人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[重たく瞬きをした次の瞬間には、月影はそこにない。
 だが、首を傾げる必要もなく、くるりと首を巡らせた。
 零瑠のすぐ前に居る。

 ――ここに来て、初めに見せつけたものは牙]

 ……や、

[少年が声を上げた時には、吸血鬼にとっては
 欠伸が出るほどの間を経ていることだろうが、
 片手にリカルダの指、もう片手に巾着と鏡を確と握り。]

 めて――


始祖――…って……

[さ迷う視線は直円の背に。
 読書会で得たのだと、吸血鬼のことを話して聞かせてくれた中で、『始祖』は何だと言っていた?]

安心、えぇ、安心、した…。
ありが、と  ござま ……す。やくそ、まもって…

[理依に謝らなければならない。彼を少しでも疑ってしまったから。
 二人が直接殺されなかった事を喜んで良いのか、生死が分からぬことを嘆けば良いのか。
 二人だけではない、他の――絢矢は、キャロライナは、円は、涼平は、ジョージは………守護隊の人は――。

 炎と肉を焦がす臭いを思い出し、再び口を塞いだ。
 瞑る目の端から涙が零れる。

 何が『祝宴』か。
 あんな風に炎を上げて。あれではまるで……]

あなたも、今日が誕生日……?


[化け物と呼ばれても笑みはただ深くなるだけだった]

化け物では無い。お前達の主人だ。
そしてお前達も同じモノになる。

[当然の様に言い放ち、改めて礼を口にする雛に微笑んだ]

お前もリーと同じく聡いようだ。

[零れる涙を指で拭い、そのまま口を塞いだ手をどけさせて]


私ではない。雛鳥の新しい誕生日に、最初の贈り物だ。

[あなた『も』と問うた雛鳥の贈り物に。
その首に牙と金の能力を突き立てた]


[ 反応は当然予想外で瞬いた、
困惑と戸惑いに少し後ずさる、首を横に振る]

……あの、違うんです。
違います、そうじゃなくて、……普通の水を。

[酷く震えている女性は、憐れに見えて、
でも恐ろしく感じた、ここにいたらこんな風になってしまうのか。
自分の言葉はまるで通じていないようだった。

後ずさる足、そのまま踵を返して、
どうにか厨房らしきへ辿り着いた。
――人間がいるなら、必要な場所だ。

そして、水差しを手にした時に冷たい手に捕まれた]


[影が落ちた。瞼の裏の桜花が消えたのだ。

 ゆるゆると顔を上げる。

 『底にあかみなきを黄染めといふ』

 あぁ―――鬱金だ。
 微笑みの中に新しい色を見付けた。


―雛鳥の巣―
[そのまま血を吸われるのだと思ったのに
相手はそんな敵意もあったのに、なぜか最初の部屋に連れられて来た。
いぶかしんだまま、扉は開かれて。
すぐに気配を感じた、――あの絶対的な黄金の闇]

……あ、

[足が竦んで震えた、けれど]


「始祖」……とは有り体に言うと、
「世界でも有数のとてもすごくて偉い吸血鬼」ですね。

[努めて平易な言葉で形容した。そして、少し目の色を変えて。]

閣下が僕たちの主人に……なると?
僕たちは……選ばれた、そういうことですか?

[言ったあとで、はっ、として申し訳なさそうに目を伏せた。]


[目の前で引き裂かれた幼子。炎が渦を巻いた死の赤。
 急激に脳裏に蘇って、表情が使途不明の微笑で凍る。

 視界を染め変えて思ったのは、同じように
 零瑠が殺されてしまう、という事だった。

 リカルダの寝台の傍から膝を立ち上がらせようとして、
 上手く行かずにほたりと絨毯に手をついた。

 ビリッと肩から背に痛みが走っても、
 まだ頭がぼうっとして、ゆらゆらと霞が揺れている。]


あ゛っ ぁぁあッ

[悲鳴は長く尾を引いた。
 涙を拭う指も、手首を掴んだ手も恐怖を感じさせぬものだったのに。

 首筋が熱い。逃れたくとも手首を強く抑えられている。
 首を仰け反らせればする程、牙は深く入り込み、
 胡桃色と金色が僅かに交わる。]


――……やめて!

[ 響いた悲鳴が事態を認識させる、
喉の張り裂けるような声が出た。
けれどそれは何も止めてはくれなくて]

零瑠くん……、

[縺れる足で駆け寄ろうとした、
彼もあの女の人のようになってしまう、それが怖くて。
けれど事態はもっと恐ろしいことだなんて、知らなかった]


は……はわっ…………わわ…………。

[零瑠の身に起きている「凶行(便宜上)」。
直視できない……が、目をそらすことができない。
直円、勇気を出せ、お兄さんだろう…………
そう何度も何度も心のなかで唱えて、唱えて。]

ばばば、蛮行はや、止めていただこう……ッ。
ぼぼ、僕は受け入れる、受け入れますよ!
だから、そういう、こう野蛮なことは……。

[彼の顔には苦渋の色が滲んでいる。
後ろを振り返って申し訳なさそうな表情を浮かべて。]

ただひとつ、質問が赦されるのであれば……。


[悲鳴は人間への未練の様に尾を引いた。
とても耳に好い音に、牙を立てたまま嗤う]

どんな心持ちだ?

[制止の声もまた心地良く。
注いだ力の変化を確認する様に、
牙を離すと雛の顔を覗き込む。
わざと襟ぐりを晒しながら、交ざる金の色を見た]


 零、瑠君――……っ

[立て、なかった。
 手と膝で這って彼の傍に向かい出すのも牙が離れてからだ。

 あえかに開いた口から熱に弱った息を吐いて、
 零瑠に取り縋ってその顔を見ようとした。]


止める事は無いわ。
光栄な事よ、お父様が直接だなんて。

[そう言って笑う。
その言葉は確信に満ちていた。

ホリーもまた、他の皆とは別の意味でトルドヴィンに対して狂信的であったが故に。]


[―――否。
 逃れる意志など金の瞳に魅入られた時に霧散してしまったのだ。

 牙の離れる頃には甘やかさの交じる啼声に変わり、
 革色の瞳に紅が混じゆく。

 皆の声が遠くに聞こえるようだ。
 すぐ近くで零れる始祖の声もまた。]

 ………ん

[右の手で自らの喉を抑える。声を上げすぎたせいではない。
 渇くのだ―――とても。

 気分を問われ、相応しい言葉が見付からずに緩く微笑む。]


[明乃進の傍らに、零瑠の様子を見やる。
明乃進だって随分辛そうなのに、と手元の水差しを握る。
口唇を噛み締めて]

……光栄なこと?そんな、
だって、血を吸われたら……あの“家畜”の人みたいに、

[漆黒の少女が笑う、
彼女に縋ろうとしてしまうのは、
年の頃も自分と近く見える少女だからだ。
彼女も吸血鬼であることには変わりないのに]


み、ず………

[蕩けた様な眼差しを、金から首元へと移す。
 前に傾いだ身を止めるように腕を引かれ、明之進を見下ろす。
 僅かに牙の先を零し。彼の露になっている肌を見ても、何かが違う。]

 ――あき。生きてる、よ。おれ…。
 血を吸われたんじゃ、なくて………

[真弓の持つ水差しを見ても、やはり違う。]


[金は紅へと、悲鳴は艶に。
確かな変化に同じ様に微笑み返す]

喉が、渇くのだろう?

餓えのままに喰らうと良い。

[雛鳥が近寄って来ても
渇きのまま彼に喰らいついても喉の渇きは癒えはしない。
もっとも、それでも面白いとは思っていた。
最初の食事が同じ巣で育った者達と言うのも一興だ。

餓えの命じるままに牙が何を選ぶかを見つめていた]


どう、いうこと…?

[僕らもバケモノになるんだって、そう言った時もうレイにーさんのまえにそいつはいた。
そいつの口から生える牙を目の当たりにして僕はまた目を閉じてしまう。

レイにーさんの悲鳴がやむまでそうしていた。
震える僕を包むベッドの感触は僕がいた世界では味わったことがなくて、ただうっとうしいだけ]


閣下たち……は、「始祖」閣下を頂点とする
『一枚岩』の集団…なのですよね?

[質問の許可が出ようが出まいが、そう発言した。
『一枚岩』というフレーズを発するときは、
ちら、とホリーと名乗る方を眺め、反応を伺った。]

もう……僕たちには、「そうなる」以外の選択肢は。
いや、そもそも「選択する」許可もないのですね。

[目を伏せた。]


[酷くうろたえる様子が滑稽で仕方ない。
視線を孵った雛から離さずに]

牛や豚や鶏や魚を殺すのは蛮行でないと言い切るのか?
お前もまた現実を見れぬ愚者と言う事か?

だが弁えた姿に免じて訊きたい事があるなら訊くが良い。

[答えるかどうかは気分次第だが]


―――…レイにーさん、明にーさんっ

[僕はベッドから降りて二人の近くまで向かう。
急いで駆け寄ろうとしても身体が言うことを聞いてくれない。ぺたりとしゃがみこむ。
その時ふと後ろを振り返って、真っ直ぐ歩けてなかったことに気付く]


 ……零、……――

[「生きている」、と零瑠は答えた。
 だが、直円に言われた時のそれとは違い、
 とろりとした声は明之進の表情を緩ませない。

 ――だって、目の色が違う。

 下から顔を覗き込むと、口の中が見えた。]


お言葉ですが!僕は、牛も豚も鶏も魚も食べられませんので。

[主義というか、単なる偏食なのであるが。
言葉を返す様は、いささか申し訳なさそうだ。]

……どうせ、「選択」の自由が認められないのであれば、
「偉い方」の下につきたいものですよ…。

[彼の目には「諦め」の色が広がっている。]


[年少の者たちの方を振り返って、気の抜けた表情を見せた。
その眼差しが物語っている。

「もう抗えないよ。僕はもう  諦めたよ。」

…と。]


[口の中が干からびてしまいそうだ。
 頷き、真弓の握る水差しを奪い取り、呷った。

 唇を、喉を、水が潤してもそれは表面だけ。]

 ……ちが、う? どーし、て

[やはり違うのか。]


水?水ならここに……、

[ 明乃進の覗くものはここからは見えない。
だから、水がほしいのかと差し出そうとして、
――何故か言葉を失ったような明乃進に気をとられた]

明くん……?


[何度か見てきたから知っている。弱い息、目元が僅かに赤く見えるのは明之進に熱がある証拠だ。

 表情を変えぬ彼の、その唇に濡れた牙を当てようと身を屈める。]


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