人狼議事


7 百合心中

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【人】 受付 アイリス

―― 本屋 ――

[ベネットが居ないのは分かっている。
 働いていた頃の残滓を掻き集めるように 訪れた。

 ベネットがいつも座っていた椅子に、
 白い粉。]

 …――

[その時不意に、ピリリ、ピリリ、と
 テーブルに置かれた携帯電話が鳴った。
 すぐに止んだからメールだと思う。

 ベネットの携帯だ。
 そっと手に取ると、ぱちりと開く]

(425) 2010/03/25(Thu) 16時頃

【人】 受付 アイリス

[メールの差出人の名前は、聞いたことがある。
 ベネットが時折、照れくさそうに話していた
 彼の、幼馴染の、女性の名。

『何度もメールしてごめんなさい。
 あなたの無事が知りたくて。

 でもこれで最後にします。

 ベネット。
 あなたのことが、好きでした』

 ――…]

(427) 2010/03/25(Thu) 16時頃

【人】 受付 アイリス


 なん、で

[言いようの無い、 行き場の無い思いが、 蟠る]

 ベネット……好きだったんじゃないの。
 なんで応えてあげないの。

 こたえ、なさいよ
 応えてあげなさいよ!!

 なんで、なんで、なんでッ……!!

(429) 2010/03/25(Thu) 16時頃

【人】 受付 アイリス

[泣きそうになるのを堪えて
 彼の携帯電話を白い粉の中に置く。
 せめて。せめて向こうで想いが通じますようにと。]

 早く……
 早く、会わないと……

 リンダが、死んで、しまう、前に―――

[街を彷徨い、リンダの姿を、*探し回った*]

(431) 2010/03/25(Thu) 16時頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 16時頃


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 20時頃


【人】 受付 アイリス

―― 商業街 ――

[その瞳は辺りを見渡し、
 ある人物を探しながら歩いていく。
 
 然しながら人影は少ない。
 居るのは暴徒が主だったがそれも減ったか
 余命を残されている人々は自宅などに居るのだろう。

 佇む女性の姿>>434に瞬いて]

 ……あの。

[おずおずと声を掛けた]

 人を探してるの。背の高い女の人。
 薄ピンク色の帽子を被った……見て、いないかしら。

(436) 2010/03/25(Thu) 20時半頃

【人】 受付 アイリス

 ……?
 リンダを、知っているの?

[見ていない、という返答には肩を落としつつも
 自分が挙げた特徴だけで人物を言い当てた彼女に驚き]

 もし、リンダに会ったら
 イリスが探しているって。
 そう、伝えて呉れるかしら。

 昨晩別れてから、すぐ会える約束だったのに……
 まだ会えなく、て。

[困惑したような、悲しそうなほの暗い笑みを彼女に向け、
 荒れ果てた町並みに視線を遣る]

 貴女は此処で、何を?

(439) 2010/03/25(Thu) 20時半頃

【人】 受付 アイリス

 そうだったの…。

 リンダのお店って、PL×PLね。
 私はあそこのバイトだったんだけれど、……こんな事態じゃ、ね。

[シフトを確認するまでもない、と微苦笑。
 オーナーに電話するのも怖かった。
 近しい人が、逝ってしまっている可能性を突きつけられる様で]

 連絡先。私とリンダのお互いの携帯番号、知らないの。 一応、貴女に教えておいてもいい?リンダに会ったら、この番号にかけて欲しいって伝えて。

[携帯を取り出すと、赤外線機能で彼女の携帯に情報を送ろうと。
 既に充電の残りが少なかった。]

 どうしようかな、か……

[彼女の危機感のない口ぶりに、淡く笑い]

 一人なの?一緒に過ごす人は?
 居ないなら、少し一緒に行動しない?

(443) 2010/03/25(Thu) 21時頃

【人】 受付 アイリス

 うん…。

[それ以上の関係だとまで言う必要は無いと判断して]

 早くお店に来て呉れていたらね。リンダと貴女と、私も一緒に、貴女のお洋服が選べたのに。なんて、今更謂っても仕方ないか。

[もう、そんな平和な頃には戻れそうに無い。
 世界は少しずつ、否、急速に、終わりへ向かう。]

 ありがとう。貴女のお名前は?

[データを送受信して携帯を閉じ、続く言葉には]

 勿論。
 こんな世界に一人だと、なんだかおかしくなってしまいそうで。

 ……怖い? 

(446) 2010/03/25(Thu) 21時半頃

【人】 受付 アイリス

 …――

[遠くを見るような眼差しの彼女に、それ以上、例えばの話をすることは出来なくて。僅かに眸を細め、彼女の視線の動きを追う]

 うん。さっきも言ったけど私はイリス。
 宜しく。

[充電を気にした所為かすぐに携帯を閉じてしまったので、そこに表示された名前にまで頭が回らなかった様だ。]

 …こんな桜ヶ丘を見ているとね。
 過去の桜ヶ丘を求めるが余りに狂ってしまいそう。

[荒れすぎたセカイは、私たちに何を齎すのか]

 ……、好きな人が、いるの?

(450) 2010/03/25(Thu) 21時半頃

【人】 受付 アイリス

 そう、本当に此れは長い夢を見ているだけで
 目を覚ましたら当たり前の日常が在ればどんなにいいか。
 奇跡――ね。

[奇跡は起こらないから奇跡だと、謂う。
 彼女の言葉に滲む諦観を察した。]

 ……。うん。

[彼女の"怖い"という感情に同調するように頷く。]

 一緒に居たくない人だと"選ばれ"たら 花のように散る前に、己の命を絶つかしら。それとも絶望を感じながら、死を待つかしら。

 ……そう、それは貴女が"選ばれる"可能性があるとしても
 同時に"選ばれない"可能性があるからこそ、恐れて当然。

 でも、ね。
 後悔しながら死んで逝くのも、とてもつらいと思うわ。

[そっとローズマリーの手を取って、確かめるように、握る。]

(453) 2010/03/25(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス

 ……不真面目な大学生なのね?

[彼女の言の葉にプロフィールを知れば、窘める様な視線を向ける]

 貴女の想い人が、どんな答えを返すかは私には分からない。
 だけど――

[先刻交換したデータの入った携帯を軽く揺らし]

 何かあれば相談くらいには乗るわ。
 死にたいなら死にたいって謂いなさい。
 暴れたいなら暴れたいって謂いなさい。
 私は必死でそれを止めに行くから。

[芯のある、真摯な眼差しで彼女を見つめて謂う。荒れた街で、ぐらぐらと、揺れて、崩れ落ちそうだった心を、理性的に戻してくれたのは、彼女の存在だったから。その恩を静かに感じていた。]

 出逢ったばかりの私が言うのも何だけど。
 ローズマリー。貴女は一人じゃないから、ね。

[彼女が拒まぬならば、ふわりと。その細い身体を抱き寄せようと]

(455) 2010/03/25(Thu) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

 おかしくなんか、ないわ――。

[片手でローズマリーの髪を撫ぜながら]

 怖かったんじゃないかしら。
 寂しかったんじゃないかしら。

 こんな世界で独りぼっちで、
 怖くない方が、寂しくない方が可笑しいの。
 
[自分だって。こうして人の体温に触れていないと、気が狂いそうな程に怖かった。]

 頼ってくれるあなたの存在に、救われてるのは実は私。
 だから、お礼も謝罪も要らない。
 ……人は一人じゃ生きていけないもの。

(460) 2010/03/25(Thu) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

 そう、考えることを放棄するのは簡単なこと。
 何も考えずに居れば何れ終焉の音が聞こえる。
 でも――それじゃ、…やっぱり悲しいわ。

[寂しい、と。思いを語る彼女に、淡く微笑んで。]

 気付けたのなら、それでいいの。
 ―――…うん。

[彼女の微笑みは、とても柔らかな印象を受けた。
 そっと手で彼女の顔に触れ、親指で涙を拭う。]

 終焉の音はおそらく、誰しもに等しく訪れる。
 私も、貴女も、いつかは――――

 ……だから、こそ。

 後悔しない、最期を。……ね。

(465) 2010/03/25(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス

 ……ん。

[後悔しない、という彼女の言葉に、確りと頷いて]

 ローズマリー…

[優しく抱きしめられる。
 胸が締め付けられるような切なさを覚えながらも、笑んで見せ
 そっと手を、握るだろう]

 うん。有難う。

   ――リンダ…

[彼女と離れてから随分経ってしまった。 
 無事を祈りながら、ローズマリーと共に歩く。
 あの時入り込んだ裏路地も覗いたけれど
 矢張りそこにリンダの姿は無く。
 それでも、それでも探すんだと、瞳に芯を、宿して。]

(467) 2010/03/25(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[――リンダの家。
 意識にはあった、だけど、だけど…]

 ……うん、行ってみよ。

[―――彼女の居そうな場所に近付く程に、
 白い粉が堕ちていないか、不安になるのだ。
 しかし、そうも謂っていられない。]

 此処から、わりかし近いの。

[少し歩けば純和風の家が見えてくる。
 道場と家屋、どっちから入ってみようか、と
 ローズマリーに目で問いかける]

(469) 2010/03/25(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

 うん。私も最近、連れてきて貰ったばかりなの。
 その時は、まだ、こんな惨事にはなっていなくて……

[なんだか遠い昔のことのように思える。
 道場を指差すローズマリーに頷いて、
 横開きの扉を、静かに、開けた。]

 リン、……

[呼びかける様に口にする名前が、途切れる。
 道場の一部に白く降り積もるもの。]

 ――ッ

[目を見開いて。
 これがリンダだったら、もし、そうだったら
 可能性で、考えれば、ここは、彼女の家なの、だか、ら]

(471) 2010/03/26(Fri) 00時頃

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