204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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トレイル…………落ち着いて
そのトレイルが ラルフに抱きついてて
様子がよくわからない
[一体何があったのか わからない]
|
[フランシスの応え>>227に頷く。 周囲が気付くほど親密さが増す今を深く考えることなく、 昔のままの感覚で掛けた言葉だった。
参った、というフランシス>>237に首を傾げる。]
参ったって、何が?
[考えてもわからぬから直接彼へと聞く事にした。]
(247) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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――っ
[いたい、いたい。
ただ、ひたすらに、痛みで埋め尽くされる。
フィリップにかまれたときとは、ちがう。
ただ、いたい、だけだった]
ラルフーーーーっラルフ
今 止血するから 大丈夫
もう離れたから!
[思考を埋め尽くす痛み 流れ込む
こちらの視界まで霞みかける 頭を振る]
|
[フランシスの言葉にちらと上を見る。 三階は血のにおいがするはずで ならばそれを片す為か、と思い彼を見る。]
他の場所もフランシスが片付けた? 昨日、血のにおいがここらからしたのに 今は、ほとんどにおわなくなってる。
[温泉、と彼が言えばはたと瞬き]
俺と入れ違いにプリシラが入ってったから。
[多分まだいるはず、とそのことを伝えおく。 けど、ラルフの悲鳴が届き、 名を呼ぶフランシスに頷き、階段を駆け上がる。]
(267) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
[いたい
トレイル。
どうして、たすけて]
ふぃり、っぷ……
フィリップ……
[縋るように、名前を繰り返す。
そうでないと、痛みに支配されそうで。
離れた、という言葉に、すこし、安堵が混じる]
ラルフ…………大丈夫
大丈夫だよ
俺…………いるから ここにいるから
今 止血してる……
[何度も 呼ぶ声に思いを返す
実際は処置で両手は塞がって
その分落ち着かせるよう
その頭を心の中で撫でて
微かな安堵に もう大丈夫を繰り返す]
……いたい、いたいよ、フィリップ……
[撫でられる。
優しい声に、何度もかけられる言葉に。
痛みを訴えて、縋る手は変わらず]
――トレイル、何で……
いたい……
フィリップ……ありがとう……
[繰り返される言葉に、少し、落ち着くけれど。
いまだに、痛みと。
トレイルへの恐怖が、残っている]
|
[声のした方へ向かえば居間の惨状が目に入る。]
ラルフ……っ!? なんでこんな事になってやがる。
[思わず駆け寄って低く唸るは ラルフを傷つけた者を意識して]
(275) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
ラルフ…………ラルフ
うん 痛い 痛い時は 痛いって
たくさん言って
その分名前を呼ぶから…………
どうしたんだろうね……でも もう
トレイルは連れて行かれた
フランシスも ドナルドもいる
もう大丈夫だよ ラルフ
ううん…………
[すこし はっきりしてきた意識
けれど 変わらず痛みと
…………一体何があったのか
食べられたいと 綴ったトレイルを思い出せば
いまのトレイルは…………]
|
[ラルフの傷口から流れる赤が甘く馨しく獣の部分を揺さぶる。 ゴク、と喉骨が上下した。 けれどダメだとひとの理性が止める。 フランシスの視線に気付けば、ゆるく頷くけれど
二コラの声音とトレイルの笑みから温度差を感じて ギリ、と奥歯を噛みしめる。]
(279) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
|
其処まで深い、か。 縫うも焼くも――… 嗚呼、痛み止めが残っているなら耐えきれるか……?
[フィリップの言葉に険しい表情。 わからない、なる応えには浅く頷く。 彼は先に辿りついたけれど 階段駆けあがったあの時の様子からして 何かを察知してからのことだろうと見当がつく]
(284) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
フィリップ……いたい……
いたい、よ……
[トレイルが連れて行かれたと聞いて、ほっと息をつく]
……フィリップ……
――トレイル、こわい……
[トレイルの唐突な行動がわからなくて、怖い。
鼓動が脈打つたびに、傷口がいたむ]
うん 痛いね 痛い でも大丈夫 ラルフ
ドナルドが 痛み止め あるかもって
[痛みを訴えるラルフ 答える彼
少しでもラルフに吉報になりそうな言葉選ぶ]
…………怖いなら 近づかないでいい
トレイルから 遠ざかろう?
そばにいるから ラルフ
トレイルが近づかないよう そばに
[怖がるラルフにいいきかせる
ホッとするほどの恐怖
実際 こうなった以上 トレイルには
近づかせられないと思いながら]
|
[フランシスに言われて頷く。 炊事場で桶に水を汲みすぐにラルフの許に戻るのは 彼のことが心配でならないから。]
――…ラルフ。 痛むだろうから、舌かまねぇように歯、食いしばれ。
[濡らした布を患部に触れぬ上で握り 滴る水で肩の傷を洗い流す。]
(294) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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……う、ん……うん……
フィリップ、……ありがとう……
[何度も何度も、声をかけてくれるフィリップに。
徐々に落ち着いてくる]
――うん……傍に、いて。
こわい、……フィリップ。
[だって、笑ってた。
トレイルは、痛がっている俺をみて――
声が聞こえないから、何を考えてるのかわからなくて。
こわい]
ラルフ そばにいる
ギュって抱きしめてるから
だいじょぶ 俺は ここにいるから
[ずっとはいられないのに
それでも 今はここにいるから
心が落ち着いてくる様子に
安堵するーーーこれから行う処置を考えて
植え付けられたトレイルへの恐怖心
言わない 言えない トレイルの
ニコラとトレイル 獣とは
違うまた何か だと感じている]
うん……、うん。
フィリップ……
[抱きしめられる力強さに。
かけられる言葉に縋って。
傷口を焼く痛みを、堪える思考]
――い っっ!!
……い、たい……、
[痛い、と繰り返し、呟き。
それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]
|
[フィリップとラルフの様子に心がざわめく。 ずっと一緒に旅をして何でも知っていると思っていた。 けれどラルフの知らぬ面、その関係性を垣間見て動揺する。
にくの焼けるにおいがして。 柳眉寄せるまま、 濡らした布をナイフ持つフィリップの手へと差し出す。]
(301) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷口を焼く痛み]
[その痛みを感じるラルフ]
[それを感じ取り 辛かった
変われるなら変わりたかった]
…………少しだから…………
あと ほんの少し
ラルフ…………っ
[堪える姿が辛くもいじらしい
ナイフを落とせば よく我慢してくれたと
ねぎらって 強く抱きしめて]
…………もう 何も 心配ないから
[そう言って笑いかける]
[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ……
ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。
耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
|
―― 居間 ――
[空の手をぎゅっと握る。]
――…大丈夫、って。 こういう時は痛いって言っていい。 我慢、とか、しなくていいから。
[ラルフの囁きに泣きそうにゆがむ顔。]
薬飲んだら、部屋まで運ぶ。 看病するにしても 此処じゃラルフもゆっくり休めないだろ。
(314) 2014/11/20(Thu) 02時頃
|
ーーーどういたしまして
[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心
落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが
腕の中に 心の中にあって]
ラルフがたくさん頑張ったから
…………痛かったよね……ごめんね
[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。
それは昨日味わった。
傷を負わされた怒り。
それは今日味わった。
けれど、目の前でではなかった。]
[痛みは、ひどいけれど。
それでも、助けてくれたことが、嬉しい]
……いたい、けど。
でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……
フィリップが助けてくれたから……
ありがとう。
[触れる体温に、ほっとする。
同時に、どこかざわめくものがある。
フィリップの腕の中が心地よくて――]
|
[ラルフの怪我の処置はフィリップによりなされたが 彼を傷つける者がこの山小屋に居ると思えば安心は出来ない。 警戒するように、気がたつ獣のように、 ぴり、とした空気を時折他に向ける。
憤りを感じていた。 我を忘れずにいるのは向けるべき確かな方向が定まらぬせい。 そして、ラルフとフランシスの二人が優しくあるお蔭。]
(320) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
|
[唇が触れる。
薬を飲まされているのはわかっているけれど。
その行為に胸が騒ぐ。
こくりと薬を飲みこみ]
…………な、んか、はずかしい……
[治療行為だとわかっているし。
嫌なわけじゃないけれど。
なぜか、恥ずかしいと思い。
それを深く考える前に、
失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]
|
[声掛けるフランシス、意識失うラルフ。 交互に見遣り、ラルフの傍らで膝を折る。]
――…暫く借りるぞ。
[付き添うフィリップに声を掛けてから ラルフの方へと両手を伸ばし]
(324) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
|
[全幅のお礼と喜びが嬉しくて]
…………ううん ラルフ…………
[強張って動かない手を撫でつつ
こうやって
ラルフが安堵してくれるのは 何度目か?
手放さなければいけないのに
そのことを フランシスに相談するつもりなのに
叶わないことは お互いわかっているのに
離れ難い]
ーーーラルフ…………
|
[ラルフを傷口に障らぬように気遣いながら抱き上げて]
三階、あの部屋でいいンだよな。
[寝泊まりするその部屋を示して フランシスとフィリップに確認して 振動伝えぬように気にしながら ラルフを三階の個室に運び込み 彼が使っていた寝台にそっと寝かせる。]
(325) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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