52 薔薇恋獄
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―― 庭園 ――
[体温を奪う雨の中で、ひとつ、花に触れた。 棘が指に引っかかったけれど、あまり気にならなかった。]
……綺麗。
[手入れのされていない茨の中でも、そんな言葉が零れて、無邪気な笑顔も微かに零れた。 そんな瞳は、ベランダや窓越しの視線に気づくことはなくて。 またそんな瞳は、軒下に居た彼らに気づかれることもなかった。]
(350) 2011/05/17(Tue) 21時頃
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[今思い出したように、顔を上げた。 誰かが皆を呼ぶ声>>318が、遠く響いてきてたじゃないか、と。 戻ろうとして、少しだけ庭の中で迷ってしまったその間。 ちらっと低い階の窓からの灯りが目に入って、少し近くから眺めた。]
こっちからも、のばら、見えるのかな。
[その中で、先に此方を見つけていた(とは気づかなかったが)蛍紫が、志朗の髪に触れている姿までは、よく見えなかったけれど。 少しの間だけ、ぼんやりと見つめてから。 今度こそ、別荘に戻り、大広間へと向かう道を進んでいった。]
(358) 2011/05/17(Tue) 21時半頃
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[屋内に入る際、靴の泥だけは落としていった。 けれど雨に濡れた髪と衣服と、泥水の撥ねた裾と、薔薇の香りはそのままに。 そんなだったから、道中鉢合わせた楓馬に驚かれたのも道理なのだが……自分自身ではまだそうは思ってなくて]
フーマくんに……ランくん?
[蘭香の姿が見えたなら、別荘に辿り着くまでのことも思い出して、少しだけその顔色を見たりもした。]
あ、うん。さっきまで少し外に出てたんだけど。 別にそんな驚かなくても……。 後で着替えればいいだけだから、さ。
[そのまま、行こう、とばかりに広間の方へと歩き出した。]
(362) 2011/05/17(Tue) 21時半頃
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や、ランくんも……このくらいなら大丈夫だって。
[蘭香>>368にも、緩く首を振って明るく努めていたところで。 楓馬>>365がタオルを取り出すのが見えて、少し瞬いて……]
え、ちょっ……い、いいってばっ!
[髪だったり身体だったりにタオルをあてられて……少しだけ恥ずかしげに、顔を赤らめながらの困り顔。 時々、微妙に助けを求めるような伏し目がちな視線を蘭香に向けたりもして……。 けれど、その胸の奥のことにまでは、気づけないまま。 そして結局、大広間に着くまでの間、特に楓馬の手を払うことはなかった。
同じ薔薇の香りは楓馬からもしていたかもしれなかったが、 自分自身が今それを纏っているため、気にならなかった。 もっとも次第にカレーの香りの方が目立ってきたりもしたけれど]
(374) 2011/05/17(Tue) 22時頃
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―― 大広間 ――
ごめ、遅れたかな……。
[既に集まっている面々と、並ぶ料理を見ながら。 ……そう言えば畳だったっけ、とか内心ごちてしまいながらも。 ある方角を見て、はたり瞬いた。]
ってか、ここって台所直接見えるんだ?
(377) 2011/05/17(Tue) 22時頃
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[勤勉な後輩の背後にすすっと近づいて、ナイショ話]
もー誘った?
[背後に近づいた人をちらり、と見て。]
一応、誘いました。
あとは蓮端センパイに言うだけです。
[とりあえず、現状報告。]
[ 二人の前から去った後、女は別荘のあちこちを転々としていた ]
[ 台所で賑やかに料理をする面々 ]
[ ベッドで眠っている少年の寝顔 ]
[ 怪我人を手当てしている男の姿 ]
[ 庇の下でガラス球で遊ぶ者たち ]
[ 自ら猫の耳飾りをつける酔狂者 ]
[ たのしそうなひとたち、そんな風に女の唇が動いて目を細めた ]
[ 女が穏やかだったのは、ここにまだ恋人たちがいなかったから ]
『…………』
『…………』
[ 嫉妬する対象もいない、日頃より賑やかなだけと思っていたが ]
『……薔薇は、どんな具合かしら』
『今日も綺麗に咲いているかシら』
[ 薔薇の中、雨に濡れながら立っている男に女ははっと息を呑む ]
[ 女は暫くその場に呆然と立ち尽くしていた ]
[ かつて女が愛した男と瓜二つなその相貌に ]
『暁様、暁様……!』
[ だけどその少年は、女の愛した男ではない ]
[ ましてや霊感を持たない生者と死者の間に ]
[ 伝えられる言葉など、あるはずもないのに ]
『暁様、わたしです、日向です……!』
[ 薔薇を綺麗だと呟く声まで、よく似ていた ]
[ 無邪気な笑顔も、愛した男と同じに見えた ]
『ううっ…………!』
[ 行ってしまった少年を見送って、女は泣き崩れた ]
[ 楽しい思い出と悲しい思い出が、一気に溢れ出す ]
『うう、ううう……』
『……う、ウウ……』
[ 咲き乱れる薔薇の中、薔薇の香りが濃く強くなる ]
『……う……ぅ……』
[ 女が涙を流すたび、雨がどんどん強くなっていく ]
[ 女が声を漏らすたび、雲が不穏に厚くなっていく ]
[ そして ]
[ 女の姿は、ぐずりと雨に溶けるように崩れていく ]
[ ぐずり、ぐずぐず、ぐずぐず、ぐずり、化物へと ]
[ *変わる* ]
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―― 大広間へ入る前 ――
[>>378ダメ、という、嫌、という言葉に。 服をつままれながら、小さく頷いた。 冷え切った体は微妙に上手く動かなくて、出される手を払う力を持たないまま。]
判ってます、判ってます。なるべく早くきが――…
[そんな状況でいっぱいいっぱいだったから、気づけなかったその人の存在>>375。 楓馬が廻らせた視線の先を自分で追った頃には、もう捉えることができなかった。 どうかしたの、と楓馬に聞こうとしたけれど。 その笑みに何かごまかされたような形で、ただ口を閉じていた。]
[蘭香>>384にも、駄目、を出されて。 おまけに手を貸されもしたものだから余計にばつが悪くもあって……。 それでも丈夫でないことは事実だったし、勿体ないのも正論だったしで。 やはりただ、頷くことしかできなかったのだが]
(392) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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[ *誰かがそこに訪れた時には、女の姿はもう何処にもない* ]
[順調そうな様子に満足げにフフンと鼻を鳴らす]
枕はむこーに持ってくから持参しろよ?
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―― 大広間 ――
え、……?
[一緒に来ていた蘭香が急に倒れて、誰か、駆け寄ってきて……。 楓馬の声がして、火を止めて、って。 台所に目を戻したら、既に火は消し止められていて。 ただ立ち尽くすばかりだったのだけれど……]
…………。
[その呼びかけをした人>>394の姿には目を向けないまま。 ちら、と一度良数の手元を見て。 それから……自分とどちらが先になるかはわからなかったが、台所まで寄ってコップをひとつ手にした。]
(403) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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ヴェスパタインは、少し、行動が遅れた。
2011/05/17(Tue) 23時頃
[なにもできない。
いや、しない方がいい。
だから。
おろり。
見やるだけ]
ヴェスパタインは、自分が手にしたコップは、結局何処にも行けずに、水だけ満たして台所に置かれて。
2011/05/17(Tue) 23時半頃
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[視線は、誰にも向けずに]
探すなら、おれも手分けして、行く。
[この場に居ない二人の名が挙がった>>422後に、答えて。そのまま、振り向かずに、広間から廊下へと出て行った。]
(430) 2011/05/17(Tue) 23時半頃
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ヴェスパタインは、道也>>431が向かった方向を確かめてから、その反対側を辿った。
2011/05/17(Tue) 23時半頃
…疲れた。
[そっと、センパイの近くによって呟いた。]
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―― 1階廊下 ――
ねえっ、カイくん、シロウセ……、げっ、、
[呼びかけてみるが、喉が上手く鳴らせない。 軽く俯いて額を押さえながら、客室とは別の方面へ。 まさか、とは思いつつも覗いた幾つかの扉の奥。そこにもやはり姿は見えないまま]
………外。
[そんな可能性も、言われてた、と思い返して。 過ったのは玄関の向こう側と……野薔薇の庭。]
(443) 2011/05/18(Wed) 00時頃
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[お疲れ様、と後輩の頭をナデナデ。ついでにチロルを一つ]
でも、百瀬と仲良くカレー作ったろ。
夕食も、何食えるか楽しみにしてるから。
…… ひなた、っ……?
[ずきん。
幼馴染のことで頭がいっぱいで、気づいていなかったけれど。
落ち着いてくれば、いつも、霊の感情を汲み取ってしまうと痛む部分が、ずきずきと悲鳴をあげていた。
けれど、彼女の姿は周囲に見えず。
そっと胸元を押さえたまま、訝しげに眉を寄せた]
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[のばら、なら……部屋から、見える。 そう思い至った自分が足を運んだのは、玄関。 それから傘を差すこともせずに、飛び出して行った**]
(451) 2011/05/18(Wed) 00時頃
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ヴェスパタインは、道也の声は、聞こえていないまま、だった。**
2011/05/18(Wed) 00時頃
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