人狼議事


75 サプリカント王国の双子

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【人】 薬屋 サイラス

 ……。…………ミッシェル、

[やがて、男たちがシメオンを連れ去れば。
雨降る庭をゆっくりと彼女の元へと歩き始めた]

 ……風邪をひいてしまいます。
 中に入りましょう……。

[そう言いながら妹に手を伸ばした。
今、本当に彼女に必要であろう言葉が、わからなかった。

伸ばした手と反対の手には、シメオンの花束を握る。
捨てることなど、できやしなかった*]

(53) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃

【人】 会計士 ディーン

[降りしきる雨の中、薄く瞼開けば、連行される使用人の背が映る。
雨の音でも掻き消せなかった二人のやりとりが耳の奥、残る。

  女王を殺めたのは本当に彼なのだろうか。
  引きとめるべきではないのか、彼女の、妹王女の為にも。

そうは思えども、彼を連行する輩を振り払える程力があるわけでもない。
実行に移す勇気だって、ない。

自分の無力さを思い知っている中、届いた弱々しい呟き>>47
眉に皺寄せ、濡れた庭に目を向ける。]

(54) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

 昔、……僕の、好きだった女の子が、教えてくれたんです。

[不意に口を開けば、ぽつり、と、独り言にも似た言葉を落とす。]

 一人が嫌なら、一緒にいてくれる誰かを探せばいいって。
 探していれば、いつか見つかるから、って。

[『だからこの庭に来たの』 と。

祖母の屋敷の、陽のあたる庭で。
ベンチに腰かけ本を読んでいただけの自分にそう言ってくれた少女。
柔らかな金の髪と瞳が、印象的だった。]

 僕も、その時、一人だったんです。
 ……でも、僕に、そんな“誰か”を探す勇気なんて、なかった。

(55) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ……だから僕は、いつか彼女が一人になった時、彼女の元に行ってあげようと、思ったんです。
 精一杯の、恩返しの心算で。

[駆けつけた使用人が首を傾げているのがわかった。
その使用人の顔を見て、浮かべるのは曖昧な表情。
そうしてまた妹王女の方を見て、言葉を続ける。]

 ……どう思いますか、“ミッシェル”様。
 僕は、今はこんなですけど、いつかきっと彼女の傍に、何らかの形で辿りつけると思うんです。

 僕のできる、精一杯の僕なりの方法で。

 ……どう思いますか、……“あの子”は待ってくれると思いますかね?
 いつか、こんな事があったね、って、……一緒に、お喋りできますかね?

(56) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

[問いかけて、―――答えは聞かないで。

酷く自分勝手な事を言っているという自信はあった。
けれどそれは、紛れもない本心だから。

姉王女が妹の元へと歩む>>52のを見れば、くるりと二人に背を向けて、廊下へと戻る。
髪から滴り落ちた雫が、靴についた泥が、廊下を汚すけれど、そんな事は気にしていられなかった。]

 ……あー、ぁ……

[濡れた掌で、濡れた顔を覆う。
使用人の一人が慌てて持ってきたタオル。それを肩にかけられて、小さく礼を告げた。]

 ……何してるんだろう、なぁ……

[呟きは口の中、言葉にすらならずに飲み込まれる。
冷えた身体、そっと己で抱く様にすれば、また客室へと案内されるか。*]

(57) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃

【人】 採集人 ブローリン

―数日後・とある病室―

[そこでは男は未だ目を覚まさぬまま。
 両の手には痛々しく包帯が巻かれて。

 浅く繰り返す呼吸だけ、生きてる事を示す。


 緩く、握るような形をした掌に、
 いつの間にか血にも似た赤い花弁>>39が、ひとひら。*]

(58) pijyako 2012/01/20(Fri) 21時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[>>55音へ、耳を傾ける。
顔は、連れて行かれる世話役の背中から、背中が消えていった方向から動かせずにいたが。

懐かしいあの頃。
もう二度と訪れぬだろう、暖かな庭。
遊び相手を探して、みつけた金髪の。]

   ひとりは ……つまらない、 から…

[一緒に、と手を差し出したんだった。
他の人にはわからないだろう、ぼかした言葉の問いかけ。
答えようとした声は喉へひっかかり、そのうちにディーンは庭を離れてしまった。]

(59) kokoara 2012/01/20(Fri) 21時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 ねえ さま ……

[まばたきもできない、見開いた目。
雫に濡れて、目の周りは赤くなっていた。

>>53視界の端に、姉の手が映る。
腕を伝うように、ゆるゆると視線を持ち上げて]

  いって、 しまいました …

[呼ぶなと止められた名が、口の中に溶ける。
手を持ち上げるのも億劫で、手を見上げるだけ。

引っ張り上げられれば、歩き出しはするのだろうが。]

(60) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

 ……ミッシェル……。

[行ってしまったと、呆然とする様子の妹に伸ばした手は更に伸ばされ、背に回される。
膝をつき、そっとミッシェルを抱きしめた。
言葉にはならなかったが、せめて、慰めようと]

 …………ミッシェル、これを、彼が。貴女にと。

[そして、花束を差し出す。
雨に濡れた銀が、建物から漏れる明かりを反射して鈍く光っていた]

 ――こういうものは、自分で渡さないと何の意味もないのにね。
 私に、女心がわからない男だと思われてどうするのかしら。本当。

(61) siro 2012/01/20(Fri) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

―数日後・病院―

[看護師たちの間で、とある病室のことが噂になっていた。
なんでも入院しているのは王女付きの使用人の方らしい、とか。
女王が殺された時に巻き込まれたらしい、とか。
時々見舞いに来る"男性"が、王女にどことなく似ている、とか。

――そんな噂が]

 ――……。そろそろこの変装も限界がありますか。

[病室に入り扉を閉めたのは、蒼の瞳の"男"。
庶民と同じような服を着て、帽子を被り、素顔で歩いていればただの男だ。

――未だ眠ったままの彼に飾りつけてもらわなければ、自分は王女にはなれない。

……今日も、僅かに許されたお忍びでの外出の時間。彼の寝顔を見ながら過ごす心算だった]

(62) siro 2012/01/20(Fri) 22時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

―後日:自室―

[手紙を書き終え、ペンを置いた。
体を気遣う文面(彼の体が強くないことなど知っている)から始まり、
また、お茶を飲みに来ませんか。
ゆっくりお話をして、あの日のお礼を言わせてください。
そんな内容だった。

話の内容は、わざわざ書くほどのことでもあるまい。
王家の封蝋をするから、中を覗かれることはないだろうが、万一他人に見られても困ることのない、無難な内容。
姉の婚約者候補相手に出すものとしては少し、かもしれないが、姉は既にお相手を決められた様子。
さほど問題はないだろう。


そもそも、あんな彼が、姉の婚約者の座を狙うとも思えず。
ガチガチに緊張していた様子を思い出し、弱いながらも微笑んだ。*]

(63) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

―庭―

[>>61体に回された腕は、太く、暖かく感じた。
この城へきたときから、思春期も訪れていたから、これほど近づいたことはあったかどうか。
違うけれど、"姉"なのだと、じわりと伝わる体温が伝えた。]

 ……… は、な……?

[濡れた花束を受け取り、見開いたままの目で見つめる。
花の数も、種類も、その大きさは日頃もらう(らしい)ものに比べたら随分と見劣りするけれど。]


   わたし、 そう…… おはなを 期待、していると……

[今日だ。今朝の、話。
庭に咲いた花が、楽しみだと。

小さな花束に、彼の思いが詰まっている気がして。
ピンの銀を発見してしまえば、もうだめだった。]

(64) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 ふ、 ぅ……う ………っ

[号泣してしまうことは、できなかった。
声を殺す泣き方を、この10年で覚えてしまった。

ただ、一人で泣いていた夜にシメオンへそうしたように、
姉の体にしがみつくように、顔を隠すようにして、肩を震わせた。

雨が、涙が。
すべてを洗い流してくれることを願いながら、泣き疲れてしまえば、意識を失い、体から力が抜けた。*]

(65) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時半頃

【人】 採集人 ブローリン

―事件後―

[シメオンが拘留されて、幾日経った後だろう。
 レベッカは、会談の区切りつけ、
 サプリカントの地を踏んだ。

 シンプルで動きやすい、それでいて鋭さを思わせる。
 女王の華やかであるのとは、対称的な服を身に纏い。

 姉の……"グロリア"の元へは、未だ向かわず。
 先ずは些事片づけた後、向かったのはミッシェルの元。]

 『ミッシェル。今度の事は、お疲れ様でした。
  大変だったでしょう。

  ……けれど。大変なのは、これからです。

  "ミッシェル=サプリカント"。
  貴女は、シメオンを。
  どうするのが適切だと思いますか。』

(66) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[姉を亡くした悲しみもあろうけれど。
 問う顔は、「宰相」のもの。
 ミッシェルの悲しみに気付いても、その顔を崩す事なく。]


[返事は、どうあったのか。
 けれどきっと、シメオンの身柄は、
 "ミッシェル=サプリカント"の望むように、――。]

(67) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃

【人】 採集人 ブローリン

―病院―

[>>62流れている噂など、寝ている男には届かない。
 それは、数度シルヴァーナが訪れた時だったか。

 ぴくり、と。瞼が動く。]

 ――……。

[薄く、開いた。
 目に飛び込んだ、"男のような"王女の格好。]

 "なんで、そんなかっこうを"

[時折男装する事はあったけれど。
 まず真っ先に飛び込んだのがその姿で。
 浮かんだ疑問をそのまま口にしようとした。
 けれど、喉がひきつって。身体も軋み、思うようには動かない。
 ただ目覚めたばかりの焦点合わないオリーブを、
 首を動かし緩く向けられたのみだった。]

(68) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[王宮に居た庭園に、
 死んだはずの彼と居た、
 その記憶は未だ曖昧で。

 ――……何か、頼まれたような。
 そんな気はするのだけれど思い出せずに。

 掌に載った赤い花弁にも、
 まだ気付けない。]

(69) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃

【人】 病人 エリアス

― Kjar Du エピローグに代えて ―

[兄が重傷を負ったと聞いて、
母は顔面蒼白になりながら病院へ通っていた。
"姉王女によく似た青年"も、見舞いを欠かさなかったらしい。
…けれど、どんなに誘われても、
遂に弟が病室を訪れることは無かった。

王室行事は、滞りなく行われたのだろう。
自分の手をとってくれるという、
シルヴァーナの言葉が真実ならば、きっと。

シメオン青年は、果たしで如何なる未来を見たのか。
其処へ重ねられた想い、知る由もなく]

(70) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時頃

【人】 病人 エリアス

["王"は、全ての儀式をこなしてから僅か数日後。

その行方をくらまし、行き着いた先を知るものは無い]

(71) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時頃

【人】 病人 エリアス

[けれど、更に刻を重ねること数日。

国を治める女王の元へ、一通の手紙が届いた]

(72) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

―数日の後―

[レベッカが、戻った。
その知らせは、恐れと安堵を同時にもたらすもの。
20年に渡り執政を行なっていた叔母の存在は、動転するような事態の中では、頼りになるものだった。

だから、訪れた彼女はきっと、厳しくも暖かい、激励の言葉をくれるのだろうと思っていた。]

 …… え?

[処分を問われる、などと。
思っても、みなかった。]

 わたし、が… きめるの、ですか…?

[思わず問い返す。
肯定か近い返事があれば、真っ白になった頭を動かそうと必死に。]

(73) kokoara 2012/01/20(Fri) 23時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 彼の、罪状は… 女王ほか、1名の殺害。
 と、……女王世話役の、傷害。
 それ以外は、なにか……?

[確認するように、つぶやく。
けれど、それ以上の罪状など必要ないと、わかっている。]


  …… 

[唇を開き、閉じる。喉が渇く。
舌がひきつれるような感覚とともに、]

(74) kokoara 2012/01/20(Fri) 23時頃


  ( わたしは、このくにの、宰相になる )
 


【人】 飾り職 ミッシェル



  罪状は、十分、過ぎます。

    ――――― 死刑が、適当かと。


[冷たい声音。

何者かなど考えるな。
相手は、罪人だ。

握りしめた手は、爪が食い込むほどに。]

(75) kokoara 2012/01/20(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

―病院―

 今日は、赤い花を買ってきたのですよ。
 ……貴方がこの前私に飾ってくれたものには劣るかもしれませんが、
 でも、素敵ないろです。

[赤は、色々なことを思い出す色だ。だけど、愛しい。
独り言のように呟く言葉の途中、動く気配がしたような気がして振り返る。

――慌てすぎて、危うく花瓶を倒しかけた]

 ――ハンス!!

[花瓶を元に戻してから、寝台に手を付きオリーブの瞳を覗き返す]

 良かった……目を、覚ましてくれて……。

[ぽたり、ぽたり。
部屋の中だというのに、白いシーツに雨が落ちた]

(76) siro 2012/01/20(Fri) 23時頃

ラルフは、ひっ、あと30分なのか! うー。

Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

―あの後―

[疲労が怒りや苛立ちを追い越し、黙り始めてから
どのくらい経った頃だったか。
本当の犯人が捕らえられたかわりに解放され、
不機嫌丸出しのまま携帯で連絡を取ったのは、
帰れと言い放った従者だった]

 ああ、ボクだ。今どこにいる?

 『―…サプリカント城の前におります』

 帰れって、言っただろう?

 『私は、あなたのお兄様の僕ではありませんから』

 …ふん。

[くつり、口元が歪む]

(77) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


 もう少しで、城を出る。待っていろ。

 『―…はい』

[返事を聞き終わる前に通話をきる。
どこまでバカなヤツなんだ。
歪んだままの口元に笑みを浮かべて城の中を歩く。

状況が状況なので、王女姉妹に挨拶は出来たか否か。
出来たなら疲労は隠さぬものの丁重に挨拶をしただろう]

(78) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[城の外。
最後は警察の人間が頭を下げたのを無視し
待っていた従者が近寄るのを待った。

そして、城を振り返って見上げ、一度目を細め―]

 本当に、とんでもない厄日でございましたよ。
 ボクの人生の中でも、とても思い出深い一日でした。

[くすくすと笑いながら、流暢な外向きの声音で]

 帰るぞ。
 こんな真夏は、エルメアのビーチの方が数倍いい。

[振り返ったときはもう、抑揚のない声。
そうして、もう一度城を振り返ってから歩き出す。
今度はもう、振り返ることはなかった]

(79) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

―そして、数日後―

[エルメアの海を一望する屋敷のテラス。
チョコレートの香りの煙がゆっくりとのぼっていた]

 ええ、そうです。
 とんでもない、これからもよろしくおねがいしますよ。

[携帯で会話をしながら浮かべる、笑み。

サプリカントから戻ってすぐに失った商機のリカバーに走った結果、
それを取り返してもなお余りある大きな話をつかんで引き寄せた]

 まだまだ、こんなものじゃない。

[犯人は妹王女の世話係だったことは、部外者はきっと知りえなかっただろう。
けれど、王室はまだバタバタしているだろうことは想像に容易い。

騒ぎが落ち着いてから、改めて王室御用達の宝飾品の取り扱いを願い出るつもりだった。
うまくいけば、兄を一気に超える大きなチャンスだ]

(80) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


 厄日がとんだ切欠になってくれたものだ。

[一人ごちてふふふと笑い、
くるりと勢いよくリビングを振り返って]

 さあ、派手にやろうじゃないか!
 今日は無礼講だ!

[水着姿の若い男女―遊び仲間の集まるリビングから歓声が上がり、
シャンパンの栓が抜ける小気味よい音が響いた**]

(81) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃

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生存者
(4人 36促)

サイラス
13回 注目
ミッシェル
15回 注目
エリアス
11回 注目
ディーン
6回 注目

犠牲者 (2人)

グロリア
0回 (2d)
ブローリン
18回 (5d) 注目

処刑者 (3人)

ベネット
20回 (4d) 注目
ラルフ
5回 (5d) 注目
シメオン
16回 (6d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

村を出た人達

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