人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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 あの日、酔って俺に跪いて、何してくれた?
 期待していいのかな
 


ー路地裏の或る日ー

[吸血鬼にとっても永い年月が経ち、街には高い建物が立ち並ぶようになった。

人目は嫌いだ。
人間のいるのが嫌で夜を選んで出歩いてきたのに、最近では人間は闇夜の恐ろしさを忘れてしまった。

人の気配を避けるように建物が壁のように並ぶ路地裏に私は歩みを進めた。

だというのになんてことだろう、歩みを進める先には沢山の人の気配がする。
嘲笑と微かな血の匂い。暴力の匂いだ。
まだ若く力の無かった頃に、人間たちに嬲られた記憶が蘇り顔を顰める。

気が付いたらそちらの方に移動していた。]


[そこでは一人の金髪の男が大勢の人間に棒を使って苛められていた。
人間たちはその行為に夢中でまだ私には気付いていない。

何処からか唸り声が聞こえた。
狼人間が満月につられて出たのかと思ったら、唸っているのは自分自身だった。

男を嘲り甚振る人間たちの顔が醜悪な悪魔のものに見えてくる。いや、人間だから醜いのだ。

"殺してしまってもいいじゃないか、
            こんな奴ら。"

もう何百年振りだろうかというほどの激しい怒りに支配される。瞳どころか思考まで真紅に染まっていくようだ。

足に力を込めると、音も無く跳んだ。
棒を持つ人間の首を爪で一閃。
その隣の人間の腹を。
その隣の隣の人間の胸を。
項を。眼球を。
一閃。一閃。一閃。一閃。]


[一拍おいて、彼らから紅く美味な芳香を放つ液体が噴き出した。]

 はは、ハ、ハハハハハハッ!

[こんなに愉しい気分になるのは初めてだ。
私はぐいと口角を歪めてまだ息のある人間を踏みつけにする。
これくらいじゃあ足りない。苦しんで死ねば良いのだ。

腹の傷をグリグリと踵で捻り潰す。人間は顔を歪めてその痛みの程を露わにした。]

 ハハ、は……。

[だがその内妙な気持ちが湧いてきた。
苦しんでいるのを見ても先程のようには面白くない。]

 ……………死ね。

[もう助かりようのない程傷の広がったその人間の首を裂いた。]


 人間はずるいな……。

[一思いに殺しても一方的に私の心を傷付けていくし、それならと苦しませて殺してもそれはそれで私の心を抉る表情をするのだから。
これからは人間を殺す時には大人しく首だけを裂こうと私は心に決めた。

金髪の男は気絶していたようで、ちょうどその時目を覚ました。]

 おや、目が覚めたかい?
 こんなに人を殺したのだから疲れただろう?

[この寂しさを、悲しさを埋めるものが欲しくて私は彼にそう微笑んだ。*]


【人】 保険調査 ライジ

 ―中庭―

[その言葉を理解するのに暫しの時間を要する。
己が吸血鬼でないと分かった時も、
得ようとした存在が零れ落ちた時も、
味わったことのない衝撃があった]

 死なせて欲しい、と……それで、殺したのか。

[此処にいる者が死を望んでも不思議ではない。
事実己も、最早生に執着はなく。
過る金の髪。白い喉にかかる両の手指。
胸奥の渇望を抑えて吸血鬼を見る。
悲しげな顔、幾度となく見たであろう表情を。
偽りのものだろうか、今までの日々と同様に?]

(94) CANNABIS 2015/01/02(Fri) 23時頃

【人】 保険調査 ライジ

[気づけば、拳を振り上げ殴りかかっていた。
人間の身である己の力と動きは、
吸血鬼にとって避けるに造作ないことだろうが]

 お前にとって悲しみとは何だ!
 此処は……俺達は何だったのだ。
 死者を侍らすことで埋められるものなのか。

[参休のように、未だ死を望まむ者もいる。
だが、この日々を生と呼ぶのは抵抗があった]

 簡単に手放せ、
 幾らでも取り替えのきく存在と謂うのなら。

[それは愛ではないと。低く呟く*]

(95) CANNABIS 2015/01/02(Fri) 23時頃

[そして最後の旅。
一口目を嚥下した彼に口付け
口の端を舐めとる]

 あはは、わからなかった
 
[得られたのは甘い香りだけ]


[その後酒の力を借りるまでもなく耳まで真っ赤になることになる。]

 ばっ……!

[罵倒の言葉すら出ずにパクパクと口を開けたり閉めたり。人前で接吻するなんて!

そういう気障ったらしい事を一々するから、あっしがお前さんに夢中になる事になるんじゃないかい!]


[少し待てと、そう口にしたのは、達した後の身体では急に動きたくなかったから。
注がれたばかりの精の感覚だけで、頭がどうかしてしまいそうだというのに、そこに更に急な刺激が加わったらと思うと身動きが取れず。
そんな風に身体を落ち着けようと思っていたものだから、急な世界の反転に応じられる筈が、無かった。]

 ……ッ、あ、 やッ……

[上がる声は、妙に情けなく響いた。
再び始まる抽送に、再び声は甘く漏れだす。
止めろという『命令』は、決して口にはしない。]

 ……ッ、当たり前、だろ、……
 俺じゃ、巻けねぇんだか、……ら、ッ ぁ、

[視界の端、寝転がっていたシーツが赤く汚れているのが見えた。
抱きかかえられる格好では、結局彼の身体も汚れてしまうだろう。
何よりも、常ならば直ぐに包帯で覆われてしまう古傷の背を、こんな格好で晒すというのがどうしようもない羞恥で。]


【人】 保険調査 ライジ

[拳は避けられることのなく、
吸血鬼の口許に紅い筋を残す。
そうだ、彼も、己と同じ血を流すのだ。
拳を受けながらも、不思議そうに己を見つめる貌を見つめ返す]

 お前にも、俺にも足らなかった……。

[目の前の男のことは謂えない。
永く傍にいて、触りの良い薄衣の中に包まれたまま、
其れを払いもせずにいたのだ。
愛する者を殺してしまうのではと謂う恐怖と、
人とは違う異質な者であると謂う事実が、
踏み込むことを躊躇わせていた。
だから、吸血鬼を責めることはできない。
偽りの泡沫の日々であっても、ともに過ごした時間は確実にあったのだから]

(103) CANNABIS 2015/01/03(Sat) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ


 お前を愛せれば、
 俺は幸せな男になれただろうに……。

[血の付いた拳を握り締める。
いっそ、この男を殺せてしまえば良かったのかもしれない。
見つめる眸に映る貌。伸ばされた手――あれもまた夢だろうか?]

 さよならだ、シュロ。
 俺は、お前のいい子にはなれなかったな。

[人ではない生き物に、言葉を尽くして伝わるのだろうか、
だとしても、其れは己の役目ではないのだろうと。
最後に一度口づけて、切れた唇の端を舐めとる]

 お前の血で少しは保つのだろ。

[唇を歪めて笑い、吸血鬼の元を去る*]

(104) CANNABIS 2015/01/03(Sat) 00時半頃

 
 まあ、あなたが
 たたなくても
 俺は好きにすればいいのかな?

[そう耳元で囁いて]


 うん、好きにして?

[上目遣いに強請った。
ついでにアイスを乗せたばかりの舌でべろりと彼の唇を舐める。]

 今なら甘いよ、ふふ。


[彼が何事か抗議するなら
 シャツを濡らすのを厭わず、彼に口付けし、
その口をふさぐ]

 たたない相手なんて
 俺はやだよ

 それでも覚めないなら
 口に指突っ込もうか?

[そう口元でささやき、彼に忠告したでしょうと仄めかす]


 お前さん、いっ………んっ

[抗議しようとした口は彼に塞がれた。]

 ……………、

[酒の所為ではなく赤面した顔で彼をただ見つめる。
だから囁くのは反則だと言ったじゃあないか。

様々な種類の恥が胸の内で蠢く感じがして、
彼から目を逸らした。]

 ご、御免なさい……

[なんだか怒られた気になって謝った。]


【人】 保険調査 ライジ

 ―何処か―

[クランを出て数日が経つ。
薬の摂取を止めたことで、脳内に幾重にもかかった靄は徐々に晴れ。
取り戻していく記憶とともに、あまりにも様変わりした世界に戦慄にも似た驚き]

 鉄が……空を飛んでいる。

[貨客船の甲板より頭上横切る機影捉えて。
初め見た時は何の鳥かと近くにいた者らへ問い質したものだ]

 慣れぬ。

[現在の世界にも、己の恰好にも。
着物を羽織って出ようとしたが、其れでは拙いと執事に止められ。目立たぬようにと窮屈な三つ揃えを着せられた]

 そうだ。ハワードと謂った。

[今頃思い出した名を呟けば、
傍らに居た者が眉を寄せて己を見ている]

(111) CANNABIS 2015/01/03(Sat) 12時頃

【人】 保険調査 ライジ


『ごめん、そっちの言葉の方がよっぽど慣れぬだわー』
『何、古語なの、それ?』
『なりきり? イタイと思うよ、はっきりいって』

 ………………。

[捲し立てる娘の言葉は半分も理解できなかった。
だが、その口振りには己を苛立たせるものがある]

 煩い女だ。
 では俺に付き纏うこともなかろう。

[何処の生まれとも知らぬ娘は、昨夜街角で逢い、そのまま一夜を過ごした。
己の下で反る喉の脈動に知らず唇舐めたが、
安い作り物の香料が鼻につき、衝動を押し留めることができた]
 
『こっちも家出とかじゃないんだから、
 いわれなくてもそのうち帰るよ』
『それより! 今度はちゃんとゴム付けてよ』

(112) CANNABIS 2015/01/03(Sat) 12時頃

【人】 保険調査 ライジ

[生返事をして海を見る。
桟橋から出る時は浮いた油が目に付いたものだが、
眼前の海原は己の知るものと変わりない]

 ……つまり、変わったのは俺だ。

[雲間から陽が覗く。
身体に変化はないが、見の奥に灼ける感触。
さて此れは、いつ頃より生じたものだろう。

遥か昔に差し出された手。
その手を握り返した時。己の魂はその時に死んだ。
しかし、その時には無かった感覚に。
己の手のひらを凝視する。
この皮の下はあの時とは別のものと成り果てている]

 本当に、あやつのことは謂えぬ。

[唇の端を上げれば不審な目を向けられる。
見返す眸に紅光の輝き放つのを知る]

(113) CANNABIS 2015/01/03(Sat) 12時頃

【人】 保険調査 ライジ


 俺は寂しがりではないがな。

[シュロとは違う。
どうせ死した身ならば、もう少し漂ってみるのも面白い。
そして、孤独な吸血鬼が得られなかったものを手に入れよう]

 港へ着いたら、手始めに、市場へ行こう。
 いや、違う呼び方だったか? 何でもよい。
 ――まずは魚を焼かねばならない。

[新たな吸血の徒の眸は、先の陸へ向けられる**]

(114) CANNABIS 2015/01/03(Sat) 12時頃

[男は優秀な犬ではない。
 命令以外の『待て』など聞くはずもないのは、わかりそうなものだろうに。
 それも達したばかりで敏感だとわかっているから尚更
 更なる悦びを与えるため、更に自分を刻み付けるため。
 快楽と愛しさで繋がる場所を深めていく。]

 っく、 はぁ、ひ ゅう…!

[甘く、どこか情けなく上がる嬌声に応えるよう囁く。
 何度も耳元に落とすのは彼の名前。
 打ち付けに声が揺れても、何度も囁いて。]

 そ、…じゃの?
 ────おまじ、ない。

[擦れる皮膚が胸を、腹を、かるい赤に染めていく。
 痛々しい傷だと、何度見ても思う。
 耳朶からうなじ、肩、そして背中にキスを降らせる。
 傷のある場所にそっと触れて、呟くおまじない。]


[傷のことなど気にせず、深く繋がる未来を求めて。
 包帯など巻かなくてもよくなる、未来を願って。

 後ろから抱き締めた体を、下から何度も突き上げる。
 貫くに等しい行為は、ベッドに組み敷くよりも奥まで熱を捩じ込むだろう。
 軋む音も水音も、一度目よりも激しく。

 やがて二度目の飛沫を上げたなら、きゅうとその体を抱き締めて
 奥へと数度に分けられた精を放った。]


 風邪、ひくなよ?

[目を閉じる彼にそんな一言を。
 窓が開いてるんだからな、と付け加えて。]



 ……───おやすみ。



[閉じた瞼にそっと口付ける。
 これも、『怖い夢』を見ないように。

 夢でもあえますように。

 そんな、おまじない*]



 そんな顔しないで
 怒ったりしてないよ

 俺の我が儘なんだから

[酔いが少しは覚めたのか、
ふわふわと浮ついたとこの無くなった彼の頬に口付け]

 頭洗ってあげようか?

[にこりと笑って
シャワーでぬるい湯を彼に注ぎながらそう問う]


 あ、また頬に接吻した!

[別に今は人前でないからいいのだが。
繰り返されるうちに彼の頬への接吻が好きになってきた。]

 怒ってないならいいけど……
 頭洗う?しないのかい?

[未だ酔いの心地よさが残っていて、彼の笑顔をぼんやりと見つめる。

あーあ、彼のしゃつがびしょびしょになってしまっている。脱げばいいのに。
なんとなく彼の濡れたしゃつをきゅうと掴んでみた。]



 甘やかしたいだけ
 それとも、したいの?

[先ほどまでの性急さは棚に上げて
にこりと笑いながら、そんな事を言う。

濡れたシャツを握りしめた彼の指を一瞥
再び頬に口付けし、口元へ

ちゅ、ちゅと湯に濡れたそれを啄ばみ]

 じゃあ、脱がせて
 


[傷が塞がったとしても、傷跡は消えない。
それを良きことと捉えるか、悪いことと捉えるか、それは考え方の問題だろう。

このクランで過ごした時間、自分はこの傷と共にあった。
もしこの傷が癒えたとしても、傷跡としてこの時間は身体に残り続ける。

そう思えば、残る傷跡もきっと、厭わしいものではなくなる筈。
なにより、最も傍にいてくれるという彼が、この無残な背を見ても嫌悪を抱かないというのならば。]

 ……あッ、……あっ、はァ、 ……ん、ッ
 ッ……、 ……血、不味いだろ、……

[それは“吸血鬼”にかける言葉ではなかったのかもしれない。
薄い皮膚に触れた唇に、大きく身体は跳ねる。
深く、深くを抉り、貫く熱に、次第に呼吸すら覚束なくなる。
突かれる度に達しているのでは、などと錯覚するほどに。

内に放たれた精の感触にも、そのまま体重をその身体に預けていたか。
繋がりから抜ける感触にすら、軽く達しそうになっている事が悟られなければいい。]


[閉じた瞳、触れた唇。

応える声はなかったけれど、口元は穏やかに笑んで。*]


 したいよ……

[上目遣いに見つめる彼の笑顔は眩しくて心の臓がどきりと脈打つ。
目を細めて彼の接吻に甘んじていると信じられない言葉が耳に届く。]

 ぬ、脱が……っ!?

[本気で言っているのだろうかこのあんぽんたんは。
探るようにじいと瞳を覗き込んでみるが、彼の笑みは変わらない。]

 え、ええい、脱がせりゃいいんだろ脱がせりゃ!

[やけくそ気味に彼のしゃつの釦を解いていく。
上から下へと一つずつ。
その間俯いて手元に集中し、じぇれみのことは見上げないようにする。
彼のにやにやとした笑みを目にしようものなら恥ずかしくって続けられなくなってしまうから。

ずぼんを寛げる段になってぴたりと手が止まる。
あの晩もこうしたなと思い出すと同時に羞恥の思いが噴き出してきたからだ。]


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