
異物感や痛みは少ない様で安心するが]
慣れてる?
[嫉妬のようなことを言ってみせて。]
…、ん、 大丈夫かな?…
[彼の反応を見ながら問い。彼が耐える様にシーツを掴むその手を引いて自分の下肢へと導く。下履きの合わせを寛げ]
触って、
[ただの手順の様なもの、すでに彼の痴態で己のものは、欲を示している。**]
[ここにいる人間が外とは普通ではないらしい。
と、主が言っていた。吸血したいとは思ったことがないけれど。薬のお陰なのだろうと。
惚けた頭で考え事は辛い。手に取ったクリームで中に指を入れ、かき混ぜる。下肢の刺激に時折声を漏らしつつ本数を増やす。
内壁を擽り、強く押せば下にある体が反応してその度に刺激があったり、なかったり。]
んっ、入れ、る?
[一応ものの確認。今までの反応で分かりきってはいるが下位と自覚しているから、頷きが返されたのなら後孔にあてがい、腰を進めて浅く突きつつ入る。]
……あ、なか、っ……。
[率直な感想に頭の悪そうな答えしか返せず後で苦笑い。
元々そういう風に使わないそこはひどく狭くて絡みつくよう。]
吸血鬼が人間を育てるなんて無理なのだろうか……
[本の表紙に滲んだ紅を撫ぜる。]
だから……やはり思い込ませなくてはならないんだ。
皆が私と同じ存在であると。
[血の色を写し込んだ吸血鬼の瞳は酷く寂しそうであった。]
[頬に伸ばされる手に微笑んで厳しかった表情は些か緩む
段々緩急をつけながら、先程体が跳ねた箇所を意識して突く。
跳ねる儚く壊れてしまいそうな体躯がどうも心配事なってしまうけどつい実行に移すことを忘れ、]
んっ、
[潤滑油が接合部体が卑猥な音を立て、昂りが増す。
彼がイッてしまったのなら締りで眉根を寄せながら中から自身を抜いて白濁を吐き出した。]
はぁっ……参休。
[疲れの残る体でその体を抱きしめた。]
ん……
[目を閉じて裡を探る指の感触に集中する。]
慣れてなんか無いよ……あっ、そこ。
[彼の問いに答えた所で指が好いと思う場所に触れ、息の混ざった嬌声で甘く善がった。
少なくとも"頭の内では"お前さんとするのは初めてなんだから、慣れて無いという事にしておくれ。
男と交わるのを愉しむようになったのは故郷でだったか、クランに来てからだったか、其れともお前さんと出会ってからだったか。
兎も角お前さんとの関係に慣れる事なんて無いよ。
何時だって初めての想い人を目の前にしたかのように胸が高鳴る。]
ん……っ?
[下腹部から全身へと這い上る快感に身を委ねていれば、いつの間にか自分の手は彼の下肢へと導かれていた。]
あっ
[彼の其処が昂っているのを目と手とで確認すればまるでうぶな生娘のように赤面した。
自らの物より大きい其れをこれから……と想像すると息が荒くなる。少しばかりの恐怖と大きな期待で。*]
[夢。
だから、四方を距離も不確かな白に囲まれた空間で。
中央には飴色が艶やかな存在感を示す。
白と黒の鍵盤楽器は現在のピアノとは異なるもの]
弾いている、男がいる。
[奏する指は逞しく長い。
どのような恰好であったかはその時々様変わり、また靄がかり、定かでない。
ただ、今より年若い見目で幾分細身なその男は、己によく似ている。
手首は枷で繋がれ、思うように演奏できる風ではない。
それでも男の顔に浮かぶ表情は今よりずっと豊かに見える。
傍らに居るのは誰か。揺れる長い髪は女だろうか]
[気づけば楽器の周りの景色は森。
木々に木漏れ日、小川流れる水音に小鳥の囀り、気紛れに色添える花々。
絵画のような牧歌的な風景]
『ここにいることは秘密』
[咎人である己と一緒にいてはならない、そう謂い聞かされているのだ。
時折の、束の間の邂逅。
黒衣の老婆が唆す言葉で陽が翳る。
『殺して永遠にするのだ』魔女の囁き。
謂われるまでもなく、その衝動は男の裡にあった]
その感触を、よく覚えている。
[絞めた手のひらと潰れた悲鳴と己を見る眸と]
[慣れてないの言葉にふと笑い。
いい返事だね
本当はそんなことどうでもいい
あなたに苦痛がないのが一番だもの
[言いながら、見つけた、甘い声の上がる場所。そこへの刺激で彼の反応は顕著で。ゆるく扱いただけの前のものがだらだらと先走りのものをこぼし、香油に混じりあう。
丁寧に指で慣らしたそこから、いやらしい水音が響く。 いよいよ、自分のほうが危うい。
早く、そこへ埋めたい。自身の熱を]
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