112 燐火硝子に人狼の影.
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―広間―
[オスカーの訪れに、ピクと片眉が持ち上がる。 彼の手元から漂うのは紅茶の香り]
……キミが淹れてくれたのかい?
[表情かたいままの少年に頸を傾ぐ]
丁度喉が渇いていたんだ。 ありがたく頂くよ。
[彼の持ってきたカップを一つ受け取り感謝の言葉を向ける]
(108) 2013/02/05(Tue) 23時半頃
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[シーシャの声が聞こえ、ふとそちらに顔を向けた。 アイリスの部屋近くで会った時と変わらず その顔色は芳しからぬ様子]
大丈夫かい? 気分が優れないなら無理せず休むのだよ。
[軽く声を掛けてから アイリスの名を口にしたランタン持つ男>>85へと眼差しを移した]
(109) 2013/02/05(Tue) 23時半頃
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少し、気が急いていたようです。
そうですね、うまく誘導してくれるといいのですが。
[リヒトの意見に静かな声を返し。
メアリーについても、サリスの望みは聞こえていたので。]
優しい人ですしね。
ええ、私達の邪魔をしない限りは。
ミドル。
キミの懸念も分からなくもない。
面倒な事になるようなら責任をもって私が処理しよう。
[静かな同胞の聲に似た響きを返した]
[リヒトの見解に、そして此処で挙がったメアリーの名に、ぱちりと瞬く。
今目の前に居るふたりの姿。丁度ここで聞き出したところだったのかもしれない、と思う。]
………メアリーちゃんが、か。
[その後のミドルの見解、リヒトとのやり取りを聞きながら。
何処か納得したように、零すこえ。]
そっか。まァ、確かに厄介なトコがある訳でもねェし。
………あのでかいおっさんと、フランシスカさん、かねェ。余所者は。
ま。そっちに疑いが向くなら、……。
[ぽつり、ぽつり。あっさりとリヒトへの是が――「余所者」の人間の命を軽んじるこえが零れていたことに気付く。
気付きながらも、人狼に囚われたサリスは、言葉を取り下げることもしないまま、で]
あ。
…………サリス、も。付け加えてくれねェ、かな。
[リヒトのその言葉で、自分よりもメアリーを優先していたのだ、と気づかされる。
悪戯な響きの前、声色は何処か弱々しい。]
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[メアリーを中心に和やかな空気を感じる。 その場で紅茶を含み、一息吐いた]
――…嗚呼。
[落ち着くあたたかさに癒されるのも束の間。 自警団員が動く気配がした]
待ちきれなくなったか? 見極める者も居ない今、決めかねる、など…… そんな理由に引き下がってはくれぬのだろうね。
[溜息混じりの言葉を漏らし 処刑を促す為に来た自警団員を一瞥する]
(113) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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