人狼議事


3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…

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 スティーブン先生がつれていった、
 としたら…まるで、迷惑な無理心中ね。


                ……今、何を想ってたの ?         



 
 ――

      何が ?

[何を想っていた。 問われて 一瞬だけ 止まる。]


 いや、他に。
   先生のそのちから? 知ってて、誰も止めなかったのかな、ってさ。


[死ぬことではなく。
 鬼 を 連れて行くことを。]




     っなん   ……!!


            [握り締められた手に じわりと汗が滲む。]

[焦り。]






   わたしが その子を 送る




     ど……

                  う

[――どうして。
 汚さないで 欲しいのに。]


邪魔 すんなよ
    俺は   殺すのが 愉しいんだ。

[それも 本当。]

 取り上げる 気 ?




   送らなくていい
   君にもうこわれてほしくないよ
 
   どんどん闇にそまっていってるじゃない…   





  ごめんね、君にばっかり辛いことさせてた
  頼りなくて、ごめん





                  …… ッ 。ちが  っ



[違う。]

        いンだよ、俺はっ
                俺は


          [せめて、もう、二人だけでも。]

[青碧 が 揺らぐ。]




     俺は


[傷つけるしか出来ないから。]


                いーんだよ。


[それに。]


    センセ が セシルが無事な方が 今は   いい

 




  わたしは、まだ 大丈夫だから
  上手にできるかは わからない けど



  わたしだって、君に無事でいてほしい。  

  先生なのに、駄目だね
  ひとりの生徒を贔屓して

  でも




   センセ まで、そまんなくったって、いーじゃんか ……。


[それは、揺れた青碧 の 震えた声。]


    ど    し て ……


[もっと上手く、止められないのだろう。
 どうして 止まってくれないのだろう。]



  そまる?
  そっか…… 染まったら 君と一緒 ?

   [ 小さく微笑んで ]
  
  どうしてなんて、
  君のこと少しは守りたいもの

  いっぱい君に支えてもらった から 


[僅かに戻された 闇 の侵蝕。
 闇 が 青碧 が 揺れる。]


    俺と なんか 一緒じゃなくて 
       一緒 なら あの ばか と――

[同じでいいじゃないか。
 違う 違う 。 この女性(ひと)は 彼と同じだ。

 護ろう と  ―― 。]


             ―― 。


[ ばか と 。とても、とても小さな 声で。
 彼に向けたのと同じ*言葉*]



(聞こえている)

(聞こえていた)

(あまりにやさしすぎる ひとたちの 声)
 



    マーゴットと

           ミッシェルが

 そっちに、  行くかもしれない

              ――…、


   離れたほうが、いい。

              [無事ならいいんだよと]

[そしてその やさしいひとをまもるやさしいひとへ]


[――、――]




  俺は、用具室のほうへ

 





ケイト!!!!



 


[忠告が届く。]


     …… そ か。

       [放課後によく話した少女の名。]
       [蒼色の瞳の少女と同じく気遣ってくれた彼女の名。]

                             [けれど、もう。]


[聴かせたくないから。
 声 に 変える事はないが。

 もう 殺 すだけの対象。

     来ると言うのなら。
     コロシテシマエ ばいい。]


[そして 届いた 名前。]


             ケイト ―― !?

[何が。
 ああ、けれど。
 薄々、感づいては居た。
 ここは 本当の過去じゃない。

 だから 本当 の ケイト は――]

 どこ。


[どうして こんな 過去 を見せるのか。 
 彼女が思い出したのか。
 彼女からのメッセージなのか。

 それは 解らない 。]


[変えてほしかったのか。
 知ってほしかったのか。

 見つけてほしいからか。
 たすけてほしいからか。]




  [けれど。]

 




とどかない

[――――とどか、ない。
過去は、変えられないから。]


っ、…く、


[似ているから。
笑っていたから。
泣いていたから。
――――けれどすべて幻]


           …… 。

[届かない。
 苦く 辛そうな 噛む様な 声。

 ああ 過去 は 記憶 は 所詮。
 けれど、それは経緯。今に繋がる。]


見つけてやれ よ。
   ケイトは   それ待ってんだよ。

[ひとりで つめたい やみのなか
 くるいながら、それでも
 ずうっと ずうっと さけびながら
 ながいあいだ もとめて。]


               みつけて たすけてやれよ。





  セシル君、諦めちゃ駄目。

  とどかない……、扉、開かないの?
  
  [ あの日、扉が閉じてた視聴覚室 確かめた鍵は ふたつ]


  マスターキーは? 

  [ 小部屋に そんな備えがあるか わからない けど] 


――っ、…


    ―― 嗚呼、…


  ……、待って る、…。

[かみ締めるように、繰り返す。
優しい声、少年の声。]

…、たすけ、ないと。

       チャールズ「せんせ」じゃない
 今、ケイトを閉じ込めてるのは

 チャールズ「せんせ」じゃない…誰なんだ…


…、開かない。


     …――マスターキー…、わからない、けれど


[探さねば、と思う。
そこで、だ。闇が、現れたのは――]




    …… 何 他に

        他の“せんせ”―― ?

[そでもなきゃ、スティーブンへ向けた 男教師に対する 顕な 嫌悪は。]


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