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雪女には、仲間は今まで
いなかったんだ?
[ふ〜ん、とやっぱり少し面白げな響きで。
不思議な気もちという言葉には、
少し笑って同意した。*]
……、他の…、怪異も
[それならば、スズはどうなのだろう。
と、友を思う間。]
えっ、暴走…ですか。
それなら、やっぱりわたしも…
ん??い、いぬ?です??
[暴走と結びつかなくて、疑問符ばかりがかえる。
ねこにゃん、と呼ぶ声は楽しそう、というか、
どこか猫がじゃれてるみたいに聞こえた。]
はい。
仲間が多くては…、
食事に困るでしょう?
[ね、と僅かに冷えた温度の声を乗せるが]
というのは、まあ、冗談半分で…、
そういう存在の必要性を感じていなかったのもあります。
ほかのお方はわかりませんが、
わたしは…、人の情念、思念、怨念が
長い月日を経て形になったようなモノ。
ですから、きっと、多くはいないのでしょう。
こうして、自分のことを話すのも
とても久方ぶりです……
ああ、でも
どうか、わたしの顔を見て…
わたしの正体を口にはしないでください
[それが人の耳に触れては、とてもとても
危険なことになってしまうから。]*
……?
ありがとう。
こっちか!
[
受ける怪異と受けない怪異は
居ると思うけど。個人差ってヤツ。
[今日の朝飼育小屋付近を見ていたのは
スズの様子を確認してたからだったが、
特別に変わった様子は見られなかった。
わざわざ声に出したりはしないけど。]
… あ? 寒いのってもしかして。
[キミのせいかよ。と声色に込めた。
今朝がた
ん〜? オレは普段は、猫と仲良しだからね。
蝙蝠もだけど。
たしかに…って、
雪女って何食べるの?
[ふわりと僅かぞくりとした温度を感じる。
成る程、雪女か。]
情念、思念、怨念 か。
じゃあ最初からそういうモノなんだな。
[キャラソニア出身者も産まれた時からそういうもののはずだ。あの口調からでは増やされたというわけでもなさそうだし。
── 元人間は、結局オレたちだけなんだなと思って、緩く口元だけで笑った。]
へえ。
…よく解んないけどオッケー。
ま、自分でも気を付けるコトだね。
[意地悪をするのが嫌いな訳でもないけれど、
他人を害する事が好きな訳でもない。
特に、独りぼっちの怪異には。
スズが居る事を知った時、
困るから排除しようと思わなかったのは、主にこの辺りが原因だ。 そんな事、決して口にも声にものせないけれど。
(そして、ハンターは自業自得で正当防衛だと思っているのでこの範囲に当てはまらないのだ。)*]
[素直に進む方向だけは変えてみたが、一向に九生屋にたどり着きそうな気配はないが本人は気づいていない……]
………
[殺意を纏って的外れな方角へ。
精神的な迷いだけは無く進んでいる。
そうしながら、攻芸はどこからともなく聞こえる声の会話を黙ってきいていた。]
吸血鬼がもう一体?
[殺す対象が増えたのか?]
そっちの声も吸血鬼だったのか?
なぜ日本語を知りながら
吸血鬼を知らない。
[攻芸は勉強ができる方ではない。勿論地理も苦手だ。世界地図のどこかにキャラソニアとかいう国があったとして、勿論自分が知らないだけだという可能性を見ていた。]
………
[絶滅危惧?
的外れな方角を進みながら眉根を寄せる。
そんなことを言われている国があるのか?
モグリなのか?]
[気配がまた別の方向へと向かう。
なんだか面白かったので、にゃふふと笑い声ひとつ。*]
いや〜、本物だなァ。
日本語を吸う……
[攻芸の知らない芸当であった。]
………
[本当に吸血鬼なのか?
確かめる必要が出てきたが――]
どこだ……!
[攻芸は九生屋の居場所へ向かうつもりで、或いは新しく増えた声の主であるキャラソニアという場所から来た誰かを探すべく、神森市を彷徨っていた。]
????
[聞けばもう一人の女の声は雪女のものであるらしい。
では、先程の吸血鬼という言葉をしらない外国人(多分)もますます怪しくなってしまった。]
………
[増えた蝙蝠であるところの攻芸は、確かに学園周囲を霧、あるいは蝙蝠の群れのような姿を変えて飛んだことがあった。噂になっていたらしい。]
俺は九生屋とは友達だが仲間じゃない。
俺が九生屋と勝利を目指すことはない。
[端的に九生屋に返答をする。
攻芸にとっては、仲間とは共に勝利に立ち向かえる者であるらしい。]
ねこにゃんじゃない。
こーにゃんと呼ばれている。
[最初は嫌がったあだ名だが、もしかするとアホなのか、自分で訂正をしておいた。]
[九生屋のようなひなたぼっこさえも可能な吸血鬼(
ともかく、日光で攻芸の肌は灼けていた。
肌を隠す服装であれば、日光をあびて一発でサラサラの灰になったりは現状していないことは九生屋の恩恵かもしれないと攻芸は考えている。
実際のところはなにも知らない。
なるようになったことが全てだからだ。]
…、わたしはどうやら、
"受ける"怪異だったってことね。
[困ったわ、と柳眉を下げる(見えないけれど)。]
そう、寒いのはきっと
わたしのせいよ。
力がうまく、制御できないの。
[溢れ出る冷気!なんてかっこよく言ってもなんら意味はなく]
吸血鬼…なんでしたっけ。
ほかの、みなさんは。
だから、蝙蝠…なんですね。
でもどうして…猫?なんです?
[素朴な疑問をぶつけながら、]
食事…ですか?
ふふ、――
[含み笑いをひとつ乗せてから、]
なんといえば一番いいかわかりませんが
そう、ですね。
…人間の たましい かしら。
ああっ!!
で、でも勘違いしないでください。
殺したりとかは、わたしはしてませんよ?
ほんの少しずつだけ、
みなさんから貰っているだけ。
心地よい疲れで眠りに落ちれる程度の
微々たるものでじゅうぶんですから。
[人ではないものから人になった雪女は、
そう吸血鬼に言葉を返した。]
[秘密を守ってくれるようで、
ほ、と胸を撫で下ろす。]
…、…
[しかし気をつけるといったところで
どうしたらいいかは未だに解らないままだ。
こうして相談できで気持ちは楽になったが、]
ご忠告 ありがとう。
…ところで、わたしとずっと
お話してくれていた貴方は――…?
[だれなのだろう。
抱く疑問は、そう時間を待たずに解決してしまった。
ねこにゃん…さん?
―――…九生屋??
あら。
こーにゃん、さん、でしたか。
[どちらの呼び名にしても、かわいらしいな、
とは思ってしまい、ふふふ、と笑みが乗った。]
【人】 宇宙原理衆 ウツギ――朝―― (277) 2019/04/28(Sun) 22時頃 |
【人】 宇宙原理衆 ウツギ[とりあえずは仕方なく、厚めのコートにマフラー手袋イヤーマフ装着で完全防備。 (279) 2019/04/28(Sun) 22時頃 |
【人】 宇宙原理衆 ウツギうーん、まあ、のんびりしてるとヤバいかなってくらいの時間ね。 (289) 2019/04/28(Sun) 22時半頃 |
【人】 宇宙原理衆 ウツギあ、金城センパイも今度急いでたらお乗せするわよん。 (309) 2019/04/28(Sun) 23時半頃 |
力の暴走か〜。
なにかで抑えられたらいいねェ。
前の時は来訪者が帰ったらおさまったけど。
[他にも方法はあるだろうけど
皆目検討つきません。という声。]
猫の理由? あー。親が猫だから。
もう猫みたいなもんだよね、オレも。
[間違ってはないが正確でもない説明をしつつ、
じゃあ仲間は猫かも、と付け加える。]
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