人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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双生児 ホリーは、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 01時頃


【人】 双生児 ホリー

― 補給基地 ―

いつものように、好きに動いて構わないわ。
理依、貴方もね。

[そう告げると、戦場へと切り込んでいく。
左手は使えないが、右手の日本刀と。
それで切り逃した相手には蹴りや膝を入れていく。

その表情は以前と変わらず愉しげだった。
そう、左手を殺されたからと言って戦い方を変えては守護部隊の思う壺だったから。

結果、彼女の周囲には守護部隊の死体が並ぶ事となる。]

(121) 2014/02/15(Sat) 01時頃

[ 足掻いてその先に何も見えなくて、
ただ大切なものが手の中からすり抜けていく、そんな後悔を、
彼はずっと前から抱いていたのだろうと思う。
――わからない、と口にする理衣の裡に初めて触れた]

わたしも、……わからないわ。
どうしていいのか、わからないでいる、でも……、

いいよ、

[何が“いい”のかは言わない、
ただ、手当てを終えたばかりのその手を伸ばす。
家族としての抱擁を、冷たい温もりでも]

……理衣くんは、弱くないよ。
今でも、こんなふうに友達の幸せを祈れるんだから。

[今だけ昔の呼び名で呼んで、それから――その言葉の意味に目蓋を閉ざす]


[心は複雑だ、
割れた色硝子のよう。

幸せを祈る、心配で死に切れない、
それと同時にサミュエルが理衣をその手で殺すという、
彼が一番辛いだろうことをも、願っているようで]

……気持ちをそのまま伝えたら、どうかしら。
サミュエルくんは、あなたに守って貰わなきゃならない弟じゃない。

友達でしょう?

[能面でない微笑みは、うまく笑えたかわからない]


何がいいの。

[問いかけた先、抱擁を得る。
背中に手は回せないけれど、軟い感触と
それでも感じる温度に目を閉じる]

祈るだけなら、いつでもどこでもできるよ。
あぁ、真弓、服が汚れる。

[そっと彼女を押し戻すと、服の上から脇腹の傷を示す。
血がにじんでいた。
サラシを手に、その血をぬぐい]

止まらないんだよね、これ。


サミィに?伝える?……必要ないよ。

[故意に散々サミィを傷つけることをしてきた。
彼が殺してくれるなら、同時にサミィの中の「理依]も死んでくれることをただ祈る。
改めて脇腹の包帯を替えてくれないかと彼女に頼んだ*]


……お父様。

俺の決断は、――…謁見の間での彼を見て、変わりました。


  是非、新たな『家族』に。


ほう。

[縛る縄の様に増える周の紅の線。
やはり紅は最も美しい色だと闇が降りたとしても判る色と。
決断に漸く牙を見せた]


[彼が終わりを願うを肯定した。
必要ないという言葉は首を振って否定した。
請われるままに包帯を取り替えて、
少しきつく巻いてしまったのは――]

……理衣くんは、それで後悔はしない?

[ふさがらぬ傷、もう、時は近いのだろう。
――彼の部屋には竜胆模様の折鶴が残される。

それが理衣への祈りの形*]




 『冀望』  ―――鬼を、望む


 


 ……うん。
 きっと、美味しかったんじゃないかな……

[少なくとも、涼平は喜んでいたように思う。]


 吸血鬼が人間と一緒に居ちゃいけないの?
 家族と一緒に暮らすのがそんなに悪いこと?
 生きて、もう一度会いたいと思う事すら歪なの?

 僕たちは……僕は、


後悔?どうだろう…。
もう、自分で決めたことに後悔はしたくないけどね。

お前とサミィが死んだら多分凄く後悔する。

[だから死なないでほしいとは伝わってほしいものだ。
きつく縛られた包帯に思わず声が出た]

って、痛ぇ……いたい、真弓。

[昔周と殴り合いして、こんな風にお小言貰って包帯巻かれたこともあったな、とふと思い出した]


【人】 双生児 ホリー

― 補給基地 ―

[すでに周囲は守護部隊の死体が散乱していた。
以前の刀よりも、切れ味は鋭くなっていて。
それが速度重視と言うホリーの戦闘スタイルと噛み合っていた。

しかし、いくらこの程度の相手を切り殺しても。
左手の疼きは押さえられない。
あの時の2人、特に苗刀を使っていた男……津久居 安吾の姿を混戦の中で探して**]

(210) 2014/02/15(Sat) 07時半頃

─真弓が退出した後
「しょうがないこと」
(それは都合の良い言い訳だ)

「おまーが好きだった」
(あぁ、俺もお前が大好きだよ)

[置き去りにされた折鶴、手にして見つめる。
友人が興味を示す真弓にすら、一度は嫉妬したくらいだった。
サミィが蹴り上げた腹のあざは持ち前の回復力で既に治っていたが血だけが止まらない。

真弓が部屋を辞してから暫くたった頃、
久しぶりに泣いた。声を殺して。

あの頃に戻りたい。
いつ?いつでもいい。後悔しないで済む頃に。

潰れそうな心中は始祖が始める遊戯への前菜程度にはなっただろうか*]


【人】 双生児 ホリー

……何をやってるのだか。

[吸血鬼の数が減っている事を感じ取り。
それでも、自身の眷属や理依達トルドヴィンの眷属がやられた様子は今は無い。

つまりは、古参の吸血鬼が次々と倒されているか。
或いは殺されないまでも戦闘能力を奪われている。
左腕の傷がまた疼いていた。

この疼きを止める方法など分かっている。
原因となった相手を殺せば良いのだ*]

(223) 2014/02/15(Sat) 18時半頃

【人】 双生児 ホリー

ほら、言ったでしょう?
すぐにまた会えるって。

[そう言って振り向いた。
その表情には微笑みすら浮かんでいて。

言葉とも相まってまるで、街角で再会した男女のようでさえあった。
右手に持った日本刀を横に振るうと、付着していた血液が散っていき。
残るのは綺麗な刀身のみ。

そして、先ほどまでは殺す気だったのだけれど。
今は少し気が変わっていた。]

(240) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 双生児 ホリー

津久居 安吾。
貴方は殺しはしない。

あたし達の眷属にしてあげる。
そして、血の呪縛をもって貴方を作り変える。

[そう言って日本刀を彼に向けると。
愉しげな笑みを見せていた。]

貴方がいくら拒んでも、大事な家族を殺すようにしてあげるわ。

[その言葉に彼は気がつくのかもしれない。
吸血鬼の眷属にされた者が、どうして人を殺すのかも。

その部分はホリーには当然の事だったから。
彼に情報を与えていると言う意識は無かったのだ。]

(242) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 双生児 ホリー

あら、貴女も来たのね。
好都合だわ。

彼は殺さずにあたしの眷属に。
そして、貴女を血祭りにあげる事で。
きっとこの疼きも消えるでしょうね。

[先日の戦場で見せた殺気とは質の違う殺気。
弱い精神力の持ち主であれば気圧される程の殺気をその身に纏っていた。]

(243) 2014/02/15(Sat) 21時頃

    − 回想・出陣前 −

[ホリーが戯れから戻って来た際、血の匂いを嗅ぎ取れば
珍しいと彼女を視線だけを向ける。
だがこの場に来たと言う事は参戦すると言う意志。
彼女は傷を上回る働きを見せてくれるのだろうと
何も言わなかった]

マユミ。
褒美はまだ良いのか?

[視線はホリーからマユミに。
褒美の内容からすればまだ手に入れていないのは明白だが。
のんびりとしている様にも機を狙っている様にも見え、
まだ手に入れようとする意志があるかを確認するだけの問い]


【人】 双生児 ホリー

出来るのかしらね?
ここは先ほどまでの狭い屋上とは違うわよ。

[そう言うと、地を蹴り。
まずはと定めたのは絢矢の方だった。

横薙ぎの斬撃をフェイントに彼女の背後へ回り込むと袈裟切りに切りつけて見せる。
そして、反撃を受ける前にとバックステップで一度距離を取ってから。彼女の鎖骨の辺りを狙って強烈な打ち降ろしの一撃を放つ。]

(244) 2014/02/15(Sat) 21時頃

お前への褒美が、お前の役に立つ事を祈っておこう。

[いつか祈りと言うものを知っているかと尋ねられた時の事を
思い出して『祈り』と言う言葉を口にする。

祈りとは願望を飾り立てたもの。

それ以上に違いがあるとは思いもしないからこそ。
出陣の前に、ふと訊いた*]

マユミ、お前が今祈るのは何だ?


零にーさん、
何を、……望んでるの。

[届かないとしてもささやかな問いを投げることしかできず]


   − 回想 −

[血の匂いをさせる吸血鬼はもう1人いた。眷属の理依。
唯一抗える言葉を駆使する吸血鬼。
全てを拒否している様で、全てを大切に想っているのだろう。

数え鬼の時から変わっていないと思っているその気質は、
彼が反抗的な言葉を吐けば吐く程、
その裏を思えて笑いが漏れた。

止まらぬ血は、理依の心が流す血でもあろう。

押し込めた嗚咽は耳に届かずとも。
その心が吐く血反吐は、血の絆からか、
訳も無く父の胸を躍らせていた]

理依。お前の活躍も楽しみにしているぞ。

[理依を見れば無性に愉しく口元に笑みが浮かぶ。
その心のまま、掛ける言葉は残酷な戦いへの期待*]


―回想・出陣前―

時を待っております。
……正攻法でなければだめだ、
などと仰られるのではないでしょう?

[ 正々堂々、などという手段では、
叶うはずもないのだから、機を伺うのは当然だ。
多少、回り道をしたとしても。

 父の口にする祈りは「よかれ」以上の意味は無いだろう。
しかし、その単語を耳にして小さく瞬いた。
何を祈るのか、幸いでもない平穏でもない、癒しも救いも遠く、
ならば、せめてもの]

祈りは、誰の傍らにも寄り添うもの。
……だから、それはさみしい魂への、慰めです。




……いつかその時が来たら、
お父様のためにも祈りましょう。

[わたしの為に、祈ると言ってくださったから、と*]


   − 回想・マユミと −

[正攻法でホリーを斃せる等露程思っていない。
だから機を待つと言う答えは予想していたもの。
では正攻法以外でどんな方法を取ろうとするのか。
そちらの方が興味が合ったが、種明かしばかりでは
面白くないと、それは尋ねる事は無かった]

寄り添って何になる?
寒さをしのぐと言う意味なら理解は出来るな。
そう言う物理的な温もりを求めているなら判るが。
慰め等………何になる?

[今生きる命や心にも想いを馳せる事が無いのだ。
消え去った魂に何故思う事があるのか。
不可解極まると首を傾げたが]


そんな時は永遠に訪れぬ。

[祈りを奉げると言ったマユミを一笑する。
それは己の死を夢にも思わぬ傲慢さを体現した笑みだった*]


真弓。

[声は労りを載せる]

あいつには会えた?

[どんなタイミングだったかは知らない。
ただ、彼女とサミィの選択にどうか先があるようにと
どこか願って]


……貯水場の近くで。

[問われてもいないのに場所を返した。
――囁く声は、より死んだようなそれ。
まだ痛みを感じることが出来た心を、もっと殺そうとして]

……理衣くんごめんね。
みつからなかった。

[祈ってくれた幸せの行方など、どこにも]


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