人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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オスカーは、薔薇の芳香と共に頭の中で響くオルゴールの音に気が狂いそうだった。**

2018/05/22(Tue) 16時半頃


[ 聞こえてしまっている、と告げる()声が
 自らの罪――それを罪と謂うかは知らないが――を()乗せて

 射られる、眼孔。

 まるで嫉妬のような口振り()をして
 でもそこに《あい》も、《こい》もきっとなく。
 しかし心地良い、言葉の棘。 ]


 
[ 本当に、人の子は面白い。
 簡単に「枯れるな」、()と謂い。
 簡単に「ずっと生きろ」、()なんて謂う。 ]
 


[ 傷だらけの自分の手を見て、笑った。
 それは悲しさではなく、何かを思い出したように。 ]*


 
 
 and the years approach when you will say,
          “I find no pleasure in them”

 before the sun and the light
      and the moon and the stars grow dark,


  ――and the clouds return after the rain.
 
 


【人】 双生児 オスカー

[ 酷く 頭が痛む。
  眠っている訳でもないのに、瞬きをする度にちらつく映像。
  とても自分が正気だとは思えない。

  ──…だって、あの生徒会長がこんな事をするだろうか。
  二人、居残った部屋で立ち昇るコーヒーと
  快活な笑い声>>1:262を思い出す。
  今は生ぬるい空気だけが身を包んでいる。

  廊下から見上げる月はずっと同じ場所から此方を見下ろしている。
  鍵を閉めた筈の窓から滑り込む薔薇の芳香。
  日常の外堀を埋められている、ような。]

(248) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ Voi che sapete Che cosa è amor,
    Donne vedete S'io l'ho nel cor.

  " 貴方は私を通して恋というものを知るでしょう
    あぁしかし、私には未だ恋が分からないのです "]

(249) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 教科書に載った教養の一節。
  耳にこびり付くそれに遅れて眉を顰める。]

  そっちの世界は、幸せか。
  満たされて いるか。

[ 震えた夢の淵、流れ込んできた甘やかな幸福のまやかしに
  思わず廊下で独りごちて。
  いよいよ狂人じみてきた、とせせら笑う。]

(250) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 歩く脚が遅い。
  一人で抱えるには重い秘密を共有するメモ一枚すら、手元にない。

  見られた事実は変わらない。
  どうしてか、自分の名前を呼ぶ声だけが鮮明に思い出される。

  今はそれが唯すら恐ろしい。
  ふと視線が移ろいだのは廊下の外れにある階段。
  かつてたった一人の後輩に教えた、
  屋上への抜け道。


  いっそこのまま、]

(251) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 窓の外、青い草原に佇む銀髪>>236
  痛む胸を抑えて、口を吐きそうな言葉を飲み込んだ。

  そして、倒れる人影。

  起き上がらない。
  窓から身を乗り出して何も考えなければいつの間にか駆け出していた。]

(252) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ ぜぇ、と息を吐いて膝を付いた先に
  倒れた姿はあるだろう>>236

  自分の呼吸より相手の息を確認して、
  確認して、安堵した。
  遅れてこのまま目覚めなければいいと、
  自分の上着を枕にして、細い銀髪を指で掬う。

  まだ星が降る音>>95は鳴り響いていただろうか。
  自分一人では彼は運べないから誰かが来るまで、このまま。

  あぁ、何だか少し言い訳じみている。*]

(253) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

オスカーは、メアリーの問いへの答えを抱えたまま

2018/05/22(Tue) 23時頃


オスカーは、メアリーへの罪悪感も言葉にせず、

2018/05/22(Tue) 23時頃


オスカーは、フェルゼの髪を一度だけ梳いた。

2018/05/22(Tue) 23時頃


[ 花の魔術師は、過去には戻れない。
 戻れないなら。
 生きろと謂うなら。

 前を向いて、立つしかないだろう? ]


 明けない夜は、ないんだから。
 なんて、ありきたりかな?

[ こんな奇妙な空間も。
 きっとそう長くは続かないはず。
 どんなに薔薇たちが狂い咲こうとも、
 閉じ込められた夜は、いつか、きっと。 ]



[……明けなくていい
思った言の葉は届けなかった。
俺には、明けた先に何もない。

ああ、生きろと言うのならば
朝日が来なければ、明日が無ければ
永遠の夜など死んでいるようなもの。
望まなければならない、のに。

自分の傷と、相手への願い
矛盾する葛藤があった。]




      まだ、咲けるな。

 


[ 咲ける、と。
 柔らかな声を確かに聞いた。 ]


[誰かがヴェルツの隣にいるところを見たくなくて
ずっと動かなかった俺は、声以上を知りはしないんだけど。

ケヴィンは枯らせない為に行動した。
それだけは短い言葉から、理解する。
……咲かせる為には、何が必要?]


[ 動き出す時を。
 明ける夜を。
 望まない心が、傷が、あったとしても。

 枯れずに生きるなら。

 《あの時》から、動き出さなければ。 ]**


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