295 突然キャラソンを歌い出す村3
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……間近で見ると、悪くないツラしてるわね。
[何の事は無い。ただの興味で一目見に来ただけだ。
どうせ遠くに逃げる気満々なのだろうし、と。]
[もしかすると、雪女の時に「声」しか知らぬまま別れたのが気になっていたのかもしれない。]
え…こっちにもいんの、ディ♪ジアン……
道理でこっちでも引きが悪いと思ったわ…くそ……
/*
ですね!
メイちゃん来たら絡みに行くための屋上待機だったけど、まあまだ初回だし別の人でも良いかな。
流れに身を委ねましょう……
ディ♪ジアンの導きのままに……
[ 気配が近付いて来るのが解った。
だから歩き出す前に、その場で立ち止まっていた。 ]
… おまえ、
[似ている、と思った。
懐かしい気配を感じた、そんな、まさか。
間近に見て解る。声だけじゃ解らなかった。
向こうには何のことだか解らないだろうけど。]
お褒めの言葉ありがとな。
キミも可愛いじゃん。
[そういって、真相には触れず。
また遊園地を歩き出す。]
……?
どしたの?
[もちろん、九生屋が何に驚いたのかなど知らない、わからない。]
……? かわいい?
あー、そのせいでロクな目に合ってない気もするけど……
まあ良いわ、ありがとう。
[どうやらミタシュも近場にきているようなのだが、
方角が解らぬ攻芸はミタシュの顔を確認しそびれた。
まあ、最早関係のないことだ。
邪道院のおひざもと、マルカイの発信機付きの外国人(頑として異世界については分からない)は今現在攻芸の標的から外れている。
戸高から心配されているとおり『どうせ死ぬし』くらいの攻芸はわざわざ伝えることをしない。
九生屋には、伝えたくないというのも同時にあった。]
/*
襲撃をじりじり考えて何か思いついたらとおもっていたが、ここぞ!という出来そう感があんまりないな。今日は俺はパスっておく。誰か襲撃するならご随意に!
いや別に。
昔に来たブルー族と似てんなァってだけ。
[だけでもなかったけど、
確信も何もないのだ。いうなればずっと昔に消息を絶った気配が様々な色に塗り替わってまた現れたような感覚。
そして、唐突な気配の消失と出現。
確信のしようもないけれど、否定のしようもなく。
だったらそう思っている方がいい。]
だけど、 八家本、って名字は気を付けた方がいいかも。
邪道院とかよりそいつらの方が、
よっぽどアブなそーだから。
[キミにとっては。そんな一言。
六合がそいつと一緒に居るなんて知らないし、聞かれてマズいこともないと思っている故だ。]
あ〜。
大変そーだね、異世界…。
/*
オレはセットしても反映されないマンなので!メイちゃん出来たようだし応援しつつお任せるのだ
ふゥん?
[似ている、と言われてもそんな昔の者の事などとの関係など知る由も無い。
きっとそれは、「今の」ミタシュには些細な何かだ。]
[奇縁というのは もしかしたら あるのかもしれないけれど。]
ヤカモト?
……わかった。覚えとく。
[と言うか会っているのだが、「ヤマモト」としてしか知らないのだった。]
ヘンタイ多いのよ。あっち。
いや、こっちはどうなのか知らないけど。
/*
まあ流れに身を委ねつつ……
メイちゃん噛むとこまで行けるかなー行けなかったら仕方ないね…♡
[奇縁も奇縁、それが真実なのならば、
それこそディ♪ジアンの導きなのかもしれない。]
そーして。
[まァ違ったらそれでいいんだけど。
とは思いつつ。普段を偽名で通しているなんてこちらも知らなかった。]
あ〜…
こっちも少なくないんじゃない?
気を付けてね。
[←ちなみに少女監禁未遂を行った実績を持っている。のは言うべき事ではないと解っている。]
/*
流れに身を委ねつつ…
良いと思うよ!初日だしね…♡ なんやか相談事あったらどうぞだよ…♡
九生屋。
"見えたぞ"
知らなかった。
おまえ、
こんなにも美味そうなにおいがしていたのか。
[攻芸は、九生屋の血の味を覚えた。]
ま〜じで?
はやかったじゃん。
…… オレがそういう対象になるとはね。
[う〜〜〜ん、と唸る。まさか吸血鬼の血の味を覚えるとは。どんだけ特性特化するつもりなんだ。
気配を消してやり過ごす? のは、 血の味を覚えたこいつには通用する気がしない。]
蝙蝠でも猫でもなく犬なのでは…
[八家本が犬派なのとは何にも関係がないだろうが。]
犬か。
別になんの動物だっていいけど……
犬じゃ不満か?
蝙蝠でも、猫でもないけど。
俺としては九生屋のオススメで
良かったんだけどな。
……。
別に。
ただオレが猫派ってだけ。
[少し笑うみたいな声だ。]
ねーねー 九生屋。
まだ居る? ていうか六合そっち向かったっぽいけど生きてる?
ちょっとねー
私はじめて眷属作ろうと思うんだけどー
[どうせ「繋がった」らバレるし、と六合に聞こえていても気にしない。]
折角だから見に来る? 来ない?
いや 別に初めてだから怖いとかじゃなくてさー
[吸血鬼歴が長く経験豊富であろう九生屋に呼びかける。]
ま〜だ〜い〜きてる。
えっマジで?
どういう心境の変化??
いきた〜いけど、
行ける気がしな〜い。
[既に殺気が近いのだ。
なんかさっきよりめっちゃ近い。]
迎えに来てくれるゥ?
なんだー 元気じゃん。
いや、なんというか……絆された?
まあ 減るもんじゃないし良いかな って。
何よ つれないなー
ていうかこれ、口に舌ツッコんで中で互いの血を混ぜるので合ってるわよね?
[キャラソニア式。 ※地球式でもできます。]
え、厭よ。
そっち六合いるじゃん。やだこわい。
……
吸血鬼が新しくうまれるときは……
きいてしまったら、出産祝いとかを送ったほうが
いいのか……?
[攻芸は新たな吸血鬼の誕生ときき混乱していた。
中国の出産祝いはおよそ現金だそうだ。
六合攻芸はバカだった。]
……
[自分の他に三体。
吸血鬼とは殺すものだが。
今日の仕事を終えれば最早攻芸には無関係だ。
あとは邪道院やヤマモトの管轄であり、六合攻芸というハンターはここで店じまいをする。
攻芸のプランとしては、そういうものだった。]
いつまで元気でいられるかな??
お。 …へえ、いいんじゃない?
減るどころか増えるだけだし。
つられたいんだけどな〜〜〜。
って待って!!?
たぶんその方法でもできる気はすんだけどその方法しかないと思われるのはオレが六合にそれやったみたいだから認識を改めて。
[まさかそう思ってたのか??? っぶねえ!]
オレがやったのは血を混ぜるのはそうだけど、相手と自分の血を口に含んだ状態での吸血だな。そん時に魔力流し込むんだけど解る?
[マジで死にそうだったので戦闘中でも血は奪ったし、口の中血だらけで魔力垂れ流し状態だったのだ。今明かされる方法!]
まさに今追いかけられてんですよね!
倒すの手伝ってくれる? 共闘?
[うっかり六合って呼んじゃったレベルだ!
こ〜にゃんを!]
出産祝いがあるなら葬式は取りやめない??
[クソ提案をした。]
[六合攻芸は九生屋を追いながらショックを受けていた。
口の中に舌をつっこまれてお互いの血を混ぜられた記憶がないのだが、どさくさにまぎれてそういう事をされていたんだろうか?
攻芸はまだ高校生であった。]
ああ、なるほど。
やる事は一緒かしら。
……粘膜の方が効率良さそうな感じあるの、私だけ?
共闘? ははっ。
[鼻で笑った。]
出産…… ああ、そっか そうなるの……?
貰ったらお返しとかいるのかしら……
うん? 九生屋ってば冠婚葬祭に強い系吸血鬼なのね。
私、これまで弔いくらいしか縁が無くて……
やるコトは一緒だけども!
粘膜接触の気持ちもわかんなくはないけども!
[まさか真に受けるとは思わず、おもわ、いや… 自分の知る六合攻芸は心底アホだった。 殺されるより余計なことを言われたらどうしよう??という気持ちの方が強くなってきた。]
くそ〜〜、他人事じゃん。
[そーだった!キャラソニアからきた異世界人はこの世界の常識を知らなかったのだ!と思ったけど、それは向こうの世界でも似たようなものなのでは? いや世界が変われば文化も変わるか…。]
出産だと思うなら…そうしたらいいと思うけど…
オレはこ〜にゃん眷属にしてもお祝いもらってないしさ?
[だから要らないのでは?という意味を込めた。
もちろん殺気から逃げながらだ。]
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