63 とある生徒会長の憂鬱
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こちらロビン。
[サイラスを追い掛ける傍ら、マイクに小声で声を吹き込む]
今、一階廊下の階段前。二階の理科室に近い階段な。
サイラスと遭遇。対象Sは現在逃亡中。
これより追撃を開始する。
[マイクとは、案外素晴らしい物だ。
真正面でこんな恥ずかしいセリフなど言えた物ではない]
メアリー達は僕に気にしないで。
先に体育館に行ってくれてて良いぞ。
[ディーンの叫び声に]
あ?お前逃げてんの?
倉庫に行けってめんどくせぇ。
誰に追い掛けられてんだよ?
[なにやらサイラスの雰囲気もただ事ではなさそうだ。]
悪いが俺は校舎にはいねぇよ。
喧しいからって活動場所をグラウンド端の建物に追いやられた。
…なんかやべぇみたいだな。
しゃぁねぇからマーガレットを確保ついでに向かってやる。
待ってろ。
こちらレティーシャ。
了解しました!
[モップで体育館の床に零れたコーヒーを拭きながらロビンの声に返事した。]
やっぱりさぁ、せめてレッドとかブルーとかさ…
[ぶつぶつ。
彼女がチアリーディングを始めたのは派手な空中アクションに憧れたからであって、元をただせば何でも無い、ただ特撮ヒーローに小さい頃から憧れていたのであった。]
ラルフがこえええ。
[息が弾んでいる]
どら○もんじゃないしそもそも持ち歩けねーし。
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[絶叫を上げて逃げ出すサイラスを追い掛ける。 抵抗する様子も無さそうで、嬉々として追い回す]
――外したか。
[躓いた一瞬に全力で振り下ろした一撃。 残念ながら外れてしまい、廊下のタイルが僅かに砕けただけ]
(70) 2011/09/09(Fri) 20時頃
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うわっ、っと……
[ 破凛――! 涼やかな音を立てて、硝子の試験管は一刀の元に砕け散る。 中から飛び出す無色透明の液体]
……んっぐ……げほっ……!?
何だこのグロい臭い……げほっ……!?
[鼻孔から身体中の細胞を侵し、感覚を蹂躙する様な悪臭に咽返る。
補足しよう。便所臭程度の悪臭では無い。 それでも敢えて言うなら、それは『流し忘れ』と言う修飾語の付与が義務付けられる臭い]
(71) 2011/09/09(Fri) 20時頃
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ロビンは、咽返りながらも、サイラスから逃げる気は無い様子。
2011/09/09(Fri) 20時頃
こちらラルフ。今――…ここ何処ね。
ともかくディーンに遭遇したっけ、流れで追跡中。
っつーか、すまん、校舎に逃げ込まれたべな。
[相手チームは校舎内をスタート位置とする者が多そうであるため、できればグラウンドに留めておきたかったのだが。そうは甘くないらしい]
メアリーはできっだけ早く校舎内から出てけろ。
僕もメアリーの脱出確認したら、適当に巻いて体育館に向かうけぇ。
んで、ロビンは応援いるけ?
[走りながらの通話であるが、呼吸の乱れる様子はない]
ラルフ君もー?
ずっと待ってるだけっていうのも、退屈だなぁ。
むしろ私たちもそっち行こうか?
んー。
でも、なぁんか向こうから来ちゃったみたいですよ?
多分サイラスっぽいですけどぉ。
[喋り方はいたってのんき]
げっ、ほっ! いらっ、ない!
[先程からマイク越しに咽てる音が届いてるかもしれない。
アンモニアの悪臭に耐えながらも、ラルフに応援不要と]
サイラスの奴……色々薬品持ち出してる!
何処のイカレ科学者《マッディー》だっての――!
気を付けろメアリー! サイラス臭いぞ!!
[激しく誤解のありそうな言い回しで警告した]
えっ
…臭い人はちょっと。
どうかな、って。
[引き気味]
ってゆーか、薬品持ち出していいんですかね。
流石にあぶねーのは持ってないと思いますけどぉ。
[しかし自分も言えた義理ではない]
つうか大丈夫ですか、あんた。
さいらすくんてそんなひとだったんだ…。
[思いっきり誤解をしつつ。]
チア部とバスケ部もそっち向かっちゃっていいですか?
むしろ囲んで捕まえちゃうとか、どう?
大丈夫じゃない! 臭い!!
[裏を返せばそれ以外は然程問題でも無いと言う事だが。
だがその時に流れてきた"奴"の声に、舌打ちする]
んなどうでも良い事後だ!後!!
あぁ、レティーシャとソフィアも好きに動いて!
どうせラルフもメアリーも体育館行けないんじゃ相談もなにもあったもんじゃない!
別にマーゴで良いよ。本名長いし。
[ヤニクにはそう伝えて。
先刻のものは、いつまで経っても名前で呼んでくれない野郎に向けて言った、なんて言えない。]
校舎の3階、演劇部の練習部屋にいるよ。
体育館からは遠いんじゃない。
てか、ヤニが一番危険な気がするけど。
[あの体育館にいる運動部系女子二人のせいで。]
んー…、チーム、えす、えむ…。
[会長の声にぼんやりと頭の中に浮かんできた単語はそれくらいしかありませんでした。]
あ、じゃあ校舎の方行くねー!
「めぇぇ」がチーム名け?
[メアリーの発言に首傾げ]
んだな、この調子だといつ合流できっかわがんね。
モニターで場所把握されてんだら、一ヶ所で落ち着いてるより動いた方が安全かもしんねな。
「めぇぇ」って可愛いね。ひつじ。
[まだ向こうチームの面々にも遭遇していないのでのほほんとしている。]
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[ 刃凛―――!! ]
……ふざけた真似してくれたな……
[硝子の砕け散る音が高く廊下中に響き渡った。 悪臭を押し流す救いの風が吹き込み、漸く呼吸が出来る様になった時。 ありありと彼は怒りの表情をサイラスへ向けていた]
(81) 2011/09/09(Fri) 21時半頃
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ちっ
後ろからやられました。
あれは――リンダですね。
[あせったような声の後、怒り声になる。
どちらかというと自分自身に対する叱咤であって]
ったく、緊張感が足りなかったですね。
後ろから、しかも飛び道具なんて本来想定してねーんですよ!
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……近くにリンダ……
[あせった様なメアリーの声から、そう遠く無い場所に、リンダの姿がある事を把握する]
拙いな……。
練習用の木の的なら的の中心から外した事無い処か。 平気な顔して、的を砕ける様な奴なのに。
[小声で呟きながら、軽く舌打つ。
有翼の魔矢《アロー・ウィズ・ウィング》と昨日仕返しに名付けたが、その異名は伊達では無い。 例え本番で緊張する『あがり症』でも、的から外す場面は見た事が無い。 幼馴染で腐れ縁なだけあって、リンダの実力は嫌と言う程知ってるのだ]
(87) 2011/09/09(Fri) 21時半頃
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こちらラルフ。とりあえず空き部屋から中庭に脱出したっけ。
……なんかそっちややこしいことになってんな?
今からそっち向かうけんど……、みんな深追い禁物だべな?
適当に散会して立て直し図んべ。
[マイクの向こうから阿鼻叫喚が聞き取れて、小さく溜息ついた]
ロビンは、メアリーは大丈夫だろうか。少し視線がサイラスよりも向こう側へと向いた
2011/09/09(Fri) 21時半頃
大丈夫?
私も一応そっちの方、向かうけど…。
[メアリーの声音に少し身体を緊張させたか。]
そういえば、ディーン君は?
こっから逃げるってなると、教室の窓とかですかねぇ。
なんせ挟み撃ち状態なんで。
…中庭の方って誰か居ます?
ん、空き教室にバリケード張って閉じ込めたっけ。廊下に出んのは簡単じゃねんでねぇかとおもう。出てくんなら窓から中庭へだなぃ。
[と、そこまで答えて]
あー、僕がそっち向かうと、それをさらにディーンが追いかけて、挟み打ちのミルフィーユがさらに多層構造になるかもしれんだな?
[それはちょっと、面倒くさいかもしれない]
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